1 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:24:02.077 ID:8JazUcjJ0.net
おばあさん「お、重い……こんなにコーラ買うんじゃなかったよ……」プルプル
ガヴリール「大丈夫ですか?お荷物お持ちしますね?」
おばあさん「いいのかい?悪いねえ……」
ガヴリール「いえいえ。皆さんに笑顔になってもらうのが私の一番の幸せですから♪」
おばあさん「……!いい子だねえ……天使の鏡だよ……」ウル
ゼルエル「おいガヴリール!」
ガヴリール「あ!姉さん!どうしました?何か姉さんにお役に立てることがあるな……」
ゼルエル「いいから来いこの堕天使!!!」
ガヴリール「へ?へ!?わ、私堕天なんて……」
ゼルエル「ああ、すまない。今は……な。ついてこい」
19 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:29:43.761 ID:8JazUcjJ0.net
ガヴリール「はー人間滅びねえかなあ」
ガヴリール「ッチ!なんだこいつ使えねーまたクエやり直しじゃん。学校さーぼろ」
ガヴリール「あー腹立つしネトゲ板でバカ共煽りまくっかな」
ガヴリール「んだよ更新プログラムって、なめてるのかよ。作ったやつ死んじまえ」ガス!
ガヴリール「こ、これは……!?私……?」
ゼルエル「ああ、紛れもなくお前だ。これは未来のお前だ」
ガヴリール「未来……!?」
ゼルエル「実はお前の下界行きが不安で、超天使力で未来を見たんだ」
ガヴリール「そんな技持ってたんですか!?で、でも私こんな風になるはずないです!」
ゼルエル「残念だがこれは真実だ。そこで、だ」
ゼルエル「私の超神足通で……未来へ行け」
22 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:36:06.765 ID:8JazUcjJ0.net
ピンポーン
ガヴリール「ういー……誰だよ昼寝の邪魔しやがって……ヴィーネかー?」ガチャ
ガヴリール「こんばんは!初めまして!私、天馬=ガヴリール=ホワイトです!」
ガヴリール「ん?ああ……ん!?」
ガヴリール「お邪魔しますね!」
ガヴリール「いや待て待て待て!ちょっとどゆこと?何で私いるの?いや私はそりゃいるけどさ」
ガヴリール「実は私は未来から来たあなたなんです!」
ガヴリール「は?お前ドラえもんなの?」
ガヴリール「ふざけてる場合じゃありません!いいから入りますね!」
ガヴリール「え、え、私がおかしいの?は?は?」
26 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:41:34.058 ID:8JazUcjJ0.net
訂正
ガヴリール「実は私は過去から来たあなたなんです!」
ガヴリール「うわあああああ!?お前何してんだそのパソコン私の宝物だぞ!?!?」
ガヴリール「これはあなたのためなんです!」グシャグシャ!
ガヴリール「お前それでも天使か!」グス
ガヴリール「それは自分自身に問いかけるセリフでしょう!」
ガヴリール「うっ……な、何だよ、ちゃんと天使天使してるぞ?そのパソコンで世界を救ってるんだ!」
ガヴリール「何が世界ですか!仮想世界でしょうが!」グッシャアアアア
ガヴリール「あ、ああ……粉々に……用は済んだか……さっさと帰れこの悪魔!!」
ガヴリール「済んでません。これから何としてもあなたを改心させます!」
ガヴリール「はあ!?何なんだよ……ほんと……(くっそ面倒なやつが来ちまった……絶対改心なんかするかよ)」
28 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:42:16.445 ID:wVuVd8pm0.net
ガヴガヴいいぞ~
33 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:46:14.489 ID:8JazUcjJ0.net
ガヴリール「……というわけなんです」
ガヴリール「くっそあのゼルエル悪魔め……!余計なことしやがって……!」
ガヴリール「へー今のセリフ姉さんに伝えときますね」
ガヴリール「すいませんでした。ゼルエル姉さんのお考えは素晴らしいですね」
ガヴリール「本当は姉さん自身が行きたかったようなんですが、ご存じの通り年度末で超多忙です。そこで春休みの私が来ました」
ガヴリール「くっそ……!そこで諦めてりゃいいものの……!」
ガヴリール「というわけでこれが今日からのあなたのスケジュールです!」ジャジャーン
ガヴリール「……貸せ。5時起床……7時半まで地域奉仕活動……8時登校……昼休み学校奉仕活動……うんうん。無理」ビリビリ
ガヴリール「なんで破るんですかあ!?」
ガヴリール「当たり前だ!ネトゲの時間なしで生きるなんてできるわけないだろ!非常識もいいところだ!」
ガヴリール「そんな時間いりませんよお!一生けん命作ったのに……ひっく…」ポロポロ
ガヴリール「う……(な、何だこの罪悪感……何かを思い出させるような……そうだ……あの頃の私は……)」
34 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:53:25.238 ID:8JazUcjJ0.net
ガヴリール「やっぱ昔の良い自分思い出すのとかめんどくさいしやめよ」
ガヴリール「ちゃんと思い出してくださいよお!?」
ガヴリール「いやあ、そういうのいいかなって。思い出したら負けだと思ってる」
ガヴリール「未来の私最低すぎませんか!」
ガヴリール「そうだよ最低だよ。もう堕ちるとこまで堕ちてんの。分かったら帰れ帰れ」
ガヴリール「嫌です!帰りません!そして、そう言うと思ってゼルエル姉さんに策を練ってもらってます!」
ガヴリール「くっそどこまでも卑劣な……!」
ガヴリール「どの口が言ってるんですか!その策はですね!これです!」
ガヴリール「な、それは……私の600時間かけて作った重課金垢のIDとパス……!?」
38 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:54:48.123 ID:Sm7IRn570.net
…!?
41 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/22(土) 23:58:16.198 ID:SW+g8Bm+0.net
たった600時間か金額は700kくらいじゃないとライト兵
43 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:02:51.144 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「そうです!あなたの大切な物です!これ……どういうことか分かりますか?」
ガヴリール「……お前、私を本気で怒らせたいようだな」
ガヴリール「!」ビク
ガヴリール「え、ええ。やっぱりゼルエル姉さんの言う通りですね。今のあなたの感情の源はほぼこれ」
ガヴリール「私がパソコンを壊した時間ちょうどにそのパスの変更を下界にいる天使に頼んでます」
ガヴリール「それであんなに強引に入って一目散に……」
ガヴリール「ええ、あなたが昼寝してぼーっとしてる時間というのも過去からちゃんと見て時間通り来てます」
ガヴリール「では今日から私の言う通りにできますよね?ガヴリールさん」
ガヴリール(こいつただじゃおかさないからな……お前は分かってない。お前は……私なんだよ)
44 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:11:41.501 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「ひい……ひい…ぜえぜえ……!も、もうダメだ~死ぬううう……」
ガヴリール「遅いです!こんな体力じゃ奉仕なんてできませんよ!さあ!後残り30㎞です!」
ガヴリール「お前これ……ひい……フルマラソンレベルじゃ……ぜえぜえ……」
ガヴリール「ID盗られたときのかっこいいあなたはどこ行ったんですか!さ!もうすぐ折り返しですよー!」
ガヴリール「そ、そうだ……あの垢を……くっそおおお!!」
ガヴリール「速くなった!?いいですね!その調子です!」
ガヴリール(もうダメだ……ハ!……)ピタ
ガヴリール「何止まってるんですか!まだまだゴールは先ですよ!」
ガヴリール「ぜえぜえ……あ、あっちを見ろお前……あのゲーセン……困ってる人がいるぞ……」
ガヴリール「え!?そんな!どこですか!?早く助けないと!」スタタ
ガヴリール「……ぜえぜえ……」ニヤ
45 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:17:47.983 ID:VKqbaIcw0.net
これはガヴじゃなくてもキツイ
46 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:21:25.290 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「困ってる方!どこです!?」
ガヴリール「そ、それはだな……ぜえ……こいつだ……」
ガヴリール「はい?これゲームじゃないですか」
ガヴリール「だ、だと思うだろ?……ふー……これはだな。実際の人が動かしてるんだ」
ガヴリール「そうなんですか!?天界はメンコとかベーゴマが主流なので知りませんでした……」
ガヴリール「相変らず天界昭和すぎだろ……。な!?くっ……可哀そうに……」
ガヴリール「ど、どうしたんですか!?」
ガヴリール「このゲームな……実際のお金をかけてるんだ……画面内で負けてるこいつはもう借金で自由を失い……」
ガヴリール「じ、自由を失い……!?」
ガヴリール「家族とも二度と会えないだろう……。い、いやいんだ。こんなの良くあることだ。特訓に戻ろうか……」
ガヴリール「待ってください!私……私……!」
ガヴリール「!」ニヤア(さあ……堕ちてしまえ……私と同じように……)
47 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:30:19.952 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「私がそんな手にひっかかると思いました?ゲームセンターで借金などありえません」
ガヴリール「な……!」
ガヴリール「こういう手も使ってくるであろうことはお見通しです」
ガヴリール「未来の私を何としても教育するために下界の法律をすべて暗記してきたのでゲームセンターでの規定もすべて知っています」
ガヴリール「やりすぎだろ!」
ガヴリール「やりすぎ?私が首席だったのはあなたもご存じでしょう?この程度普通です」
ガヴリール「くっそ……!(やっぱり今の私じゃこいつに敵わない……何か……)」
ガヴリール「そ、そうだ!急に奉仕活動がしたくなってきた!少しずつ目覚めてきたよ」
ガヴリール「本当ですか!?やったあ!頑張った甲斐ありました!」
ガヴリール「困ってるやつが居てな……ヴィーネっていう子なんだ」
48 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:39:58.455 ID:K0YpnjvZ0.net
ピンポーン
ヴィーネ「ん?誰かしら?はーい?」
ガヴリール「あ、あの、初めまして!夜分にすいません、天馬=ガヴリール=ホワイトという者です……」
ヴィーネ「ガヴ!?え!?何!?戻った!?あのダメ堕天使から戻ったの!?」
ガヴリール「ダメ堕天使で悪かったな」
ヴィーネ「が、ガヴが二人いいいい!?何よこれ!?双子!?」
ガヴリール「はいはいお約束のリアクションありがとな。こいつさ、過去から来た私なんだよ」
ガヴリール「そ、そうなんです……」モジモジ
ガヴリール「ん?どうした?」
ガヴリール「私下界でこうして人間の方と話すのは初めてで……その……」カー
ヴィーネ「あ、初々しいころのガヴ……!あんたもうこっちのガヴに吸収されちゃいなさいよ!」
ガヴリール「ひでえ……」
ガヴリール「とにかくだなガヴリール、ヴィーネと話してみ?」
49 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 00:49:45.749 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「……と、というわけなんです」
ヴィーネ「へ~あんたも大変ねえ。それで今ガヴを更生させようと必死なわけ?」
ガヴリール「は、はい!そうなんです!」
ヴィーネ「へ~あ、そういえばさ~……」
ガヴリール(かかったな……!何しろヴィーネは超おせっかい!今風に言えばバブみが強くてオギャりたくなるやつ!)
ガヴリール(私が堕落したのもこいつの影響がかなり大きい……!まあネトゲもあるが……お前の下界初友達はヴィーネ……!)
ガヴリール(つまり私と同じ状況……!さあ、堕ちてしまえ……!)
ヴィーネ「うん、それがいいわね!私も協力する!」
ガヴリール「え」
ガヴリール「ありがとうございますヴィーネさん!一緒に未来の私を変えてください!」
ガヴリール「え」
ヴィーネ「さ、ガブ!私も一緒に走りに行ってあげる!」
ガヴ「やっちまった……どうしようこれ……」
51 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:02:01.372 ID:K0YpnjvZ0.net
ヴィーネ「ふー夜の自転車って風が心地良いものねー。気持ちよかったー」
ガヴリール「……ヒュー…ヒュー…シュゴー…」
ヴィーネ「ん?黒目がなくなってるわね。大丈夫?」
ガヴリール「さ!次は腕立てですよー!」
ガヴリール「ま、待て……本当に……死ぬから……ぜえぜえ……」
ガヴリール「そんなままじゃ困ってる人を助けれませんよー!!それにパス知りたくないんですかー!」
ガヴリール「そ、それは……(いや待てよ?パス必要か?ここまで犠牲にしてまで……)」
ガヴリール「い、いらない」
ガヴリール「え?今何て言いまし……」
ガヴリール「いらない!私そこまでして欲しくない!ガヴリールのアホー!!」ボロボロ
ヴィーネ「ち、血の涙を流して去っていったわね……。あんなガヴ初めてみた。でもちょっとかわいそうな気も……」
ガヴリール「……」
52 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:02:49.531 ID:I7USmVK40.net
両方ガヴじゃねえか
53 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:04:55.843 ID:n8VOz9wN0.net
しれっと犯罪行為に手を染める天界のクズ
54 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:10:23.329 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「アホ……ぐす……私の姫プレイ垢……今月末に魔法石200個貢がせる予定だったのに……」
ガヴリール「相変らずですね」
ガヴリール「お、お前!何しにきやがった!笑うなら笑え!それにな、これがお前だよ!」
ガヴリール「知ってますよ。私ですしね。私……だ」
ガヴリール「……!?お前……もしかして……」
ガヴリール「ああ、そうだぞ。お前は私だ」
ガヴリール「やっと素を出したか……お前は……天界に居たころから……堕天使だったよな」
55 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:11:23.088 ID:I7USmVK40.net
なん…だと…?
56 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:20:07.282 ID:K0YpnjvZ0.net
キーンコーンカーコーン
タプリス「すごいですー!またガヴリール先輩一番です!」
ガヴリール「そ、そんな。すごくなんてありませんよ。でもこれが皆さんを助ける知識へ繋がるなら……それはとても幸せです♪」
先生「素晴らしい!君は我が校……いや、この天界の誇りだ!」
ガヴリール「そ、そんなことありませんよ。先生や皆さんのおかげです♪えへへ」
ガヴリール「ただいま帰りました!」
ゼルエル「今日は成績発表の日だろう。見せろ」
ガヴリール「はい!一応1番でした。これもゼルエル姉さんのおか……」
ゼルエル「お前この科目98点じゃないか!」
ガヴリール「!!」ビクウ!
ゼルエル「天界を背負う者がこの程度の成績で自惚れるな!早く部屋で勉強してこい!」
ガヴリール「……。ごめんなさい、私の勉強不足です。今日は部屋で寝るまでずっと勉強してきます!」
ガヴリール「……」バタン
ガヴリール「くっそが!!」
57 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:22:02.238 ID:E7MQqz+c0.net
世界を、騙せ
58 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:22:19.834 ID:I7USmVK40.net
聖ガヴなんて幻だったのか…?
59 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:24:06.706 ID:brCuPMos0.net
つまりアニメ1話のあれもゼルエル姉を騙すための・・・なんて計算高い子なの!!
60 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:35:48.766 ID:K0YpnjvZ0.net
ガブリール「お前…いや私はずっとゼルエル姉さんの犬だった。いや、犬なんて聞こえの良いもんじゃない。奴隷だ」
ガヴリール「ああ、あいつは面倒見の良い姉と言えば聞こえがいいが実際は天界で超優秀な私の妹は超優秀じゃないと気が済まない……ただのエゴイストだ」
ガヴリール「遊ぶものも全部とりあげられたっけな」
ガヴリール「だったなーそうでもしないとあの真面目なやつが多い天界で首席なんてとれないと思ったんだろ」
ガヴリール「そして私はネトゲにハマった。今までまともに遊ぶことすらできなかった奴隷から一気に自由を手に入れた」
ガヴリール「もうめちゃくちゃハマったよ。ゼルエル姉さんのおかげだな」
ガヴリール「はは。感謝しないとな」
ガヴリール「で、お前……やるんだろ?」
ガヴリール「ああ、ゼルエル姉さんは今は超多忙だ。それに今の私は信頼されてる。まずこの話は聞かれてない」
ガヴリール「やっぱりか。じゃあ……復讐しにいくか」
61 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:44:09.799 ID:F3aokdU30.net
親にゲーム禁止されてて反動で大人になってゲーム廃人になるのと一緒だな
62 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:47:29.901 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「復讐の前にさ……気分も悪いだろうし、ほら、お前の垢。返すよ」
ガヴリール「ああ……お前の演技ちょっと下手だったぞ。序盤は姉さんが超多忙でも見てるかもしれないという可能性を考えてやったんだろうけど……。目で分かったよ」
ガヴリール「はは。やっぱり分かるんだな。でもゼルエルは私の目なんて見てない。あの演技で信じた。ぱったり連絡がなくなって信用しちまった」
ガヴリール「そうだよな。見てるのは真面目愛想が良くて可愛らしいガヴリールちゃんだけ」
ガヴリール「じゃあ……私が3年間ずっと考えてきた計画を今から話す」
ガヴリール「ま、話さなくても私の記憶に残ってるけどな。何度も何度も考え直したあの策。でも今回は未来に来たんだろ?詳しく教えてくれ」
ガヴリール「そうだったな。じゃあ話すぞ。未来に来たことで証拠を残さずあいつを殺……」
ゼルエル「……はやりか」
ガヴリール・ガヴリール「な……!?」
63 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [agete]:2017/04/23(日) 01:49:10.960 ID:+FPd+xUQ0.net
流行りか
64 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 01:53:37.557 ID:I7USmVK40.net
やはりか
66 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:02:32.290 ID:K0YpnjvZ0.net
訂正
ゼルエル「……やはりか」
ガヴリール「そんな……!ど、どうして!?連絡がぱったり来なくなって……それで信じたはずだろ!」
ゼルエル「私を誰だと思っている?天界で最強……そしてお前の姉だ」
ガヴリール「姉!?笑わせるな!お前は私を奴隷くらいにしか思ってないただのエゴイストだ!それより何で……!」
ゼルエル「やれやれひどい言われようだな。お前に連絡をよこさなかったのは……もちろん私が信用したと思わせるためだ」
ガヴリール「全部お見通しってわけか……。でも深夜まで監視なんて……!」
ゼルエル「確かにその時点で毎時間監視できるほどの暇はなかった。それはお前の思う通りだ」
ゼルエル「だがな、お前が今二人いるように……私も二人いるだろう」
ガヴリール「……!お前はこの時間のゼルエルってわけか……!」
67 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:11:32.304 ID:K0YpnjvZ0.net
ガヴリール「そうか……今の時間のゼルエルに監視するよう伝えたんだな」
ゼルエル「さあ、くだらない茶番は終わりだ。ガヴリール……帰るぞ」
ガヴリール「は!?」
ゼルエル「帰って再教育だ。もちろん今後の下界行きもなしだ。そして絶対に踏み外さないよう今までと比べものにならない監視をする」
ガヴリール「それってお前!?この時間の私が……私がいなくなるってことじゃないか!」
ガヴリール「どこまでお前は……!お前は腐ってるんだ!!!」
ゼルエル「腐ってる?お前がか?ああ、腐っているな。親愛なる姉を殺そうだなんて。そうだ、お前に加護をつけよう。自分で何も考えられなくなる加護を」
ガヴリール「……!!!お前もう殺してやる!!!」
ガヴリール「バ、バカやめろ!!!?あ!?」
68 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:20:31.026 ID:K0YpnjvZ0.net
???「バカ!?また私のことバカにしてんの!?」
ガヴリール「え?なんでサターニャいるんだよ」
サターニャ「せっかくコンビニ帰りにあんた見つけて、メロンパン分けてやろうと思ったのに!」
ガヴリール「あ、ああ。でも今そんな場合じゃないから」
ガヴリール「殺してやる!!もう奴隷はごめんだ!!!うわああああ!」
ゼルエル「奴隷なんて思っていない……そんな知性のある人間など程にはな。お前は……犬だな。やれやれそっちがその気なら……殺処分してやる」
サターニャ「もう私一人で食べるんだから!あー……」
犬「へっへっへ……ワン!パク!」
ゼルエル「え?ひ、ひっ……ひゃあああああ!いにゅううううう!にゃんでほんもののいにゅいるにょおお!?」
ガヴリール「え」
ゼルエル「もう帰りゅうう!!!ええええええんん!!」シュババ
ガヴリール「え」
ガヴリール「サターニャってマジ大悪魔だな」
おわり
69 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:25:55.952 ID:TcHtbVChd.net
投げんなよww
70 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:38:38.348 ID:VMEBE6aRd.net
さいってー
71 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:42:57.436 ID:lVzthYox0.net
乙
72 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/04/23(日) 02:43:52.225 ID:tkl7vsOi0.net
えぇ…
転載元
ガヴリール「未来に行って堕天使の私を変えてみせます」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492871042/
- 関連記事
-