9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:30:37.21 ID:8JC7+sir0
ナポリたん「私はナポリたんといいます!」
ナポリたん「今日も美味しく作ってもらって、いっぱい食べてもらいますよ~」
ドア「ガチャ」
料理人「さあ、ナポリタンの注文が入ったぞ。張り切って作るかぁ」
ナポリたん「あっ!料理人さんが来ました」
ナポリたん(美味しく…出来るといいな)
※ナポリたんはナポリタンの精霊なので人には見えません。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:32:58.35 ID:cwl2Iyw5O
びんちょうタンみたいなもんか?
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:36:24.75 ID:8JC7+sir0
料理人「さぁて、フライパンにサラダ油を入れて…」トロッ
ナポリたん「ひゃっ!」ピクッ
ナポリたん「うぅ…いきなり冷たいの垂らされたから、変な声出ちゃいました…」
料理人「…じゃなかった、まずは玉ねぎを切らないとな…」トントン
ナポリたん「ふぇ…」グスッ
ナポリたん「玉ねぎは…ダメです。涙出ちゃいますよぉ…」ポロポロ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:39:08.79 ID:tV3q5PsP0
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:39:57.84 ID:t1+x62Ty0
全然知らなかったけどナポリタンブームなんだろ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:41:00.99 ID:8JC7+sir0
料理人「材料は切り終わったし…」
料理人「こっからは同時進行か…うし、まずはパスタ茹でるか」ボコボコ
ナポリたん「はふぅ、あったかいです~」ホゥ
料理人「で、その間に野菜を炒めるわけだが…」
ナポリたん「やっ、2つ同時に…!?そんなの無理――」
料理人「それっ」ジュウッ
ナポリたん「ひあぁぁっ!」ビクンッ
ナポリたん「あつい…茹でるのと炒めるの同時なんて…あつすぎますぅ…」ハァハァ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:41:13.83 ID:hJem9SE30!
ナポリタンって日本発祥らしいな
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:45:44.98 ID:8JC7+sir0
料理人「おっと、いけない!色々入れ忘れてた」
ナポリたん「ふぇ?」ハァハァ
料理人「まずピーマン」ジュッ
ナポリたん「んっ…!」ピクッ
料理人「おやおや、丸まってて火が通りにくそうだな…」クパァ
ナポリたん「あうぅ…そんなにピーマン開いたら…恥ずかしいですよぉ」カアァ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:50:21.19 ID:8JC7+sir0
料理人「あと…ハムか」ジュー
ナポリたん「うぅ…」ピクッ
料理人「……ちょっとつまみ食いしてもバレないよな」スッ
ナポリたん「あっ、ダメっ!そんなことしたら…」
ナポリたん(量が…減っちゃう…っ!)
料理人「あむっ。うん、美味い美味い」ハムハム
ナポリたん「ん…はぁっ!そんな…強く噛んだら…あんっ!」ビビクン
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:55:45.11 ID:pEmBoDTr0
あーこれはマジキチ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:56:44.85 ID:8JC7+sir0
料理人「これで具は最後かな?」ボロンッ
ナポリたん(そ、ソーセージ…)ドキドキ
料理人「よし、入れるぞ…!」
ナポリたん「えっ、そんないきなり…」
料理人「それっ」バラバラ
ナポリたん「あああぁぁっ!」ビクッ
ナポリたん(切り方…大き過ぎます…っ!)
料理人「おっ、そうだ。さっきハム少し食べちゃったし、多めに入れるか」バラバラァッ
ナポリたん「そ、そんなに入らな…あぁっ!フライパンから溢れちゃいますよぉっ!」ビクビクンッ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 21:57:56.42 ID:ojL0H/+C0
スパゲッティのパンチョ「ナポ星人(2.1キロ)はいよろしくぅ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:01:23.85 ID:8JC7+sir0
料理人「あとは…」スッ
ナポリたん「ふぇ……?」
料理人「トマトケチャップを……」
ナポリたん「あっ…今ケチャップ出したら、ナポリタンできちゃいます!完成しちゃいますっ!」フルフル
料理人「もう…上に出すぞっ…!」ビュルルルッ
ナポリたん「そんな乱暴に容器握ったら…(フライパンの外に)トンじゃいますぅっ!」ビクンビクンッ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:01:26.32 ID:Da9nmmzt0
ミートくん「王子ーっ!!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:06:15.60 ID:8JC7+sir0
ナポリたん「う…ぁ…」トローン
料理人「さて、盛りつけるか!」
ナポリたん「……はっ!」パチッ
ナポリたん「き、綺麗に盛りつけて下さいね…?」ウワメヅカイ
~~~
料理人「よし、完成だ!」
ナポリたん「わーい」パチパチ
料理人「…っと、忘れるところだった」パラパラ
ナポリたん「あふ…白いのいっぱいかかってます…」
料理人「粉チーズだ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:11:10.33 ID:8JC7+sir0
ウェイター「へい、お待ちっ!」
マダムA「まぁ!メニューで見たのよりソーセージがいっぱい!」
マダムB「サービスのいいお店ねぇ」オホホ
ナポリたん(その分ハムが少ないですよー)
マダムA「それじゃあ、いただこうかしら」スッ
フォーク「クルクル」
ナポリたん「あ~れ~、目が回ります~」クルクル
マダムA「ん」パクッ
ナポリたん「んっ…」ピクッ
マダムA「あら、美味しいわね~。Bさんも一口いかが?」
マダムB「じゃあ、いただこうかしら」
ナポリたん(みんなが笑顔になってくれると、私も嬉しいですよー)ニコッ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:18:09.81 ID:8JC7+sir0
料理人「いやぁ、今日も繁盛したなぁ」
ナポリたん「ナポリタン大人気でしたね!」
料理人「みんなナポリタン美味しいって食べてくんだよな。…不思議だ、特別な作り方はしてないのに…」
ナポリたん「なんででしょうねー」ニヤニヤ
料理人「ひょっとして…この店にはナポリタンの妖精が住んでるとか…」
ナポリたん「!」ビクッ
料理人「…なーんて、んなわけないかぁ!」
ナポリたん(び、ビックリしました…)ホッ
ナポリたん「ま、バレたらバレたでもいいんですけどね」クスッ
ナポリたん(みんなが美味しくナポリタンを食べてくれたら、それだけで私も…)
ナポリたん「…幸せ、ですから!」
―ナポリたん編・完―
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:22:00.89 ID:JIW8bUzN0
ナポリタン・・・編?
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:28:53.15 ID:8JC7+sir0
ギュウたん「ボクはギュウたん!牛タンの精霊だぞ!」
ギュウたん「焼肉屋のこの香りいいよな~。いつまでもこのままのんびりしてたい……」ホワー
ドア「カランカラン」
店主「はい、らっしゃい!」
ギュウたん「ありゃりゃ、お客さん来ちゃったか~」
ギュウたん「それじゃ、ボクの出番かな」ニシシッ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:30:54.21 ID:pEmBoDTr0
牛タンwwwww
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:33:34.26 ID:8JC7+sir0
おじさん「いやー、ここの店は牛タンが美味いって評判だからな」
ギュウたん「そりゃ、ボクがついてるからねっ」フンス
おじさん「ほれっ、焼く前の肉も柔らかい」ツンツン
ギュウたん「こ、こらっ!突っつくなぁ!」
お兄さん「先輩、食べ物で遊んじゃダメですよ」
おじさん「おお、そうだな。んじゃ、焼くか」
ギュウたん「……ふぅ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:38:51.04 ID:8JC7+sir0
おじさん「じゃあ、網の上に肉を乗せて…」ジュッ
ギュウたん「んっ…」ピクッ
お兄さん「あれっ?少し火弱くないですか?」
おじさん「そうだな、ちょっと上げるか」カチッ
ギュウたん「んあぁっ!」ビビクン
ギュウたん(き、急に火力上げなるなよ…)
ギュウたん(ちょっと、漏れちゃったじゃないかぁ……油)ビクンッ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:38:59.13 ID:uIMRadv5P
ナポリタンのソースとパスタ絡めずに完成ってどういうことだよ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:43:16.30 ID:JIW8bUzN0
ボクッ娘とか俺得
と思ったけど、冷静に考えたら牛タンだった
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:44:07.95 ID:8JC7+sir0
おじさん「そろそろ焼けたかな。ほれ、皿出しな」
お兄さん「ありがとうございます。では、レモンをかけて…」ドピュッ
ギュウたん「あっ…」
ギュウたん(レモン…いっぱいかけられてる…)ピチャアッ
お兄さん「ん~、美味いっす!」
おじさん「だろう?ワシの奢りだからドンドン焼きなさい」
ギュウたん「ひっ…まだ焼くのかぁ…?」ブルッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:50:42.42 ID:8JC7+sir0
店主「ありがとうございしたー!」
ギュウたん「いやー、今日もいい仕事したぞ!」ワハー
店主「喫茶店の旦那も言ってたが、うちの店も牛タンの妖精さんが頑張ってくれてるのかも知れんね」
ギュウたん「べ、べつにお店のために頑張ってるわけじゃないんだからな!」プイッ
ギュウたん(でもまあ、このお店は好きだし、そういうことにしてあげても…いいかな?)
ギュウたん「よしっ、明日も頑張るぞ!」
―ギュウたん編・完―
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:54:11.86 ID:JIW8bUzN0
おい
牛タン短いぞどういうことだ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:54:31.85 ID:CX7/lxVHP
ジンギス漢編もよろしく
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 22:55:01.72 ID:+1o3gUoW0
たんたかたんはまだですか?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:00:18.31 ID:8JC7+sir0
ワンたん「ワンタンのワンたんだよ~」
ワンたん「中華料理屋さんに住んでるよ~」
ドア「バンッ」
ワンたん「あっ、コックさんが来たみたい」
コック「アイヤー。もうすぐお店開くし、ワンタン作りはじめるアルよー」
ワンたん「わ~い。優しく作ってね~」ピョンピョン
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:07:35.25 ID:8JC7+sir0
コック「それじゃまず皮作るアルよ」
ワンたん「うんっ。お願いするね~」
コック「小麦粉に水を入れて…」トロォ
ワンたん「うわわ、ちょっと冷たいよ~」ビシャア
コック「しっかりと、混ぜるアル!」グイッ
ワンたん「ひあぁっ!」ビクッ
ワンたん「ち、ちょっと強いと思うな~…」ビクビク
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:12:59.91 ID:8JC7+sir0
コック「さて、こねた後は少し寝かせておくアル」
ワンたん「へあぁ…ようやく休めるよ~」クタッ
コック「…と、その間に材料を混ぜてしまうネ」
ワンたん「………ふぇ?」
コック「ふんっ!」グリィッ
ワンたん「へあぁっ!?」ビビクン
ワンたん(ゆ、油断しちゃってたよ~)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:19:22.31 ID:8JC7+sir0
コック「アイヤー。そろそろ皮が頃合いアル」
ワンたん「あへぇ~…」ピクピク
コック「皮の生地を伸ばして…」グイグイ
ワンたん「ひぅ…なんだか今日は…あうっ!強過ぎだよ~…」ビクッ
コック「さっきの具を包むアル」クリクリ
ワンたん「あっ…ふぅっ…!」
ワンたん「もう…限界だよ~…っ!」ビクンッ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:25:20.43 ID:8JC7+sir0
コック「うんむ!あとはお湯に入れて完成アル」
ワンたん「ようやく落ち着けるよ~」チャプン
コック「湯加減はどうアルか?」
ワンたん「ベリーグッドだよ~」
ワンたん(あれ?今な~んか違和感が……)
コック「もうできたアルよ~」ザバッ
ワンたん「うひゃあ!い、いきなり引き上げないで欲しいかな~って」ドキドキ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:29:04.99 ID:JIW8bUzN0
見えないんじゃなかったのかよ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:31:35.95 ID:8JC7+sir0
コック「アイヤー。今日もお疲れ様アルよ」
ワンたん「お疲れ様だよ~」
コック「アッハハ、いつもワンたんが頑張ってくれるからアルよー」
ワンたん「いやいや~、そんなことないよ~……って、コックくん私のこと見えるの!?」
コック「見えるアルよー。本場のコックなめたらダメアル」
ワンたん「てことは、もしかして料理中のアレも…」カアァ
コック「ふふっ、なかなか可愛かったアルよ」アハハ
ワンたん「うわわ~!ダメダメ、コックくん!忘れて忘れて~」ウワーン
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:36:58.00 ID:pEmBoDTr0
ワロタ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:39:23.77 ID:8JC7+sir0
ワンたん(…でも、見られちゃった恥ずかしさよりもお話が出来る楽しさの方が大きくって、あんまり気にならないや…)
コック「ワンたん、どうかしたアルか…?」
ワンたん「ううん。なんでもないよ~」クルッ
ワンたん「明日もがんばろ~ね、コックくん」
―ワンたん編・完―
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:48:01.00 ID:8JC7+sir0
貴方が料理を美味しいと感じた時――
ほんの少し、彼女達のことを思い出してみてください――
ナポリたん「えへへ」ニコッ
ギュウたん「イェイッ」ニッ
ワンたん「わは~」ニコー
ひょっとしたらそこには、とても愉快な料理の精霊が隠れてる…かも…しれませんよ―――
―完―
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:55:58.63 ID:8JC7+sir0
支援レスありがとうございました!
いつもとはまた違うノリを味わえて楽しかったです
また機会があれば書いてみますね
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:56:23.45 ID:pEmBoDTr0
乙
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/08(水) 23:58:57.50 ID:JIW8bUzN0
発想のレベルがダンチだぜ・・・
おつー
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/09(木) 00:13:15.64 ID:uApzP/CKO
次はサムゲたん編を
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/09(木) 00:21:30.27 ID:uApzP/CKO
グラたん編でもいいんだぞ?
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/05/09(木) 00:24:31.29 ID:nW85FZBI0
缶詰スレか懐かしいなと思ったら違った
転載元
ナポリたん「お、美味しいです…よ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1368015878/
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と思ったがやはり違ったか
>>米2
それ気になってggったら面白そうすね