1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:02:51.70 ID:syzQqmRd0
ド……ドド……ドドドド……ドドドドドドドドド ドドドドドドドドドドドドド
蒲原「ま、麻雀牌の津波だーーーー!!」
佳織「さ、智美ちゃん!どどどど、どうしよう!」
蒲原「佳織、手をつなぐんだー。早く高いところに逃げよう」ギュッ
佳織「智美ちゃん……っ私、怖い……」
蒲原「ワハハ、大丈夫だよ佳織、絶対に……助かる」ダッ
佳織「……うんっ」
山
蒲原「ワハハ……やっぱりここらへんに住んでる人は大体ここに避難してるなー」
佳織「街が……私の家が、麻雀牌にのみこまれてる……」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:05:13.49 ID:TzIhp0M20
なんぞこれ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:06:22.01 ID:ND4EsYk90
蒲原「しかし、まさかいきなり津波がくるなんて……」
佳織「うん……ここ100年は麻雀牌の津波なんてないって日本史の先生が言ってたのにね」
蒲原「ワハハ、しかしこれは大変なことになったなー……」
佳織「私達……どうなっちゃうんだろうね」
蒲原「それは……わからない。けど、きっとなんとかなるよ」
佳織「智美ちゃんってやっぱり、頼りになるね」
蒲原「ワハハー、佳織がいるからこそ、私が頑張らなきゃなー」
佳織「……ごめんね。私、迷惑かな」
蒲原「……そんなことはないよ。それに、そういう意味で言ったんじゃない」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:08:51.35 ID:syzQqmRd0
蒲原「佳織がいるからこそ、私が頑張れる。って意味だよ」
佳織「智美ちゃん……っ!」ダキッ
蒲原「……生き残ろうなー」
3時間後
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
佳織「麻雀牌……まだ流れてくるね」
蒲原「ワハハ、これはちょっと……洒落にならないなー」
佳織「これじゃあもう……私達の家、無事じゃすまないよね」
蒲原「……まず間違いなく、全壊だなー」
佳織「帰る場所……なくなっちゃったね」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:10:22.03 ID:wvMk7FvX0
幸せに生きてくれ
支援やな
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:12:36.27 ID:syzQqmRd0
蒲原「両親も無事かわからないしなー……だけど、大丈夫だよ多分」
佳織「でもっ……!もし、また大きい津波が山の上まできたら今度こそ……」
蒲原「佳織、佳織は何も考えないで大丈夫。私が守るさ」
蒲原「帰る場所がなくなっても、私が帰る場所を作ってみせるし、ここまで津波がきても絶対に私がなんとかする」
蒲原「だから、安心しろよー」
佳織「…………うん」
「おい、ラジオが音拾ったぞー!!」 「スピーカーに繋げ!皆で聞くんだ!」
蒲原「ワハハ、どうやら事態は好転したようだなー」
佳織「よかった……」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:15:50.92 ID:syzQqmRd0
蒲原(しかし、逆に考えると……今までラジオが使い物にならなかったのが、まず異常なんだよなー)
蒲原(麻雀牌の津波は事前に予知出来るって前にテレビでやってたけど……今回はなんの警報もなかった)
蒲原(これはなにか……起きてる?ワハハ、考え過ぎかなー)
『皆さん、落ち着いて聞いてください』
佳織「あ、この声聞いたことある……かな」
蒲原「ワハハ、総理の声だなー」
『麻雀牌の津波は我が日本全土を飲み込みました』
佳織「!?」
蒲原「……これは、まずいなー」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:20:37.97 ID:syzQqmRd0
『まだ麻雀牌嵩は高くはないので、ただちに危険はないため、国民の皆様は高いところに避難し、待機してください』
『現在会議中で対策を練っております』
蒲原「……めちゃくちゃだなー」
佳織「これってつまり……放置って、こと……だよね」
「ふざけんじゃねーー!!」 「なぜ麻雀牌の津波がわからなかったか理由を説明しろーー!!」
蒲原「こりゃ、悪いムードになってきたなー……」
佳織「もう、いやだよ……」グスッ
蒲原「………………」
佳織「私達、ただ楽しく遊んでただけなのに、どうしてこんなことに……」ポロッ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:21:59.54 ID:f7Fdhn9q0
例の神満の勢いでカンしてよけてけばいいんじゃね
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:24:25.37 ID:syzQqmRd0
蒲原「佳織……泣いちゃ、駄目だ」
蒲原「自然災害なんだ、事故だと思って諦めるしか無いよ……」
佳織「でも、でもっ……!私達、何もしてないのに!!」ボロボロ
佳織「どうして、こんな目に……っ!」
「おい女ぁ!!何泣いてんだこらぁ!!」
「つらいのはお前だけじゃねえんだよ!!泣かれると迷惑だ!!」
佳織「ひっ……」
蒲原「す、すみません……この子気が弱くて……」
「くそっ……、ゴミ政府が……何のために税金納めてると思ってんだくそぉぉおっ!!!」
佳織「……ひっ、ぅうぅ……」グスッ
蒲原「佳織、あの人の言うとおりだよ、言い方は悪いけど。皆同じなんだ」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:28:23.64 ID:syzQqmRd0
蒲原「とりあえず、今は私達にできることをやろう」チャッ
佳織「でも……こんなに流れが早いんじゃ、無理だよ……周りの人達だって諦めてるし」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
蒲原「でも、このまま麻雀牌を放置しておいても、何も変わらない……だったら、やり得、ってやつじゃないかなー」スッ
佳織「だ、駄目だよ智美ちゃん!智美ちゃんまで流されちゃう!!」
蒲原「佳織、下がってて…………ポンッ!」カチャッ
「おい、あいつ……」 「無茶だ、波打ち際の小さな波じゃない。津波なんだ……飲み込まれるぞ」
蒲原「ロン!混一白中!」
「おお、和了った……」 「しかし、次はもうやばいんじゃないか……?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:29:09.39 ID:tUOydZqP0
解決方法が和了りわろた
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:29:38.58 ID:f7Fdhn9q0
やはり神満するしかないな
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:32:48.22 ID:syzQqmRd0
蒲原「ロン、ツモ、ロン、ロン、ロンロン、ロンロンロンロンロン……ロォオォォォォォオォォォォォン!!!!」バララッ
佳織「駄目、智美ちゃん!!」
「すげえ、あの量の牌を……完全に捌ききってやがる」 「……あんなガキに、負けてられねえ!!」
「やるぞ、俺もやるぜ!!」バララッ 「くそっ!乗るしかねえ!!文字通り、この大波に!!」
蒲原(凄い……今までにない、スピード感、そして勘が冴え渡ってる……どこをどう拾ってきて、どう和了すればいいか。わかるっ……!!)バララッ
佳織「……凄い。さっきまであんなにイライラしててバラバラだったのに……」
ロン!! ツモォッ!!! ロンッ!! ロォォォォン!!! ツモッツモッツッモォォォォォッォオ!!!!!!!!!!
バラッ バララッ タァァン!! パシッ ドッゴォォォッォォン!!!
蒲原「ワハハ、楽しい……今までにないくらい!!」タンッ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:35:47.54 ID:AYhuYEW40
これが覚醒ワハハ……やるな!
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:36:09.84 ID:syzQqmRd0
別の山
加治木「くっ……この流れの速さ……異常だ!」
睦月「しかし加治木先輩、やるのでしょう?」チャッ
加治木「ああ、やるさ……あっちを見てみろ、そこそこの打ち手ならばもう、覚悟を決めている」
モモ「なら、私達も負けてられないっすね」
睦月「うむ」
加治木「ふっ、この量は初めてだ……疼いてきたぞ!!」タンッ
睦月「うむっ!うむっ!」
加治木「おぉおあああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあ!!!」タッ タンッ タンッ タンッ バララッ
睦月「うむ、うむ、うむ、うむっ!!!有無有無有無有無有無有無有無有無有無有無有無有無!!!!!!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:39:48.07 ID:syzQqmRd0
加治木(くっ、史上最大級の速さ、圧倒的物量……しかし、やるしかない!!)
加治木「ぐううっぅぅうぅっ!!」バララッ バララッ タン タンッ タァァァァァァン!!!!
ドドドドッドドドドドドドドドドドドドドッドッドッドッドッドッドッドッド
加治木「駄目だ、押し切られるっ……!!」
タァンッ
加治木「……っ!!!差し込み!?」バララッ
モモ「先輩、大丈夫っす。私が……私がついてるっす!!!」タンッ
加治木「……なるほど、分担すれば、速さは4倍っ!!!!!!」
タンッ タンッ バララッ タンッ タンッ ッッタアアアアァァァァァッァァッァン!!!!!
睦月「更に私が加わることでえぇぇぇっぇぇぇ!!!」タタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ
加治木「32倍だあぁぁぁぁあぁああぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!」バララララララララララララララ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:41:07.00 ID:LbAQUJeT0
キン肉マンかよw
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:41:33.65 ID:f7Fdhn9q0
ウォーズマン方式
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:44:28.94 ID:syzQqmRd0
蒲原たちの山
蒲原「ワハハ、ワハ、ワハっ、ワハハハハハハハハハハハハハァァァァァァァァァ!!!!」ドダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
佳織「す、凄い!!牌を上に打ち上げ、智美ちゃんも高く飛び上がることによって上空で手を完成させてる!!」
佳織「これなら、二次元方向だけでなく、3次元の手作りができる!!更に時間による落下を含めて更に一つ上っ……!!」タンッ タンッ タンッ
蒲原「ワハハ、見つけた……っ!これが!!!!!」ダラララララララララララララララララララ
蒲原 佳織「超天空四次元殺法!!!!!!!」ドッダアァアァァァァァァァァァァァァァァァン
ゴゴゴッゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
蒲原「身体が軽い。もう、何も……怖くないっ!!」ダダダダダダダダダダダダダダダダ
「す、すげえ!!手が見えねえ!!!」 「早い、早すぎるぜあの嬢ちゃん。ヘヘヘ、自信がなくなっちまった」
蒲原「この山はっ!!佳織はっ!!!皆はっ!!!!!!!私が守る!!!!!!!!」ドアァァァァァァァァァァッゴォォォォォォォォォッォン
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:48:38.84 ID:syzQqmRd0
加治木山
加治木 睦月 モモ「うぅぅぅぅっぅぉぉぉぉおっぉおおおおおおおおおおおおおおおおおあぁぁぁああ!!!!」ドガッドガッドガッドガッドガッ
ブルレレレレエエェッェェェエッェェェェェッェェン!!!!!!!!!
加治木「くっ……!32倍でも、徐々に押されているっ……!?」ドダダダッッッッッダッグォォォォォォン
モモ「先輩っ!!前っす!!!」ッダアァッァアァァァァァン
睦月「うむっ!うむっ!うむっ!うむっ!うむっ!うむっ!」タンッタンッタンッタンッタンッタンッタンッ
加治木「このままでは、ここが破られたら、他の頑張っている人達に被害が!!」ダッッダッダッダアッダッダッッダッダ
モモ「させないっすよ。今、この山で打っている皆は、もう私達の雀友と同じっす!!!」ドガガガガガガガガガガガガガガッ
モモ「その背中から、麻雀牌を浴びせるなんてっ!そんなことは、できないっす!!」ダダダダダダダダダッ
睦月「うむっ!」ッドッッッッッッッッッガアアァァッァァァァァァァァァァァm
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:49:01.35 ID:wvMk7FvX0
最高や
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:53:11.80 ID:syzQqmRd0
モモ(やるしか、ないっすか……『あれ』を!!!)ドッガドアッッガッグゥゥォッォォォォォォォォン
加治木「だ、駄目だっ……くっ、私の、力が足りないばかりにっ……」ドガッ ドガッ ドガッ
ドガッ、ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!
加治木「────!?カッ……か、ハ……」ドサッ
睦月「なっ……!!」ドアガガガガガガガガガガガッッッッガアアアアアアアアアン
睦月(おかしい。今たしかに、牌が意思を持ったかのように、加治木先輩を狙い撃ちにした!?)
加治木「っが、があぁぁぁぁぁぁぁっ……!!!」ドロッ
モモ「先輩!!!」
加治木(おかしい、おかしいぞっ、今のは確かに安牌だったはず!!なのに、放銃しただとっ!?)
モモ「先輩、この牌、おかしっすよっ……」ガガガガガガガガガガッッッガガガガガガガッ
加治木(っくっ、この傷では……血が、血が持たないか?)
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 00:57:12.74 ID:syzQqmRd0
2時間前
清澄
久「くっ!なんとか部室に避難できたけど……このままだと校舎がもたないわね」
優希「やるしかないじぇ!!」
咲「の、和ちゃん……?和ちゃんがいません!!」
京太郎「……なっ!!」
久「まこも、いないわね……」
咲「そんな、そんなっ……手、つないでたのに……どうして!!!」
久「………………」
久(この麻雀牌、少し流れがおかしい……?)
64 :
忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2012/07/04(水) 05:49:51.27 ID:g2Ywd6770
とんでもないスレを発見してしまったでござる
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 16:22:44.26 ID:syzQqmRd0
久(明らかに今まであった麻雀牌津波とは違う……普通、もっと自然というか、ツモ切りのように流れるはず)
久(しかし、この波はある程度の規則性がある。まこがいれば、もっと詳しくわかったのかもしれないけど……)
久「優希!咲!気をつけて!!この津波、なにかおかしいわ」カカカカカカカカカカカカカ
優希「た、確かにいつもより手強い気がするじぇ!!」ドゥダアアァァァァァァァン
咲「和ちゃん……」
久「咲!!しっかりしなさい!今は人の心配をしている場合じゃないわ!!」ドカッバラララララララララララララララ
優希「そうだじぇ咲ちゃん!!」ブルウォォォォォォォォォォォォォォ
咲「だけど、和ちゃが今どこかで……苦しんでいるかも……」
久「…………ふざけないでっ!!」パシィィィィィン
咲「……っ!?」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 16:27:53.04 ID:syzQqmRd0
久「今、頑張らなければ……私たちは皆死ぬわ。待ってれば終わるような甘い津波じゃない」
久「そしたらっ……誰が、誰が和を迎えに行くのよ!!!!」
咲「…………っ!!」
久「だから、今は自分のことだけを考えて、生き残ることだけを……和のために!!」
咲「和ちゃんの……為に」
久「そうよ、あなたが今自分のことだけを考えることで、和を助けることができるかもしれないわ……だから!!戦いなさい!!咲!!!」
咲「……先輩、私……全くわかってませんでしたね」
優希「もっ、もうきついじぇ!!!」ドガガガガガガガガガガガガガガガッ
久「いくわよ、咲!!」チャッ
咲「はい!!」パシッ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:01:23.45 ID:syzQqmRd0
蒲原山
蒲原「ワハハハ!いける。これならっ私達の街をっ!守れる!!」ズッゴォォォォオッグアァァァァァァァァアアン
蒲原(しかしこの技……想像以上に体力を消耗するなー……休まずに打ち続けているだけなのに、これ程とは)
佳織「智美ちゃんがあんなに頑張ってるのに……あんなに、つらそうにしてるのに、私は……何も出来ない」
「うおおぉっぉおあああぁぁあああああああ!!!」 「いっひぃぃぃぃいっはあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!」
ドガッ ズガガガガガガガッ バゴッ バララララララララッッルアァァァァァァァァン!!!!!
佳織「街の皆も、あんなに頑張ってるのに……っ!」
佳織(せめて、何か……力になれるようなことは、ないのかな)
蒲原「ワ、ワハハハハ!!!……くっ、まだまだーーー!!!」バララララララララッ!!ゴガガガガッ!!
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:07:15.23 ID:syzQqmRd0
佳織(……?何かひっかかる。智美ちゃんが絶好調なのは見て分かるけど、さっきとは明らかに……何かが違う?)
佳織(考えろ……考えろ。それが私に出来るただ一つのこと……なのかもしれない)
蒲原「っぐ、ぐぅぅううぅううううううぅぅぅっぅうぅうう!!!」ジッバオォオゴゴゴゴオゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
佳織「…………!!わかった。この違和感の正体が……っ!!」
佳織(しかし、だとすると……初心者の私にもわかる。この河、明らかに字牌が減っている!!)
蒲原「ロン!!!ロン!!!ツモ!!ツモツモツモオォォォォォオォォ!!!」バラララッバラッバララッ
佳織「誰かが……字牌を集めてる?」
佳織「だけど、そんなことをして何の意味が………………っ!!!!」
蒲原「……っ!!!な、この気配っ!!!」
佳織「智美ちゃん!!!駄目ェッ!!!!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:14:06.35 ID:syzQqmRd0
「ロン 一つ、二つ、三つ…………十、十一、一ダース……」バララララララララララララララララララララ
佳織「国士無双が…………十二個?」
ズッ……ズズズ……
蒲原「ワ、ワハハ……これは、なん────」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッドオォォォォオォォォォォォオォォォォン!!!!!!!!!!!!!
佳織「っ!!智美ちゃぁぁぁぁああぁぁあああん!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「ふふふ……少し、河から拾わせてもらったよ」
「だけどこれで君は飛んだ……君の、負けだっ!!!」
ッズアァァァァァァアアアアアアァァッァァァアッァァァァァン!!!!!
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:18:19.89 ID:syzQqmRd0
加治木山
加治木「っぐ……ぅ……」ドクドク
モモ(くっ……!!すぐにでも先輩を助けたいのに……牌が行かせてくれないっす!!)
睦月「……河の、流れが変わった」ズガッズガッズガッズガッ
睦月(私の捨て牌が少なくなっている……いつの間に鳴かれた?)
モモ「ここは、少し無理をしてでもっ!!!止めてみせるっす!!!」ズォォォォォォォォォォ
──────カッ!!!!!!!!!!!
睦月「は、牌が消えていくっ!?」
モモ「麻雀を打ちたくないのなら……っ!最初から牌を、消してしまえばいい!!!」スゥッゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
モモ(──『超透過時間』っすよ)
モモ「先輩、今助けるっす!!」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:22:49.48 ID:syzQqmRd0
加治木「モ、モモ……そこにいるのか?っうぅぅ!!」ズキッ
モモ「先輩、先輩……お願いっす。死なないでください!!私が、私が助けるっす!!」グッ
モモ(せっかく、ここまできたのに……やることは止血なんて、情けないっす)
モモ(けど、今は自分の精一杯をっ────)フラッ
加治木「……っ!!モモ!?」
モモ「だ、大丈夫っす……だから先輩は、休んでて…………」
モモ(やっぱこの技……消耗が激しいっす)
キュイィィッィィィィィィィィィィィン……
睦月(……!?また流れが変わった!!)
睦月「モモ!!何かくるぞ!!!」
モモ「え?」
ズッギャアァァァァァァァァァッァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:28:58.07 ID:syzQqmRd0
睦月「モモオォォォオォォォォォォォォォォォォオオオ!!!!!」
加治木「……くっ!!!」
加治木(今、少しだが見えた。光の奥に、大量の和了手があった!!)
加治木「だ、誰だ……?」
「案外、チョロいもんだな。鳴き鳴きの手作りだっていうのに、無警戒でいやがった」
「そんなに、先輩が大切だったっていうのかね。オレにはわからないけど」
加治木「……っ!!なるほど、お前がこの流れを……創りだしたのか」
清澄
咲「カン、カンカンカン!!!!ツモォォォォォォォォオ!!!!」バララララ
優希「ほっ!!はっ!!うりゃっ!!!こいつでどうだじぇぇぇぇぇぇえ!!!!」ドガッドスッ!!バゴッ!!
久(……やはり河がおかしい。とても綺麗で、しかし濁っている。捨て牌としては濁っているけど、手のほうは綺麗ということね)
久(しかしこの打ち筋、恐らく無駄がまったくないっ……!!間違いなく、デジタル打ちの捨て牌!!)
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:32:29.03 ID:syzQqmRd0
久「咲、優希……少し下がって」バララッバリィイィィィィィイッィン
咲「えっ?ど、どうしてですか?」カチャッカチャッッタアァァァァァン
優希「この調子でいけば余裕だじぇ?」バラッタンッゴッグゾゾゾゾォォォォン
シュッ……
久「……っ!!いいから!!早く!!!!」
久(間に合え……っ!!!)ドンッ
チュィィィィィィ………………………………
咲「ぶ、部長!?」
ドッッッッッッッッッッッッッッッガアアァァァァァアッァァァァァアァアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!
京太郎「ぐおっ!!!」
優希「なっ……!!か、河の流れが!!!」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:35:29.11 ID:syzQqmRd0
優希「なんで……どうして、こんなに……綺麗に?」
シュッーーーーーーー…………カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ
咲「牌が……整列してる?」
京太郎「この形……城か?」
久「ぐっ……間に合わなかったみたいね。チョンボを覚悟で崩しにいったっていうのに……」
咲「この牌の感じ……知ってる。私、知ってる!!!」
久「ええ、これは紛れもなく…………和ね」
咲「そんな、いったい何が?」
優希「……あっ!!てっぺんを見てみるじぇ!!!」ビシィッ
咲「……っ!!!和ちゃん!?!?!??!」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:36:15.66 ID:LKBFpKbB0
まさかののどっち
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:37:34.48 ID:wvMk7FvX0
レズをこじらせすぎたか……
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:40:20.75 ID:syzQqmRd0
「おぉぉぉーーーーほっほっほ!!!皆が私に注目していますわ!!!」
咲「こ、この声!!」
久「龍門渕…………透華っ!!」
透華「皆様、御機嫌ようですわ!!そして、我が下僕におなりなさい!!!」スッ
────ズォ!!!!!!!!!!
咲「そんな、おかしいですよ……牌が、命令通りに動くなんてっ」
久「恐らく、あの城のてっぺんが原因ね」
優希「つまり……どういうことだじぇ?」
咲「和ちゃんが、利用されてるってことですか?」
久「ええ、自信はないけど多分和の頭脳を使うことに寄って完璧に牌を制御しているわね」
優希「だけど、一人で全部を操るなんておかしいじぇ!!」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:42:32.45 ID:pp0nvS1C0
つまり……………………どういうことだってばよ?
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:44:50.43 ID:syzQqmRd0
久「ええ、そうね…………これも、予想でしかないのだけれど、龍門渕透華の能力が関係しているかもしれないわね」
久「河の流れを自由に止めることができるとしたら、それはつまり……一部の流れを止めたりすることで河全体の流れを操ることができる。ということになるわ」
透華「……半分、正解ですわ」
透華「しかし、私とのどっちの力だけではまだ足りない……もっと打ち手が欲しいんですの」ニコッ
透華「COME ON!」パッチィィィッィイィッィイン
シュンッ
一「連れてきたよ、透華。おまけも一緒だけど」
蒲原「ワ、ワハハ……どういうことだー?」ボロッ
佳織「ここ、清澄高校……?」
純「へへ、思ったよりも簡単だったぜ」ドサッ
加治木「ぐぅっ…………」
モモ「こ、ここは……?」
睦月「うむ」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:49:48.87 ID:syzQqmRd0
透華「さて、この面子で牌を操ればどれくらいの牌が操れますの?」
智紀「……恐らく牌全体の70%を掌握できると予想」カタカタカタカタカタ
透華「70%……まだ足りませんわね。しかしちょうどいい、清澄高校の面々に手伝ってもらうことにしますわ」
久「YESというとでも……思っているのかしら?」
優希「そうだじぇ!!そんな馬鹿げた計画!のるわけないじぇ!!咲ちゃんもなんか言ってやれーー!!」クルッ
優希「……咲、ちゃん?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
咲「…………カン」
カッ────!!
咲「もいっこ……カン」
ッダァァァァァン────!!
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:52:09.45 ID:syzQqmRd0
久「……!?」
蒲原「ワハハ……これは、何が始まるんだー?」
透華「ふん、たかがカン二つではこの城はびくともしませんわ」
咲「まだまだ……カン」
ズギャァァッァァァン────!!!
ザ…………ザザザザザザ……ザザ、ザザザザザザザザザザザ
加治木「……やばいな」
一「と、透華……これって────」
咲「カン…………カン」
ズゴッッ────ズゴゴゴゴゴオゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:54:46.47 ID:LKBFpKbB0
咲さんかわいい
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 18:57:11.20 ID:syzQqmRd0
咲「カン……カン……カン、カン……カンカンカンカンカン」
カッ──カッ──カッ──カッ──カッ──カッ──カッ──カッ──
智紀「──雀圧急上昇」
透華「なっ、一体何が?」
久「す、凄い……」
咲「カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
咲「…………ツモ」ニヤッ
パシィッ
神 満
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:00:32.75 ID:syzQqmRd0
バラッ……バララッ……
透華「…………えっ?」グラッ
智紀「──城が崩壊する」
グラッ……ユラァ……
透華「そんな、この城が……たかが役満ひとつで……」
咲「役満一つ……?違うよ」
咲「 神 満 だ よ 」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
カッ────────────────────────────────────────
久「いけない!!このままじゃ和が!!」
蒲原「ワハハ、任せろ。受け止めればいいんだろー?おっぱいを」バッ
モモ「凄いものを……見てしまったっす」
睦月「……うむ」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:03:50.38 ID:syzQqmRd0
咲「…………りゅーもんさん」フラァッ
透華「────ひっ!!」ビクッ
咲「次、いたずらしたら………………W神満だよ?」ボソッ
透華「ひぃぃぃいぃぃっぃっぃいぃぃ!!!!」ビクンビクン
久「本当に……恐ろしい子ね」
モモ「恋する女の子は、強いんっすよ!ね?先輩」ギュッ
加治木「モモ…………」
蒲原「ワハハ、これにて一件落着……だなー」
佳織「よかった……お家に帰れる」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:06:23.97 ID:wvMk7FvX0
やったー!
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:08:43.26 ID:syzQqmRd0
蒲原「……あんなところに、まだ牌が落ちてるなー」
佳織「あ、本当だ。最後の一牌かもね」
ドクン……
久「しかし咲力は凄いわね……一気に牌がなくなったわ」
咲「和ちゃん……大丈夫?」
和「はい……すみません。私のせいで迷惑をかけたみたいで」
咲「ううん、和ちゃんは悪くないよ……そんなことよりも、無事で居てくれて……よかった」
ドクン……
和「……少し、恥ずかしいですね」
透華「…………LAST ONE、ですわね」
ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:16:23.72 ID:syzQqmRd0
キュル……キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
アハハハ、アハハハハハハハハハハハ!!
ウフフ、ウフフフフフフフフフフフフフフ!!
「……友達」
「永久を……共に旅したかのような仲、欲せども……決して手が届かない友」
「人を見るたびに、心中で其は我が莫逆の友となるかと問いかけるも、本心では返答を期待していない」
「しかし、 悠久を独り過ごしたかのような孤独感は残り、友を欲す」
「友を欲せども手に入らず、泣いて馬謖を斬る。相手を………喰らう────!!!」
ゴッ────ゴゴゴゴ────ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
「見せよう、終わりの一枚での……天衣無縫っ!!!!」
バララ
和「……っ!?危ない!!!」ドッ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:21:21.98 ID:syzQqmRd0
久「なっ────!!!」
0.1秒前
咲(強……速…… 避…… 無理!!受け止める!?無事で!?出来る!? 否 ……死?)ドンッ
咲(え?…………和、ちゃん?どうして……私を、押して、そんな、駄目だよ、それ、和ちゃん……死────)
ドォォォォォォオォッォォオォォォォォォォォォォォォォン────!!!!!
一「ここでこの打点の高い一撃……まさかっ!」
透華「きて、しまいましたわね」
咲「和ちゃん……?和ちゃん。和ちゃあぁぁぁぁあぁあぁぁっぁぁぁぁん!!!!!!!!!!」
蒲原「ワ、ワハハ……佳織、どうやらまだ、帰れそうにはないなー」
加治木「ぐっ……なんて破壊力だ」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:30:47.21 ID:4QDKMjwk0
よくわからんけど熱いなw
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:34:53.15 ID:syzQqmRd0
衣「局の終わりは、局の始まり……旅の終わりがまた旅であるように、牌の終わりも……また牌」
衣「牌を、卓を操る衣に……負けはないっ!!!!」
ッドォォォォォオォォォォォォォォォォォオオオオォォォォン!!!!
咲「そんな……許さないっ!!」
久「……天江衣」
透華(牌を制御できる力があれば、あの子と対等に遊べると思いましたのに……間に合いませんでしたわね)
優希「す、すごい圧力を感じるじぇ」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:37:40.08 ID:pC06o8xC0
175カンツ50ヶ国士無双?
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:40:22.21 ID:syzQqmRd0
咲「許さない。許さない……絶対に、許さないいぃぃぃぃいいいいいい!!!!」ブワッ
衣「衣と……衣と遊んでくれるのか!!」ブォォォォォォォォオオオオォォォ!!!!!
ジャキィィィッィン!!! ゴゥウッゥゥン!!! ドガッ ベギィィ!!!!!!
蒲原「す、凄いなー……全く目で追えない」
久「戦いの終わりが……全く見えないわ」
加治木「…………今はな」
透華「すごい……あの子と互角に、やりあっていますわ」
ゴガァアァァァァァン!!! ドグシャァァァ!!! ベシ!!ドギャアァァァン!!!!
衣「ふ、ふふ……ふはははははは!!!!楽しい、楽しいぞ!!!」
咲「私はっ、楽しむつもりはない!!!ただ、殺す!!殺して和ちゃんの墓前に吊し首にっ!!!!!!」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:44:43.14 ID:Y4cBwZAe0
神満wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:47:12.93 ID:syzQqmRd0
咲「ああぁぁぁぁあああああああ!!!!!まずはその髪を抜いてっぇぇ!!!次に爪!!!そして手足をもいで胴から下を埋めてやる!!!!」
咲「最後に腹パン一発メンタンピン!!!!!!!!裏13でっ!!!!数え役満!!!首を切り落として終局!!!!」
久「す、凄い迫力ね……」
蒲原「ワハハ、支離滅裂だなぁ」
衣「憎しみだけでは、衣には勝てない!なぜならお前は、楽しんでいないから!!!」
衣「これを知る者は……これを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。楽しんでいる衣に……戦いを好んでもいないお前が!!」
衣「更には嫌っているお前に!!!衣を倒すことは、不可能!!!!」ドッゴォオォッォォォオォォォォオンン
咲「ぐぅぅっ!!!」ドォォォォォン
衣「……久しぶりに、本気を出せた。もう少し戦っていたい気持ちもあるけど。終わりは、なくてはならない……」フッ
ドグシャァァァ!!!!
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:50:17.00 ID:kz3kPsof0
とんでもねえスレに迷い込んだようだ
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:51:15.03 ID:syzQqmRd0
咲「……っぁ……」
ポタ……ポタ……
久「っ!?これって、どういう!?」
一「う、嘘……だよね?」
透華「嘘に、決まっていますわ……」
蒲原「ワ、ワハハ……思わぬ伏兵、ってやつだなー」
加治木「……よくやった。よく、やってくれた……」
衣「……独りぼっちの、衣じゃっ……人の、和には……勝てない、ということ、か?」
ポタ……ポタ……
モモ「悪く、思わないでくださいっす。こうしないと、先輩と遊べないっすからね」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:57:30.78 ID:syzQqmRd0
衣「……寒い、なぁ。独り身の寒さ、何をしていても、独りという意識がのしかかってきて」
衣「空が……視える。衣は、最後まで……遊べなかった。だが、本望」
衣「そう思わずには……いられない。押しつぶされそうに……な、る」ガクッ
透華 一 純「衣!!!!」
智紀「こ、衣っ」ボソッ
透華「……っ!!!最初から自分に衣の相手は無理と、逃げに逃げた。その罰……ですわね。これは」ポロッ
咲「………………私が、私が悪い。私が、私のせいで…………」ブツブツ
久「咲……」
優希「掛ける言葉が……見つからないじぇ」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 19:58:54.77 ID:s29EqOh00
感想もみつからないじぇ・・・
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:01:03.13 ID:syzQqmRd0
咲「私の……私のミスだ!!私が、神満で油断したから!!和ちゃんがかわりに!!!!うぅぅうぅうぅぅうう!!!!!」
咲「ごめん……ごめんね。和ちゃん……」
加治木「モモ、よくやってくれた」
モモ「私、やっちゃったすよ……」
加治木「責任を感じる必要はない。しかたのないことだったんだ……」
モモ「先輩……」ダキッ
蒲原「ワハハ……唯一、ウチの高校だけは無事ですんだなー……」
佳織「家に、帰れるね……」
蒲原「ああ、帰ろう……家へ。例え帰る家が流されていても、私が建てるさー」
佳織「……うん。智美ちゃん……私、幸せだよ」
蒲原「ワハハ…………私もだ」
終わり
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:02:52.05 ID:syzQqmRd0
終わりです見て下さった方、保守して下さった方。本当にありがとうございます
いつも蒲原をいじめるのばかりやっていたので蒲原とその周りだけ幸せになってもらいました
でもやっぱり蒲原はいじめるのが一番楽しいです
わかめは四角い宇宙の四角い海の底でわかめやってます蒲原可愛いです
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:03:48.11 ID:eW45Z+9A0
謎のドライブ感だった…乙
ワハハ虐めるなよ!
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:10:45.43 ID:xEEgpNfi0
いつもワハハをいじめていたのはお前か!
今日のところは見逃しておいてやる
乙
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:11:46.10 ID:f7Fdhn9q0
やはり神満だったか
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:13:33.32 ID:wvMk7FvX0
乙
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:16:09.84 ID:EwGOQ1tN0
. Eヨ]]z、 __ィ、]Eヨ
. ,r]Eヨr').>'.) `、(ヽEヨ]、
. / .´ .'´/ \ `´ ̄`ヽ
/ ./ ̄ ̄ ,......-‐‐-...、 __  ̄ ̄ヽ ヽ
/ / /:::丿::.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽヽ ヽ ヽ おい、私の描写が少ないぞ
./ / /::::/{::::::::;:::::::.::::::::::ヽ, ヽ. ヽ
/ ./ /::;'' ljへ、:ヽ;:::::::::::::::l:l ヽ ヽ
./ / /::/‐-、 r‐‐`‐ヽ:::::::::j::l ヽ. ヽ
/ 〈、__ ,':/.弋フ` 弋フ> l;-、::ノ:::l _ ヽ .ヽ
'、 j: `:`i, ;'/ l , '´/':::::::l /: :´:{ }
\ /: :.}: :ィ:ヘ.;/ ! _ __ ィ-/ |::::::::l_,ィく:`: : :ゝ、 _/
Y_: ; :ノ: : : : :j':´:':' ヽ_ , .ィ !/ ,ィ'ク´く: : : : ヘ: ´`ヽ':/
フ¨: : : : :l: : : : : ::/ /`Tヽ,-‐ /: :.j:_: : :/ : :j: : : `ー:/¨
`´`゙<: :L:、.: : .l: :/: : :!イ>、/: : /: : : /: : ノ: :>.'´
`'=-、.:_:_l: ::>.´ レ:l ./: ::_/: : :レ : ://¨
ヾ/:. :.:ヽ:.:|:::レ:.:>_:_: : : : :/:/
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'、 : : : : |: : : : : : : : : : :: :j'
}: : .:.:.d: : : : : : : : : : : /
}: : : :.:.l : : : : : : : : : :イ
/: : : :.:.| : : : : : : : :/: :!
/: : : : : :| : : : : : : ノ: :.:l
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:17:09.84 ID:yYEuJilM0
まさか完結するとは思わんだ
乙「
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/04(水) 20:38:50.56 ID:CiYAf8ty0
終わっただと…
勢いだけで終盤何が起きたか分からないのって俺だけ?
転載元
蒲原「ワ、ワハハー……し、四角い海が、迫ってくる……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341327771/
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