1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 02:26:57.04 ID:I64EDhUbO
まど神「マミさんも杏子ちゃんも生き返ったのにさやかちゃんだけ…」
さや「いいよ、もう……」
まど神「……」
さや「……」
まど神「…ぶっちゃけやろうと思えばできたんだけど……あっやべ」
さや「!!てめえ!!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:01:50.13 ID:8XPLAOg2O
まどか「生理的に」
さやか「…うん」
さやか「………」
さやか「え!?」
まどか「ほら…そういうわざとらしいのがね」
さやか「いや、素だよ!」
まどか「尚更ヤダよ」
さやか(胸が痛い)
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:05:15.13 ID:CFgebGTXO
支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:07:55.70 ID:8XPLAOg2O
まどか「ほむらちゃんも言ってた」
まどか「美樹さやかは存在自体が罪よって」
さやか「ふん! アイツには言われたくない」
まどか「さやかちゃんは、みんなに迷惑を掛けたよね?」
さやか「…ごめん」
まどか「さっさと上条君に告白すればよかったのに…」
さやか「…断られたらどうするんだよ」
さやか「怖かったんだよ…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:12:21.64 ID:8XPLAOg2O
まどか「うざい」
さやか「…まどか?」
まどか「仁美ちゃんには勝てないと思ったから?」
さやか「うっ」
まどか「当たって砕けなきゃ、さやかちゃんは…」
さやか「あたしの事…まどかは嫌いなの」
まどか「違うよ」
まどか「無理なだけ」
さやか「………」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:14:39.86 ID:V0I+wj0B0
さやかだけ自分の祈りがなんだったかを忘れてたからしょうがない
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:22:41.59 ID:8XPLAOg2O
さやか「じゃあ…なんであたしに、こんなものをみせてくれるの」
まどか「………」
まどか「さやかちゃんが言わなかったから」
まどか「仁美ちゃんが選ばれたんだよって。見せ付けたかったからだよ」
さやか「なんだよ…それ」
まどか「仁美ちゃんで上条君は幸せだよ」
さやか「…わかってるよ」
さやか「あたしは恭介の…この音を聞たかっただけ…」
さやか「隣は仁美がぴったりだよ」
まどか「…なんで連れてきちゃったんだろう」
まどか「こんなの…」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:28:00.22 ID:8XPLAOg2O
まどか「仁美ちゃんが幸せそうで嬉しいんだ、わたし」
さやか「あたしも…友達が幸せそうで嬉しいよ」
まどか「っ……」
まどか「見てよ…上条君の顔」
まどか「頑張ってるね?」
さやか「…うん」
まどか「一生懸命だね?」
さやか「……うん」
まどか「どんな気持ちで弾いてるんだろう…」
さやか「決まってるよ。仁美の為にだよ」
まどか「………」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:32:41.57 ID:uf8l5UzF0
さやかちゃんをいじめて何が楽しいのか!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:36:16.60 ID:8XPLAOg2O
まどか「…なんでわかるの?」
さやか「アイツはそういう奴なんだよ」
さやか「仁美はアイツにとって、一番大切な人…」
さやか「自分の為じゃなくて、自分を思っていてくれる人為…」
さやか「恭介はそういう奴なんだ」
まどか「違うかもしれないよ」
さやか「まどか、これは譲れないよ」
さやか「これでも恭介の親友なんだよ、私」ニコ
まどか「じゃあ、じゃあ!気づいてあげてよ!!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:47:34.27 ID:8XPLAOg2O
まどか「何にもわかってないよ…さやかちゃんは」
さやか「まどか…?なんだよ、いきなり」
まどか「今のわたしにはわかるの…」
まどか「上条君の気持ちも、さやかちゃんが隠してる気持ちも」
さやか「………」
まどか「この曲は…」
まどか「さやかちゃんに聞いてもらいたいんだよ?」
さやか「……そんなわ」
まどか「今まで励ましくれたり、気遣ってくれたさやかちゃんに!」
まどか「さやかちゃんになんだよ…」
ポタ―ポタ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:54:30.65 ID:8XPLAOg2O
さやか「なんだよそれ…」
まどか「今でも上条君にとって、さやかちゃんは」
まどか「仁美ちゃんと同じぐらい大切な人なんだよ…」
さやか「……」
さやか「はは、なにそれ…」
さやか「あたしの事なんて…」
まどか「…上条君の事、忘れられる?」
さやか「………」
まどか「さやかちゃん…、上条君も一緒だよ」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 03:56:58.82 ID:gNYw1Oy+0
さやさや
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:03:47.71 ID:r/gmiE2Y0
実はいい話なのか?
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:04:17.22 ID:8XPLAOg2O
さやか「今さら、なんなんだよ…」
さやか「なんなんだよ…まどか」
まどか「わたしはみんなを救う為に願ったの、キュゥべえに…」
さやか「あたしはこれでも満足なんだよ…」
まどか「気持ちを隠したまま、連れて行きたくない…」
まどか「自分は…なんてって思ってるさやかちゃんなんて」
さやか「………」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:18:00.71 ID:8XPLAOg2O
まどか「さやかちゃんが勇気を出してれば…」
まどか「上条君はさやかちゃんを選んだんだよ?」
さやか「………」
さやか「人間じゃなかったんだよ?私」
まどか「そんなの、逃げるための言い訳でしょ」
さやか「…違うよ…」
まどか「違わないよ」
まどか「ずっと一緒に居た人なんだよ?親友なんだよ?」
さやか「………」
まどか「お願い…自分なんかって思わないで」
まどか「さやかちゃん…」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:31:21.66 ID:8XPLAOg2O
まどか「自信を持って、いつものさやかちゃんみたいに」
まどか「負い目なんてないよ」
まどか「さやかちゃんは正しかったんだよ」
まどか「上条君の為だったんだよ…あの願いは」
まどか「自分の為なんかじゃなかったんだよ」
さやか「でも…」
まどか「…わたしには隠せない、全てが見えちゃうから」
まどか「気持ちを隠さないで…都合が良いなんて事ない」
まどか「さやかちゃんは間違ってなかったんだよ!」
さやか「…まどか」ポロポロ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:41:58.97 ID:8XPLAOg2O
さやか「恭介…恭介…」ヒックヒック
まどか「さやかちゃん…」
まどか「さやかちゃんはまだ死なないんだよ」
さやか「……まどか?」
まどか「ごめんね、さやかちゃんだけは無理だったの……」
まどか「導けないの」…ポロポロ
まどか「貴女は特別なの、わたしにとって…」
さやか「………」
さやか「どういうこと…」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:52:16.17 ID:8XPLAOg2O
まどか「………」
まどか「今から見るのはさめない夢」
さやか「…夢?」
まどか「うん」
まどか「わたしや仁美ちゃんや上条君」
まどか「変わる前の日常」
さやか「日常?」
まどか「少し前に戻っちゃうけど」
まどか「さやかちゃんの心はもう最強だよ!」
さやか「あはは。なんだよそれ」
まどか「えへへ。………」
まどか「今度は、隠さないでね」
まどか?まどか……
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 04:59:22.73 ID:8XPLAOg2O
~~~~~~~~~~~
あれ?
今、まどかと話して様な…
恭介「どうしたんだいさやか?」
さやか「え!?」
恭介「なんか変だよ?座った途端に…」
さやか「な、なんでもないよ!」ドキドキ
恭介「ははは。なにムキになってるのさ」
さやか「…別に」
恭介「?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 05:05:06.60 ID:8XPLAOg2O
さやか「私達ってさ…親友だよね?」
恭介「当たり前じゃないか」
恭介「なんだい?いきなり」
さやか「ううん。ならいいんだ」
恭介「今日のさやかはおかしいんだね。ははは」
さやか「………」
恭介「…今日CDはなしかな?楽しみなんだ」
さやか「え!?」
ゴソゴソ
さやか「ごめん…」
恭介「いいって、さやかが来てくれるだけで嬉しいよ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 05:11:14.94 ID:8XPLAOg2O
たわいもない話を交わしてたら
もう、こんな時間…
さやか「さてっと」
恭介「ん?ああ、もうこんな時間か…」
さやか「…また寄るね」
恭介「ありがとう、さやか」
このまま帰るつもりだったんだ
さっき、聞いた気がするまどかの言葉が…
あたしに自信を、勇気をくれる
だから、言ってみたんだ…
さやか「…あのさ」
恭介「なに?」
~~~~~~~~~~~~~~
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 05:27:49.77 ID:8XPLAOg2O
女神は眠る少女を優しく撫でている
人間だった頃の親友
わたしにいろんな笑顔をくれた人…
まどか「あ!笑ってる…」
まどか「良かった~」
まどか「アドバイスがきいたかな?えへへ」ニコニコ
まどか「………」
まどか「ごめんね。こんな事しかできなくて…」
まどか「夢だけど…」
まどか「さやかちゃん、幸せになってね」
幸せな顔で眠る少女は
貴女の名前を呼んでいる。
「ありがとう。まどか」
―幸せに終わる―
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 05:35:18.70 ID:8XPLAOg2O
さやかちゃんはいい子だぞ!
お休みなさい。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 05:36:35.76 ID:qaKphZfJ0
あ、うん・・・さやかちゃんはいい子だよね
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/10(日) 05:40:41.97 ID:vw5v84s80
乙
さやかは良くも悪くも一番人間らしいと思う
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「無理」とか「生理的に~」は、嘘ではないけどホントでもなかったのか…