一方「……六軒島?」 #3
494 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:03:23.40 ID:kSjD7ADO
垣根「……ひでぇな。…状況としちゃ、最初のバラ庭園の倉庫に似てるか。顔面はねぇし…大体これ本当に本人なのか?」
一方「…………さァな。ただ、体格は土御門に関しては一致してるな」
垣根「…残り二人、俺はこいつらとはここに来る前は会った事もなかったから、そこら辺はよく分からねぇんだよな…………おい、麦野………………って、あれ?」
一方「…?」
―――振り向くと、麦野沈利がいない。滝壺理后も。…確かに部屋には一緒に入った筈なのに。
495 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:07:37.83 ID:kSjD7ADO
打止「………原子崩しなら、ここに来て"手紙"を見付けた途端、すぐに滝壺さんと一緒に部屋を出ていったよってミサカはミサカは見た事を報告する」
一方「……手紙だァ?」
―――"手紙"とは、何度か見た、金色の片翼が描かれた封筒に入った"魔女の手紙"の事だろうか。……そんなもの、ここに在るか無いかなんて、俺は気にも留めなかったが。
垣根「手紙は、もうねぇな……そのまま持っていったのか?…つか何処に行きやがったんだ?」
源次「……追い掛けましょうか?」
一方「………それが得策だろォなァ………あのクソ女…手間掛けさせやがって」
―――思考する。…いくらレベル5序列第四位とはいえ、こんな状況の中部屋を出て行くなんて、どうかしている。手紙には優先させなければいけない何かが記されていたのだろう…か。
垣根「……ってオイ!扉開かねぇぞ!?」
496 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:10:01.84 ID:kSjD7ADO
―――…その頃。
麦野沈利、滝壺理后の両名の姿は玄関ホールにあった。それは"ベアトリーチェの肖像画"の飾られた場所。碑文が刻まれている場所。
客間で拾った手紙をぐちゃぐちゃと手で丸め、投げ捨てる。そして、滝壺がライフルを構えたのを横目でちらりと見ると、声を上げる。
麦野「………姿を見せろ。クソ女…………いや、黄金の魔女・ベアトリーチェ様とやらよォ………部下が殺られたなら、上司が敵討ちってなァアアア!!!!」
玄関ホールは薄暗い。当然だ。明かりもほとんどなく、そして今は真夜中であるのだから。
僅かな灯りで、中央が照らし出される以外は、漆黒の闇で塗りつぶされている。
497 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:12:02.36 ID:kSjD7ADO
………そんな中、黄金に輝く蝶が一匹、二匹と。そしてついには何百匹と暗闇から現れ、ひらひら舞い踊る。
ごくりと唾を飲み込み直し、黄金の蝶たちに、麦野は少し汗の滲んだ手の平を。滝壺はライフルの銃口を、向ける。
麦野「…………ようやくお出ましってかァ……?重役出勤御苦労なこった。……………決着をつけようか。貴重な人材ぶっ壊してくれた借りは、3倍にしてで返してやるからよォ!!」
滝壺「……きぬはたの敵は必ず私達がとる…!」
麦野「……テメェがいう決闘を受けてやるよ………始めよォぜ!!!」
498 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:13:54.64 ID:kSjD7ADO
―――黄金の蝶が、ゆっくりと人型を成してゆく。そしてそれは薄明かりの中からゆっくりとこちらに歩み出てくる。
麦野は"原子崩し"の照準を"ソレ"に合わせ……睨む。
"魔女"は、黄金の杖を振り上げ…笑う。
……演算が終わる。
499 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:18:53.89 ID:kSjD7ADO
垣根が開かないと言った扉はどうやら鍵では無い何かで故意に閉じられているらしい。予想は"原子崩し"だ。
俺はチョーカーのスイッチを入れ指をスッと扉に向ける。…風が空を切る。
ドアが開いた瞬間、遠くならパンッと乾いた銃声が…聞こえた。
源次「…!?」
垣根「……今の音は滝壺のライフルか。…面倒な事になりそうだな」
一方「全くだな、オイ。………玄関ホールの方か」
打止「……」
500 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:22:33.48 ID:kSjD7ADO
―――音がしたのは予想通り、玄関ホールだった。
………薄明かりの中見えたのは、静寂の中に倒れ込む麦野沈利と滝壺理后の姿だった…。
垣根「なッ………おい!麦野!滝壺!?」
二人の額には、お互いに、銃で撃たれた跡があった。そして、……そこから一筋の血が流れ出ている。
辺りを見回し、微かに香る硝煙の臭いの元を捜す。それはやはり、滝壺理后の側に落ちているライフルの銃口からだ。
…………まさか…自殺?
垣根「…これは流石に…訳が分かんねぇな………どういう状況だ?仲間割れ?……相打ちか?」
一方「………滝壺理后は、まだ理解が出来る。………なンで麦野沈利まで銃なンかで撃たれて死ンでやがる…」
打止「………」
垣根「それに、手紙ってのも見当たらないな…………何が書いてやがったんだろうな」
―――…理解出来ない。それはきっと、垣根も同じだろう。………ただ、打ち止めだけが全てを悟っているかのように、問い掛けは愚問だとでも言うように、何も言葉を発しない。
501 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:23:42.21 ID:kSjD7ADO
打止「………第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。……そして、第十の晩に旅は終わり、黄金の郷へ至るだろう。
……これで終わり。ベアトリーチェ……おめでとう。ミサカは、この奇跡の瞬間に立ち会うことが出来て嬉しいよ」
―――黄金郷。
全ての死者は蘇り、失われた愛すらも蘇る。
一方「いい加減にしろ!!………何がめでてェンだ!オマエも殺されるかもしれねェンだぞ!!」
打止「…………きゃははは。もう遅いよ?一方通行。……ベアトリーチェには能力は効かない。隠し持っている銃だって同じ。………それに、殺されるも何も、もうオシマイなんだよ。旅は終わりを告げた。……時計を見てみてよってミサカはミサカは指をさしてみたり」
―――オシマイ?終わりを告げる?そして………時計?
俺はクソガキが指した方に目を向ける。肖像画の隣にある大きな時計。
2本の針は頂点で交わろうとしている。……針が指し示すのは12の数字。…24時、0時だ。
一日の終わりにして、始まりの時間。
打止「…………ベアトリーチェ!」
―――何もないはずの所に打ち止めは駆けて行く。
それはまるで、愛しい人を追うかの様に。
502 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:26:17.39 ID:kSjD7ADO
闇の向こう。
黄金の蝶が羽ばたき、
ゆらりと、人影が揺れる。
一方「なッ………!?」
503 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:38:00.82 ID:kSjD7ADO
―――有り得ない。有り得て堪るか………こんな滅茶苦茶、あって堪るかよ。
……魔女なんて"い"ない。
そんなオカルト認められない。
オマエは存在してはいけない。
ここは人間の世界だ
人でない存在なんて、認められない、認めない。
チョーカーに手を掛ける。
……すると、魔女にしがみ付いたまま、打ち止めは振り返る。
504 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:40:22.83 ID:kSjD7ADO
打止「……だから、無駄だよって…………ベアトリーチェにそんな能力なんて意味ないの。………どうして分からないのかなってミサカはミサカは物分かりの悪いあなたに溜息をついてみたり…」
一方「…"そいつ"から離れろ、クソガキ……。俺は魔女なんて認めねェ!!一歩でも動いてみろ、指一本でも動かしてみろ。その瞬間オマエを殺す………」
垣根「………黄金の魔女、ベアトリーチェ…………」
「くくくっ!、あははははははははははははははははははははは!!!」」
―――魔女の笑い声は高らかに響き渡り、それに加え、ホールの大時計までが鳴り響く。
それは、24時を知らせるものだ。
今日という日の終焉を告げる。
過ぎた時間はもう二度と戻って来ない。
………それは発展した科学技術でさえも覆せない、全世界共通の"暗黙の了解"。
時間切れは、魔女の勝利と、ルールには明記されていた。
打止「………ねぇ、一方通行。…垣根さんに源次さん。……旅は終わって、"魔女"は蘇った…!」
505 :
一方「……六軒島?」 [saga]:2010/10/27(水) 20:41:48.02 ID:kSjD7ADO
―――そして、誰も生き残れはしない。
魔女は賢者を讃え、四つの宝物を与えるだろう。
一つは、黄金郷の全ての黄金。
一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。
一つは、失った愛すらも蘇らせる。
一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。
………安らかに眠れ、黄金の魔女ベアトリーチェ。
506 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 20:42:16.37 ID:kSjD7ADO
――終。
507 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 22:19:22.53 ID:zMn7AAQo
乙
一方さんは最後にチョーカーのスイッチ入れたのかな?曖昧でわからなんだがどうなんだろう
508 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 22:25:13.88 ID:06FOYl20
EP本編完結乙
せっかくなので置いていきますね
つ
509 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 22:38:04.87 ID:NbeHBzEo
>>506乙
Bring the Fateは反則だぜ……
510 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/28(木) 00:25:14.04 ID:NEBUVHk0
おつ
うみねこ知らないのでこの終わり方は正直驚いたが、最後まで面白かったよ
まだ続きがあるんだよな?な?(チラッ
511 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/28(木) 01:09:49.39 ID:Jm7VUTQo
今のところEP7まであるうちの第一章だしな
メタ世界がないから一番短いし
515 :
お茶会 [saga]:2010/10/28(木) 23:52:54.84 ID:AYLmfQDO
御坂「ほら…さっさとしなさいよ」
上条「どうして俺が……いや、まあ良いけどさ。
…じゃ!これにて"うみねこのなく頃に EpisodeX・proof of the golden witch"は終了!みなさん、お疲れ様でした!」
垣根「おぅ!お疲れー」
絹旗「超おつでしたね!」
姫神「うん。お疲れ様」
打止「ほらほら、あなたも!ってミサカはミサカは場を盛り上げてみたり!」
一方「アァ!?大体なンでこンな所に俺が……」
純白のクロスが敷かれている丸いテーブルの上には、ふわりと湯気を立てているアッサムの紅茶に、バタークッキー。
彼を取り囲むかのように、辺りには色とりどりの薔薇が咲き誇っている。
招かれし客人は彼ら7人。
516 :
お茶会 [saga]:2010/10/28(木) 23:55:04.55 ID:AYLmfQDO
垣根「何はともあれ、これにて"EpisodeX・proof of the golden witch"は幕を降ろしたってわけだな」
一方「まァ…結果は俺達の惨敗ってトコロかァ?」
絹旗「うーん…まず私達は魔女と戦おうともしなかったわけですからね。その言い方で超正しいのかは判別しにくいところです」
打止「そうだねーってミサカはミサカは同意してみる。じゃあ……バッドエンドっていうのはどうかな?」
姫神「…それが多分。ぴったり」
御坂「うん。謎解きにほとんど挑んでいなかったしね…それが良いわね」
一方「一日目にクソガキが読み上げたベアトリーチェの手紙には、碑文の謎を解いてみろって予告してあったしなァ」
垣根「犯人探しやら何やらでそんな余裕なかったからな…」
絹旗「……もし碑文が解けていたなら、超違う結末もあったのかもしれませんね」
517 :
お茶会 [saga]:2010/10/28(木) 23:56:33.11 ID:AYLmfQDO
上条「……バッドエンド。不幸が日常の上条さんには、ぴったりの言葉ですよ…」
一方「……三下は不幸不幸っていつも煩ェンだよ」
御坂「ま、まあ…一方通行も、酷い目にあった者どおし、ここは仲良くしましょ!ねっ?」
打止「お姉様の言う通りだよ!喧嘩売るようなこと言わないのってミサカはミサカはあなたを怒ってみたり!」
一方「………チッ」
上条「ふ、不幸じゃないッ!?」
518 :
お茶会 [saga]:2010/10/28(木) 23:57:34.46 ID:AYLmfQDO
上条「……バッドエンド。不幸が日常の上条さんにはぴったりの言葉ですよ…」
一方「……三下は不幸不幸っていつも煩ェンだよ」
御坂「ま、まあ一方通行も、酷い目にあった者どおし、ここは仲良くしましょ!ねっ?」
打止「お姉様の言う通りだよ!喧嘩売るようなこと言わないのってミサカはミサカはあなたを怒ってみたり!」
一方「………チッ」
上条「……不幸じゃないッ!?」
519 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/28(木) 23:58:07.38 ID:AYLmfQDO
520 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:00:19.31 ID:7wYNxsDO
姫神「……酷い目と言えば。…やっぱり。あなたが一番だと思う」
絹旗「私ですか?まあ…顔面崩壊、膝に杭ですからね。……たしかに超そうかもです……ま、そういう運命だったって事ですよ」
垣根「あれは見るに悲惨ってヤツだよな。発見する身にもなれってモンだぜ?」
御坂「そんな言い方はないわよ…大体…垣根さん達だって、最期は壮絶に悲惨だったじゃない」
一方「…ほとんど身が残ってねェみてェだったしな。オジギソウでも骨と服は残ってやがったってのによォ」
垣根「でもよぉ、痛みってのがなかった気がするんだよな。…というか、そこら辺の記憶は曖昧で、ほとんどよく分からねぇんだけど」
姫神「それは。そうかも。私も痛かった覚えが無い」
上条「俺もだ。眉間に杭なのにな…」
打止「痛い記憶がないのはね、ベアトリーチェが魔法で殺害を行ったからだよってミサカはミサカは言ってみる」
521 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:03:31.47 ID:7wYNxsDO
一方「魔法に魔女ねェ…。……そんなオカルト信じる日が来るなンざ、一生ねェと思ってたわ」
御坂「うん、そうよね。…でも絹旗さんに土御門さん、雲川さんの死亡は、その事実の確固たる裏付けになったわ。この島にはいない20人目、すなわち魔女の存在を証明できたもの」
垣根「だな。まあ今となっちゃおかしい事は一つもなかったって事が、よく分かる話だ」
打止「お姉様達が最初、ベアトリーチェを信じる事が出来なかったのは、見えなかったからだよね?ってミサカはミサカはクッキーに手を伸ばしながら尋ねてみる」
一方「まァな。……目に見えないモンはそりゃ信じられないだろォがよ」
打止「うん。あなたは特に反魔法力が強かったからね。見る事が出来なかったのも、ミサカは理解できるけど」
絹旗「遺産に孤島。超古めかしい屋敷まで揃っていたので、てっきり超王道ミステリーだと思い込んでいました」
姫神「…本格ミステリーだと。私も思っていた」
垣根「が、実際はファンタジーでしたってな」
打止「むっ!ファンタジーっていうのは頂けないかもってミサカはミサカは反論する!ベアトリーチェは"い"るんだから!」
御坂「…人間には不可能な事を幾つもやってのけた。劇中の私達は、それを否定したくてあれこれと考えたけど。…ちゃんと今なら言えるわね」
一方「犯人は魔女だった。…もう、その一点においては何の疑いもねェな。黄金の魔女ってのは存在するンだよ」
522 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:06:37.04 ID:7wYNxsDO
打止「あなたまで!ミサカはミサカは感激で涙がこぼれるくらい嬉しいかも!」
絹旗「…神も魔女も、超恐れを抱く人間にはその通りの恐ろしい存在かもしれませんが、信じ、敬う人にとっては、きっと超慈しみのある存在であるという事ですね」
垣根「絹旗ちゃんの言う通りだ。それこそ宗教信仰の基本らしいぜ」
御坂「じゃあ、綺麗にみんなで意見も纏まったことだしさ。探偵ごっこは終わりにして、ベアトリーチェの碑文の謎解きをしましょうよ!私達がみんなで考えれば、きっと解けるはずだわ」
打止「賛成!ってミサカはミサカは手を挙げてみたり!きっと、ベアトリーチェも喜ぶよ」
一方「……劇中じゃ、ほとんど誰も手紙なンざ無視してたからなァ。良いンじゃねェの?」
姫神「……せっかく。わざわざ手紙まで送って出題したのに。ほとんど無視されて。少し可哀想に思う」
打止「こんな所に碑文のメモが!まあミサカのなんだけど☆ってミサカはミサカは一人でツッコミを入れてみたり!お姉様、お姉様ー!」
523 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:08:16.31 ID:7wYNxsDO
垣根「………物語は、この時点からすでに間違ってたんだろうな」
一方「………かもな。俺達は、指示にすら従わなかったンだからよ。……最初から碑文の謎に挑むべきだったのかもなァ」
絹旗「すっかり遅くなってしまいましたが、今からでも再挑戦するのは超オッケーでしょう。…それで魔女様には許していただくということで。……えっと、最初は…"懐かしき、故郷を貫く鮎の川"……」
打ち止めは、ノートをぱらぱらとめくると、碑文を記したページが全員に見えるようにテーブルの真ん中に置く。
皆はそれを覗き込みながら、持ち前の頭脳を活かし、楽しげに碑文の謎をあれこれ推測している。
やさしい紅茶の香りと、クッキーのバニラの香りが、それに彩を加え、ゆったりとした時間が7人の間に流れる。
524 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:10:28.54 ID:7wYNxsDO
上条「…………なあ、ちょっと待てよ、お前ら…」
何か唖然としている様な、動揺している様な声色で、発言したのは上条当麻であった。
表情は苦虫を噛んだかのように…不愉快そうにしかめている。
上条「…お前ら、さっきから聞いてりゃ、何でそんな結論に至るんだ…?何で…魔女の仕業って事にして終わらせてんだよ。……たしかに世界中には魔術師だっている。だけどこれは違う!これは人間の犯行だろ!?」
先程までの雰囲気は一瞬で消え去ってしまい、もう誰の話し声も聞こえてこない。
……上条当麻はどうしていきなり変な事を言い出すんだろうかと、不思議に思っている。
その雰囲気を感じとったのか、上条当麻も一度口を噤んだ。
525 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:12:25.79 ID:7wYNxsDO
御坂「……だって、明らかに人間には無理な事件だったじゃない。……例を上げるなら、第二の晩。私とアンタが殺された時よ。部屋には鍵だけでなく、チェーンまで掛かっていたらしいじゃない」
絹旗「全くもって超その通りです。どの事件だって、人間には超不可能なことばかりですが?」
姫神「そう。人間じゃ。説明がつかないことばかり」
垣根「今更何言い出すんだ?上条」
上条「ちょ、ちょっと待てよ…!レベル5のお前まで、どうしてそんな結論になるんだよ!?こんなの……何かのトリックでも使って、人間が起こした事件に決まってるじゃねぇか!"魔女"っていう幻想に罪をなすり付けてるだけだろ!?」
絹旗「……では、私が客間で殺されてた時、顔面を超全壊されていましたが、……あれは人間が犯人なら、どう超再現するのですか?」
上条「そりゃ、残酷だろうけど……庭園の鍬でも使えば、できない事はない…だろ?」
絹旗「……まあ…そうですね」
526 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:15:34.41 ID:7wYNxsDO
御坂「………じゃあさ、さっきも言ったけど、私とアンタが殺された第二の晩の密室は?扉にはしっかりと鍵もチェーンも掛かってた。無論、窓もね。……まさか、"私がアンタを殺してその後にチェーンを掛けた"なんて言わないでしょうね?」
上条「…まぁ、そのトリックは劇中でも保留になったままだったっけな。……それはさ、とにかく、犯人は鍵だけは持ってる可能性が高い。扉の僅かな隙間からでも何かできるだろ…?」
御坂「…ちゃんと説明できやしないのに、人間に可能だと断言するのはどうかと思うわよ?」
上条「でも…おかしいだろ!?魔女なんかがいるなら、みんなが揃ってる時に出てきて、殺しを行わなかったんだよ!?…それをしなかったって事は、それは出来なかった。つまり魔女なんかいないって事だ!何でこんな所で、思考停止してんだ!?いい加減始めようぜ!!」
一方「……ハァ。その密室で殺された人間がよく言えンな。…犯行が人間に可能ってンなら、説明してみろよ。……………できねェよなァ?三下の頭じゃ、何一つ思い付きすらしねェだろ?クカカッ!」
上条「…ッ!…できなきゃすぐに犯人は魔女ってことになるのかよ!」
527 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:17:55.27 ID:7wYNxsDO
打止「……上条当麻は問題を取り違えてるよってミサカはミサカは冷静に言ってみる。…ミサカ達は、"人間には不可能→よって人間じゃない存在が犯人→犯人は魔女"。そう、三段論法で説明しているのに。あなたは、説明できないけど魔女はいないとか、一方的な決め付けばかり」
上条「…じゃあ説明さえ出来れば、……お前達はその魔女幻想やめるのか?」
御坂「さあ?まあ、アンタの説明次第じゃないの?………でもアンタ、分かってるのよね?……………その説明とやらは全て私達の中に犯人はいるって事を疑うことになるのよ?」
絹旗「あるいは、私達の中の人間を犯人にでっちあげたいか、でしょうか?」
528 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:20:20.86 ID:7wYNxsDO
上条「そ…そんな事は言ってねぇだろ!?……ただ、勝手に19人目を作りあげてるのは簡単に賛同出来ねぇし、もし居たとしても…人間だ!……それを全部を否定しきった最後の最後に出てくるのが"魔女"っていう幻想だっていう話をしてるんだ…!考えてみろよ!魔女なんているわけないだろ!?何でさっきからテメェらは、魔女が犯人ってので結論付けてんだよ…そりゃ、俺だってあの中に犯人がいると思いたくない……だからって、それで誤魔化すのは間違いだ!仲間を、自分を殺した犯人を。見つけ出したいとは思わねぇのか!?」
垣根「…だから言ってるだろーが。犯人は魔女だってな。ちなみに………そこに"い"るぜ?」
一匹の黄金の蝶が側を横切る。
゜
529 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:25:07.17 ID:7wYNxsDO
打止「ベアトリーチェ!」
上条「…ッ!?」
一方「……悪ィな。三下は低脳だからよォ…」
「良い良い…。魔女である妾は、この程度の事で怒りを現にしたりせぬ」
姫神「……上条くん。魔女であるベアトリーチェが姿を現してくれるのは。とても珍しい」
上条「この人がベアトリーチェ………魔女だっていうのか…!?」
「……招かれた茶会のホストくらい、知っておいた方が良いと思うぞ?上条当麻」
御坂「こいつは…その、何も分かってなくて……」
上条「そ…そこまでして、俺に魔女が存在すると……19人目が犯人だと、思い込ませてぇのかよ。何が目的だよ…!」
絹旗「…誰か一人でも信じなければ奇跡は起きないんですよ。奇跡が、……"魔法"が完成しないんです。これで分かっていただけましたか?」
530 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:36:55.07 ID:7wYNxsDO
上条「まずそれが間違ってるだろ!?奇跡なんてのは、本人さえ信じれば起こせるんだ…!てめぇが魔女だっていうなら、俺が信じようが信じまいが、"魔法"ってのは完成するだろ!」
「…………」
上条「……だからこれは幻想だ。打ち止め達が創り上げた"魔女ベアトリーチェ"の幻影だ!………だから、全員がその存在を信じるなければ存在が許されない!………そうだろ!?」
「………成程。やはりラムダデルタ卿の言う通りであるな。…似ている。……ヒトの分際にしては、悪くない。"幻想殺し"………その右手を持っているのは些か厄介であるものよ…クククッ!」
531 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:38:31.94 ID:7wYNxsDO
上条「……似てる?…何の事か分からねぇけど、…俺はお前の事は認められない。信じることもできない!」
垣根「はぁ。…まだ言うかよ」
上条「垣根!……確かに、この2日間、おかしな事は何度も起こった。だけどそれは人間の仕業だ!……説明できないから、魔女の仕業だなんて論法には絶対ならない!生憎俺は学園都市の人間なんだ…火が欲しければ発火能力者を。電気が欲しければ電撃使いを。他人の心が読みたいならば念話能力を。っていう街なんだよ。そんな密室程度じゃ何も疑問にすらならなねぇ!」
「………そうであったな。全く…骨が折れそうだ。しかし、気に入ったぞ。上条当麻!お前は屈服させ甲斐がある…。……そなたには必ず、我が名を讃えさせてみせたようぞ!」
上条「…やってみろ…ッ!俺は絶対に屈服したりしない!」
「では、この魔法は解けてしまうぞぉ………?」
532 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:39:12.74 ID:7wYNxsDO
その瞬間、
呻き声が6人から漏れる。
上条「…垣根?」
隣に居たのは垣根帝督だったはず、なのに。
上条「一方通行…!打ち止め!?」
そして一方通行、打ち止め。
彼らはもうヒトとして存在していない。
そこに在るのは肉塊。骨と血と肉のみ。
御坂「アンタが…!信じないから……」
絹旗「でも…………きっと………超…大丈夫です。……何度だって…魔法がある限り…………」
姫神「…蘇ることが………………できる……」
533 :
お茶会 [saga]:2010/10/29(金) 00:42:14.19 ID:7wYNxsDO
御坂美琴は眉間に杭が、絹旗最愛に姫神秋沙は顔面崩壊。
鈍い音と共に3人は血塗れになって床に倒れ込んだ。
上条「…ふ、ふざけんな!!人の命を良いように弄びやがって…!」
「何をほざく。……そなたが信じぬからであると言ったであろう?魔法は壊れた、と」
上条「何が魔女だ…何が魔法だ……!…いいぜ…………、てめぇが好き勝手やるってならそのふざけた幻想をぶち殺すッ!!!」
「……良いぞ!それでこそ我が千年の退屈も紛れるというもの!さぁ、妾に説明してみろ。"人間"の犯行である事を証明してみせるが良い!……そして人間の身の程を知れ!愚かなる者よ!!
聞こう、上条当麻!
打ち止めの手紙は?6人の殺し方は?シャッターは?チェーンの密室は?ボイラー室の嘉音は?土御門達3人の客間は?麦野と滝壺の自殺は?
そして、碑文の謎は?隠された黄金の在り処は?
安心するが良いぞ!妾はもう一つのゲームで忙しいが、そなたに考える時間は無限にある。精々思考して妾の期待を裏切るような真似はしてくれるなよ?」
くくくっ、はははははははははははははははははははは!
……笑い声だけが、鼓膜をいつまでも振るわせ続けた。
534 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 00:42:26.51 ID:7wYNxsDO
終わりです
535 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 01:09:48.78 ID:QhxVwqMo
乙
まさかの上条だと!?
一方が戦人だとばかり……
536 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 01:15:52.77 ID:VpzY5Hco
乙
途中から役割入れ替わった感じかな
537 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 01:34:38.84 ID:4paK6vUo
ヒント:おつむの出来
538 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 01:55:58.09 ID:724JESIo
乙!
てっきり一方さんが戦人だと思ってたから上条さんが探偵役になったのは意外。
でも確かに屁理屈推理バトルとかEP4のお茶会を考えれば上条さんの方が適役かなww
あとお茶会、できれば朱志香みたいに応援してくれる人が欲しかったかも。
541 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 21:19:45.04 ID:F/3S8kDO
昨日はこれなくてすみませんでした。
今日は最後となります
542 :
Result [saga]:2010/10/30(土) 21:22:07.06 ID:F/3S8kDO
結標 淡希
第一の晩に、死亡。
黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。
海原 光貴
第一の晩に、死亡。
黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。
初春 飾利
第一の晩に、死亡。
黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。
姫神 秋沙
第一の晩に、死亡。
黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。
使用人 紗音
第一の晩に、死亡。
黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。
熊沢 チヨ
第一の晩に、死亡。
黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。
御坂 美琴
第二の晩に、死亡。
眉間を、"レヴィアタンの杭"にて貫かれました。
上条 当麻
第二の晩に、死亡。
眉間を、"ルシファーの杭"にて貫かれました。
右代宮 縁寿
第四の晩に、死亡。
眉間を、"マモンの杭"にて抉られました。
使用人 嘉音
第五の晩に、死亡。
胸を、"サタンの杭"にて抉られました。
土御門 元春
第六の晩に、死亡。
腹を、"ベルゼブブの杭"にて抉られました。
絹旗 最愛
第七の晩に、死亡。
膝を、"アスモデウスの杭"にて抉られました。
雲川 芹亜
第八の晩に、死亡。
足を、"ベルフェゴールの杭"にて抉られました。
543 :
Result [saga]:2010/10/30(土) 21:23:00.44 ID:F/3S8kDO
魔女 ベアトリーチェ
第九の晩に、復活。
彼女はついに黄金郷の扉を開きます。
麦野 沈利
第九の晩に、死亡。
魔女は高潔さを讃え、決闘の誉れを賜れました。
滝壺 理后
第九の晩に、死亡。
魔女は純潔さを讃え、決闘の誉れを賜れました。
最終信号
第十の晩に、行方不明。
魔女は、存在を認めて平伏した彼女を黄金郷へ招かれました。
垣根 帝督
第十の晩に、行方不明。
魔女は、存在を認めて平伏した彼を黄金郷へ招かれました。
使用人 源次
第十の晩に、行方不明。
魔女は、存在を認めて平伏した彼を黄金郷へ招かれました。
一方通行
第十の晩に、行方不明。
魔女は、存在を認めて平伏した彼を黄金郷へ招かれました。
そして、魔女は再び眠りにつくだろう。
勝者は、黄金の魔女、ベアトリーチェ。
19人の誰も、黄金の謎を解けず時間切れ。
19人は全員死亡。
うみねこのなく頃に、生き残れた者はなし。
544 :
裏お茶会 [saga]:2010/10/30(土) 21:34:15.41 ID:F/3S8kDO
「……という事で
"EpisodeX・proof of the golden witch"
は、これにて終了!私とベアトの共同傑作。ねぇベルン!どう?どうだった?」
「…余りの酷さに言う事すら無いわ。………破滅的ね」
「まあまあ、そう言うでないぞ?ベルンカステル卿。これは、ただのお遊び。小説でいうならば行間程度のものであるのだからな」
「そうよ!あんたが勝てなくて可哀相だったから、ちょっとしたお情けじゃない!」
「……そうね。これは本編には何の関係もない、所謂未来のifのカケラ……いえ、猫箱だものね」
「くくくっ…!口直し程度には、お楽しみ頂けましたかな?卿よ」
「…ええ。趣向が違っていたから、それなりには退屈しなかったわよ」
「またまたベルンは強がっちゃってさー!面白かったでしょ?難易度は超易!謎なんて存在しない、ただの答えの寄せ集めってくらいにしたんだけどね」
「そうね…まあ、上条当麻には解らなかったみたいだけど」
「そりゃそうよ!いくら簡単だからと言っても、ゲームに参加したこともない一介の人間には無理よ」
「この程度の謎、もう戦人なら簡単に解いてしまうであろうよ。くくくッ!」
545 :
裏お茶会 [saga]:2010/10/30(土) 21:37:30.73 ID:F/3S8kDO
「…でも、やっぱり科学の街・学園都市の能力者には、ファンタジーもミステリーも合わないわ」
「まあ…たしかにその通りよね。だから遊びはこれっきり。さっさと戦人を呼んできて次のゲームを行いましょ!」
「そうであるな。……しかし、その前に一つ。先程、ベルンカステル卿はこのゲームを"破滅的"だと仰っていたが、それは一体何がであろうかな?」
「…貴女、分かってて言ってるでしょ?………全部よ、全部。…探偵役が途中で死ぬ事、超能力が使える人間が登場する事…そして、探偵役が入れ替わる事」
「…超能力なんて使える人間が側にいたなら、犯人としてその人物を疑わざるを得ないでしょ?だから、このゲームは退屈なのよ。面白みがない事この上ないんだからぁ。そして、もう一つ。……私は上条当麻を探偵役にしていたなんて言っていない!あの中に探偵権限を持つ人間なんて居ないのよ」
「……」
「…魔女との戦いには、ノックスもヴァンダインも存在しないという事よ。垣根帝督の言葉を借りるならば"常識は通用しない"…とでも言ったものかであろうか?」
546 :
裏お茶会 [saga]:2010/10/30(土) 21:38:29.87 ID:F/3S8kDO
「うふふ。そうそう、魔女に常識なんて求める方が間違ってるわよね。…じゃあベルン!またあとでね。行きましょベアト」
「では、ベルンカステル卿。…また次のゲームにて、お会いしようぞ」
「……ええ。またね」
547 :
裏お茶会 [saga]:2010/10/30(土) 21:40:40.47 ID:F/3S8kDO
…やっと煩いのが消えてくれたわね。
そして、これを見ている貴方とは、"初めまして"になるのかしら?それとも"お久しぶり"?
こんな、ルールも法則もありやしない出鱈目なゲームに、自ら望んで参加しようだなんて物好きも良いところよ?
……でも、それでも推理をやめないというのなら、この私がまた少しだけ力を貸してあげる。
…ただの気まぐれ、意図なんて無いけれど。
…このゲームの難易度はあの子が言った通りの、激易。いつものゲームとは天と地ほどの差がある、本当の"お遊び"よ。
でも、貴方が魔女との推理合戦が初めてのニンゲンなら、少しは頭を悩ませるのかもしれないわね。
…だから、私が貴方に出来るアドバイスはただ一つだけ。
548 :
裏お茶会 [saga]:2010/10/30(土) 21:42:23.42 ID:F/3S8kDO
…あなたが何も無いと感じて、読み飛ばした一文、一言一句に重大なヒントがある。少しでも描写に違和感を感じたなら、それは答えに繋がるカケラに成り得る。
だから、一時足りとも、思考をやめないで。
考えることだけに、私は勝利を約束できる。僅かな事が、後の大きな伏線となる。
そして、"その時の心情"が誰のものであるのか、間違えないで。
…私が言えるのはそれだけ。
簡単な話でしょう?
………だから勝利なさい。
ここまでしてあげた私を、絶望させないで頂戴。
共に、あの子に絶対的な負けを認めさせてあげましょう?
…退屈は魔女を殺すの。
精々努力して、貴方は私を楽しませなさい。
この、ただ一つの偶然のカケラ。
それに捕われてしまった以上、抵抗を棄てなさい。
抗うことなんて出来ないのだから………ね?
くすくすくす………
549 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 21:48:09.82 ID:F/3S8kDO
これにて、【EpisodeX・proof of the golden witch】は、本当の終了となります。
初めてのSSで文章も本当に下手くそで、読めたものじゃないですが、書くのは楽しかったです。
では、このスレはうみねこ×禁書クロスオーバーとして、また誰かのSS投下を楽しみにしています。独占してしまうような形になり、申し訳なかったです。
ありがとうございました。
551 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 21:59:11.66 ID:g9MrH9Mo
乙!!
しかし俺には多分推理できない
推理苦手なんだ 誰か頼んだ
552 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 23:39:53.61 ID:82JyNRQo
やっぱりヱリカを学園都市に放り込む俺得SSをだな
553 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/31(日) 00:04:12.17 ID:A4Zq3UDO
>>1のお陰で禁書×うみねこのバトルもののネタが完成してしまった
557 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/31(日) 04:47:49.83 ID:buZn3IDO
一応怪しい部分は結構見つかるんだけど正解かわからんなあ
解答編もいつか書いてほしいな
まとめ依頼により掲載しました。
元スレ
▽とある魔術の禁書目録×うみねこのなく頃にクロスオーバースレ
- 関連記事
-
そして全員死亡エンドとはw