1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:36:20.33 ID:NdsWu5Un0
きぐ「たっだいま~!」
きぐ「はぇ?師匠、その子は誰ですか?」
師匠「おう木胡桃、喜べ。お前にも後輩ができたぞ」
きぐ「え!本当ですか!?やったーっ!」
きぐ「こんにちは!わたし、波浪浮亭木胡桃。これからよろしくね♪」
「初めまして。坪内地丹です。不束者ですがこれからよろしくお願いします。」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:38:26.66 ID:NdsWu5Un0
魔梨威「へー!そんな良い弟子なのかい!」
きぐ「うん!すっごい気の利く子なんだー!」
てとら「いいなー、私もそういうこき使えるのが一人欲しいなー」
メガネ「今度連れてきなよ。どれほど私達うるさ型の先輩に対して気が使えるか見てやるよ」
きぐ「ひゃー!いじめないでー!」
くくる「うふふ…」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:40:59.08 ID:NdsWu5Un0
地丹「丸京姐さん、お待たせしました!」
メガネ「お!丁度いい按配だな!もう私が好きなお茶加減覚えたのか!」
地丹「手寅姐さん、冷たいおしぼりです!」
てとら「あ~~、夏はこれだね~~!」
地丹「魔梨威姐さん、お疲れ様です!肩をお揉みします!」
魔梨威「お~気が利くねえ~」
地丹「苦来姐さん、この薬よく効きますよ」
苦来「あら、ほんと。早速試してみるわね。ウフフ…」
きぐ「すごーい!すっかりみんなのハートを掴んじゃった」
きぐ「偉いぞ、地丹。さすが私の後輩だ!」
地丹「あっはっは」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:44:08.82 ID:NdsWu5Un0
「おーい、前座はやくしてくれー」
きぐ「さて、私の出番か」
――――――――――
きぐ「ふう…」
\アハハハ/
きぐ「あれ…?みんな楽しそう…」
きぐ「おーいみんなー、何盛り上がってるのー?」
魔梨威「あ、きぐ!地丹がお茶にカボス入れてくれたんだよ!」
てとら「これが美味しくってねぇ。」
メガネ「ホント気のきく子だよ」
地丹「いやいや、そんなことないですよ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:47:12.00 ID:NdsWu5Un0
きぐ「へ、へ~、そうなんだ。カボスかぁ…」
くくる「きぐちゃんもどう?カボス?」
魔梨威「旨いぞ!さぁ、きぐも飲めよ!ほらほら!」
きぐ「あ、ごめん。あたしカボスそんな好きじゃないんだ…」
メガネ「あーそうそう!きぐってカボスとかお茶に入ってるの嫌がるんだよ!」
魔梨威「あ…そうなのか」
てとら「残念ね~。こんなに美味しいのに」
きぐ「いいよいいよ!あたし、お菓子食べてるから!」
くくる「そう…なんだか悪いわね」
\旨ぇー!ハハハハ…/
きぐ「ちょっと寂しいな…」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:49:42.17 ID:NdsWu5Un0
きぐ「マリーさん、おはよう」
魔梨威「おう。またその坊主連れてきたのか」
きぐ「う、うん。みんな気に入ってたしね」
「木胡桃さーん出番ですよー」
きぐ「あ、はーい!」
――――――――――
きぐ「はー疲れた…。帰ってみんなとお喋りしよっと」
\ドッ!! ハハハ…/
きぐ(ん……みんな何の話してるんだろ…)
ハハハ…
魔梨威「そいでさ、きぐの奴さ~…」
きぐ「え……?」
ゲラゲラ…
きぐ「み、みんなで私の悪口を言ってる…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:53:10.90 ID:NdsWu5Un0
きぐ「………ウウッ(スッ
魔梨威「あれ?い、今、誰かいなかったか?」
てとら「え?」
メガネ「いるはずないだろう」
\ハッハッハ…/
きぐ「………」
魔梨威「あ~~!!!!、気持ちE―――――――ッ!!!!」
てとら「ほんっと地丹くんってマッサージ上手ねーーーっ!!」
きぐ「……」
魔梨威「おい!きぐ!ホントお前は良い弟弟子持ったな!」
きぐ「…なんのこと?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:56:05.33 ID:NdsWu5Un0
魔梨威「きぐ、知らないのかよ、こいつがマッサージ上手いの!もう天にも昇る心地だぞ!」
くくる「私も揉んでもらったけど地丹くん手つきもいやらしくないし全然不快じゃないわよ」
メガネ「私も揉んでもらったぞ」
きぐ「ふ~~ん…(私、一回もやってもらってない…)
魔梨威「きぐもやってもらったら?」
きぐ「そうね…地丹君。私にもお願いできるかな?」
地丹「はいはい、お安い御用ですよ」
きぐ「なんだかドキドキするよ、みんなが良い良い言うもんだから…
ギュゥッッ!!! きぐ「痛デェッ!!!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/21(金) 23:59:53.56 ID:NdsWu5Un0
きぐ「な…何すんのよおおぉっ!!」
てとら「……??ど…どうしたの、きぐ!?急に怒って!?」
地丹「す…すいません!!少し強かったですか!?(アセアセ
魔梨威「まぁまぁきぐ。そう怒りなさんなって」
くくる「きぐはみんなより華奢だからちょっと痛いかもね~」
メガネ「でも、そんな怒ることないと思うぞ」
きぐ「……!!!(キッ
きぐ「なんでみんな地丹君の肩を持つの?」
てとら「え…?」
メガネ「べ、別に肩持つとか持たないとかじゃなくて…」
魔梨威「そ、そ、そうだよ、きぐ。…ま ま、座れって」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:03:02.83 ID:sK6mie2O0
きぐ「あたしすごく痛かったんだよ。なんでみんな信じてくれないの?」
くくる「きぐちゃんがそう言うんだったら痛かったんだろうけど…」
メガネ「でもそんなに怒鳴ることもないと思うぞ」
魔梨威「そうだぞ!ちょっとおかしいぞきぐ」
きぐ「…もう知んない!(プイッ
魔梨威「あ!お、おい!…んだよ、あいつ」
きぐ「……(グスッ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:06:03.84 ID:sK6mie2O0
きぐ「ティッシュ!」
地丹「へ?」
きぐ「あたし、あんたにティッシュ持ってくるよう頼んだわよね!?」
地丹「え…?そんなこと頼まれましたっけ…?」
きぐ「何やってんだっ!!!!ばかやろぅっ!!!」
地丹「す…すいません!」
てとら「ど…どうしたの!!?いきなり怒鳴って?」
きぐ「こいつがあたしのこと馬鹿にしてるんだよ!!」
地丹「い、いえ!決してそんなことは!!」
きぐ「黙りなさいよ!!」
魔梨威「いい加減にしろよ!近頃怒りっぽいぞ、きぐ!」
メガネ「そうだ、きぐ!どうして地丹を目の敵にするんだ!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:09:41.55 ID:sK6mie2O0
きぐ「………(フルフル
地丹「くくるさん!」
くくる「おお、よしよし(ナデナデ
メガネ「こんな可愛い地丹を怒鳴りつけるなんて最低だな」
きぐ「……うっ(ジワッ
きぐ「なによ、みんなの馬鹿!(ダッ
てとら「あ!き、きぐちゃん!」
魔梨威「勝手にしろよ!ほっとけよあんな奴!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:12:38.25 ID:sK6mie2O0
きぐ「……(グスンッ
きぐ「地丹ばっかり可愛がって誰もあたしのこと信じてくれない…」
きぐ「マリーさんも…てとちゃんも…くくるちゃんも…みんなみんな、あたしのことわかってくれると思ってたのに…」
きぐ「一人で苦しいよう……実家に帰りたい…
(ヒヤッ) きぐ「ひゃぁっ!?(ビクッ
魔梨威「ハハハ、きぐ。良いリアクションだぞ~!」
きぐ「マ、マリーさん…?」
魔梨威「はいっコーラ!キンッキンに冷えてるぞ」
きぐ「あ、ありがと…」
魔梨威「ちょっとは、落ち着いた?」
きぐ「う、うん」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:14:33.76 ID:sK6mie2O0
魔梨威「地丹だってわざとやったわけじゃないって!あたしたちに気を配った分、つい同門のきぐに甘えちゃったんだよ!」
きぐ「…そうだよね。このところ気苦労が多かっただろうし」
魔梨威「だろ?こんな時こそ先輩のきぐが支えてあげなきゃ!」
きぐ「うん」
魔梨威「ほらほら、泣いてちゃカッコ悪いぞ!」
きぐ「…えへへ」
地丹「あの…」
きぐ「あ…地丹くん。そ…その…」
地丹「実はお願いがあって…」
きぐ「え?あたしにお願い?」
地丹「噺、教えてもらえませんでしょうか?」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:17:08.68 ID:sK6mie2O0
きぐ「そいでね!昨日からあたし教えてやってるんだ!」
てとら「へ~~。きぐぅ。とうとうアンタも教える側に立ったか~」
魔梨威「な!言ったとおりだろ!地丹はやっぱりあんたがいなきゃ!」
きぐ「えへへ」
くくる「でも、あんたこの頃忙しいんじゃなかったの?」
きぐ「だいじょぶだよ。ちょっとお昼寝する時間を割いてるだけだから」
くくる「ならいいけど」
きぐ「だから!ここで与太郎がああするからこうであって…」
地丹「でもそれならさっきのおじさんはもっとこう…」
きぐ「う~~~ん…(でもここで無理に私のやり方を教え込んだらよくないかも…)」
きぐ「わかった。そこんとこまた今度一緒に考えよう」
地丹「はい!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:19:51.18 ID:sK6mie2O0
きぐ(結局また深夜まで話し込んじゃった…)
きぐ「ふあぁ…」
メガネ「おいおいきぐ!遅刻だぞ!」
きぐ「ご、ごみんなさぃ…」
メガネ「今日は私の前座を務めるんだから、ちゃんとしてくれなきゃ困るぞ」
てとら「きぐちゃん、疲れてるみたい…大丈夫かしら」
魔梨威「大きな失敗しないかね…?」
きぐ「食う寝るところに住むところ…やぶらこうじのぶら小路…」
きぐ「…パイ…ポ…(カクンッ…カクンッ…)」
てとら「あああ…、寝ちゃったよ…」
\何やってんだバカヤロー/
きぐ「!!!あ、えっと(ソワソワ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:21:37.09 ID:sK6mie2O0
きぐ「ど…どうしよう…大変なことしちゃった」
メガネ「きぐ!アンタなんてことしてくれたんだよ!」
きぐ「ヒッ!ご、ごめんなさい!」
メガネ「この役たたず!」
きぐ「ごめんなさい!ごめんなさい」
メガネ「尻拭いするのはあたしなんだからね!」
きぐ「ごめんなさい…」
メガネ「フンッ!(クルッ
魔梨威「あちゃ~怒らせちゃったね」
きぐ「ごめんなさい…」
魔梨威「まぁ気になさんなって。持ちつ持たれつってやつよ!あたしも若い頃はよく先輩に迷惑かけたもんよ!ワハハ!」
きぐ「…ちょっと頭冷やしてくる…」
魔梨威「あ!きぐ、どこ行くんだよ?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:26:21.68 ID:sK6mie2O0
きぐ「みんなのために頑張らなきゃ…頑張らなきゃ…」
地丹「姐さん、お茶です」
きぐ「ありがと…(ズズッ
きぐ「ぬるっ!!!」
きぐ「地丹!何よこのお茶!」
地丹「はぁ、すみません」
きぐ「…とっ、(そうだ、怒鳴っちゃ駄目だ。怒鳴っちゃ駄目だ…。
きぐ(今まで通り腐らず心血を注いでこの子に落語を教えてあげるんだ…もうそろそろ噺も覚えてくれるだろうし、我慢我慢…。
きぐ「じゃあ今日も特訓する…」
地丹「ああ、もういいです」
きぐ「は?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:28:17.14 ID:sK6mie2O0
地丹「別にもういいです」
きぐ「は?」
地丹「この噺、僕には合いませんでした」
きぐ「は?」
地丹「この噺、あんまり面白くないですし」
きぐ「……ふ(プルプル
きぐ「ふ…ふ…」
きぐ「ふざケんじゃないわよおおおおおおおおおぉっっ!!!」
バシャッ!
地丹「アツゥイッ!!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:30:33.52 ID:sK6mie2O0
魔梨威「な…何してんだよおぉ!きぐぅ!」
てとら「あんた、なんてこと…」
くくる「気を確かに、きぐ!」
きぐ「こいつが…こいつが…」
メガネ「どけよ!(ドンッ きぐ「あっ」
メガネ「大丈夫か?どこか火傷してないか?」
地丹「だ、大丈夫です…」
メガネ「自分が上手くいかないからって後輩に八つ当たりするなんて…見損なったよ」
きぐ「そ、そんなんじゃ…(ジワッ
てとら「ねぇ!きぐちゃん!この子がそんな悪い事した!?言ってみてよ!」
きぐ「こ…こいつが……!」
てとら「言い訳なんか聞きたくない!どんな間違いを犯したってこんなこと許されるわけないじゃない!」
きぐ「………!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:33:07.64 ID:sK6mie2O0
魔梨威「きぐ…」
きぐ「あ…マリーさん」
魔梨威「バカヤロー!!」
きぐ「!!!?」
魔梨威「なんだってあんなことしたんだよ!!一体後輩をなんだとおもってやがんだい!」
きぐ「ぇ……ぃぁっ…だって…(ジワッ
魔梨威「あたし等が先輩にあそこまでの仕打ちを受けたか!?」
きぐ「…だっ…て…ダ………(フルフル
魔梨威「きぐっ!!!」
きぐ「ぅわぁ~~~~~~~~~~んッ!!!!!!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:36:52.04 ID:sK6mie2O0
魔梨威「き……きぐ…?」
てとら「き…きぐちゃん」
きぐ「え~~~~~~ん え~~~~~~~ん」
魔梨威「お、お、落ち着けよ!きぐ!な!?」
てとら「泣いてちゃわからないでしょ、ほ、ほら 鼻水拭いて」
きぐ「ウ……ウ……ウ……(グスッ
メガネ「よう」
てとら「あ…ガンちゃん」
地丹「皆さん、ご迷惑をおかけしました」
魔梨威「地丹!大丈夫だったのか」
くくる「火傷してない?」
地丹「はい、なんとか…」
きぐ「……………」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:39:38.33 ID:sK6mie2O0
メガネ「それにしても…(チラッ
地丹「きぐ姐さんを怒らないで下さい…」
地丹「僕が姐さんのことを少しは理解してあげていたら…」
きぐ「…………シネ(ボソッ
てとら「そ、そうだ!ほら!仲直りの代わりに、地丹くんにマッサージさせてあげたら?」
きぐ「いや!」
きぐ「こいつ、あたしのこと嫌いなのよ!」
魔梨威「ま、ま、きぐ。ここは言う通りにしたほうがいいぞ」
きぐ「いやー!」
モミモミ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:42:41.85 ID:sK6mie2O0
魔梨威「ほら、足つぼ気持ちいいだろ?」
きぐ「なんでこんな目に遭わないといけないのおっ!」
魔梨威「きぐ…」
てとら「可哀想…きぐちゃん」
きぐ「最悪だよ…こんな奴に身体を触られるなんて…」
地丹「…クンクン」
きぐ「!!……」
地丹「ペロペロ」
きぐ「…キ……」
地丹「グヘヘ」
きぐ「きぃやあああああああああああああああーーーーーーーーっ!!!」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:45:25.97 ID:sK6mie2O0
見てくれてる人いる?
ドカッ 地丹「ひゃあ」
魔梨威「あっ!き、きぐ!」
くくる「蹴飛ばすなんて!その子が何をしたっていうのよぉー!」
きぐ「だって…だって…(ヒクッヒクッ)
きぐ「…もういい!(ダッ)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:48:06.05 ID:sK6mie2O0
\ワイワイガヤガヤ/
てとら「あははは…」
くくる「そうなのー」
メガネ「それでな…」
きぐ(ガラッ
シ ー ン ・ ・ ・
てとら「………」
くくる「………」
メガネ「………」
魔梨威「お…オーッス!きぐ、前座ご苦労だったなー!」
きぐ「………」
魔梨威「疲れただろ!?お菓子きぐの分とっておいたぞ!」
きぐ「………」
魔梨威「そ、そうだ!にらめっこしようぜwwww!ベロベロバーッwwww!!ほにゃかふにゃらっwww!!」
きぐ「………(スッ
魔梨威「あ!ど、どこ行くんだよぉうっ!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:50:48.63 ID:sK6mie2O0
VIPってageてよかったんですか?
きぐ(地丹が来てからもうなにもかもメチャクチャ…)
きぐ(あいつさえいなければ…あいつさえいなければ…)
きぐ(…そういえば、今日いるはずなのにどこいったのかしら)
きぐ(…ん?あれは…)
地丹「フー」
きぐ(喫煙所で…煙草吸ってる…!)
きぐ(私がこれだけ苦労してるのに…!)
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:54:18.60 ID:sK6mie2O0
きぐ「おい!何こんなとこで煙草吸ってんのよ!」
地丹「………」
きぐ「聞いてんのかよっ!」
地丹「……チッ」
きぐ「……!?」
地丹「うっせーなぁ」
きぐ「……?????!!!!!」
地丹「2,3年早く入門したくらいで先輩風吹かすんじゃねーよ」
きぐ「な…な…(ワナワナ
地丹「落語なんか下手くそな癖によ」
きぐ(プツッ)
バキッ!ドンガラガッシャーン!!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 00:57:31.17 ID:sK6mie2O0
きぐ「あぁ!?もう一回言ってみなさいよぉ!!(バキッ)
地丹「ごめんなさい!先輩、ごめんなさい!」
きぐ「もう一度生意気な口利いてみろ!!(ゲシッ)
きぐ「ただじゃおかねえぞ!!こんにゃろぉっ!!(ガスッ
魔梨威「な…何やってんだ!」
きぐ「…マリーさん…!!」
魔梨威「バットはやめろよ!落ち着くんだ!おい!」
きぐ「こいつには一から礼儀ってもんを叩き込んでやるのよ!」
魔梨威「いい加減に…」
パシャッ
魔梨威&きぐ「え?」
マスコミ「ヒャッホーゥ!こいつは特ダネだぁ!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:00:12.62 ID:sK6mie2O0
魔梨威「な!なんだお前は!?」
地丹「…(ニヤリッ
ゲシッ!きぐ「きゃうっ!」
魔梨威「な、何しやがるっ!」
地丹「ヒヒッ(ダッ
魔梨威「地丹の野郎、きぐのけつを蹴りやがった!」
きぐ「…ううっ」
魔梨威「大丈夫か!怪我してないか!?」
きぐ「へ…平気だよ」
魔梨威「本当に平気か?痣ができてないよな?」
きぐ「マリーさんじゃあるまいし」
魔梨威「」
きぐ「それより…」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:03:07.50 ID:sK6mie2O0
魔梨威「ん?」
きぐ「なんで追っかけてきたの?」
魔梨威「なんでって…」
魔梨威「きぐが心配だからさ」
きぐ「え…」
魔梨威「最近なんだかきぐの様子がおかしいだろ…」
魔梨威「みんなは地丹に嫉妬してるなんて的外れなこと言ってたけど…」
魔梨威「あたしは、きぐがそんなケツの穴の小さい女じゃないことを信じてる」
きぐ「マ……!」
きぐ「マリー…さん……あ…ありがと…ありがとう…(ポロポロ
魔梨威「ハハハ、泣くなってば~」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:06:21.79 ID:sK6mie2O0
魔梨威「みんなだって、きぐのこと本気で悪く思っちゃいないよ。今日はもう帰って寝てな」
魔梨威「私がみんなによく言っといてやるよ。きぐはなーんにも悪くないってさ」
きぐ「ありがと…アリガト…アリ…」
きぐ(クー…スピー…)
魔梨威「寝ちゃった…気苦労が多かったんだな」
チュンチュン
きぐ「ふぁあ~~~…おっはよ~」
メガネ「き、きぐーー!大変だ!」
きぐ「え?何?」
メガネ「この週刊誌の記事見てみろ!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:09:06.85 ID:sK6mie2O0
きぐ「可愛すぎる女子落語家、裏の顔このカメラに収めたり…って何よこれぇ~~~!」
魔梨威「あの時の暴行がバレたんだ…」
くくる「2ちゃんねるで既に叩かれてるわね」
きぐ「ど…どうしよっ?」
きぐ「あっ私の出番だ…」
テンテントンドンテントンドン
\ワイワイ ガヤガヤ/
魔梨威「今日はよく客が入ってるな~」
くくる「これならちょっとは落語しがいもあるわね」
「次はこちらで~す」
ピラッ
波浪浮亭木胡桃
客(ピタッ)
シ ー ー ン …
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:11:23.48 ID:sK6mie2O0
魔梨威「え…」
てとら「きぐの名前が出たら空気が変わったわ…」
くくる「もう落語ファンには知られてるのね…」
魔梨威「だ…大丈夫かよきぐのやつ!オドオドしてるぞ!」
きぐ(マ…マリーさん…)
きぐ「ひゃ~~、まんじゅうなんて聞きたくもねぇやいっ」
シ ー ー ン …
きぐ「えへへ、この辺で熱いお茶が一番怖い!…お後がよろしいようで」
パチッ…パチッ…
きぐ「………」
てとら「きぐ…」
きぐ「お願い聞かないで…」
魔梨威「き…きぐ!なあに!こんなことどうってことないさ!すぐ元通りになるよ!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:14:24.63 ID:sK6mie2O0
???「おい!いたぞ!カメラまわせ!(ジー
マスコミ「波浪浮亭木胡桃さんですよねっ!(ヌッ
きぐ「えっ!」
マスコミ「今回の暴行事件、事実でしょうか!?」
マスコミ「被害者の方が見られないのですが、すでに辞めてしまったのですか!?」
きぐ「あ……え……?」
マスコミ「謝罪の言葉はないんですか!」
魔梨威「おいっ!(バッ)
魔梨威「いきなり失礼だろ!きぐ、ここは私に任せて行けっ!」
きぐ「マ、マリーさん…で、でも!」
魔梨威「さっさとしろ!私を困らせたいか!」
きぐ「…あ、ありがと…マリーさん」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:15:57.44 ID:ZqSXoZWqP
これでマリーさんまでボロボロになったら今度こそきぐちゃんぼっちかー
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:17:15.84 ID:sK6mie2O0
きぐ「マリーさんのおかげで家には帰れたけど…」
きぐ「どうしたらいいの…」
きぐ「…ん?」
アナウンサー「次のニュースです。昨日、人気落語家の波浪浮亭木胡桃さんが、同門の後輩に対して暴行を加えたことが波紋を呼んでいます」
--------
メガネ「きぐ…」
メガネ「ニュース見たか…?」
きぐ「………」
てとら「きぐちゃん…」
きぐ「………」
魔梨威「きぐっ!(ガシッ
魔梨威「気にすることはないぞ!きっと大丈夫だからな!あたしが守ってやるぞ!」
きぐ「……うん」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:20:07.97 ID:sK6mie2O0
きぐ「く~~~!良い出汁使ってるねえ!」
シ ー ー ン …
魔梨威「だ…大丈夫だよ!人の噂も75日!こんなざわついた雰囲気もせいぜい…」
てとら「でも…そろそろ最悪のことが起こるかも…」
きぐ「おう!今何どきでい!八つ、九つ…十
\暴力落語家、辞めちまえ!/
シ ー ー ー ー ン……
きぐ「あ……え……」
きぐ「い……今…その……(グスッ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:23:19.97 ID:sK6mie2O0
魔梨威「きぐ!大丈夫か!」
きぐ「あんな酷いヤジ初めて…」
魔梨威「くそっあのジジイ…」
魔梨威「待ってろ!とっちめてくる!」
きぐ「やめて!これ以上!」
師匠「きぐ」
きぐ「あ……」
師匠「ワシの部屋に来るんだ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:23:29.85 ID:ZqSXoZWqP
辛いけどこんなに楽しみなのは久々や
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:26:14.66 ID:zC7AzZflO
マリーさん達以外友達いないんだぞ!
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:26:29.82 ID:sK6mie2O0
師匠「これは事実なのか?(パサッ
きぐ(あ……週刊誌)
きぐ「…はい」
きぐ「で…でも…でも…」
師匠「でも、じゃないんだ」
師匠「昨今伝統芸能や国技に対して風当たりが強いことはお前も承知しているだろう」
魔梨威「おい!どうだったんだ!」
きぐ「………」
魔梨威「黙ってたらわからないだろ!おい!」
師匠「きぐ、記者会見だ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:29:14.81 ID:sK6mie2O0
パシャパシャパシャパシャパシャ
きぐ「この度はこの様な不始末を起こしてしまい、大変申し訳なく思っております…」
パシャッ パシャッ
きぐ「今回のことを反省して、私…波浪浮亭木胡桃は…
きぐ「む……無期限の謹慎をすることに致しました」
きぐ「師匠やマリーさん達は関係ありません…全て私の責任です…二度と…このようなことがないよう…」
魔梨威「な…なんだよこれぇ!?」
魔梨威「や…やめろ!」
てとら「あ!マリーさん!」
魔梨威「は…話せよ、こんちきしょう!」
メガネ「よせ!今お前が出てどうするんだ!」
魔梨威「きぐうううううううううううううううううううー!!!!!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:31:39.79 ID:zC7AzZflO
マリーさん・・・
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:32:26.27 ID:sK6mie2O0
ピンポーン
魔梨威「すいませーん」
「はい…」
魔梨威「あ、すいません!その、きぐさんの…あ、いや」
魔梨威「落語家の蕪羅亭魔梨威というものなんですけど…きぐは…いえ、その~(モジモジ
「あ!あなたがマリーさん…?どう~も、ウチの子がお世話になってます!」
魔梨威「あ…きぐのお母さんですか!?」
きぐママ「遠路はるばるありがとうございます!マリーさんのことは○○ちゃんからよく聞いてますよ」
魔梨威「そ…そうですか///
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:33:24.92 ID:Cw9Sk/7W0
まりいさん優しいな
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:35:18.99 ID:sK6mie2O0
きぐママ「家に帰るといっつもマリーさんの話ばっかりしてね~。」
きぐママ「ほら、ウチの子ってあんまり人に積極的に話しかける子じゃないでしょ」
きぐママ「あの子があんなに楽しそうに友達と遊んだことを喋るなんて…ほんと信じられないというか…(グスッ
魔梨威「い…いや、そんな!大したこたぁしてませんよ!!アハハハ!」
魔梨威「…あの、ところできぐの様子は…」
きぐママ「あの子、あれ以来ずっと自分の部屋に引きこもってて…」
きぐママ「ご飯もろくに食べてくれなくて…」
魔梨威「きぐ!入るぞ!(ガラッ
きぐ「開けんなって言って…!!マリーさん…!!?」
魔梨威「きぐ…!」
きぐ「………」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:38:00.78 ID:zC7AzZflO
きぐの次はくくるかガンちゃんが被害にあうのかな
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:38:23.52 ID:sK6mie2O0
魔梨威「…な…なぁ、きぐ…」
きぐ「……なに?…」
魔梨威「そう気を落とすなって!心配ないって!お師匠さんもきっと理解してくれてるよ!」
きぐ「………」
魔梨威「ご飯も食べてないんだって?」
きぐ「ほっといてよ…」
魔梨威「こ…こんな部屋に閉じこもってご飯も食べないんじゃ病気になっちまうぞ!」
きぐ「………」
魔梨威「………」
魔梨威「………」
魔梨威「きぐ!あたしのウチでしばらく暮らさないか!?」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:39:52.89 ID:rx9+ErGe0
ええ展開
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:41:34.12 ID:sK6mie2O0
きぐ「…え?」
魔梨威「実家の中に居てもしょうがないだろ!あたしンちにいればみんなとも連絡取りやすいし!」
きぐ「……」
魔梨威「お金がなくたって、あたし達できぐの分出すから美味しいもの食べたりどっか遊びに行こうぜ!」
きぐ「……」
きぐママ「あんた…マリーさんがこんだけ親身になってくれとるんよ」
きぐ「…うるさい…」
魔梨威「来るって言うまであたしはここを離れないからな!」
きぐ「…わかったわよ…行けばいいんでしょ…行けば…」
魔梨威「きぐ…!」
きぐ「………」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:41:49.53 ID:aMAEXzce0
地丹って改造だっけ?
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:42:28.55 ID:St6HuD/g0
実は仮面の中の人だったりして
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:42:54.65 ID:zC7AzZflO
きぐちゃんバイトはしようよ
65 :
>>62そうです :2012/09/22(土) 01:44:12.20 ID:sK6mie2O0
魔梨威「たっだいま~~!あれ?まだ寝てんの?今起きたの?なんつって、なわけねーよなwwwwwwww」
魔梨威「…て、あれあれ!?昼飯食べてないじゃないか!」
きぐ「………」
魔梨威「…まー食欲あるわけないもんな。でも、何か食わないと元気出ないぞ!」
きぐ「………」
魔梨威「ちょっとは身体も動かさないと!そうだ、準備体操しよーぜ!」
魔梨威「ほらほらきぐも一緒にぃ!オイッチニ!オイッチニ!」
きぐ「………」
魔梨威「よし!じゃあ明日はきぐの食べたいもの買ってきてやるぞ!何がいい?」
きぐ「何も食べたくない」
魔梨威「…な、何言ってんだよ~。だからさ、何か食べないと…
きぐ「何も食べたくないっ!!」
魔梨威「き、きぐっ…」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:47:40.27 ID:sK6mie2O0
魔梨威「きぐ!何か食べられないかなと思って林檎買ってきたぞ!」
きぐ「………」
魔梨威「あっと!ちゃんと切らないとな!あたしはいつも丸かじりだからつい癖でね!アッハッハ!」
カチャカチャッ
魔梨威「よーし、ナイフ持ってきたぞ!さーて、きぐの大好きなうさちゃんに切ってやるぞ~、デコボコでも文句言うなよ」
きぐ「………」
PLLL…PLLL…
魔梨威「あ、電話だ」
魔梨威「ゴメンな、ちょっと待っててな。あ、勝手に切って食べてていいよ」(トテテテッ
きぐ「……」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:49:06.88 ID:lkd7hOrs0
改蔵「」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:51:04.01 ID:sK6mie2O0
きぐ「………(カチャッ
魔梨威「お待たせ~~。きぐ~、どうだい、あたしの買ってきた…」
きぐ「……(フルフルッ)
魔梨威「………き……きぐっ!!お前何、馬鹿なことしてんだよぉーーーーっ!!!!!(バシッ
きぐ「ほっといてよぉっ!!」
魔梨威「きぐ…そんなことしたって謹慎が解かれるわけじゃ…」
きぐ「もう終わりだよぉっ!!!!(ポロポロ
きぐ「毎日が苦しいんだよぉっ!!!どうせもう落語界に戻れないんだ!」
きぐ「もう暴力落語家のレッテルを覆せないんだよっ!!!!落語家としてのあたしはもう死んだんだよ!」
きぐ「うっ……うっ………うっ…」
きぐ「落語がしたいよぅっ……」
魔梨威「きぐ……!」
ガバッ
魔梨威「辛かったんだね…!苦しかったんだね…!
魔梨威「守ってやる…!世間がどんなにきぐを追い詰めても私だけは守ってやる…!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:53:40.39 ID:sK6mie2O0
魔梨威「お願いしますっ!お師匠様!どうかっ!どうかっ!」
師匠「しかし、魔梨威。きぐのやったことはとてもじゃないが…」
魔梨威「お願いしますっ!本人は重々反省しているんです!もう二度とこんなことしません!」
魔梨威「なかなか師匠が分からず屋でさぁ…」
きぐ「無理だよ…」
魔梨威「そんなことないさ!きっとお師匠さんも分かってくれる!」
きぐ「マリーさんはああいうけど…」
きぐ「やっぱり無理だよ…」
PLLL…
きぐ「あ、電話だ…代わりに出とこ」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:56:51.15 ID:sK6mie2O0
きぐ「もしもし」
?「ああ、きぐちゃん!やっぱりマリーちゃんのとこにいるっていう噂は本当だったんだね」
きぐ「あの?あなたは…」
?「ほら、声だけでわかんないかなぁ、君の師匠と同期のさぁ…」
?「坪内亭地丹だよ」
きぐ「ああ坪内亭さん!今日はどうしたんですか?」
魔梨威「坪内亭師匠の知り合いのTVプロデューサーがきぐに興味を!?」
きぐ「それでね!あたしを新しい番組のレギュラーにキャスティングしてくれるんだって!」
魔梨威「すごいじゃん!やったね!見ている人はやっぱり見ているんだね!」
きぐ「おかわり!」
魔梨威「きぐが元気出してくれて私も嬉しいよ!たーんと食べておくれよ!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 01:59:20.58 ID:sK6mie2O0
きぐ「プロデューサーさん、初めまして!」
プロデューサー「やーやー君がきぐちゃんか!やっぱり可愛いなぁ!」
きぐ「そ…そんなことないです///
プロデューサー「ところでさぁ、番組のレギュラーの件なんだけど一つ条件があってね」
きぐ「ふぇ?条件?」
プロデューサー「う~んこういうことは本人の目の前では言いにくいんだけど」
プロデューサー「まぁ、若い子が出番もらうのによくある話だよ」
きぐ「よくある話…?」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:02:06.32 ID:sK6mie2O0
きぐ「…!!あなたと寝ろってことですか…?」
プロデューサー「そうそう、さっすがきぐちゃん!普段可愛い子ぶっててもこういう話は早いねぇ!」
きぐ「ひ…酷い!どんな話かと思ったら!!」
プロデューサー「あれあれ?でもいいのかな?こんなおいしい話断っちゃって?」
プロデューサー「このままじゃ君が落語界に復帰するのは無理だと思うよ~」
きぐ「………!!」
プロデュ^サー「ま、よく考えてみて。それじゃ」
きぐ「………」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:04:23.89 ID:sK6mie2O0
魔梨威「おかえり~きぐ!遅かったじゃん!プロデュッサーさんとの話ついた?」
きぐ「…うん」
魔梨威「……き、きぐ?駄目だったのか?」
きぐ「………いや、そんなことないよ」
魔梨威「……そ、そうか…。で、でも!きぐ、どっかおかしくないか?」
きぐ「そんなことないって」
きぐ「ご、ご飯は今日はいいや」
魔梨威「そうか!昨日は食べ過ぎたもんな」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:04:59.46 ID:ZqSXoZWqP
ヤったのか
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:06:25.25 ID:e/LrofNL0
キグちゃんはペロペロするだけにしろってあれほど言ったろ!
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:06:33.41 ID:sK6mie2O0
魔梨威「なんか、きぐのやつ変なんだよ…」
くくる「ふ~~ん…ところで誰からそのプロデューサー紹介されたの?」
魔梨威「ああ…坪内亭師匠だよ」
くくる「え…」
魔梨威「どうかしたのか?」
くくる「坪内亭ってあの地丹師匠でしょ?きぐの師匠と犬猿の。なんで怨んでる人間の弟子を斡旋するような真似をするのよ」
魔梨威「そ、それはそうだけど…」
魔梨威「あれ…?電話に出ない…」
魔梨威「まさか…!!?」
プロデューサー「おー!待ってたよーきぐちゃーん!」
きぐ「……どうも」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:08:54.50 ID:sK6mie2O0
プロデューサー「さ!さ!もうメンドくさいからシャワー浴びなくていいからね!」
きぐ「………」
プロデューサー「ほら!もっとこっち寄って!こっち…
プロデューサー「…おい!今頃になって断る気かよ!!」
きぐ「ヒッ!!」
プロデューサー「もう観念しろや!こっちこいっつってんだよ!(グイッ
きぐ「あ…いや…!!」
魔梨威「きぐううううううぅーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
プロデューサー「な!なんだお前は!?」
魔梨威「貴様!こうしてやる!こうしてやる!(ボカボカ
プロデューサー「ヒッイ!!!」
プロデューサー「に…逃げろ!!」
魔梨威「出て行け!あたしのきぐに指一本でも触れたら殺すぞっ!!!!!」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:11:07.36 ID:sK6mie2O0
きぐ「マリーさん…(バシッ)きゃっ!」
魔梨威「馬鹿たれっ!なんてことするんだよぅ!!(ピシッ
魔梨威「酷いじゃないか!酷いじゃないか!(ポカポカ
魔梨威「自分だけで思いつめてこんなことするだなんて!馬鹿野郎だよ!」
きぐ「マリーさん…やめて…!聞かないで…」
魔梨威「やめるもんか!(ポカポカ)どうして…どうして…
魔梨威「そんなに落語が続けたいのかよ…」
魔梨威「きぐ…もうこんなことしないでおくれ…絶対あたしが守るから…」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:12:47.44 ID:umvZWM3U0
このままマリーさんと鬱展開になるかそれとも……
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:13:23.03 ID:sK6mie2O0
てとら「まだマスコミが来てるのよ…」
メガネ「こちらに何かあればすぐイチャモンつけて叩いて記事伸ばそうって腹なんだよ」
マスコミ「やー皆さんこんにちは」
魔梨威「………あざっす」
マスコミ「魔梨威さんやけに無愛想ですねー。愛想よくしないと変な記事載せちゃおっかな~」
魔梨威「………もうネタなんかないでしょ。もっと他に行くところあるんじゃないんですか?」
マスコミ「おやおや。嫌われたもんですね~」
魔梨威「………」
マスコミ「木胡桃さんはどうやらちゃんと謹慎しているようですね」
魔梨威「………」
マスコミ「木胡桃さんは反省しているんですか?」
魔梨威「反省…?(ピクッ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:15:47.44 ID:sK6mie2O0
魔梨威「反省ってこれ以上何を反省するっていうんですか?」
マスコミ「え…?何をって?」
マスコミ「ハハハ…マリーさん。後輩に暴力を振るったんですよ?そんなの当たり前…
魔梨威「暴力を振るってるのはお前らだろうがっ!!!!!!」
マスコミ「!!!」
魔梨威「あることないこと確証もないのに書き立てやがって!!!!」
魔梨威「暴力を振るっただ!?そんなのあのクソメガネが悪いにきまってるじゃねえか!!!!!!」
魔梨威「てめぇらはきぐがどれだけ苦しんでるかわかってねぇからそんなこと言えんだよ!!!!!」
魔梨威「あんな良い子が理由もなく暴力を振るうはずがねぇだろ!!!」
てとら「あわわ…」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:18:17.34 ID:sK6mie2O0
マスコミ「おい!撮ったか、今の!?」
マスコミ「はい!しっかりと!これでまた視聴率が取れますよ!」
マスコミ「やっり~~!(ダッ
魔梨威「二度と来るな!おい!塩撒け塩!」
てとら「もう終わりよ…終わりよ…」
メガネ「おい!大変なことしてくれたな!記事を見たか!?」
魔梨威「………」
メガネ「ほら!よく見ろ!(バサッ
蕪羅亭魔梨威、暴言連発「虐められる奴が悪い」「キグは何一つ悪くない」
人気女流落語家マリーさんの呆れた態度 落語界の闇
魔梨威「こんなもん、百も承知だい(バサッ
メガネ「お前まで叩かれたら他の人にまで迷惑が及ぶんだよ!
魔梨威「何が迷惑だよ…」
魔梨威「きぐ一人に責任を押し付けておいて…迷惑だ…?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:20:30.21 ID:sK6mie2O0
くくる「あっマリーさんの出番みたいよ」
魔梨威「じゃ、ちょっくら行ってくるぜ」
てとら「無事に済めばいいんだけど…」
魔梨威「よそう、また夢になるといけ…
\くたばれ!落語界のダニ!/
魔梨威「うるせぇなぁ!!気にくわねえんなら出て行きやがれ!」
\なんだと!出て行くのはてめぇの方だろうが!/
魔梨威「ああ、わかったよ!出てってやるよ!こんな客こっちから願い下げだよ!!(スタスタ
メガネ「ああああ!てとら!」
てとら「う、う、う、うん!」
\テン テンテンテン テンテンテン テンテンテンテン/
メガネ「誰が出囃子をしろと言った!引き戻してこい!」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:22:40.52 ID:sK6mie2O0
魔梨威「なんだよあの客は!あったま来た!」
てとら「マリーさん、事を荒立てないで…
魔梨威「何言ってんだ!元はといえばあいつらマスコミが出鱈目書くからいけねーんだろう!?」
魔梨威「あたしは徹底的に戦うからな!」
てとら「あ…マリーさん…」
魔梨威「…せない」
てとら「え?」
魔梨威「許セナイ…キグヲ傷ツケルモノハ許セナイ…(ブツブツ
魔梨威「殺ス…殺ス…(ブツブツ
てとら「マ…マリーさん」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:23:06.32 ID:ZqSXoZWqP
あぁマリーさん・・・
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:23:24.56 ID:umvZWM3U0
どうなるんだ……
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:24:46.80 ID:sK6mie2O0
かわいがり隠蔽!腐った落語界を象徴する女流落語家、蕪羅亭魔梨威
魔梨威「フン」
落語界の与太郎、蕪羅亭魔梨威の呆れた身内擁護とは?
まるでストリップ小屋!蕪羅亭魔梨威、またケツを出す
濃厚レズ!マリーさんがおうちで飼ってる波浪浮亭木胡桃との性生活
魔梨威「なんとでも言うがいい」
「コメンテーターの○○さん、どう思われますか?」
「もう呆れてものが言えませんなあ。落語界は早くこの腐った女流落語一派を排除するべきですよ」
魔梨威「私は負けないぞ」
98 :
やべ、アニメ始まった…あと数レスです :2012/09/22(土) 02:26:26.57 ID:sK6mie2O0
マスコミ「あ!おい!ありゃ…えーっとなんつったかな!?安楽亭苦来だぞ!」
マスコミ「本当だ!あいつ精神障害を持ってるらしいじゃないか!」
マスコミ「追い詰めたら面白いもんが撮れるかもしれねえぞ!」
マスコミ「すいません!苦来さんですよね!」
くくる「ひぃっ!(ビクッ
マスコミ「木胡桃さんの暴行を魔梨威さんが容認しているんですが!」
マスコミ「あなた達アイドル落語グループの総意ととらえてよろしいんでしょうか!?」
くくる「わ、私からはなんとも言えません」
くくる「きぐちゃんのこともお師匠様が決めることですし…」
マスコミ「では、魔梨威さんの発言は魔梨威さんの個人的な意見ということでしょうか?」
くくる「あ、あの…やめてください!私ほんとなんにも関係無いんです!」
魔梨威「………」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:29:14.53 ID:sK6mie2O0
くくる「はぁ…疲れた…」
魔梨威「おい、くくる」
くくる「え?」
魔梨威「なんだよあれは…」
くくる「な、なんのこと!?」
魔梨威「とぼけんな!お前きぐのことをまるで他人事みたいに言ったろ!」
くくる「べ、別にそんなんじゃ」
魔梨威「何が別にだ!私まで売ろうとしやがって!」
くくる「ご、ごめんなさい!でも別にあなたを陥れようとしたわけじゃ」
魔梨威「一緒だろ!この最低女!」
てとら「ちょっと、マリーさん…変なことは
魔梨威「どこも変なことじゃないだろ!」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:32:07.10 ID:sK6mie2O0
魔梨威「きぐは仲間だろ!友達だろ!親友だろ!」
魔梨威「みんなで戦おうよ!」
くくる「で、でも…私達」
魔梨威「なんでお前ら戦わないんだよ!きぐがどれだけ苦しんでるか知らないのかよ!」
魔梨威「お前らきぐのことなんかどうでもいいんだろ!?そうに決まってる!そうでなきゃそんな冷たいことしないもんな!」
魔梨威「上辺だけで友達面しやがって!本当にきぐが可哀想だよ!お前らが見捨てても私は見捨てないからな!」
くくる「なにも…そんな…(グスッ
魔梨威「だったら協力しろよ!どうせ自分の身が怖いんだろ!結局はお前ら自分の身が大切なんだよ!お前らはきぐがどうなろうと知ったこっちゃ
てとら「いい加減にしてよぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シ ー ー ン …
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:34:23.01 ID:sK6mie2O0
てとら「私たちが…きぐちゃんを他人だなんて思うわけ無いでしょ…(ポロポロ
てとら「もし私たちが喧嘩してもマスコミに勝てるわけないよ…」
てとら「それにどれだけ師匠や周りの人達に迷惑がかかると思ってるのよ…」
魔梨威「………」
てとら「あたしたちにはどうすることもできないんだよ…」
\ドッ ワハハハ…/
メガネ「あ…テレビつけっぱなしだったね」
メガネ「ん……?この坪内亭ってやつ…あいつに似てないか?」
くくる「あいつって?」
メガネ「ほら!最近見ないけど…地丹だよ!」
てとら「…本当だ!ヒゲを剃ったらそっくりだわ!」
メガネ「そうか…謎は解けたな」
魔梨威「コイツがきぐを…!」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:37:16.06 ID:sK6mie2O0
魔梨威「そういえば…なんか昨日きぐが、「ある落語家が一派に加えてくれるかもしれない」って喜んでた」
メガネ「え!?」
魔梨威「きぐが危ない!」
~坪内地丹の自宅~
地丹「いやいやいや~きぐちゃん、待ってましたよ~」
きぐ「ありがとうございます!坪内師匠!こんな私にチャンスをくれるなんて…」
地丹「まー弟子になるには一つ条件があるんだよ」
きぐ「じょ…条件?」
地丹「ま!わかってるでしょ」
地丹「きぐちゃんの取り柄なんて…これしかないもんねぇ~(クイクイ
きぐ「………!!!!」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:39:24.98 ID:sK6mie2O0
地丹「さ!わかったら早く脱いでよ ほらほら」
きぐ「け…汚らわしい!」
地丹「なに乙女ぶってんだよ!さっほらほら~」
きぐ「触らないでよっ!」
地丹「聞き分けのねー女だな!(バシッ きぐ「きゃあっ!」
地丹「落語じゃ目上の者には絶対服従だろうが!(バシッ きぐ「やめてっ!」
きぐ「わ…私、帰ります!」
地丹「逃げられると思ってるのかなぁ~」
ガチャッ
きぐ「ど、どうして鍵を…」
地丹「フヒヒ…」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:42:07.23 ID:sK6mie2O0
きぐ「そ…その下品な笑い方…ハッ!!!まさか!?」
地丹「今頃気づくとは本当頭の空っぽな女だな」
地丹「そうだよ!お前の後輩、坪内地丹ってのはこの俺、坪内亭地丹の変装だよ!」
地丹「元はといえばてめぇの師匠が悪いんだよ!俺と同期だった癖に俺より売れっ子になりやがって!」
地丹「実力のある俺を騙しぬいて人気を横盗りしたばかりか、可愛い女なんか入門させてヲタクに媚やがって!俺の方が愛らしいだろうが!
地丹「許すまじか許すまじか!!実力もねぇ癖に脚光を浴びやがって!」
きぐ「アンタが実力無かっただけでしょ!うちの師匠やあたしのせいにしないでよっ!」
地丹「うるせぇ!この女!糞ビッチ!上の口も下の口も黙らせてやる!!」
きぐ「キャーーーーーーーーーーーッ」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:45:12.87 ID:sK6mie2O0
ドタバタッ
きぐ「いやーーっ!やめてーーーっ!!!!」
地丹「そう大声を出しても始まらないぞっ!!フヒヒッ!(ペロペロ
きぐ「やめてっ!(ガブッ
地丹「おっとこいつが見えないのか?」
きぐ「キャッ ナイフ!?」
地丹「ヘヘヘ、大人しくするんだな(クンクンッ
きぐ「あ…あうぅ…助けて…マリーさん…」
地丹「助けに来るわけないだろ!(ペロペロ
魔梨威「きぐーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
ドーーーーンッ
地丹「お、お、お、お、おや、これはこれはマリーさん、どうしたんですか?」
バキッ
地丹「ま、待て!落ち着け!」
きぐ「マリーさん!!!」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:48:00.18 ID:kji6rwjC0
優位に立ってる地丹って新鮮だな
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 02:48:12.25 ID:sK6mie2O0
魔梨威「きぐ…!よくも…よくも…!(チャッ
地丹「お…おい!そのナイフでどうするつもりだ!?」
魔梨威「殺してやる…殺してやる…!!」
地丹「ま…待て!俺を殺したらお前まで落語を辞めることになるぞ!それどころか落語自体が終わりだ!」
魔梨威「くっ…!」
地丹「へ…へへっざまぁみろ!所詮オツムが違うんだよオツムが」
地丹「大体、女流落語家なんてのを俺は認めてねぇんだよ」
地丹「アイドル感覚で入ってきやがって」
地丹「特にそこの木胡桃ってアマは可愛いだけで頭空っぽの女のまさに典型で虫唾が走る!」
地丹「おめぇみたいなのは男に股広げるくらいしか能が無ぇんだよ!」
きぐ「酷いっ…!」
くくる「こんにちはっ」
魔梨威「わっ!」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:20:08.86 ID:sK6mie2O0
地丹「な、なんだ!お前!どこから入ってきた!?」
地丹「まぁお前ら全員警察に突き出してやるからな!」
くくる「撮った」
地丹「は?」
くくる「まずボイスレコーダー」
くくる「あと写真」
くくる「最後に動画」
くくる「しかもネット生放送」
魔梨威「ままま、マジか!?」
てとら「あら、すごーい。もうこんなに書き込みが…」
メガネ「終わったな…」
120 :
ごめん、なんかバイバイさるさんって出て :2012/09/22(土) 03:23:52.78 ID:sK6mie2O0
地丹「」
くくる「さて、女性がそんなに嫌ならお相手する相手が女性なのはおかしいわよね」
地丹「え?」
地丹「ンアッーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:26:19.58 ID:sK6mie2O0
\ ドッワッハッハッハ /
魔梨威「おう!今何時でぇい!!」
きぐ「マリーさん今日も格好良いよー!」
メガネ「きぐもさっき良い落語だったぞ!成長したな!」
きぐ「えへへ!」
てとら「あれからきぐも誤解が解けて落語家に復帰できたし…」
くくる「地丹師匠も望みが叶って良かったわ」
きぐ「さあ!マリーさんを迎えにいかなきゃ!」
きぐ(これからも色んなことがあると思うけど…きっと大丈夫!)
きぐ(こんな素敵な仲間たちがいるんだから…!!)
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:28:13.42 ID:sK6mie2O0
笑おう 笑おう さあ 笑いましょう
こんな時代こそ笑いましょう 笑おう~(ソイヤ!ソイヤ!)
泣いたら負けだ ヤケクソ笑いましょう
波瀾万丈 酸いも甘いも
乗り越えたアッパレ日本人 笑おう
どんな時でも ナニクソ笑いましょう
がっはっは がっはっは
にゃっほっほ にゃっほっほ
空気なんて読まずに笑っとけ
笑顔~ 笑顔~
笑顔~ 笑顔~
笑う門には福来たる!
おあとがよろしいようで
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:29:32.84 ID:umvZWM3U0
ハッピーエンドでよかった
乙
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:29:46.58 ID:St6HuD/g0
乙
皆の前で裏のきぐが出てこなかったのがすごいな
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:30:27.45 ID:Cw9Sk/7W0
乙
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:36:11.45 ID:+gY2HCMpP
丸京がクールじゃない上表記がメガネ
普通に慌てる手寅
地丹である必要性
ひねりの無いオチ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:40:03.51 ID:St6HuD/g0
なぜ最後まで読んだのか3行で
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 03:47:24.19 ID:+gY2HCMpP
つまんねー
事
聞くなよ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/09/22(土) 04:07:42.74 ID:aMAEXzce0
メガネがクズメガネでよかった
転載元
きぐ「みんなが口を利いてくれない…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348238180/
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キャラの特色が全く生きていない。
魔梨威さんと木胡桃だけ書きたいなら他のキャラは出さない方がマシ。
まあそもそもじょしらくでシリアスな話書くのが無理有るような気がするが…。
たかがssに何求めてんの?
俺個人としては好きだったな
これこそ深夜の駄テンション