1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:20:15.91 ID:I3dmfvDj0
ウッソ「おかしいですよ!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:21:43.83 ID:I3dmfvDj0
吉野屋「ふんふんふふ~ん」
吉野屋「桑原セーンセッ」
桑原「はあ…また保健室でサボりですか」
吉野屋「ぷ~サボりじゃありません」
桑原「じゃあなんですか」
吉野屋「今度の休みに一緒に出かけませんか?」
桑原「…」ドキッ
桑原「ま…まあいいですけど」
吉野屋「池澤先生とか益子先生も…あと校長先生とかも一緒ですよ~」
桑原「ああ…なんだ」ガックシ
吉野屋「あれれ?桑原せんせ~?」
桑原「なんでもありません!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:24:26.44 ID:I3dmfvDj0
吉野屋「というわけでベッドお借りしま~す」
桑原「結局サボりじゃないですか…はあ」
桑原(二人きりだと思ってたのになあ)
吉野屋「ふかふか~」
吉野屋「あら?薬ぽいの…」
触らないでください by桑原
吉野(触りたくなっちゃうじゃないですかー!もー!)
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:26:33.29 ID:okvSt/3Q0
やっとラジオ更新きた
④
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:28:09.17 ID:I3dmfvDj0
吉野屋「私はこれで失礼しま~す」
桑原「え!?ああ…お大事に」
吉野屋「るんるるんるる~」
桑原「…」
桑原「全くマイペースなんだからあの人は…」
桑原「そこが好きなのかも…」
桑原「さてクスリのチェックでも…」
ガサゴソ
桑原「あれ?一つ足りないような…」
桑原「まあ…いいか」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:32:11.71 ID:0TZjkgY+0
何の薬なんですかねぇ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:32:19.31 ID:I3dmfvDj0
吉野屋「このクスリを~校長先生に飲ませたら~」
吉野屋「どうなるんでしょ?」
吉野屋「このクッキーにつけて…ふふふ」
吉野屋「どうせだから益子先生にもな~んて」
吉野屋「どうなるか楽しみです~!」
廊下
宮子「うおっ」ブルッ
ゆの「宮ちゃん?」
宮子「ゆのっちごめんちょっと私トイレ」
ゆの「うん私待ってるね」
宮子「ごめんねー」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:36:30.24 ID:I3dmfvDj0
吉野屋「~♪」
宮子「あっ!」
吉野屋「え?」
ドーン
吉野屋「あいたた…大丈夫ですか宮子さん」
宮子「いてて…あー!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:38:20.54 ID:I3dmfvDj0
吉野屋「へ…?あー!クッキーが!」
宮子「もったいない!三秒ルールで全部食べます!」
バクバクバクバク
吉野屋「さすが宮子さん…」
宮子「ずびばせんでひた」モグモグ
吉野屋「いえいえ、また作ればいいので怪我が無くて良かったです」
宮子「先生もお怪我は?」
吉野屋「大丈夫ですよ~まだ若いので」
宮子「…」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:41:37.87 ID:I3dmfvDj0
宮子「では!」
吉野屋「さようなら~」
吉野屋「…」
吉野屋「あっあのクッキー…」
吉野屋「まあ大丈夫ですよね!宮子さんの事だし」
吉野屋「あのクスリはそっと直しておくとして~」
吉野屋「また別の手で!」
宮子「クッキーたくさん食べた!」
ゆの「良かったね、宮ちゃん」
ゆの「トイレは?」
宮子「あ!」
宮子「もう一度行ってくる~」
ゆの「待ってるからね~」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:46:09.06 ID:I3dmfvDj0
トイレ
宮子「…」
宮子「あれ…あれれ?」
宮子「どうしてかな」
宮子「う~ん胸に手を当ててみよう!」
宮子「…」バクバク
宮子「…ゆのっち」
宮子「頭の中…ゆのっちの事で一杯だ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:51:37.50 ID:I3dmfvDj0
ひだまり荘
ゆの「宮ちゃん今日はどうする?」
宮子「ん~ゆのっちの部屋で」
ゆの「はーい」
ゆの「あれ?」
宮子「どったの」
ゆの「宮ちゃん顔赤いよ?」
宮子「そ~?」
ゆの「もしかして病気かも!?お医者さんに…」アワワワ
宮子「おおげさだよ~」
宮子「おおげさ…だよ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:58:54.72 ID:I3dmfvDj0
201号室
ゆの「今日はカレーだよ~」
宮子「うん」
ゆの(いつもなら)
宮子「わーい!」
ゆの(みたいに喜んでくれるのに…どうしたんだろ)
宮子「ゆのっち」
ゆの「ん?宮ちゃんどうしたの」
サワッ
ゆの「!?」ビクッ
ゆの「宮…ちゃん?」
宮子「ゆのっちの料理してる姿…可愛い」ギュッ
ゆの「か…可愛い!?」
ゆの(…て後ろから抱きしめられてる!?私…)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 02:59:36.14 ID:uLansZ000
いいね、これは
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:03:42.91 ID:I3dmfvDj0
宮子「ゆのっち…」
ゆの「え…エイプリールフールはまだだよ宮ちゃん!」
ゆの(…てあれは言葉の方のだよね)
ゆの「それにこのままだと私料理出来ないよ…」
宮子「ゆのっち食べたい」
ゆの「え?」
宮子「していい?ゆのっち」
ゆの(キ…キスの合図!?だよね)
ゆの(唇に指をなんかこう…当ててる感じの)
ゆの「宮ちゃん…ダメだよ!」ビシッ
ゆの「校長先生も言ってたよ!高校生でそんなことばっかりしてちゃダ…」
ギュッ
ゆの「メ…?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:10:44.22 ID:I3dmfvDj0
宮子「私今日ね、ずっとゆのっちの事で頭がいっぱいで私…苦しい…!」
宮子「ゆのっちに否定されたら…私、私はどうしたらって!」
ゆの(宮ちゃん…本気なの?)
ゆの(けど)
ゆの「私たち女の子同士だよ!?結婚できないし…」
ゆの「私も…宮ちゃんの事は大事だよ」
ゆの「でも…でも…ダメなの!」
バッ
宮子「あう…」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:14:18.12 ID:I3dmfvDj0
ゆの「ごめんね…宮ちゃん」
ゆの「私、カレーの続きを…」
宮子「好きなんだもん…」
宮子「私、ゆのっちの事大好きなんだもん…」
宮子「一年生の頃から今まで誰にも負けないぐらいずっと大好き!」
ゆの「…」
ゆの(宮ちゃんずっと私の事を…)
ゆの(そうだ)
ゆの(いつも傍にいてくれたのもいつも私を見ていてくれたのも)
ゆの(いつも笑顔で私の友達でいてくれたのも)
ゆの(宮ちゃんだった)
ゆの(その宮ちゃんが私に好きって…告白してくれた)
ゆの「…」
ゆの「宮ちゃん…顔あげてくれる?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:20:05.07 ID:I3dmfvDj0
203号室
乃莉「カレーのいい匂いがするね~」クンクン
なずな「ね~」
乃莉「ゆのさんの部屋からかな?少し貰ってこようかな」
なずな「乃莉ちゃん!」
乃莉「さすがに図々しすぎたかごめんごめん」
なずな「私も貰うから用意…するね?」
乃莉「いえーい!」ハイタッチ
なずな「えーい」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:22:04.72 ID:+++1ksNz0
様子がおかしいのはヒロじゃね?
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:25:06.50 ID:I3dmfvDj0
ゆの「んむ…ぷはあ…」
宮子「ゆの…っち」
ゆの「宮ちゃん…」ナデナデ
宮子「ゆのっち…えへへ」
ゆの「えへへ」ニコッ
ギュッ
宮子「好き」
ゆの「私も好き」
宮子「ゆのっち…嬉しい」チュッ
ゆの「ひゃっ宮ちゃんてば…」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:25:46.53 ID:I3dmfvDj0
乃莉「なずなは中辛?辛口?」
なずな「甘口…」
乃莉「えー甘口?お子様~」
なずな「美味しいんだもん!」
乃莉「そー?」
ピンポーン
乃莉「ゆのさーん?います~」
宮子「ゆのっち…」
ゆの「あ…うん…」
ガチャッ
ゆの「乃莉ちゃんどうしたの~?」
乃莉「すいません…カレーもらえますか、なんて」
ゆの「ごめんね~まだ出来てないから…完成するまで待っててもらえるかな?」
乃莉「それまでお邪魔しても良いですか?」
ゆの「あ…えっと、あはは」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:32:43.08 ID:I3dmfvDj0
宮子「…」
なずな「…!」ピキーン
なずな「乃莉ちゃん!」
乃莉「え?何」
なずな「乃莉ちゃんとの用事思い出したので…ほら宿題見てくれる約束!」
乃莉「えっそんなの」
なずな「いいから!お願い乃莉ちゃん!」
乃莉「ああ…失礼しました!」
ガチャン
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:34:58.55 ID:tP7Rl+G10
なずなが空気を読むとは珍しい
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:40:16.57 ID:I3dmfvDj0
ゆの「大変だね~」
宮子「そ~ですな」
ゆの「…」
宮子「…」
宮子「ゆのっち」
ゆの「うん?」
宮子「本当に良かったの?」
ゆの「宮ちゃんが先に言ったんだよ?」
宮子「それもそうですな」
ゆの「そうだよーも~」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:44:55.32 ID:I3dmfvDj0
宮子「あはは、そうだゆのっちもうひとつ」
ゆの「もうひとつ?」
宮子「これから先ゆのっちには私がいるからね!」
ゆの「私も宮ちゃんとずっと一緒だよ、約束」
宮子「ずっとゆのっちと一緒か~」
ゆの「うん」
宮子「…ありがと!」
ゆの「私も、ありがと!」
宮子「そういえばカレーの方は~?」
ゆの「あー!」
…
ゆの(中辛なのに甘口食べてるみたい…)パクッ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:49:26.62 ID:I3dmfvDj0
桑原「吉野屋先生~?」
吉野屋「ひええ~んすいませ~ん」
桑原「たっく…」
吉野屋「いたた…グリグリはひどいですよ~保健の先生なのにー」
桑原「すぐに治してあげますよ」
吉野屋「ぷー…そもそもなんで媚薬なんか…」ブツブツ
桑原(吉野屋先生にこっそり飲ませて惚れさせる為なんて口が裂けても言えない)
桑原(しかし長らく放置しすぎたせいで存在すら忘れてしまった…)
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:50:04.84 ID:I3dmfvDj0
乃莉「もー折角のカレーが」
なずな(だって)
なずな(あの時の宮子さんの表情…唇とかも…)
なずな(絶対にゆのさんと…)カァァ
乃莉「なずなぁー何赤くなってんの?」
なずな「な…何でもないよ!」
乃莉「そっか ほら続き」
なずな「うん」
なずな「…」チラッ
なずな(私も乃莉ちゃんと…)
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 03:59:18.99 ID:I3dmfvDj0
夜
ゆの(それにてしも宮ちゃん…なんで今日なんだろ?)
ゆの(トイレから帰ってきたあたりから変わったような…)
ゆの(は!もしかして一晩寝たら元通りになって今日の事とか忘れちゃうの!?)
ゆの(イヤだよう…)ガクガク
宮子「ん~ゆのっち~」グカー
そんなことは全然ありませんでした
終わり
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 04:03:20.27 ID:tP7Rl+G10
良かった乙!
みやゆのは鉄板
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 04:03:20.81 ID:uLansZ000
乙!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 04:04:37.84 ID:I3dmfvDj0
桑原先生は受けだと思います
そして
>>1の文章は全く関係ないです
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 04:17:53.89 ID:0TZjkgY+0
乙
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 04:26:17.69 ID:WC7LT8Iw0
良かった乙
転載元
ゆの「宮ちゃんの様子がおかしい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364577615/
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