1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:06:35.07 ID:9k7C1r4L0
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:07:34.81 ID:9k7C1r4L0
李衣菜「わ、私達がテレビ出演ですか!?」
みく「本当かにゃ!?や…やったぁ…!」
武内P「はい。…この番組では司会の方はおらず、毎回ゲストを二組呼んで会話をさせるものとなっています」
みく「…?じゃあ、相手のゲストは誰なんだにゃ?」
武内P「…それが、本番開始まで秘密となっていまして…」
李衣菜「えー…」
みく「…って事は相手が誰だか分からないって事にゃ?」
武内P「そう…なります」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:08:06.44 ID:9k7C1r4L0
李衣菜「…どうする?」
みく「どうするって、折角来たチャンスだにゃ!」
李衣菜「それはそうだけど…例えば、相手がめちゃくちゃ大物とかだったら…」
みく「その時はその時だにゃ?」
李衣菜「もしかしたらすっごい怖くて厳格なお爺ちゃんとか…」
みく「李衣菜ちゃんって本当、ロックロック言ってる割にはミーハーだにゃあ…」
李衣菜「しょうがないじゃん!相手の機嫌損ねてとか想像しちゃうでしょ!?初めてのテレビなんだよ!?」
みく「なら誰が来ても良いようにシミュレーションするにゃ」
李衣菜「…二人で?」
みく「…んー…」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:08:42.89 ID:9k7C1r4L0
部長「…そこで、私かい?」
みく「お願いします…にゃ」
李衣菜「すいません…」
部長「良いんだよ。君達の役に立てるのならいくらでも付き合うからね」
みく「は、はいにゃ!」
部長「…そうだねぇ…何を話そうか…」
李衣菜「な、何でも良いんですよ。とにかく空気に慣れたくて…」
部長「…そうだねぇ…」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:09:20.57 ID:9k7C1r4L0
みく「…どうだったかにゃ?」
李衣菜「部長には申し訳ないけど、あんまりアテには出来ないね…」
みく「何言っても何聞いても笑顔でうんうん言ってるだけだったにゃ…」
李衣菜「孫の話聞くお爺ちゃんだね…」
みく「…あ」
李衣菜「?」
みく「…みく、一番適役なの知ってるにゃ」
李衣菜「…そうだね。私も同じ事考えてる」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:10:00.17 ID:9k7C1r4L0
武内P「は、はあ…」
みく「灯台もと暗しってやつだにゃ!」
李衣菜「プロデューサーなら緊張感のある感じに出来るかなって思ったんです!」
武内P「私が、ですか…」
みく「ここはみく達を助けると思って…」
武内P「…分かりました。やれるだけやってみましょう」
李衣菜「お願いします!プロデューサー!」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:10:26.99 ID:9k7C1r4L0
みく「…どうだったかにゃ?」
李衣菜「部長よりはマシ…かなあ」
みく「話す以前に顔が怖いにゃ。あれは完全に肉食獣の目だにゃ」
李衣菜「緊張感と威圧感は違うのにね」
みく「…アイドルのみんなは…」
李衣菜「…いつも通りにしかならないよね…」
みく「…~!もうこうなったらぶっつけ本番だにゃ!やってやるにゃ!」
李衣菜「そ、そうだね!やるしかないよ!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:11:37.97 ID:9k7C1r4L0
みく「…とは言ったものの…」
李衣菜「本番開始直前になると胃が痛くなるね…」
みく「今はハンバーグも食べたくないよ…」
李衣菜「みくちゃん、キャラ」
みく「…にゃ」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:12:05.04 ID:9k7C1r4L0
スタッフ「アスタリスクさん、こちらの椅子に座ってお待ち下さい…」
李衣菜「…あ、あの…どうしてそんなに静かなんですか?」
スタッフ「もう向こうに相手の方が座ってらっしゃいますので…」
李衣菜「あ、そうなんですか…」
みく「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫…」
李衣菜「みくちゃん落ち着いて」
スタッフ「では後30秒でこのお二組を介するカーテンが開かれますので…」
李衣菜「は、はい…」
みく「はい…にゃ」
10…9…8…7…6…5…
李衣菜「4…」
みく「3…」
李衣菜「2…」
みく「…1」
李衣菜、みく「0」シャッ!!
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:12:37.07 ID:9k7C1r4L0
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:13:05.75 ID:9k7C1r4L0
みく「…」
李衣菜「…」
DAIGO「…」
みく、李衣菜「わああああああああああああ!!!?」
DAIGO「ウィッシュ?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:13:38.20 ID:9k7C1r4L0
DAIGO「ビックリしたっスねぇ」
李衣菜「(してないじゃん…)す、すいません…」
DAIGO「あ、違うんスよ。346プロのアスタリスクさんがいたってのにビックリしたっていうかぁ」
みく「え、わ、私たちの事知ってるんですかにゃ?」
DAIGO「あぁ~!マジでにゃって言うんスねぇ!そういうのガチでSTKッスよ」
みく「…え、エスティーケー?」
DAIGO「あ、ステキって事なんスけどぉ」
みく「(ステキって言うたらええやんけ)そ、そうなんですか…にゃ…」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:14:05.74 ID:9k7C1r4L0
DAIGO「あ、俺もぉ、昔DAIGO☆STARDUSTってキャラやってたんスよ」
みく「キャ…いや、そのみくは…えっとー…」
李衣菜「あ、DAIGOさんって、その、どうして私たちの事知ってらっしゃるんですか!?」
DAIGO「あ、俺ってアイドルの子達とか割と見ちゃってる系なんスよ~。だから、何か雑誌で謎の二人組って書いてあったの覚えてるんですよ~」
李衣菜「あ、あの雑誌見てくれたんですね!ありがとうございます!」
DAIGO「後、アレっスねぇ」
李衣菜「あれ?」
DAIGO「李衣菜ちゃんって、あ、李衣菜ちゃんとみくちゃんって呼んでも大丈夫ッスか?」
みく「全然大丈夫ですにゃ!」
李衣菜「は、はい!」
DAIGO「ありがとウィッシュ☆」
李衣菜「う、ウィッシュ…」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:14:32.17 ID:9k7C1r4L0
DAIGO「あ、で話戻るんスけどお、李衣菜ちゃんってロック系なんスよね!」
李衣菜「え?は、ははははい!!」
みく「(あっ…)」
DAIGO「俺それ聞いた時、ガチでソウルに火が点いちゃったんスよね!…何か楽器とか弾いてたんスか?」
李衣菜「え、あ、えっとー…」
DAIGO「…」
みく「あ、みくはちなみに猫キャラなんですにゃ!」
DAIGO「…あっ……はい!猫キャラって結構レアッスよねえ!」
みく「(察した!?)そ、そうですかにゃー!?」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:15:02.90 ID:9k7C1r4L0
DAIGO「何かあ、二人を見てると俺も結構歳重ねちゃった系かなあって思うんスよね」
李衣菜「で、でもお若く見えますよ?」
DAIGO「わぁ~!それガチで嬉しいッスね!…ちょっとこの嬉しさをロックステップで刻んでもいいッスか?」
李衣菜「ろ、ロックステップ?」
みく「…は、はぁ…」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:15:31.35 ID:9k7C1r4L0
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:16:00.96 ID:9k7C1r4L0
みく「…?何かカンペが出てるにゃ…」
DAIGO「んー?あ~!俺と、アスタリスクさんでコラボっちゃうんスね!!」
李衣菜「え!?そ、それ大丈夫なんですか!?」
DAIGO「ガチで良いっすよお」
李衣菜「あ、そ、そうなんですか…」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:16:35.06 ID:9k7C1r4L0
CM中
みく「え、え〜っと…」
李衣菜「コラボするって言っても…その、リハとかは?」
スタッフ「いえ、何も成功させなければならないと言うわけではないんですよ。このお三方が一緒に歌う絵を撮りたいだけですので…」
DAIGO「ウィッシュ☆」
李衣菜「あー…はい。分かりました…」
みく「…もうこうなったらやれるだけやってやるにゃ!!」
DAIGO「おお~!?みくちゃん燃えてきちゃった系ッスか!?」
みく「当たり前ですにゃ!」
李衣菜「…ちなみに曲は?」
スタッフ「そうですねえ…」
DAIGO「あ、俺え、あれ歌いたいッス」
李衣菜「…あれ?」
DAIGO「やっぱり・ω・verッスよ!」
みく「あ…」
李衣菜「え…」
DAIGO「あれ良いッスよね!」
みく「(まだ発売してないんやけど…)」
李衣菜「(気使ってくれてるなあ…)」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:17:13.17 ID:9k7C1r4L0
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:17:42.07 ID:9k7C1r4L0
李衣菜「…ああもう!!!こうなりゃヤケだあ!」キュッキュッキュッキュッキュッ
みく「もおおおおおー!!!」キュッキュッキュッキュッキュッ
DAIGO「ウィッシュ☆」キュキュキュキュキュキュ
李衣菜「何してんのこの人!?」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:18:12.01 ID:9k7C1r4L0
みく「あ゛ー…」
李衣菜「疲れたねえ…」
みく「まだ楽屋挨拶残ってるにゃ」
李衣菜「あ…そうだね」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:18:50.00 ID:9k7C1r4L0
みく、李衣菜「失礼します!」
DAIGO「あ、そんな気使わなくてもいいのにぃ」
みく「…DAIGOさんも気使ってましたにゃ」
DAIGO「俺ッスか?あれなんスよ、お祖父ちゃんが結構やらかした系だったんで」
李衣菜「あ、その話知ってます!」
DAIGO「いや~あの時は俺結構クラスメイトからハート傷つけられましたからぁ。だから人との付き合いにはガチガチガチ系なんスよ~」
李衣菜「あ、あはは…」
みく「…何だかDAIGOさんって不思議だにゃ」
DAIGO「マジッスか?」
みく「ガチだにゃ」
DAIGO「わぁ~!使ってもらえたぁ~!」
李衣菜「あー…成る程…(無邪気だなあ)」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:20:15.90 ID:9k7C1r4L0
…。
武内P「お疲れ様でした」
みく「んー…」
李衣菜「何かあっという間でした」
武内P「ですが二人とも、とても素晴らしかった…です」
みく「ガチ?」
武内P「え?」
みく「あっ…」
李衣菜「みくちゃん移った系?」
武内P「え?」
李衣菜「あっ…」
DAIGO「ウィッシュにゃ☆」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:21:20.15 ID:9k7C1r4L0
終
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:21:36.92 ID:oZx1ILlM0
だりーなとDAIGOの絡みとか俺の昨日の妄想そのままやないか(歓喜)
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 21:40:22.38 ID:m5M0eyIG0
乙ウィッシュ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 22:18:52.26 ID:AcO4Tx0nO
おつおつ
やはりDAIGOは芸能界の良心
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 23:29:51.03 ID:mTodY22L0
乙
yasuとの絡みはまだかね
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/10(金) 23:39:04.01 ID:dl6P3rqeO
乙
脳内再生余裕すぎっシュ
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/11(土) 01:51:57.45 ID:0cb4JRLTO
流石伝説のヴァンガードファイターもやっていたDAIGOさんだ!
転載元
DAIGO「ウィッシュ☆」李衣菜「はい?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428667594/ DAIGO
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