1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:33:58.72 ID:pK7ZAR4x0
ガチャッ
P「おはようございまーす」
小鳥「はい、申し訳ありません……ただいま代わりを行かせましたので、はい……」
P「……?」
小鳥「では、そういうことで……はい、失礼します……」ガチャン
P「音無さん、どうかしたんですか?」
小鳥「あぁ、プロデューサーさん……ちょっと見てくださいよ、これ」
P「ん、なになに……」
『ボクより強いアイドルに会いに行く 真』
P「」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:36:09.31 ID:pK7ZAR4x0
P「なんですか、これは……」
小鳥「なんですか、と言われても……」
P「真に連絡は?」
小鳥「……繋がりません」
P「今日のバラエティの収録は?」
小鳥「響ちゃんに行ってもらいました」
P「取材も入ってたけど……」
小鳥「取材は、雪歩ちゃん一人でどうにか……」
P「……じゃあ、穴埋めは大丈夫そうですね」
小鳥「はい、なんとか……」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:36:24.84 ID:4oa27k440
, ‐、 ,- 、
ノ ァ'´⌒ヽ ,
( (iミ//illi)))
)ノ`リ・ω・ノ(
γ´⌒´--ヾvーヽ⌒ヽ
/⌒ ィ `i´ ); `ヽ
/ ノ^ 、___¥__人 |
 ̄! ,,,ノ爻\_ _人 ノr; ̄ ̄ ̄````"""''‐-、、
( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ `ヽ
__ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア:} ノ
ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈______,,,,,,...,,-‐''
〈J .〉、| |, |ヽ-´
/"" | |: |
レ :|: | リ
/ ノ|__| |
| ,, ソ ヽ )
.,ゝ ) イ ヽ ノ
y `レl 〈´ リ
/ ノ | |
l / l;; |
〉 〈 〉 |
/ ::| (_ヽ \、
(。mnノ `ヽnm
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:37:14.55 ID:ccrmJEaL0
マッチョなやよいAAとかムキぽとか鉄壁千早とかその辺か
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:38:36.63 ID:+BM/TGsv0
雪歩が穴掘りではなく穴埋めとは
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:39:41.89 ID:pK7ZAR4x0
P「……で、真は何やってるんでしょうか?」
小鳥「さぁ……中二病でもこじらせたんですかね?」
P「マジか……」
小鳥「プロデューサーさん、何か心当たりとかあります?」
P「……うーん、真の中二病を手助けした覚えはないんですけど……」
小鳥「ですよね……」
P「音無さんは何かありませんか?」
小鳥「私ですか?うーん……」
小鳥「そういえばこの前、真ちゃんとスト4で遊びました」
P「それだ」
小鳥「ええっ!?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:42:03.36 ID:pFXqEP4Di
??「にょわ?」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:42:21.44 ID:pK7ZAR4x0
P「俺より強い奴に……ってやつですよね、それ」
小鳥「そんな所から影響受けるんですか……?」
P「中二病を侮っちゃいけません」
小鳥(経験者なのかしら……)
P「……どんな風にスト4やってたんですか?」
小鳥「あ、ええっと……」
――――
――
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:45:30.49 ID:pK7ZAR4x0
小鳥『……はぁ、暇だわ』ガチャガチャ
小鳥『オンゲー色々やったけど……一周回ってまたスト4に来たわね』ガチャガチャ
小鳥『……』ガチャガチャ
真『おはようございまーす!』
小鳥『あ、真ちゃんおはよう』ガチャガチャ
真『小鳥さん、何やってるんですか?』
小鳥『スト4よ……ほら、ゲーセンにあるやつ』
真『あぁ、それならボク強いんですよ!ちょっとやりましょうよ!』
小鳥『…………ほう?』
――――
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:48:31.00 ID:pK7ZAR4x0
P「……で、ボッコボコにしたと」
小鳥「だって、真ちゃんも自信ありげだったから……」
P「なんで手加減してやらないんですか……しかも、音からしてアケステですよね」
小鳥「手に馴染むので……」
P「というか、職場でゲームしてるのがまずおかしくないですか?」
小鳥「そりゃゲーセンには行けないし…………はい、すいません」
P「まったく……」
小鳥「……」
P「……」
P「……それが原因なんでしょうか?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:51:19.51 ID:pK7ZAR4x0
小鳥「さぁ……?」
P「普通、格ゲーでボコられたぐらいで出ていきますかね」
小鳥「中二病侮り難しって、さっきプロデューサーさんも言ってたじゃないですか」
P「まぁ、そうですけど……」
小鳥「……プロデューサーさん、ホントに心当たり無いんですか?」
P「え?うーん……」
P「そういえばこの前、真と恋バナしました」
小鳥「それだ」
P「ええっ!?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:54:31.94 ID:pK7ZAR4x0
小鳥「分かりましたよ、その恋バナでなんかぶち込んだんですね!」
P「音無さん、言葉が汚いです」
小鳥「……コホン」
P「でも、特に何も無かったと思うけどなぁ……」
小鳥「どんなこと話したんですか?」
P「あ、ええっと……」
――――
――
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 20:57:29.72 ID:pK7ZAR4x0
真『はぁ……』
P『どうした真、元気ないな』
真『あ、プロデューサー……』
P『失恋でもしたか?』
真『あはは、そんなことないですよ』
P『そうか?』
真『はい』
P『……好きな人でもできた?』
真『は……ははっ、そんなことないですよー』
P『図星だな』
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:00:24.23 ID:pK7ZAR4x0
P『相手は誰だ?学校の先輩か?』
真『ちょっ、プロデューサー……』
P『……よし、質問を変えよう』
P『好きなタイプは?』
真『え?』
P『好きなタイプだ』
真『え、ええっと……優しい人、ですかね?』
P『なるほど……』
真『……じゃ、じゃあ、プロデューサーの好きなタイプは何ですか?』
P『え、俺?』
真『はい』
P『うーん……』
P『……強い人、かな?』
――――
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:01:17.29 ID:sRlN1eLo0
あかん
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:02:10.77 ID:LLk7s3AjP
ワロタ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:03:14.67 ID:pK7ZAR4x0
小鳥「それだぁああーー!!」バン
P「わっ!?」
小鳥「それですよプロデューサーさん!それしかありません!」
P「ちょっ、落ち着いて……」
小鳥「……はぁ、はぁ」
P「どういうことです?それしかないっていうのは……」
小鳥「それはもうあれですよ!恋する乙女ですよ!」
P「恋する乙女……?」
小鳥「侮り難し!」
P「……??」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:06:38.95 ID:pK7ZAR4x0
小鳥「いいですか、プロデューサーさん」
P「は、はい」
小鳥「真ちゃんは、落ち込んでいました」
P「なんでですか?」
小鳥「それは……多分、私にボコられたからでしょう」
P「……」
小鳥「自信のあった格ゲーでフルボッコにされ、ボクはなんて弱いんだ……とへこんでいたんです」
P「なるほど……」
小鳥「それに加えて、憧れのプロデューサーは強い人がお好きだと言うではないか」
小鳥「真ちゃんは思ったんです……強くならなきゃ、って」
P「…………それで、ですか」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:09:22.54 ID:pK7ZAR4x0
P「それじゃ、真は今……」
小鳥「自分より強いアイドルを探しているでしょうね」
P「……」
P「……そんな人、います?」
小鳥「いるんですかね……?」
P「というか、狙われたアイドルが危ないですよ、これ」
小鳥「真ちゃん、リアルストリートファイターみたいですもんね……」
P「……」
小鳥「……」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:12:23.51 ID:a4GPeyAW0
(力が欲しいのか…?)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:13:09.42 ID:pK7ZAR4x0
真「……」
真(事務所を飛び出してきたのはいいけど……ボクより強いアイドルってどこにいるんだろう)
真(そもそも、こんなことしても……)
真「……」
真(いや、弱音を吐くな)
真(考え方を変えよう……今もっとも強いアイドルは?)
真「……」
真「……」ポパピプペ
真「もしもし、春香?ちょっと教えてほしいんだけどさ――――」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:17:25.67 ID:pK7ZAR4x0
冬馬「ふー、今日も疲れたな」
翔太「なんかオッサンくさいよ、冬馬くん」
冬馬「なんだと?」
北斗「まぁ、最近忙しいからな……」
翔太「学校とか行けてないよねー」
冬馬「だよな……」カチカチ
北斗「おっ、冬馬、彼女か?」
冬馬「ばっ……見んな!ちげーよ!」
翔太「誰だっけ、765プ」ドスン
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:20:27.10 ID:pK7ZAR4x0
北斗(……何が起こったのか、まるで分からなかった)
北斗(いつものように話していたはずの翔太が、消えたのだ)
北斗(いや、消えたんじゃない)
北斗(吹っ飛んだ……というより、吹っ飛ばされた?)
北斗(ようやく理解しかけた……が、少し遅かった)
「ちょっと、ごめんよ?」
北斗(視界が、暗転した)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:21:00.51 ID:4oa27k440
修羅の誕生か
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:23:28.46 ID:pK7ZAR4x0
冬馬(突然翔太が消えた、次の瞬間……北斗も消えた)
冬馬(突然すぎて、何も反応できない)
冬馬(これは……夢なのか?)
「ねぇねぇ、そこのキミ」
冬馬(夢だとしたら……)
真「ジュピターの天ヶ瀬冬馬くん……だよね?」
冬馬(……とんでもない悪夢だ)
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:26:40.21 ID:pK7ZAR4x0
冬馬「お前……確か、765プロの」
真「あ、知ってる?えへへ、ボクも有名になったなぁ」
冬馬「……」
真「……ねぇ、大丈夫?すごい顔してるけど」
冬馬「……どういうつもりだ?」
真「やだなぁ、そんな睨まないでよ」
冬馬「てめぇ……!」
真「……ちょっと、最強のアイドルになりに来ただけさ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:29:37.99 ID:pK7ZAR4x0
冬馬「…………は?」
真「いや、だってジュピターはトップアイドルだろ?」
真「ジュピターを倒せば、ボクが最強ってことじゃないか」
真「そうすれば……ふふっ」
冬馬(何だ……何なんだ、こいつは)
真「でも、冬馬くんは春香のお気に入りだからなー」
冬馬「やめろ……来るな……」
真「……大丈夫、後遺症を残さないようにはしといてあげるよ」
冬馬「……っ」ゾクッ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:30:32.57 ID:dullLAEs0
またズピターさん、かませになってしまうん?
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:32:27.40 ID:pK7ZAR4x0
真「よーっし……それじゃ」
冬馬(あぁ……これまで、か)
「「ちょっと待ったぁー!!」」
真「……え?」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:33:16.76 ID:2Vq7R1H30
リュウかよwww
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:35:15.25 ID:pK7ZAR4x0
春香「よかった……間に合った」
貴音「たくしぃとは、まこと素早いのですね」
真「春香?それに……貴音さんも」
P「俺が呼んだんだ」
真「プ、プロデューサー!?」
P「まったく……真の中二病にも困ったもんだな」
冬馬「おい……どういうことだ、これは」
P「こっちの問題だ……巻き込んで悪かった」
冬馬「……」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:38:18.24 ID:pK7ZAR4x0
真「どうしてここが……」
P「春香が連絡くれたんだ。真に、ジュピターの居場所を聞かれたってな」
P「あ、ちなみに音無さんは事務所で留守番してるぞ」
真「……」
P「……真、もう終わりにしよう」
春香「……帰ろう?765プロに」
貴音「誰にでも過ちはあるものです」
真「……」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:41:21.72 ID:pK7ZAR4x0
真「……ごめんなさい、プロデューサー。ごめん、みんな」
春香「真……」
真「ボクは……」
真「……もう、引き返せない」
冬馬「えっ?ちょっ、おま」
真「うおぉおおっ!!」
ブン ドサッ
冬馬「……え?」
貴音「そんな行為は……許しませんよ、真」
P(貴音連れてきて良かった……)
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:44:37.14 ID:pK7ZAR4x0
真「いてて……でも、投げられたぐらいで」
P「真!」
真「……プロデューサー?」
P「ごめん、俺のせいで変な誤解をさせちゃったな」
真「誤解……ですか」
P「好きなタイプは強い人、って言っただろ?」
真「はい」
P「別にあれは、ケンカが強い人が好きって訳じゃないんだ」
真「はい……え?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:47:37.55 ID:pK7ZAR4x0
P「強い人っていうのは、心の強い人……強い意志を持ってる人って意味のつもりだった」
P「……まぁ、真もある意味意志が強いけどな」
真「じゃあ、ボク……なんかすごい勘違いを……」
P「まぁ……そうだな……」
真「……」
真「プロデューサー……本当にごめんなさい!色々迷惑かけちゃって……」
P「ん……まぁ、分かればいいんだ。後で、響と雪歩にもお礼言っとけよ?」
真「は、はいっ!」
P「よし、それじゃ……帰ろうか、みんな」
P(……治療費、どれぐらいかなぁ)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:50:32.43 ID:pK7ZAR4x0
真「……」
真(……強い人、かぁ……)
貴音「真、少しいいですか?」
真「あ、貴音さん」
貴音「想い人のために努力する、というのはよいことだと思います」
真「お……想い人!?」
貴音「正しいことをしていれば、ですが」
真「うっ……」
貴音「さぁ、帰りましょう。……応援していますよ、真」
真「……」
真(……正しいこと、かぁ……)
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:54:26.54 ID:pK7ZAR4x0
――翌日――
ガチャッ
P「おはようございまーす」
小鳥「はい、申し訳ありません……はい、そういうことで……はい」
P「……」
小鳥「はい……本当に申し訳ありません、はい、失礼します」ガチャン
P「音無さん……まさか……」
小鳥「……これを」
『花嫁修行に行ってきます! 真』
P「……そうきたか」
おわり
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:58:46.75 ID:unsNHmZs0
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 21:59:17.72 ID:dVG4+a050
おつ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/04/19(金) 22:00:52.41 ID:G07Yvqbf0
殴られたい
転載元
真「ボクより強いアイドルに会いに行く」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366371238/
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春香、千早、雪歩、貴音、響、伊織、やよいは分かったけどそれ以外を当てはめるとあずささんが見つからない
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