1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 02:53:15.97 ID:r03wniZh0
兄「嘘だろ?」
神「本当です」
兄「証拠は?」
神「証拠ですか。そうですねー」 キュイイイン
兄「……な、なんだよこれ!? 俺の頭に直接流れ込んでくる、このイメージは!?」
神「証拠ですよ。あなたが要求したんじゃないですか」
兄「やめろ! こんな、人が、人が溶けて、崩れてく……うぐっ、うげぇェ」 ビチャビチャ!
神「汚いですね」
兄「やめろ! もうやめろ! 見たくない!! こんなの見たくない!!」
神「そうですか。それではやめます」 キュウウウン
兄「あ、ああ、あんなの、あんなのありあえない…・・・」
神「でも、あなたが妹をレイプしないと、そうなるんです」
兄「信じられるかよ!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 02:54:25.21 ID:uuRYJkvh0
見てるよ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 02:57:40.12 ID:G/5TWAh90
・・・続けろ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 02:59:22.44 ID:r03wniZh0
神「もう、あなたは信じてるじゃないですか。そろそろ気付いたら、どうですか?」
兄「何にだよ、僕が一体何に気付いてないんだよ?」
神「私は誰ですか?」
兄「神だろ。……え、どうして僕はお前が神だなんて」
神「面倒なので、信じさせました。神ですから」
兄「なら、どうにかしてくれよ、未来を変えてくれよ!!」
神「できません。神のルール上、直接の干渉はできないのです」
兄「だからって、どうして僕が妹をレイプしなきゃならないんだよ」
神「説明すれば長いですし、人間には理解できません。ただ、そうすれば世界が滅びないのは確かです」
兄「僕には、できない。絶対にできない」
神「ええ、お好きにどうぞ。それでは」 スー
兄「あ、おい! 待てよ!!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:05:00.97 ID:r03wniZh0
兄「……ははっ、僕は気が狂ってるのか。あんな、あんなもの、全部僕の妄想だよ。そうさ、そうだよ」
神「一つ言い忘れましたが、期限は今日中です。今日の24時までに妹をレイプして中出ししなければ、世界は滅びます」
兄「……今度は幻聴か」
兄「ついに僕は狂っちまったんだ。ああ、もうダメだ」
兄「発狂したんだ」
兄「キチガイになったんだ」
兄「…・・・やめろよ」
兄「やめろ!」
兄「やめてくれ」
兄「気が狂ったんだと、思われてくれよ……どうして、自分が正気だとわかっちまうんだよ、やめてくれよ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:09:08.05 ID:piXumUig0
ほうほう
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:13:37.61 ID:r03wniZh0
兄「……今は正午か」
兄「世界が滅びるまで12時間なんて、冗談みたいだ。今日は日曜日で、外は晴れてるし」
兄「数分前までは、普通の休日だったのに」
ガチャ 妹「お兄ちゃん、何してるの?」
兄「うわっ、な、何って、何も、何もしてないよ!」
妹「? そんなに慌てて、どうしたの?」
兄「だから、何でもないよ! そう……ちょっと考え事してただけだよ」
妹「ふーん。本当はやらしい本でも読んでたんじゃないの?」
兄「バカ。そんなわけないだろ。それより、どうしたんだよ?」
妹「どうしたって……今日は映画に連れてってくれる約束でしょ? 忘れてたの?」
兄(映画か。そういえば、約束してたな。でも、今はそれどころじゃ…・・・)
兄「あ。あぁ。そうだったっけ。でも」
妹「早く準備してよね。私、ずっと楽しみにしてたんだから」 バタン
兄「あ、おいっ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:21:25.90 ID:r03wniZh0
兄「行っちまった」
兄「どうすればいいんだ」
兄「妹をレイプしなきゃ、みんな死んじまうなんて」
兄「……ここにいても、気が滅入るだけか。外に出れば、何かわかるかもしれないし」
兄「それに、妹をレイ…・・・口にしたくもないな。妹としなきゃ世界が滅びるんだから、妹と一緒にいれば何かわかるかもしれない」
兄「うん。原因がわかれば他の方法も見つかるかもしれないし、妹と出かけよう」
兄「嫌な汗でシャツが濡れちまったし、一旦脱いで、着替えてから……よいしょ」 ズリズリ
ガチャ 妹「ねぇ、まだ…・・・っ! ご、ごめんなさいっ!!」 バタン
兄「……普通の女の子だよな、どう見ても」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:23:49.81 ID:OxTbZFUI0
続けなさい
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:31:50.96 ID:r03wniZh0
ガチャン 兄・妹「いってきまーす」
母「はいはい、いってらっしゃい」 バタン
妹「ねぇ、何観る?」
兄「決めてたんじゃないのか?」
妹「うん。でもね、お兄ちゃんと一緒にお出かけするから、二人で決めようと思って」
兄「そっか。んー、そうだなぁ。ジョニーが出てる、あの映画とかは?」
妹「あれは前に一緒に行った時に観たでしょっ!」
兄「ご、ごめん。そういや、そうだったな。うーん、でも僕、最近の映画って他に知らないなぁ」
妹「もう、しょうがないなー。ほんと、お兄ちゃんってダメダメだよね。女の子と出かける時は、男の子がリードしなきゃダメなんだよ」
兄「あぁ、悪かったよ、ごめんごめん。今度から気を付けるって」
妹「わかったなら許してあげる」
兄(やっぱり、こいつが原因で、あんな事が起きるなんて思えない。あんな、あんな酷い光景が)
妹「……大丈夫、お兄ちゃん? なんか怖い顔してるよ」
兄「あぁ、大丈夫だよ。ほら、早くしないとバスに遅れるぞ。急ごう」
妹「…・・・うん」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:40:45.05 ID:kLwTskMq0
覆面かぶって犯すとかじゃねえ。。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:44:05.82 ID:r03wniZh0
妹「あ、あのバスじゃない?」
兄「やべ、走るぞ!」
妹「待ってよぉ、お兄ちゃん! 置いてっちゃやーだー!!」
兄「いいから急げってば!」
兄「どうにか間に合ったな」
妹「はぁ、はぁ……」 ジトー
兄「睨むなよ。ちゃんと待っててやったろ? 僕が先に行かなきゃ、バスも行っちゃってたよ」
妹「本当に置いてかれると思った」
兄「はぁ。わかったよ。映画代はおごってやるからさ、機嫌直せよ」
妹「ふふーん、じゃ許してあげる」
兄「ありがとうございます、お嬢様。ささっ、席が空きましたので、どうぞお座りください」
妹「くるしゅうない」 ポスッ
兄(無防備だな、まったく。座った途端に胸元を扇いだりして。胸が見えるってーの。……僕は本当に、こいつとするのかな)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:51:25.91 ID:r03wniZh0
妹「映画館に着いたー!」
兄「着いたな」
妹「喜ぼうよ」
兄「うれしー」
妹「ノリ悪いなー。それで、どれ観るの?」
兄「んー。タイトルだけ観ても、全然わからん」
妹「ふっふーん。じゃ、私が説明してあげる」
兄「わー、すごーい」
妹「まず、一番左のハゲが主役のやつはね、戦争するの。ババーンって撃って、ズガガーンってなるの」
兄「ハゲとか言うな。あと全然意味わからん」
妹「えー。じゃあね、隣のはね」
兄「言われんでもわかる。子供向けアニメだし、却下」
妹「お兄ちゃんわがまま」
兄「お前に言われたくない」
妹「ひどーい!」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:56:03.52 ID:jchTsw3S0
ハゲとかマクレーンかよ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 03:58:57.26 ID:r03wniZh0
兄「いいから次、次」
妹「次はね、世界が滅ぶの」
兄「……えっ?」
妹「よくわからないけど、世界が滅んじゃってね」
兄(世界が滅ぶ? 世界が、滅ぶ? そうだよ、世界が滅ぶのに、僕はこんな普通にしてていいのか? どうにか、どうにかしなきゃ、ダメなのに)
妹「聞いてる? お兄ちゃん」
兄「え、うん。聞いてるよ」
妹「もうっ。ちゃんと決める気ないなら、私が決めちゃうからね! 今日はこれ、これを観るの!」
兄「いやでもそれ、ラブロマンスじゃん。そんなの観ても……」
妹「もう決めたの!」
兄「あーもう、わかったから怒るなよ。ほら、チケット買いにカウンター行くぞ」
妹「ふっふーんっ♪」
兄「前向いて歩く、スキップしない。ほら」 ギュッ
妹「わ、わかってるもん」
兄「どうだか」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:10:00.61 ID:r03wniZh0
兄(……全然内容が頭に入らない。何もせずにじっとしてると、余計に考えちまうな)
妹「だめっ、そんなの……彼からの電話に出なきゃ……」
兄(こいつは楽しそうだな。……頭が痛いな、色々考えすぎかな。でも、あんなの見せられたら、誰だって)
兄(どうすればいいんだろ。どうして俺なんだろ。俺にだけ、あんなこと教えるなんて)
兄(気持ち悪い。頭がぐるぐるする)
妹「お兄ちゃん……」
兄「ん、どうした」
妹「えっと、ね。……飲み物、なくなっちゃったから、買ってくる」 スッ
兄(ふぅ。あいつは気楽だな。……本当に、どうしたらいいんだろ。あいつとするなんて、考えられないし。……もう少し情報が欲しい)
兄(にしても、遅いな。道に迷ったりしてないよな。……少し様子見に行ってくるか) スッ
兄「さて、と。あいつはどこにいるんだ? 売り場にはいないみたいだけど」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:15:26.08 ID:WGS3C6wT0
④
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:16:41.12 ID:kdtRpisb0
ご期待ください
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:18:57.10 ID:r03wniZh0
兄「ん、いねぇな。本当にどこに行ったんだ?」
男「……ブツブツ。邪魔だ、どけっ!!」 スタスタスタ
兄「うぉ! ……なんだ、あいつ? 怖い顔して、何か、言ってたような」
兄(よく聞き取れなかったけど、世界が、どうとか……それに、レイ……)
兄「! まさかっ!! ……あいつは向こうに行ったはずだ!」 タッタッタッ
妹「……っ、やめてぇっ!!」
男「世界の、世界のためなんだよぉぉぉおおっ!!!」
兄「ここは、女子トイレか……くっ、構ってられるか!! 妹!! 大丈夫か!!」
妹「お兄ちゃん!!」
男「お、お前は、世界を救う邪魔をするのかぁぁ!!!」
兄「うるせぇ!」 ガンッ
男「うぐっ」
兄「行くぞ!!」
妹「う、うん」 タッタッタッ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:29:13.91 ID:r03wniZh0
兄「大丈夫だったか? 何もされなかったか?」
妹「うん……う、うあぁぁ、怖かったよぉっ!!」 ギュッ
兄「おい、しがみつくなよって。大丈夫、大丈夫だから」 ポンポン
妹「うっ、うっ。……本当に、怖かったんだもん」
兄「ああ、わかってるって」
妹「……男の人って、みんな、あんな風なの?」
兄「いや、違う違う。さっきの奴は頭がおかしいだけだから」
妹「でも、急にトイレに入ってきて、おっぱい触ってきた」
兄「だから、本当にああいうのはおかしいの。普通はそんな事しないからな」
妹「……なんか、私、男の人怖い」
兄(下手な事を言うと、傷付けちまいそうだな。あんな事があった後だし)
妹「あ、でもね。お兄ちゃんはね、怖くないよ」
兄「え?」
妹「助けてくれて、ありがとね、お兄ちゃん。……大好きだよ」
兄「……ははっ、いいから涙拭けよ、良い女が台無しだぞ」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:38:03.16 ID:r03wniZh0
妹「うん!」
兄(とは言ったものの、さっきの奴の言ってた、『世界を救う』って話。ただ頭がおかしい、っていうにはタイミングが良すぎる)
兄(多分、神様が言ってた事と、関係あるんだろうな)
兄(今からでも、あいつから話を聞きたいけど……)
妹「ね? 良い女になった?」
兄「なったなった。すげぇ美人」
妹「でしょ?」
兄(こいつを一人にできないし、今会っても冷静に話せないだろう)
兄「もう3時か。帰るか」
妹「うーん、でも泣いたらお腹減っちゃった」
兄「ったく、切り替えが早いっての」
妹「良い女は立ち直りが早いんだよー。お兄ちゃんには特別にね、良い女にご飯をおごる権利をあげる!」
兄「そりゃどうも」
兄(まっ、元気が何よりだな。……相変わらず、例の件は進展がないけど)
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:46:23.87 ID:VRbtaW+S0
兄以外にも使命を背負った男がいるのか
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:48:25.05 ID:r03wniZh0
兄「お前なぁ、加減しろよ。晩御飯もあるんだぞ?」
妹「だって、食べたかったんだもん」
兄「はぁ。別にいいけどな、晩飯残したら母さんが怒るぞ」
妹「残さないもん。全部食べるもん」
兄(妹ながら、ガキっぽい奴だな。俺の前だと特にガキっぽい気もするけど、歳相応に振る舞えないもんかね)
妹「ねっ、また一緒に出かけようね」
兄「……お前がいいなら、いいけどな」
妹「いいに決まってるじゃん。映画観てー、美味しいご飯食べてー……お兄ちゃんのお金で」
兄「今度はおごらないぞ。僕だってお金ないんだからな」
妹「えー! お兄ちゃんのけち!」
兄(甘えてくれてる、ってことだよな。そう考えりゃ、可愛いもんだな。……やっぱり、現実感ないなぁ、あんなの)
兄(本当にあんなこと、起きるのかな。確かに、あの光景は怖かったけど、でも、僕には信じられない)
兄(神様のクセに妙にうそ臭いっていうか、変だったし。僕に神様を信じさせるなら、最初からあの光景を信じさせればよかったんだ)
兄(そうだ。あれが全部嘘の可能性だって、あるんだ。信じて、妹に変な事してからじゃ遅いんだ)
妹「お兄ちゃん、歩くの速いよ! 待ってってば!!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:55:57.18 ID:r03wniZh0
おかしいな
適当にスレタイ思い付いて立てた時点じゃ、
適当に妹をレイプするオナニー用SSにする予定だったのに
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:57:11.15 ID:Vn+1D6mK0
むしろこの流れに支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:57:52.95 ID:r03wniZh0
男「うっ、うああああああああああああああああ!!!!」 ブンッ
兄「いっ!?」 ガツンッ
妹「お兄ちゃん!?」
兄「来るな!」
男「お、お前は、世界を救う、邪魔をする、悪魔だぁぁああ!!」 ブンッ
兄「くっ!」
妹「やだ、やだよぅ! お兄ちゃん、一緒に逃げて!!」
兄「いいから逃げて人呼んで来い! 警察もだ!!」
男「おぁあああああああ!!」 ブンッ! ブンッ!
兄「ちっ……早く!!」
妹「わ、わかった!」 タッタッタッ
男「はぁ、はぁ」
兄「……あんたも、神様に会ったのか?」
男「そ、そうだ! 神が私に、言ったんだ! あの少女を犯せと、言ったんだ!!」
兄「少し落ち着いてくれ。話がしたいんだ」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 04:59:34.61 ID:piXumUig0
この流れがいいんじゃないか
がんばれ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:03:50.89 ID:iDmgdbSm0
頼むから
>>1の頭にできているストーリーをくれ
もう・・眠れない
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:04:54.68 ID:tMgWI7710
なげえ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:05:29.50 ID:r03wniZh0
男「話? 話だと?」
兄「そうだよ。僕も混乱してるんだ。本当にあんな事が起こるのか、信じられないし。第一、あの神様自体、胡散臭いよ」
男「は、はははっ……あれが、信じられない? あれが?」
兄「ああ、だって、あんな事が起こるはずないじゃないか」
男「ははっ。……やっぱり、お前は悪魔だ」 ブンッ
兄「ぐっ!」 ガンッ!!!!
兄(やばい、意識が。こいつを野放しにしたら、妹が危ないんだ。それに、まだ話を聞き終わってないのに……)
兄「くそっ……」 バタンッ
男「お、俺は、悪魔を、悪魔を殺すんだっ!!」 グッ
妹「こっちです!」
警官「おい、お前! そこを動くな!!」
兄(声が遠い、もうダメだ……意識が、落ちる……)
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:08:00.53 ID:PeNGiTaB0
ロリコンはこんな理由付けてまで幼い子とやりたいのか…
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:08:33.44 ID:r03wniZh0
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:15:17.03 ID:r03wniZh0
兄(なんだろ)
兄(僕、死んだのかな)
兄(……違う、気がする。でも、いつもと、感じが違う)
神「そうだね。君は死んでないよ」
兄(お前! おい、なんだよ、あいつは!!)
神「答えてもいいけど、そんな事を聞いている暇、あるの?」
兄(……っ! そうだ、あの光景は現実なのか? 他に防ぐ手はないのか?)
神「ああ、そうだねぇ。……そろそろかな」 キュイイイン
兄(うっ。また、……うっ、うわああああああああああああっ!!!)
神「それを観終えるまで待ちましょう」
兄(うっ、うあっ、あああっ……ああ、あー、あぁ……)
神「お疲れさまです。では、そろそろ私は失礼します」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:21:35.46 ID:r03wniZh0
兄「ああああっ!!」
母「きゃっ!」
兄「あっ、あぁっ……」
母「だ、大丈夫?」
兄「こ、こは?」
母「病院よ。あんた、頭を殴られて気絶したのよ。覚えてる?」
兄「……今何時だ」
母「え、っと。何時かしら」
兄「早く答えろ!!」
母「ど、どうしたの? そんな大声出さなくても大丈夫よ」
兄「いいから答えろ!」
母「え、えぇ、11時ね。ちょうど」
兄「ぐぅぅぅ! 妹はどこにいる!?」
母「家にいるはずだけど……」
兄「くそっ!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:28:49.99 ID:r03wniZh0
母「ちょっと、寝てなきゃダメよ!」 ガシッ
兄「うるさい!!」 ブンッ! タッタッタッ!!
兄(時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない)
兄「おいタクシー、止まれ!!」
運転手「うわっ、死ぬ気か、このガキ!!」
兄「いいから俺を乗せて走れ! 一秒でも早く行け!!」
運転手「うっ。わ、わかった」 ブーンッ!
兄(時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない)
運転手「ここでいいか?」
兄「あぁっ!」
運転手「おいちょっと、金はどうしたんだよ! こっちは商売なんだぞ!?」
兄「ちっ、ほらよ、財布ごとやるから勝手にしろぉっ!!」 タッタッタッ
運転手「え、おい! ……行っちまった」
兄(11時13分10秒……11秒……12秒……時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない)
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:39:04.72 ID:r03wniZh0
ガタンガタンッ!! 兄「家に鍵が……鍵は、財布の中だ……くそがっ! おい、開けろよ!!」 ピピピピピンポーン!!! ピンポーン!!!
兄「どうする、どうする、どうする? あああああ、もう時間がないのに!! こうなったら、もう! おりゃあああああ!!」 バリーンッ!!
兄「よし、これで家に入れる。……居間は暗いな。妹は一人でいるのか。あの男が犯してくれていればいいが」
兄「もしいなかったら……くそっ! 早く、早く僕が行かなくちゃ、あんな、あんな光景が……くそっ!!」 ダッダッダッ!!
兄「おい、妹! 妹!」
ガチャッ 妹「お兄ちゃん?」
兄「いたか妹!?」
妹「お兄ちゃん、良かった!! 急にね、下でドアがドンドンってして、何度も呼び鈴がなって、割れる音がして」
兄「そんなのはどうでもいいんだ」
妹「うん、お兄ちゃんがいればね、大丈夫だもん。頭の傷、大丈夫?」
兄「そんなのもどうでもいいんだ」
妹「どうでもよくない! 私、心配したんだよ。本当に、すっごくすっごく心配したの。あの人はもう警察に捕まったけど、私、絶対に許さないもん。お兄ちゃんに……」
兄「妹」
妹「? 何?」
兄「俺はお前をレイプする」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:45:59.24 ID:r03wniZh0
妹「何、言ってるの?」
兄「僕は世界を救うんだ」
妹「や、やめてよ。そんな冗談、面白くないよ」
兄「本当なんだ。僕は世界を救わなきゃいけないんだ」
妹「あ、あははっ、そんな真剣な顔で冗談言わないでよ。笑っちゃった」
兄「冗談で、冗談でこんな事が言えるか!! 僕は、僕は、お前をレイプするんだ!!」 ガシッ!
妹「いた、痛いよっ! やめ、やめて、本当に痛い!!」
兄「時間がないんだよ!! あと、あと45分しかないんだ!!」
妹「お兄ちゃん!!」
兄「早く脱げ!!」
妹「お願いだから、いつもの優しいお兄ちゃんに戻ってよ……そしたら、私」
兄「くっ、もういい!!」 ビリッ!!
妹「ひっ、やだぁ!!」
兄「うる、さいっ!!」 ビリッ!! ビリビリッ!!!
妹「いやぁああああああ!!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:53:18.52 ID:0PKCYzwS0
いい流れだ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:53:26.04 ID:ypWMNEv0Q
いい話だった、
>>1乙
あんま時間ないけど少しでも睡眠とろうぜみんな
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:55:17.44 ID:r03wniZh0
兄「早く、挿入しなきゃ」 グッ!
妹「痛いっ! 痛いよ!!」
兄「あぁ、くそっ! どうして濡れないんだよ!!」
妹「うっ、もうやだぁ……」
兄「やだじゃないんだよ!! 僕はお前をレイプして世界を救わなきゃならないんだ!」
妹「ひっ、怖い、怖いよぉっ!!」
兄「ちくしょう、濡れてないし、僕のも勃起してないから入らないぞ……妹、僕のを舐めろ!」
妹「や、やだっ……」
兄「妹っ!!」 ドンッ!!
妹「ひっ! 壁叩かないで、怖いよ。わかったから、舐めるからぁ……う、うぅ」 ペロ
兄「そんなんじゃ足りない、もっとしっかり舐めるんだ。ほら、皮を剥いたから早くしろ!」
妹「や、やだっ、なんか汗臭いし、おしっこの匂いもするよ」
兄「……」
妹「な、舐めるから、だから怒らないで……」 ペロペロッ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:56:25.96 ID:4PsflhuE0
ふぅ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 05:58:29.51 ID:r03wniZh0
これで抜けるとかお前らどんだけレベル高いの
俺は無理だわ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:02:29.47 ID:rqCn71/EP
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:09:31.49 ID:YQF+gruF0
なんかこれに似たSS見たことあるぞ
うろ覚えだけど、両親が消えて兄と妹だけになったんだが
兄が時間がないとか言いだして妹を犯そうとするんだけど入らないからってリンス持ってきて中出しするやつ
妹は放心状態になって兄は妹に謝りながら家を出てヤクザみたいな危ない奴らに連れて行かれるような話だった
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:12:48.57 ID:r03wniZh0
兄「足りない……もう時間がないんだ……」 ガシッ!!
妹「んぅっ!?」
兄「もっと、ちゃんと、動かせ!! わかったか!?」 グッ! グッ! グッ!
妹「んっ、んぅっ! んんっ!! んんぐぅっ!!? ……げほっ、げほげほっ!!」
兄「ちっ、あと二十分しかない。半立ちだけど、やるしかないか」
妹「も、もう許して……お願い、お願いだから」
兄「無理だ。僕は世界を救うんだ。あれを防がなきゃ、防がなきゃいけないんだよ」 ググッ
妹「痛っ、痛いっ、無理、無理、むっ、ぃいっ!!?」 ブチッ!!
兄「や、やった!! 入ったぞ!!」
妹「……っ!! ひっ……ひっ、たい、のに……うっ、う、ぁあっ!! やめっ、動かないでっ!」 ズッ! ズッ!
兄「ダメだよ、僕はお前の中に出さなきゃいけないんっ、だ」 ズチュ!! ズチュ!!
妹「痛いのぉ!! 痛いのぉ!! 本当に、痛いんだってばぁ!! うっ、あぁっ!」 ズチュ!! ズチュ!!
兄「すぐに出すから、もう少し、もう少し我慢してくれよ。……ほら、血で滑りがよくなってきた」 グチュ!! グチュ!!
妹「……やだっ!! 私、こんなのやだよっ!! 違う、こんなの違うぅ!!」 グチュグチュ!!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:13:42.00 ID:YedWKLld0
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:18:15.65 ID:+rPyzP5o0
なんか夢オチっぽい
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:22:31.27 ID:r03wniZh0
兄「くっ……後少しで、出る。時間は……間に合うか!? くそ、もっと早く!! 早く!!」 グチュ!! グチュ!!
妹「うっ、うっ……。……っ」
兄「出る、出るぞ!! く、うわぁぁっ!!」 ビュク!! ビュクビュク!!!
妹「……」
兄「く、あぁ……や、やった、間に合った。やったぞ!! やったんだ!! これで世界は救われたんだ!」
妹「……」
兄「なぁ、妹! やったよ、世界は救われたんだ。おい、やったんだよ!!」
妹「……うん」
兄「は、ははっ、やった! あと3分で、世界が救われたとわかる!! なぁ……あ、れ」
妹「……」
兄「世界が、救われた、んだよな。あれ。あれ。あれ。なのに、なんだよ、これ」
兄「は、ははっ。なんだよ、これ。僕、なんで妹を、レ、レイプしてるんだよ」
妹「……」
兄「なんで、妹が、こんな、こんな何も見てない目で、僕を見てるんだよ」
兄「なんだよこれ! なんなんだよこれはっ!!!!」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:24:00.07 ID:r03wniZh0
24時を迎えた世界は、白い光に包まれた
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:25:19.51 ID:0+3JRjjO0
ふむ
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:28:00.16 ID:RrqeBrn/0
続き早くー
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:28:35.32 ID:r03wniZh0
神「おめでとうございます」
兄「……何が、めでたいんだ」
神「世界は救われました」
兄「どこが、救われたんだよ」
神「すぐにわかります、すぐに」
兄(何が救われたんだ。どこが、あれのどこが、救われたんだ。……僕は、どこにいるんだ。ここは、どこだ)
ガチャ 妹「お兄ちゃん、何してるの?」
兄「え?」
妹「? そんなに驚いて、どうしたの?」
兄「……これは、なんだ?」
妹「何誤魔化してるのよ。本当はやらしい本でも読んでたんじゃないの?」
兄「なぁ、妹。これは、何なんだ? 僕はどうしちまったんだ?」
妹「どうしたって……今日は映画に連れてってくれる約束でしょ? 忘れてたの?」
兄「違う、そんな事は聞いてない!!」
妹「急に怒鳴らないでよ、何? ……もう、何でもいいから早く準備してよね。私、ずっと楽しみにしてたんだから」 バタン
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:29:17.74 ID:r03wniZh0
無限ループって怖くね?
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:29:57.50 ID:LIcxBGoxO
?PLT(13000) sssp://img.2ch.net/ico/anime_kukkuru01.gif
エロは地の文が無いと抜けない
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:31:12.03 ID:r03wniZh0
よくわかる
俺も地の文がないと抜けない
あと今すごく眠い
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:32:10.22 ID:4PsflhuE0
いいから書こうよ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:38:21.54 ID:r03wniZh0
兄「これは何なんだよ」
神「だから、世界は救われたんですよ」
兄「また声だけか。……お前は一体何なんだ」
神「だから、神ですよ」
兄「ふざけるな。僕に、僕にあんな事をさせておいて!! 大体、この状況は何なんだよ」
神「何度も言ってるじゃないですか。世界は救われたんです」
兄「これの、どこが救いなんだ? 僕には悪夢としか思えない」
神「えーと、そうですね。人間にわかるように説明するとですね、世界は滅ぶ予定だったんです」
兄「……それは最初に聞いた」
神「はい。世界は滅ぶ予定でした。人間の過ちにより滅ぼされる予定でした。ですから、世界は救われました」
兄「もっとわかりやすく説明しろ……僕はな、心底腹が立ってる。生まれて以来、今ほど切れたことはない。早く続けろ、でなきゃ……」
神「あなたには何もできません。ま、いいです。続けますと、世界をひと繋ぎにしたんです。これで世界は滅びません」
兄「は?」
神「時間軸を歪めたんです。これで世界は滅びを迎えません。永遠に、決して」
兄「……は、はははっ。そんなことに、何の意味があるんだよ……」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:39:12.97 ID:r03wniZh0
要はエンドレスエイトだわな
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:45:56.84 ID:r03wniZh0
神「これで世界は滅びません」
兄「それだけじゃないか! 滅びないだけじゃないか! こんなの、何の意味もない……」
神「では、やめればいいです」
兄「やめるって、何をだよ」
神「世界を救うのを、です」
兄「何を、言ってるんだ?」
神「あなたが妹をレイプしないと世界が滅びます」
兄「……待ってくれ。……今、お前は、なんて言った」
神「そのままの意味です」
兄「僕は、した。自分の意志とは思えないし、思いたくないけど、妹を、レイプした」
神「はい。しましたね。一つ前の今日の世界で、正午から24時までの間に、あなたを妹をレイプしました。ですから、あなたは世界を救いました」
兄「……」
神「だから、あなたは今回も世界を救えます。妹をレイプすれば」
兄「……そんなの、できるか」
神「えぇ、強制はしません。ただ、世界が滅びるだけです。あなたと妹を含む、数十億の人々が死ぬだけです」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:47:41.00 ID:OAkWHDsb0
最近、こういう類の多いな。ひぐらしとか
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:51:46.74 ID:r03wniZh0
兄「それだけ、って……」
神「それだけです。前回は、確信の持てなかった世界の滅びが、今のあなたには理解できるでしょう? 自由に選んでください」
兄「ぼ、僕は、そんなの……そ、そうだ、あの男は、あの男はどうなったんだ!!」
神「あの男?」
兄「妹を襲った奴だよ!! あいつは、あいつが妹を襲ったら、世界は!」
神「救われません」
兄「え?」
神「あれは関係ありません。単なる狂人でしょう」
兄「でも、あいつは、確かにお前に会ったって」
神「神に会った、と言ったのでしょう。狂人の口癖です。世界を救えるのは、あなただけです。では、さようなら」
兄「おい、待て、待てよ!!」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:55:16.33 ID:lxC/4U0S0
さてオチはどうするつもりかな
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:57:54.45 ID:r03wniZh0
BADEND 「永遠の牢獄」
とかどうすか? ダメだよね、ダメですよね
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 06:59:06.42 ID:ZzhhJQGW0
許さない
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:02:32.95 ID:lxC/4U0S0
>>99構わん!でも続けて
HAPPYEND「平和な日常」
をやるまで許さない
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:03:29.10 ID:r03wniZh0
んじゃ、そうしよう
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:06:46.28 ID:r03wniZh0
兄「は、ははっ……そんなの、選べるわけ、ないだろ」
兄「数十億人の、しかも俺と妹の命もなくなるのに」
兄「そんなの、選べないだろ……もう、僕は、僕は」
ガチャ 妹「ねぇ、まだなの?」
兄「あぁ。もう、決まったよ」
妹「それなら早く……」 ガシッ
兄「妹」
妹「な、何?」
兄「僕はお前をレイプする」
BAD END
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:08:16.31 ID:/RO9chyv0
むしろ妹も別に神に会ってて
兄にレイプされないと人類滅亡
と聞かされてた展開がよかった
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:10:59.54 ID:r03wniZh0
それでスレ立てて誰か書けばいんじゃね
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:16:07.11 ID:r03wniZh0
>>97からの続き
兄「どうしろ、って言うんだよ」
兄「こんなの、どうしようもないじゃないか」
兄「僕に、何ができるって言うんだよ」
ガチャ 妹「ねぇ、まだなの?」
兄「……うん。まだ、ちょっと」
妹「早くしてよー」
兄「うん、もう少し」
妹「もー」 バタン
兄(何か、おかしい。何か。違和感がある。何だ、この違和感は?)
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:17:28.81 ID:lsYN2wPZQ
いいよ いいよー
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:21:20.56 ID:r03wniZh0
ガチャン 妹「いってきまーす!」
母「はいはい、いってらっしゃい」
妹「ねぇ、何観る?」
兄「ああ。そうだなぁ……」
兄(何か、決定的ずれてるというか、勘違いをしてるような)
妹「ねぇ、聞いてるの?」
兄「ん、あぁ……ごめん」
妹「もう! 別にいいけど、ちゃんと聞いてよね!」
兄(本当に、ごめん。あんな事しちまって。許してもらえないけど、本当に、ごめん)
兄「少し、急ごうか。バスに遅れる」
妹「え、うん」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:27:49.66 ID:r03wniZh0
妹「危なかったよね、あのバス。もう少し遅かったら乗り遅れてたよー」
兄「まぁ、ね。それより、何を観るんだ」
妹「えーとね」
兄「ハゲのやつか? それとも、アニメか? それとも、世界滅亡の……あぁ!!」
妹「え、どっ、どうしたの? お兄ちゃん、そんなに観たいの、それ?」
兄「違う、違うんだ。そうだ、そうだよ!」
兄(あいつは24時以降に世界が滅んだって断言してたけど、僕はあいつに見せられた映像以外で、世界が滅んだのを見ていないんだ!)
兄「そうだ、そうだよ」
妹「? それ、観るの?」
兄「いや、それよりラブロマンスを観よう。お前、観たかったんだろ?」
妹「うん、そうだけど……どうして知ってるの?」
兄「なんとなくな」
妹「ふーん……ふふっ♪」
兄「はいはい、はしゃがないの」
妹「はーい♪」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:32:33.15 ID:vaKjFjkQ0
これは面白い
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:39:11.54 ID:r03wniZh0
ごめん、眠気でオチが頭からぶっ飛んだ
少し待って
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:48:07.08 ID:r03wniZh0
妹「……お兄ちゃん」
兄「飲み物ないんだろ。買ってこいよ」
妹「う、うん」 スッ
兄(さて、と) スッ
妹「トイレに行きたいって気付いてくれればいいのに、もう!」 スタスタ
兄(今の所、問題はないな。あいつは、どこにいる?)
男「……ブツブツ」
兄(……いたっ!)
男「……そうだ、あいつは……あいつのせいで、俺は……」
兄「おい、お前っ!!」 ガシッ!!
男「何だ?」
兄「お前は、世界を救うのか?」
男「……この世界は、救えない。この世界に、神はいない。気付け、気付くんだ」
兄「何を言ってるんだ。僕が聞きたいのは、そんな事じゃ」
男「気付け! 早く気付け! 気付かなくちゃ……ブツブツ」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:52:13.33 ID:mjHXdw7m0
脳内で憂にしか変換されない
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:52:55.15 ID:r03wniZh0
兄「何だったんだ。妹の方とは、逆に行っちまった……」
妹「あ、お兄ちゃん! どうしたの?」
兄「いや……なんでもない? それより、飲み物は買わないのか?」
妹「え? あ、それは、だって……」 カァッ
兄「赤くなって、どうしたんだ?」
妹「知らないもん!」 スタスタ
兄「別に、トイレぐらい恥ずかしい事でもないだろ。まったく、何なんだか」
兄(さっきの奴、前と違ったな。本当に、ただの狂人だったのか? でも、それなら前と同じはずだし)
兄「あれ以上聞いても無駄だろうし、今は妹の側にいるとしよう」
兄(俺に妹の隣にいる資格は、もうないけど……この状況をどうにかするまでは)
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 07:55:11.23 ID:QvdoIgFeO
何この子供の数
支援
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:04:13.47 ID:r03wniZh0
妹「面白かったね!」
兄「あぁ、そうだな」
妹「だよね! ……あの、キスシーンとか……うぅ」 カァッ
兄「赤くなったり、赤くなったり、忙しい奴だな」
妹「だって、お兄ちゃんと一緒に、観たから……」
兄「? それがどうかしたのか?」
妹「……いいよ、もう」 スタスタ
兄「本当に、何なんだ?」
兄(あいつの様子も心配だけど、それより、この状況をどうするか、だ)
兄(世界は本当に滅びるのか? もし滅びるなら、どうしようもない。でも、滅びないとしたら……)
兄(滅びないとしたら、どうして、僕らは時間を戻ってるんだ? 何より、あの神様は、どうしてこんな事を?)
兄(……もしかして)
妹「お兄ちゃん!!」
兄「え?」
妹「……女の子とデートする時は、男の子がリードするのっ!!」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:15:25.80 ID:lxC/4U0S0
オチが気になってオチオチエロゲもできやしない
支援
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:15:50.66 ID:r03wniZh0
兄「満足してもらえましたか?」
妹「うむ、くるしゅうない」
兄(もう、5時か。映画終わった後に少し食べ歩いたら、もうこんな時間か)
妹「……ねぇ、お兄ちゃん」
兄「ん、なんだ?」
妹「何か、悩んでるの?」
兄「……どうして、そう思うんだ?」
妹「だって、朝からずっと変だし、私が話しかけても、返事、してくれないし」
兄「……うん、実はな。少し、悩んでる」
妹「私に、関係ある?」
兄「なくはない」
妹「そっか。私、力になれる」
兄「……お前は、ずっと力になってくれてるよ。側にいて笑ってくれるだけで、頑張ろうって思える」
妹「そ、っか。じゃ、私、笑う」
兄「うん、頼んだ」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:16:18.34 ID:vaKjFjkQ0
オチが微妙に予測できたが言わないでおこう
ハルヒのエンドレスエイトに影響されてる気がする
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:18:53.42 ID:r03wniZh0
オチはぶっ飛んだまま帰ってきてない
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:28:24.36 ID:r03wniZh0
兄「家に帰ってきたはいいけど、どうするかね」
兄(大体の検討は付いたというか、もし違ったら、もうどうしようもないな)
兄「でも、どうすればいいのか、さっぱりわからない」
コンコン 妹「……お兄ちゃん、入っていい?」
兄「ん、ああ」 ガチャッ
妹「ん。お邪魔します」
兄「どうぞ、何もない部屋ですが」
妹「本当に何もないね」
兄「はいはい、ごめんなさいね」
妹「謝るなら、今度からはお菓子とジュースくらいは準備すること」
兄「それは台所から持ってこい。……で、どうしたんだ?」
妹「……うん」
兄「本当、何もないからな。こんな部屋に来ても」
妹「なんか、不安なの。……お兄ちゃんが、お兄ちゃんじゃなくなりそうな気がして、怖いの」
兄「……僕は、僕だよ」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:31:26.82 ID:lsYN2wPZQ
寝オチは勘弁や
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:36:10.89 ID:r03wniZh0
妹「わかってる、けど」
兄「……ほら、こっち来て」 クイクイ
妹「え」
兄「ここ」 ポンポン
妹「でも、もう私、子供じゃないもん」
兄「いいから。……嫌なの?」
妹「う、ううん! 嫌じゃ、ないもん」 ススッ ゴロンッ
兄「よしよし。お兄ちゃんの膝枕は気持ち良いか?」 ナデナデ
妹「うん……気持ち、良い」
兄「そうか。じゃ、目を閉じて、ゆっくりしていいからな?」 ナデナデ
妹「う、ん。……そう、する。…………すぅ、すぅ」
兄(確かに、僕が僕じゃなくなるかもしれない。また、あの時みたいにされたら、どうしようもない。でも……多分、やらない気がする)
兄「だってお前の望みは、そうじゃないだろ」
妹「……あぁ、確かにそうだね」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:46:50.70 ID:r03wniZh0
兄「ああ、やっぱりそういう風に出てくるんだな」
妹?「まぁ、ねぇ。それにしても、わかってる事を一々聞くのって、馬鹿馬鹿しくないの?」
兄「妹の口で、そういう物言いはやめてくれ」
妹?「って言っても、こっちが地だしね。あんな馬鹿丁寧な喋り方、神様の真似事でも、もうごめんだね」
兄「……黙れよ、悪魔」
悪魔「ふーん。君は、悪魔、と呼ぶんだね。呼び方なんて、どうでもいいけどね。そうだねぇ、参考までに聞いておこうか? 君の結論」
兄「……お前は、神様じゃない。なぜなら、万能じゃなく、ルールに縛られてるからだ。例えば、お前はこの世界に、直接干渉しない」
悪魔「趣味じゃないからね。それが許されるなら、この遊びは成り立たないよ」
兄「それに、意識の弱い時にばかり現れる。朝、起きたばかりの時や、気絶した時にしか現れなかった」
悪魔「面倒だからねぇ。遊びに本気になっても、面白くないだろ?」
兄「……最後に。お前は人を操るような薄汚いやり方をする、最低のクズだからだ。そんな奴が、神様であってたまるかよ」
悪魔「大正解。素晴らしいね。人間の癖に頑張ってるよ、本当に。誉めてあげたいくらいだ」
兄「嬉しくないな。お前みたいな奴に、誉められたって」
悪魔「あははっ、そうかい。ま、皮肉抜きにしても、ここまでは上出来だ。ヒントはあげたが、それだけじゃ大半の奴には辿り着けない答えだよ」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:49:23.37 ID:3YLRhHDW0
ほうほうなるほど
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 08:51:29.88 ID:yMp0WAU10
いいね
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:02:23.67 ID:r03wniZh0
兄「大体、妹を……レイプして、世界が救われる理由がない。理屈も何もないじゃないか」
悪魔「そりゃそうさ。意味のある事なんか面白くないだろ?」
兄「何よりも、あの男や僕が、妹を襲った時の様子がおかしすぎた。あれは全部、僕に妹を襲わせるための罠だろうが」
悪魔「あー、うん。もうごたくはいいからさ、早く聞かせてくれないかな? わかってるだろ、僕が尋ねている事は」
兄「……それは」
悪魔「君は賢いねぇ。素晴らしいよ。ははっ! ……で、だから何なのさ? それがわかったから、何? 何か変わるのかい?」
兄「……」
悪魔「わかってるよね? それがわかったところで、君に何かを変える力がないことくらいさ。君は、自分の妹に何をした?」
兄「……それは、お前が」
悪魔「僕がけしかけた、と。それで君の罪が消えるのかい? 消えないよね。それは君自身が一番よくわかってるはずだ」
兄「……」
悪魔「さて、僕が答えを求める問いは、一つだけだ。君は、この世界を脱け出せるのか? これだけだ。無理だよねぇ。君には、絶対に」
兄「それでも、僕は、諦めない」
悪魔「勝手にしろよ。僕の箱庭で、好きに遊んでいればいいさ……ほら、お姫様が目覚めるぞ」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:10:40.26 ID:r03wniZh0
妹「……んっ。あ、おはよう、お兄ちゃん」
兄「……あぁ、おはよう」
妹「朝ぁ?」
兄「まだ、夜だよ。……11時だ」
妹「うん……夜なんだね」
兄「あぁ、まだ夜だよ。朝は、いつ来るかな」
妹「もう一回寝たら来るよ?」
兄「だったら、良かったんだけどな」
妹「?」
兄「あー。もう、どうしようもないのかね」
妹「……困ってるの?」
兄「あぁ、とっても困ってる」
妹「私が相談に乗るよ」
兄「お前が?」
妹「不満なの?」 プクー
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:17:24.91 ID:r03wniZh0
兄「はいはい、頬を膨らませないの。可愛くなくなるよ」
妹「じゃ、やめる」
兄「よくできました」
妹「……ねぇ、お兄ちゃん。私、お兄ちゃんの力になりたいの」
兄「……そう、か。じゃ、話そうかな」
妹「うんっ!」
兄「ある所に、仲の良い兄妹がいました」
妹「私とお兄ちゃんより?」
兄「同じくらい仲の良い兄妹がいました。そこに悪魔が現れました」
妹「どんな悪魔さん?」
兄「すっごく性格の悪い悪魔さん。この悪魔さん、仲の良い二人に不幸になる呪いをかけました」
妹「でも、二人でいたら、不幸にならないよ?」
兄「だからね、二人が……喧嘩するように、呪いを掛けたんだ」
妹「ひどーい!」
兄「あぁ、でもね、その呪いを解く方法がわからないんだ。どうすればいいのか、お兄ちゃんにはわからないんだ」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:26:35.81 ID:r03wniZh0
妹「簡単だよ!」
兄「ほ、本当か?」
妹「妹に相談すればいいんだよ。悩んでる時は、一人で悩まない方がいいの」
兄「……うん、この話のお兄ちゃんも、妹に相談したんだ」
妹「ふーん。でも、やっぱり簡単だよ?」
兄「……」
妹「あ、信じてないでしょ? 本当に簡単なんだからね!」
兄「へー」
妹「もう! そんなだから、お兄ちゃんにはわからないんだよ!」
兄「そうなの?」
妹「そうなの! 私の気持ちがわからないお兄ちゃんには、絶対にわからないの!」
兄「……そっか。それは、困ったな」
妹「しょうがないなぁ。ヒントをあげる! 仲の良い二人を見て、きっと悪魔は嫉妬したんだよ。あんなに仲が良くて羨ましいなー、って」
兄「? それのどこがヒントなんだよ」
妹「えー! お兄ちゃん、まだわかんないの?」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:36:11.83 ID:r03wniZh0
神様「そいつには一生わからないさ」
兄「おまえっ!」
妹「え?」
神様「何だよ、僕は約束の時間が近いから出てきただけさ。何も邪魔はしないよ」
妹「神様、なの?」
兄「違う! そいつは悪魔だっ!!」
悪魔「はいはい、こういう悪魔らしい姿をすれば満足かい? 人間ってのは面倒臭いね」
妹「この人、悪魔さんなの?」
兄「ああ。最低の悪魔だよ」
悪魔「悪魔に最高も最低もないと思うがね。さっ、いよいよ残り数分だ。君は、健闘虚しく敗れ去るのかな?」
兄「……くそっ」
妹「ねぇ、悪魔さん?」
悪魔「なんだい?」
妹「悪魔さんは、寂しいの?」
悪魔「寂しくないよ」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:39:02.07 ID:lsYN2wPZQ
悪魔「寂しくないよ」
「そこまでだ」
聞いたことのある声が聞こえた
寺生まれで霊感の強いTさんだ
Tさんは俺の部屋の窓ガラスをぶち破って部屋飛び込むと、妹のカオに両手を突き出し
「破ぁ!!」と叫んだ
するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、妹を包み込んだ。
妹は断末魔をあげると、やがて気を失った。
「二人に『神』のご加護がありますように」
Tさんは笑いながらそう言って帰っていった。
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:40:46.44 ID:r03wniZh0
大体合ってる
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:40:47.97 ID:lGFMbUBq0
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:43:55.16 ID:r03wniZh0
妹「じゃあ、どうして意地悪をするの?」
悪魔「楽しいからね」
妹「ふーん。でも、私は意地悪しても楽しくないよ。そんなのよりも、楽しい事があるもん!」
悪魔「そうかい」
妹「あのね、私はね」
悪魔「聞きたくない」
妹「お兄ちゃんといる時がね」
悪魔「やめろよ」
妹「一番楽しいの!」 ギュッ
兄「あ、おい、抱きつくんっ」 チュッ
妹「んっ……」 チュッ
悪魔「ああ、くそっ、こんなおままごとのために僕はこの世界を作ったんじゃない!!」
世界が、真っ白い光に包まれた
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:50:00.25 ID:r03wniZh0
兄「……ん、朝か」
兄「何か、妙に疲れてるな。昨日は、普通に学校行っただけだよな? ……なんだ、この疲労感」
ガチャ 妹「お兄ちゃん、何してるの?」
兄「うわっ、な、何って、何も、何もしてないよ!」
妹「? そんなに慌てて、どうしたの?」
兄「いや……なんか、お前の顔を見るのが、妙に恥ずかしいというか」
妹「そ、そうなんだ……本当は、エッチな事でも考えたんじゃないの?」
兄「バカ。そんなわけないだろ。それより、どうしたんだよ?」
妹「どうしたって……今日は映画に連れてってくれる約束でしょ? 忘れてたの?」
兄「ごめん、今起きたところだから」
妹「早く準備してよね。私、ずっと楽しみにしてたんだから」 バタン
兄「まったく、慌しい奴だな」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:51:30.06 ID:J/AuYjHu0
えっ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 09:55:33.30 ID:r03wniZh0
妹「もう、バス乗り遅れちゃったじゃない!」
兄「悪かったよ、さっきから謝ってるだろ?」
妹「許さないもん」
兄「でも、さっきのバス混んでたしさ、こっちの方が空いてるし、いいじゃん」
妹「膝枕」
兄「は?」
妹「今すぐ膝枕して」
兄「いや、周りよく見ろよ。少ないけど、人がいるだろ」
妹「ひーざーまーくーらー!!」
兄「わかったから、大声出すなよ」 ポンポン
妹「んーっ……気持ちいー……」
兄「わかったから、少し寝てろ。騒がれると恥ずかしいんだよ」 ナデナデ
妹「ん、うん……すぅ、すぅ」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:01:26.32 ID:r03wniZh0
妹「ねむいー……お兄ちゃんのばか」
兄「しょうがないだろ。バス停に着いちゃったんだから」
妹「……ねむいー」
兄「はいはい、いいから行くぞ。こっちな」 ギュッ
妹「んー……」
兄「ほら、映画館着いたぞ。どれ観るんだ?」
妹「お兄ちゃん観たいの観る」
兄「じゃ、ラブロマンス」
妹「……どうして?」
兄「お前、観たいだろ?」
妹「うん。すごい、なんかお兄ちゃんと私、通じ合ってるみたい」
兄「かもな」
妹「あははっ、すごーい!」
兄「……あのさ」
妹「なに?」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:07:49.51 ID:r03wniZh0
兄「ごめんな」
妹「どうしたの、急に?」
兄「いや、わからないけど、ごめん。とにかく、ごめん」
妹「……お兄ちゃん?」
兄「許してもらえなくていいけど、謝らなきゃいけない気がするんだ。僕は、お前に謝らなきゃいけない」
妹「……」
兄「ごめん。本当にごめん。僕は……」
妹「許すよ」
兄「え?」
妹「お兄ちゃんだから、許してあげる。他の人なら絶対に許さないけど、お兄ちゃんは許してあげる。特別だよ」
兄「でも、僕自身も何を謝ってるのか、わからないのに」
妹「なんでも許すよ? だって、お兄ちゃんだもん。でも、また謝ったら怒るから。私は許したんだからね」
兄「うん。……ありがとう」
妹「どーいたしまして」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:13:06.90 ID:r03wniZh0
妹「あ」
兄「うん?」
妹「でも、一つだけ言いたい事があるの」
兄「なんだよ」
妹「こっそり言いたいの! 耳、近づけて!」
兄「一体なんだよ」 グッ
妹「あのね……」 チュッ
兄「あ、おい!」
妹「早くしないと、映画始まっちゃうよ!」 スタスタ
兄「ったく……何顔赤くしてるんだよ、僕は。あ、おいっ、何も買ってかなくていいのか! 後で喉渇いても知らないぞ!!」 スタスタ
HAPPY END 「平和な日常」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:15:06.84 ID:CwBTPM7V0
乙!さて学校行くか
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:18:40.72 ID:r03wniZh0
眠い
何か、大きく辻褄の合わない所とか、聞きたい事とかないすか
やっつけなんで、まったく自分で把握してないです
なきゃ寝ます
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:24:30.66 ID:r03wniZh0
もうTさんのおかげでおk
伝わってなかった時点で、もう俺はダメダメ
一応解けました
多分、条件は相思相愛になり、気持ちを確かめ合う事じゃね?
童話ならキスで呪いが解けてハッピハッピーだし
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:27:25.92 ID:r03wniZh0
付き合ってくれた人達、おつかれさまでした
おやすみ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:29:49.86 ID:LarTUMBg0
>>170 >神「面倒なので、信じさせました。神ですから」
これができるなら
妹を犯すように洗脳すればいい
>神「できません。神のルール上、直接の干渉はできないのです」
この一文があるが、兄に干渉しまくってるし
心情的なモノへの干渉がOKなら上もOKなはず
6まで読んだがこんなところだな
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:30:37.51 ID:iDmgdbSm0
素晴らしい良作だった
俺初めてvipのssに感動した
>>1ありがとう
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 10:52:41.95 ID:VDuqbpyS0
乙!
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 11:06:56.80 ID:w5uSG6Pu0
おい
レイプは??
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 14:35:59.37 ID:r03wniZh0
>>175 完全に洗脳したら兄貴が苦しまないからじゃないかと
こいつの目的は、この兄妹の心が苦しむ事だけにあるから、
一周目は、悪魔的には微妙に失敗してる。兄貴を洗脳してるから、最後しか苦しんでいない
本番は二周目で、BADENDが悪魔勝利ルートに当たる
兄貴が望まないままに、半永久的に妹をレイプし続けるという地獄があるから
単に、限定的な状況で人を騙し、遊んでるだけな気がしなくもない
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 14:43:33.96 ID:yXbRdLXt0
>>181は自分で書いてるのにどうして客観的に見てるの?
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 14:48:51.57 ID:r03wniZh0
>>182 その設定が確定したのは、かなり後半だから
断言できるほど、悪魔側の心理がわからないんだよ
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 15:35:09.69 ID:3qDjQfrpO
いい寺生まれだった
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 16:18:18.29 ID:FKD489NW0
寺最高
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 16:28:42.88 ID:ALvGj1bI0
ちょっと駆け込んでくる
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 17:43:44.51 ID:YtqM451P0
乙
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/24(月) 19:18:21.83 ID:CgHVKokx0
やっぱり寺生まれだった
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