1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 21:45:25.28 ID:Nb9JuY5d0
P「そ、それは本当なのか!?」
春香「は、はい……私と、雪歩・真の三人で公園へ遊びに行ってたんですけど……」
真「雪歩が掘った穴に、通りかかったお婆さんが落ちちゃって!」
律子「あ、あなたたち……なんてことを……!」
雪歩「そのまま死んじゃいましたぁ~……ぅぅぅ」
P「おいおい! やばいぞ! スキャンダルどころの話じゃない!」
春香「怖くなって、そのまま帰ってきちゃって……」
P「警察も救急車も呼んでないのか!?」
雪歩「はいぃ……とりあえずそのまま埋めておきましたぁ……」
P「死体遺棄じゃないか……!」
律子「どうしましょう……と、とりあえず、社長に……!」
P「そ、そうだな」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 21:50:05.60 ID:Nb9JuY5d0
高木「黙ってよう」
律子「えっ!?」
P「やはり……そうなりますか」
高木「我が765プロの所属メンバーが過失致死罪にとわれたとなれば、おしまいだ……」
高木「P君。隠し通してくれるね?」
P「わ、わかりました……!」
律子「ちょ、ちょっと待ってください! 人の命を奪っておいて、それを隠し通すなんて……」
律子「アイドル云々の前に、人として終わってますよ! しっかりと自首をして、後に会見を……!」
高木「律子君、君はたしか、お父上のように実業家を目指しているんだったね?」
律子「は、はい……」
高木「ならば、わかるだろう。企業にとって、イメージ悪化がどれほど恐ろしいか」
高木「それに、君の経歴にも傷がつくことになるんだよ?」
高木「管理能力の無さ。人殺しをプロデュースしたなんて経歴が……一生付きまとうんだ」
律子「わかりました。隠しましょう」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 21:55:14.58 ID:Nb9JuY5d0
P「というわけだ。みんな」
「「「 えええええええええええ 」」」
千早「ひ、人を殺したなんて……」
伊織「じょ、冗談よね……?」
響「アハハハー! いやいや、笑えないさー……」
小鳥「ぴよ……」
美希「なんか、やばそうなの」
P「このことをみんなに話したのは、運命共同体だからだ」
やよい「きょーどーたい?」
貴音「死なば諸共……ということですね。おそろしい」
P「そうだ。雪歩が死体を遺棄した事実を外部に漏らしたやつには、『裏切り者』の烙印を押す」
亜美「なんかかっくいー!」
真美「サスペンスドラマみたいじゃん!」
雪歩「お願いしますぅ! 隠し通してくださいぃ!」
美希「あれが人殺しの顔……ミキ、一生忘れないの」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:00:04.54 ID:re9E1ZWi0
なんだこれ…なんだこれ…
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:00:14.20 ID:Nb9JuY5d0
やよい「かしつちし? って、どれぐらい悪いことなんですかー?」
千早「重罪よ……!」
やよい「罰金とかも払わなくちゃならないんですかぁ……?」
貴音「そうですね。おそらく……50万以下の罰金でしょう」
やよい「50万!? ええっとー、すっごーく高いのかなぁ」
伊織「大したことないじゃない。それぐらいパパッと払っちゃいなさいよ」
貴音「罰金以外にも、慰謝料など請求される可能性があります」
伊織「ふーん。それでも、安いもんでしょ」
P「おい! 伊織! 人の命はそんなに安くないんだ! 軽々しく『払ってしまえ』ですませるんじゃない!」
伊織「ど、怒鳴らないでよ……」
雪歩「私、そんなにお金持ってないよぉ……ひぃぃ」
春香「保険とかおりないのかな」
真「自動車事故とかならよく聞くけど……穴っていうのは……」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:05:18.05 ID:Nb9JuY5d0
亜美「50万あったらさー! ポケモンなんこ買えるー?」
春香「ポケモンって5000円くらいだよね……100個?」
真美「すごーい!」
やよい「も、もやしは何袋買えますかー!?」
伊織「もやしっていくらぐらいなのよ」
やよい「近所のスーパーでは29円で売ってるよー」
真「じゃあ、50000÷29でっと……」カタカタ
真「17241袋!」
やよい「ひえぇええええ」
あずさ「毎日もやしパーティね。うふふ」
雪歩「あうぅ……もやし17241袋ぶんの命を奪っちゃった……」
やよい「うっうー! 軽蔑しますぅー!」
雪歩「ひっ」
やよい「雪歩さん! 軽蔑しますぅー!」ベシベシ
雪歩「うぅぅぅ……」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:10:18.80 ID:ex0hfx470
やよいマジ泣きしてそう
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:12:27.32 ID:Nb9JuY5d0
P「だいたい、なんで雪歩は穴を掘ったりしたんだ?」
雪歩「実は……」
―――
真「若い人たちがしっかり挨拶できないのが問題になってるんだって」
春香「アハハ。他人事みたいに言ってるけど、私たちも若いよ」
真「アイドルとしてさ! やっぱりみんなをリードしていく気持ちでいないとだめかなーって」
真「芸能界でも、挨拶は大切だしね!」
雪歩「そうだね」
真「そうそう。だから雪歩、がんばって」
雪歩「えっ、私?」
真「だって雪歩、恥ずかしがり屋だからなぁ。ちゃんと挨拶できる?」
雪歩「で、できるよっ」
春香「まあまあ。あっ、ほら、前からお婆さんがくるよ。雪歩、挨拶してみなよ」
雪歩「う、うん!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:19:38.63 ID:Nb9JuY5d0
雪歩「あの! おはようございます!」
お婆さん「こんにちは」
雪歩「!!!」
雪歩(もう午後なのにおはようございますって言っちゃったぁ……は、恥ずかしぃ)
雪歩「ひぃぃぃぃぃ!!!」
ザクザクザクザク
真「ちょ、ちょっと雪歩! 穴掘っちゃだめだよ!」
お婆さん「ぐぁ!」
春香「ああっ! お婆さんが巻き込まれた!」
真「うわっ、すごい深いよ! もう底が見えない! なんてスピードだ」
春香「ど、どうしよう……!」
ズボッ
雪歩「ふぅ」
春香「あっ! 向こうの地面から出てきた!」
真「モグラみたいだ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:26:59.22 ID:Nb9JuY5d0
真「まったく、雪歩はシャイだなぁ」
雪歩「だってぇ……んしょ」
春香「……あれ? お婆さんは?」
雪歩「?」
春香「あ、穴に落ちってったよね? もしかして、気づかなかった?」
雪歩「えええええっ! かなり深く掘っちゃったけど……」
真「だ、大丈夫かな……。うーん、深すぎて底が見えない」
真「よし。ボクが中に入って様子を見てくるよ」
春香「あ、危ないよ!」
真「大丈夫だって。雪歩が出てきた方の穴は緩やかだし」
真「そっちから入って、様子を見てくるよ」
雪歩「き、気を付けて……」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:34:04.23 ID:Nb9JuY5d0
春香「お婆さん無事かなぁ……」
雪歩「……」
真「……よいしょっと。た、ただいまぁ……」
春香「あっ、おかえり! あれ? お婆さんは? もしかして、会えなかったの?」
真「えっと……会えたよ。よ、横たわってた」
雪歩「……?」
春香「横たわってた? 足をくじいちゃって、動けないとか?」
真「そ、そうじゃなくて……その、眠ってた」
春香「……? 起こしてくればよかったんじゃ」
真「起こそうとしたけど、起きなかったんだ」
雪歩「……そ、それって……」
春香「ハ、ハハハ! 冗談だよね」
真「……」
春香「ま、真……?」
真「死んでた」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:35:59.66 ID:CaA3PkRG0
春香最低なの
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:37:59.19 ID:5S+K0L1T0
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:38:30.35 ID:DWtviZOs0
落とし穴って確か重罪だよな
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:40:18.15 ID:Nb9JuY5d0
春香「うわあ……」
雪歩「あぁぁぁぁ……ああぁぁ……!」
真「ゆ、雪歩?」
雪歩「ひぃ!!!」
ザッザッザッ
真「あっ! 雪歩! 穴を埋めちゃったら、死体を引き上げられないよ!」
春香「そうじゃないよ! 隠滅! 隠滅しないと! 真も手伝って!」
真「え、ええ!?」
雪歩「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃ!!!」
春香「誰かに見つかる前に! はやく!」
真「う、うん!」
―――
P「そうか。それは災難だったな」
千早(災難なのはお婆さんじゃない……!)
響「人を死に至らしめる穴かー! 雪歩すごいぞー」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:41:53.40 ID:mTOtnjpM0
真面目なのは千早だけか…
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:45:38.62 ID:Nb9JuY5d0
P「だが、埋めたのは正しい判断だったな……雪歩、よくやったぞ」
雪歩「はいぃ……痛み入りますぅ」
千早「……!」
千早(駄目……こんなの、看過できない!)
千早(ネ、ネットにこの事実を……匿名で……!)
スッ
千早「…………」
【○○公園で765プロの荻原雪歩さんを見ました。穴を掘って何かを】
春香「千早ちゃん! ケータイで何見てるの?」バッ
千早「あっ! ちょ」
春香「あああああああああああああああ!!!!!!!」
亜美「なになにー?」
伊織「なによ、どうしたの」
春香「千早ちゃんがネットに情報を流してるよー! プロデューサーさん! 裏切り者ですよ! 裏切り者!」
P「なにっ?」ガタッ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:50:08.06 ID:Nb9JuY5d0
千早「くっ」ダッ
貴音「逃げる気です!」
P「逃すな!」
響「ここは通さないぞー!」
千早「どいて!」
真美「千早お姉ちゃん、つっかまえたー!」
ガシッ
千早「あっ!」
亜美「逃げるなー! 裏切り者ー!」
P「ようし。そのまま取り押さえておけ」
千早「あ、あなたたち、目を覚まして! これは犯罪で……!」
P「口を塞ぐんだ。誰か、猿轡とか持ってないか?」
美希「うまい棒ならたくさんあるの。はい」
亜美「つっこめー」
千早「うごっ」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 22:55:53.20 ID:Nb9JuY5d0
P「言ったよな。裏切り者には、烙印を押すと」
千早「んっ~~~~!!! ん~~~~! んん!」
P「律子。鉄を熱したか?」
律子「はい」
やよい「うわー熱そぉー!」
あずさ「あ、あらあら……本当に烙印を?」
千早「!!!!! ん~~~!!! んん~~~~!!」ウルウル
P「泣いても無駄だ。だが、憐みの心もある。なるべく目立たない場所に押すよ」
P「胸がいいだろうな。平らで押しやすいし、服で隠れるだろ」
千早「んんんん~~~~~~!!!!!!」
P「みんな! よく見ておくんだ! 裏切り者は、こうなるぞ!」
ジュウウウウウウ
千早「んぐっぐぐうううううううううううううう」
伊織「……ひぇぇ」
雪歩「ごめんなさいごめんなさい……ごめんなさいぃ……」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:02:31.73 ID:Nb9JuY5d0
【裏切り者】
千早「うう……」
やよい「……」
亜美「……」
真美「……」
伊織「ちょ、ちょっと、さすがにやりすぎじゃ……」
P「なんだ伊織。お前のデコに押してもいいんだぞ?」
伊織「っ…………」
P「そうだ。口を閉ざしておくことだ」
千早「う……うう……」
春香「千早ちゃん、落ち込まないで。胸に烙印が押されても、歌は歌えるよ」
真「そうだよ! 元気出して!」
雪歩「そ、その烙印も見ようと思えば御洒落に見えなくもないような……」
千早「……!」ギロッ
雪歩「ひぃ! ご、ごめんなさぃぃ……」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:03:58.70 ID:PIskzwvQ0
雪歩さすがにそれは…
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:06:41.92 ID:Nb9JuY5d0
小鳥「ですが……大丈夫でしょうか」
小鳥「社内の口封じはできたとしても、目撃者がいないとは限りませんし……」
小鳥「だれかが掘り返しているなんてことは……」
春香「かなり深く掘ったから、そう簡単には発見できないと思いますけど……」
P「だが、用心するにこしたことはない。一度現場を見に行こう」
律子「私も行きます」
P「みんなは待っていてくれ。ちょっと様子を見て、すぐ帰ってくるから」
「「「 はーい 」」」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:11:05.00 ID:CaA3PkRG0
765プロのアイドルが匿名掲示板で煽りあってるって本当ですか
幻滅しました…事務員さんのファンになります
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:12:34.50 ID:Nb9JuY5d0
ガチャ
高木「……」
P「あ、社長。ちょうどこれから現場を見に行くところなんです」
律子「ご一緒しますか?」
高木「……」
P「社長?」
高木「……」
ガシッ
P「あっ! 社長何を! 俺のズボンから手を離してください!」
高木「……」
スルスルスル
P「ああっ! 社長!///」
響「社長がプロデューサーのズボンを脱がしてるぞー!?」
貴音「面妖な!」
律子「わー! ちょ、ちょっと何してるんですかふたりともー!」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:14:25.21 ID:PgUG/ntY0
え?
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:18:11.49 ID:Nb9JuY5d0
高木「穴があるねぇ」
イジイジ
P「やめてください! セクハラですよぉ! ウンコする穴なんて触って、ばっちぃですよぉ!///」
高木「埋めたいなぁ」
P「え?」
高木「埋める」
ヌギヌギ
P「ちょ、ちょっとぉ!」
高木「せいっ」
ズブリッ♂
P「ぐああああああああああああああああああああああああああああ」
律子「きゃあああああああああああああああああああああ」
小鳥「こ、これは凄い……!」
美希「ハニィィィィィィィィィ!!!!! ハニーが大変なのー!!!!!」
あずさ「あらあら」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:18:36.77 ID:wkHQrsM7O
公園…穴…ハッ!
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:18:53.46 ID:ot8TIJjJ0
何が始まるんです?
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:20:12.60 ID:JrupwPmY0
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:20:11.31 ID:mcdgq1tL0
雪歩が掘った穴はPのケツ穴だった…?
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:24:27.29 ID:Nb9JuY5d0
高木「うぅぅぅぅ」ドサッ
律子「しゃ、社長! いったいどうしたんですか!? …………! し、死んでる……!」
高木「」
やよい「ええっ!? ええ!?」
伊織「な、なによ!? 何が起きてるの!?」
亜美「に、兄ちゃん大丈夫?」
真美「兄ちゃーん?」
P「……」スクッ
律子「あっ、大丈夫ですか? って、きゃあ! 前、前!」
春香「プロデューサーさん! 股間からマイク出てますよ! マイク!」
P「……埋めたい」
真「な、何言ってるんですか? プロデューサー、なんか様子がおかしいような」
P「穴を……埋めさせろぉ!」
ガバッ
真「わー!」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:29:11.71 ID:Nb9JuY5d0
P「真……おまえ、顔に穴が空いてるじゃないか……」
真「ちょ、何を……穴って、口ですよこれ」
P「穴を埋めるぞぉ!」
ズブリッ♂
真「んぐぅ!」
あずさ「あらあら!!!」
やよい「うっうー! な、何をしてるんですかぁー!?」
響「は、ハレンチだぁー!」
小鳥「イラマチオ!!!」
律子「やめてください!」
P「うるせぇー! 俺は穴を埋めなければならないんだー! 離せ!」
ガッ ゴツン
律子「カハッ―――」
ドサッ
春香「り、律子さん! 頭から血が……!」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:32:40.34 ID:UM+Kfrnc0
なにこのホラー
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:35:12.97 ID:Nb9JuY5d0
律子「」
美希「り、律子が死んでるのー!!!!!」
雪歩「ひぃぃぃぃぃ!!!!」
P「おらぁぁぁぁぁ!!!!」
パンパンパン
ドピュルル
真「むぐっ……! ん!」
P「ああああぁぁぁぁぁ」ドサッ
やよい「ひえええ!」
伊織「せ、性犯罪者が倒れたわよ! 誰か取り押さえて!」
貴音「その必要はないようです……すでに絶命しております」
P「」
響「なんくるなくないぞー! やばいぞー! どうすればいいんさー!」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:35:22.87 ID:PIskzwvQ0
貴重なパイナップルが…
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:40:01.80 ID:Nb9JuY5d0
真「……」フラッ
春香「ま、真……? 大丈夫? 吐いてきた方がいいんじゃない?」
真「……」
伊織「ちょっと、何とか言いなさいよ」
トコトコ
真「……伊織。耳に穴が空いてるよ」
伊織「は、はぁ? 当たり前でしょ。穴が空いてなきゃ、聞こえないじゃない」
真「埋めないと」
伊織「? なに?」
真「埋めないとぉ!」
ガシッ
伊織「きゃっ! ちょっと、なにやめて! 痛い!」
真「埋めないとぉ!」
グググググ
伊織「イタイイタイ! 頭が潰れちゃうぅぅぅ!!!!」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:41:40.69 ID:gO/LYXFy0
まさかのパニックホラー
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:44:56.41 ID:Nb9JuY5d0
雪歩「ひ、ひぃぃ!」ガクガク
春香「真! しっかりして!」
真「あれえ? まだ穴が空いてる。うるさい喚き声が漏れる穴だ……」
伊織「いやああああああいたい! いたいぃぃぃ!」
やよい「伊織ちゃあああああん!!!!」
真「埋めるよ。ボクの口で。はぁむ」
伊織「ん! んんん! んむぅ!」
チュルルルルル
やよい「な、なんでキスしてるんですかぁー!?」
あずさ「やよいちゃんにはまだはやいわ。見ないでおきましょう」
やよい「うっうー! 気になりますぅー!」
真「……っぷはぁ」
真「……ぅぅぅぅ」ドサッ
雪歩「ま、真ちゃん!」
真「」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:50:43.94 ID:Nb9JuY5d0
春香「また……また、死んでるよ……!」
貴音「面妖な……!」
亜美「ひぃー! お助けー!」
真美「警察呼ぼうよー!」
伊織「……」フラッ
亜美「あっ、いおりんが起きた」
真美「大丈夫ー?」
春香「ふたりとも危ないよ! 今までのパターンからすると……!」
伊織「……」ピカー
亜美「ぎゃあ! 眩しい!」
真美「目がー! 目がー!」
やよい「うっうー! 伊織ちゃんのおでこから光がー!」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/22(火) 23:57:22.10 ID:Nb9JuY5d0
伊織「……埋めないと」スッ
美希「あー! ミキのうまい棒!」
伊織「そこっ」
ズブズブ
亜美「んぐっ」
真美「ふがっ」
ドサッ
春香「ふ、ふたりとも、大丈夫!?」
美希「せっかくのうまい棒をおしりの穴にー! でこちゃんのばか!」
伊織「」
美希「って、言ってるそばから死んでるのー!」
亜美「……」フラッ
真美「……」フラッ
響「い、嫌な予感がするぞ……」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:19:59.95 ID:zjfG8PM00
どうなってるんだ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:31:43.67 ID:5VJmp6h/0
亜美「つめろー! 埋めろー!」
真美「つめろー! 限界までー!」
響「ふぁぁぁぁぁ! ふあふぇぇぇぇぇ!」
美希「ミキのおにぎりー! 勝手に使わないでほしいのー!」
亜美「……」ドサッ
真美「……」ドサッ
響「うぐぅぅぅぅぅ」
亜美「」
真美「」
やよい「ま、またですぅー! ど、どうなってるんですかぁー!?」
貴音「なんとなく……わかりました。おそらく、感染しています」
やよい「か、感染……?」
貴音「穴を埋めたいという衝動が……」
響「埋めたいぞ~。自分、埋めたいぞ~」フラッ
春香「ま、また……!」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:38:10.99 ID:5VJmp6h/0
響「ハム蔵をつっこむぞー」
貴音「っく……!/// 目を覚ますのです……響……!」
響「いけぇ! ハム蔵! 貴音のおしりの穴を埋めるんだぁ!」
ハム蔵「……」
ムギュルルル
貴音「~~~~!!!!///」
雪歩「あ、あわわ……うぅぅぅぅ……!」
雪歩「ど、どうしてこんなことに……!」
千早「もう気づいているんでしょう?」ポンッ
雪歩「……!? ち、千早……ちゃん……?」
千早「復讐よ、これは。……埋められたお婆さんの……怨念が、ここを支配している……」
雪歩「ひぃ……! そ、そんなぁ!」
千早「この惨劇を止めるためには、哀れな死体を掘り起こすことね……愚行を悔いながら」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:39:48.68 ID:/wRGyPyQ0
もう前半の話し関係ないかと思ってたよww
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:44:09.86 ID:5VJmp6h/0
貴音「埋めましょう。穴は埋めるものです」
あずさ「あ、あらあら! そ、そこはちょっとぉ!/// こ、困っちゃう……!///」
やよい「ううー! だ、誰かー!」
千早「ほら、急がないと。この惨劇は止まらないわよ」
雪歩「……!」ダッ
春香「あっ! 雪歩! 逃げるの!?」
雪歩「みんな待ってて! 私が、全てを終わらせるから!」
ガチャ
バタン
雪歩「掘らないと……死体を、掘りおこさないと……!」
タッタッタッタ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:49:50.15 ID:5VJmp6h/0
雪歩「はぁ……はぁ……! たしか、埋めたのはこのあたり……!」
ザクザクザクザク
雪歩「……!? あれ? 死体は!?」
ザクザクザク
雪歩「お、おかしい! ここに、あるはずなのに……! な、ない!」
雪歩「もっと深い場所……?」
ザクザクザクザク
雪歩「違う……なんで? どうしてないの……?」
パサッ
雪歩「……? 何? なにか降ってきて……土?」ゾクッ
ドサッ ドサササササッ
雪歩「きゃあ!!!! なに!? な、なんで……!」
雪歩「だ、誰ですか!? わ、私が中に入ってます! 埋めないで!」
お婆さん「……」
雪歩「あ、あなたは……」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:55:17.93 ID:5VJmp6h/0
雪歩「あ、あなたは死んだはずじゃ……」
お婆さん「…………よくも……よくも」
ザッザッザッ
雪歩「いやぁぁぁぁ! やめてぇ! 埋めないでぇ! ごめんなさい! 許してください!」
お婆さん「………………」
ザッザッザッ
雪歩「いやああああああああああああああああああああああ」
―――
映画スタッフ「ってのが、『穴を掘る少女』の第一稿なんですけど。カ・イ・ダ・ンって感じで」
P「ホ、ホラー調ですね……どうだった、雪歩。読んでみた感想は」
雪歩「…………………嫌です」
映画スタッフ「そうですか。はい、他にもブラジルまで穴を掘り続けるって案があるんですけど……それはさすがに安直」
雪歩「そっちでお願いします」
映画スタッフ「ですね。わっかりましたー」
~END~
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:55:49.80 ID:zjfG8PM00
乙
映画か
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:56:39.49 ID:ZmdSnCgV0
ホモ展開いらなかったですよね
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:57:08.15 ID:p4oAZSpL0
乙
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 00:58:45.89 ID:2UzKwdzm0
撮影だったオチみたいなもんか
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 01:01:42.71 ID:QRCCYHjg0
こういう、765ホラー劇場的な企画ありそう
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 01:07:17.86 ID:0+Tn2B9r0
なんだ映画か良かった
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/23(水) 01:11:21.59 ID:uZpeK35t0
乙
転載元
P「雪歩が掘った穴に人が落ちて死んだ!?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1382445925/
Wave (2013-08-28)
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え・・・まず殺人がイカンだろ
・・・いや、映画か
そりゃ殺人よりポルノのほうがやばいは
人が死ぬより男の股間が映るほうがやばいは
穴に埋めるより口に突っ込むほうがやばいわ