1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 12:27:36.83 ID:j6NzIg7c0
~シェリル・アルト家 朝~
目覚まし時計<ジリリリリリ
アルト「う……ん?もう朝か…」カチッ ムクッ
アルト「おい、シェリル。朝だぞ……ってあれ?」
アルト「(隣で寝てたはずのシェリルがいないな…。もう起きたのか?)」
~リビング~
アルト「おーい、シェリルー」 ガチャ
シェリル「やっと起きたのかい、じーさん。早く朝ご飯を作っておくれ」 [お茶]ズズズ
アルト「おう、悪い悪い……って、うぇっ!?」イソイソ…ビクッッ
シェリル「……?」[お茶]ズズズ
アルト「シェリル……だよな?ちょっ……えっ?」
シェリル「…じーさん、ボケたのかい?私はシェリルだよ」
アルト「(なっ、なっ……!!)」
アルト「(なんだ、このババァは!?)」ガーン
シェリル(67)「朝はお茶が美味しいねぇ…」[お茶]ズズズ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 12:34:13.00 ID:j6NzIg7c0
~朝ご飯の時間~
シェリル「もぐもぐ…」
アルト「………」
シェリル「ぱくっ、もぐもぐ…」
アルト「(確かにシェリルの面影はあるけど…。老けすぎだろ)」
アルト「(おかしいな…。昨日は若かったのに…。どうして……?)」
シェリル「じーさん」
アルト「(見た目60過ぎてるよな…?50にも見えなくはないが…)」
シェリル「じーさんってば!」
アルト「お、おぅ!どうかしたか?」
シェリル「お味噌汁が辛くて飲めないよ」
アルト「わ、悪かった、悪かった。いま作り直すからな…」
アルト「(え?じーさん……?まさかっ!?)」ダダッ
シェリル「……?」キョトン
アルト「良かった……。俺は若いままだ……」[手鏡]
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 12:41:56.61 ID:j6NzIg7c0
~しばらくして~
シェリル「もぐもぐ…」
アルト「ほら、新しい味噌汁」 スッ
シェリル「ん。ありがと」[味噌汁]ズズズ…
アルト「………」
シェリル「ん?どうしたんだい、じーさん」
アルト「ちょっと電話してくるな…」スクッ
アルト「………」ピッピッ プルルルル
アルト「もしもし?ランカか?俺だけど…」
アルト「今日の仕事、シェリルは行けそうにないんだよな。うん」
アルト「体調が悪いうんぬんというか…。とにかく撮影なんて出来そうにない」
アルト「え?お見舞いに来る?あっ、そう…わかった。気を付けてな」
アルト「………」ピッ
アルト「(言えるはずないよな…。シェリルが急に老けたなんて)」
アルト「(なんだろう…?何かの病気か?言動まで老けちまうなんて…)」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 12:53:37.02 ID:j6NzIg7c0
アルト「………」
シェリル「じーさん」スッ
アルト「うっ!?」
シェリル(67)「……?」
アルト「(まだ信じられない…。シェリルがこんな風になってしまうなんて…)」
アルト「(まだ結婚してから1年も経ってないのに…)」
シェリル「どうかしたの?顔色が悪いけど…」
アルト「い、いや、なんでもない…」
シェリル「そういえば誰と話してたんだい?電話」
アルト「あぁ、ランカと」
シェリル「ランカちゃん!?ウチに来るのかい!?」
アルト「えっ?あ、あぁ…それが?(…何でこんなテンション上がってるんだ?)」
シェリル「大変!すぐに準備しないと!」イソイソ
アルト「準備?」
シェリル「お菓子とお小遣いの準備に決まってるじゃない!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 12:58:59.01 ID:j6NzIg7c0
~数十分後~
シェリル「………」ワクワク♪
アルト「あのさ…。言っておくけど、ランカが来ても急に顔を出すなよ?」
シェリル「どうして?」
アルト「(どうしてって……)」
シェリル(67)「……?」
アルト「うん……」
ぴんぽ~ん
アルト「あっ、来たみたいだな」
シェリル「はぁ~い、今出るよぉ」テクテク
アルト「ちょっ!?待てって!!」
ガチャ
ランカ「おはようございます!……んぇ?」
シェリル(67)「良く来たねェ。さ、上がって上がって」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:06:50.94 ID:j6NzIg7c0
ランカ「あっ、どうも…」スッ
シェリル「疲れたでしょう?車で来たの?」
ランカ「は、はい…。お兄ちゃんが運転してくれて…」
シェリル「そうかい、そりゃ良かったねェ」
ランカ「どうも…」
シェリル「お小遣いも用意してあるからね。楽しみにしてたでしょう?」
ランカ「えっ?あぁ、はい…」
シェリル「いま持ってきてあげるね」イソイソ
ランカ「どうも……」
ランカ「(誰だろう?雰囲気が似てるし、シェリルさんのおばあちゃんかなぁ?)」
アルト「ランカ…」スッ
ランカ「あっ、アルトくん!あの人誰ぇ?」
アルト「………」
ランカ「ん?どうかしたの?」
アルト「あれ、シェリルだけど……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:14:57.66 ID:j6NzIg7c0
ランカ「えっ?あのおばあちゃんが?」
アルト「朝起きたら、あんな風に老けてて……」ショボーン
ランカ「(この表情…。冗談じゃなさそう…)」
ランカ「で、でも、どうして?」
アルト「さぁ……」
シェリル「ランカちゃ~ん♪」テクテク
ランカ「あっ!ど、どうもシェリルさん…」ペコリ
シェリル「ん?どうしたんだい、急にかしこまって…」
ランカ「(この人がシェリルさん…?そ、そんなぁ……)」ガーン
シェリル「そうそう。ほら、これ」スッ[封筒]
ランカ「えっ?」
封筒[ ランカちゃんへ お小遣い おばあちゃんより]
ランカ「お、お小遣い…?」
シェリル「楽しみにしてたでしょう?それでファミコンでも買いな」
ランカ「あ、ありがとう…///(うわぁ…こんな風にお小遣い貰ったの初めてかも…///)」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:17:18.39 ID:IdY0J+9S0
ファミコンって時代どうなってんだい…
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:24:38.85 ID:j6NzIg7c0
シェリル「お兄ちゃんは?」
ランカ「んと…。呼べば来るかな?」
シェリル「じゃあ呼びなさい」
~ランカが呼んで~
ブレラ「………」
シェリル「おぉ、良く来たねェ」
ブレラ「(誰だ?こいつ)」
シェリル「ほら、お小遣い。お兄ちゃんも楽しみにしてたでしょう?」スッ[封筒]
ブレラ「………」
封筒[ ブレラちゃんへ お小遣い おばあちゃんより]
ブレラ「………?」
シェリル「さぁ、2人もリビングにおいで。お菓子もお茶もあるからね」
ランカ「わーい!♪」
ブレラ「………」キョトン
アルト「良かったな、お小遣い貰えて……。ハハハ……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:35:24.42 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「アルト、訊きたいことがあるんだが……」
アルト「はい」
ブレラ「あのババァは誰だ?」
アルト「こらっ!!人の嫁に向かって『ババァ』とはなんだ!!」プンスカプンスカ
ブレラ「……嫁?」
アルト「あっ…。そ、そうなんだ…。あれはシェリルなんだよ…」
ブレラ「随分老けたな…」
アルト「そ、そうなんだよ……。朝起きたらな……」ウルウル
ブレラ「まぁ、元から老けてたし…、というレベルじゃないか」
アルト「うぅ…シェリルぅ…。どうしてこんなことに……グスッ」ポロポロ
ブレラ「………」
アルト「ひぐっ……俺達……、まだ結婚してから1年も経ってないのにぃ……」ポロポロ
ブレラ「………」
アルト「どうして朝起きたらババァに……うぅっ……ぐすっ……」ポロポロ
ブレラ「涙拭けよ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:41:32.44 ID:Oz3hUDIEi
つい最近サヨナラノツバサを見た俺には辛すぎる…
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:44:18.70 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「とりあえず、俺はマネージャーに連絡してくる。あれじゃあ高い声も出ないだろう」
アルト「……あ、あぁ」ゴシゴシ
ブレラ「………」スタスタ
アルト「(なんとかして老けた原因を突き止めないと…)」
~リビング~
シェリル「はい、お茶」コポコポ
ランカ「ありがとう!そ、その…」
シェリル「うん?」
ランカ「おっ、おばぁちゃん…///」ドキドキ
シェリル「いいえ。御代わりいっぱいあるからね」ニコッ
ランカ「う、うん……///」
ランカ「(うわぁ…、なんだか嬉しいなぁ…)」
ランカ「(おばあちゃんが出来たみたい……)」
シェリル「そうだ、今日は何処に遊びに行こうか?」
ランカ「えっ!?何処かに連れていってくれるの?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 13:52:25.22 ID:j6NzIg7c0
シェリル「何処がいい?フロンティアランド?」
ランカ「フロンティアランドかぁ…」
シェリル「それとも、街でお買い物するかい?」
ランカ「う~ん、どっちもいいなぁ…。悩んじゃう」
シェリル「それじゃあ、今日はお買いものして、明日は朝からフロンティアランドで遊ぶっていうのはどう?」
ランカ「えっ?明日もいいの?」
シェリル「もちろん!今日はおばあちゃんの家に泊まっていきな」
ランカ「や、やったぁっ!でかるちゃ~!!」
シェリル「欲しい物があったら言ってね?」
ランカ「う、うん…(おばあちゃん、優しい~///)」
シェリル「さてと、出掛ける準備しないとねェ」スクッ
アルト「………」
シェリル「じーさんは行くかい?」
アルト「…いや、俺はいい」
シェリル「そうかい。お留守番よろしくね」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:05:55.86 ID:j6NzIg7c0
~その頃のブレラ~
ブレラ「……」ピッ
ブレラ「(こちらブレラ・スターン…)」
グレイス「(どうしたの?もうそろそろ時間よ。シェリルを連れてきて頂戴)」
ブレラ「(それが…、シェリルが急激に老けてしまって…)」
グレイス「(なんですって!?)」
ブレラ「(原因はわからないのですが…)」
グレイス「(おかしいわね…。幼女になるはずなのに……)」
ブレラ「(は?)」
グレイス「(この前劇場版の後編を見直したら、急に幼かった頃のシェリルに会いたくなっちゃってね……)」
グレイス「(シェリルの体が幼くなる薬を作って飲ませたんだけど…)」
ブレラ「(………)」
グレイス「(どうしてババァになっちゃったのかしら?)」
ブレラ「(………)」
グレイス「(ん?何か言いたいことでもある?)」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:11:20.64 ID:BcTAvp6V0
何故成功させなかったんだ!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:13:09.98 ID:j6NzIg7c0
~お昼頃 シェリル・アルトの家~
シェリル「ランカちゃん、準備出来た?」
ランカ「うん!バッチリ!」
シェリル「それじゃあ、じーさん。行ってくるね」
ランカ「行ってきまーす!」
アルト「おぅ……」フリフリ ノシ
アルト「………」
アルト「(よし、今のうちにシェリルを元に戻す方法を探さないとな…)」
アルト「(そして、こういう時に役に立つのが……)」
アルト「………」ピッピッ プルルルルル
アルト「もしもし、ルカか?」
アルト「実は大変なことになっちまってな…。調べて欲しいんだ」
アルト「うん…。それがさ、シェリルが一晩でババァになっちまってよ」
アルト「……いや、笑いごとじゃねーよ!!」
アルト「笑いごとじゃ……ないから……」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:19:12.64 ID:8lrm28KI0
シェリルって元からババアじゃん
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:19:57.31 ID:7H2zmzv20
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:23:26.14 ID:j6NzIg7c0
~フロンティア街~
シェリル「さてと…、先にお買い物する?それともお昼?」
ランカ「んーとねぇ…。お昼ご飯食べたい!」
シェリル「そうかい、お腹減ったかい。何がいいかねェ?」
ランカ「じゃあ…お寿司がいい!」
シェリル「じゃあ、お寿司屋さん探さないとねェ…」キョロキョロ
ランカ「でね、おばあちゃん!」
シェリル「んん?」
ランカ「お寿司食べた後はゲームセンターに行きたい!」
シェリル「ふふっ。いいよ」
ランカ「その後は新しい服が欲しい!」
シェリル「ふむふむ」
ランカ「それからねぇ…」
シェリル「……」ニコニコ
ランカ「えへへ……///またあとで決めるね!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:32:37.30 ID:j6NzIg7c0
~寿司屋~
ランカ「おいし~♪」パクパク
シェリル「好きなだけ頼んでいいからね?」
ランカ「うん♪」
シェリル「ふふっ」
ランカ「玉子とぉ、カルフォルニア巻とぉ、いくら!」
店員「あいよ」
シェリル「………」ニコニコ
ランカ「ねぇ、おばあちゃん」
シェリル「んん?どうかしたかい?」
ランカ「どうして私のワガママを何でもきいてくれるの?」
シェリル「そりゃあランカちゃんが大切な孫だからよ」
ランカ「本当に!?」
シェリル「眼に入れても痛くないよ」ニコッ
ランカ「(私がシェリルさんの孫かぁ…///じゃあ、アルトくんは……)」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:43:07.38 ID:j6NzIg7c0
ランカ「(ん?アルトくんは……?)」
ランカ「ねぇ、おばあちゃん」
シェリル「んん?」
ランカ「アル…じゃなくて、おじいちゃんのお話聴きたいな」
シェリル「じーさんの?どういうことだい?」
ランカ「ほら、おじいちゃんとの思い出の話とかさ…」
シェリル「もぉ~、聴いてもつまんないよ」
ランカ「聴きたい、聴きたいぃ~!!」
シェリル「う~ん、しょうがないねェ…」
ランカ「……」ワクワク
シェリル「じーさんはねェ、昔は凄腕の飛行機乗りだったんだよ」
シェリル「本当にカッコ良くてねェ、一時期はずっと頭から離れなかったもんさ」
シェリル「私も若い頃は銀河でも有名なアイドルだったんだよ。誰からも追いかけられる存在……」
シェリル「そんな私が、誰かを追うなんて当時は考えなかったな……」
ランカ「(うわぁ…、聴いてて恥ずかしくなってきちゃった…///)」カァァ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 14:53:31.26 ID:j6NzIg7c0
シェリル「落ち込んだ時、いつも傍にいてくれて……」
ランカ「うんうん!」
シェリル「いつしか……。まぁ、そのまま結婚というか……その……///」ゴニョゴニョ
ランカ「いつしかって…。もぉ!その部分が大事なの!」
シェリル「お、おばあちゃんも恥ずかしいんだよ…///」
ランカ「!!」
ランカ「(お、おばあちゃん…。可愛い……///)」
ランカ「(何だか複雑な気持ちだけど……。2人が幸せならそれでいい、って決めたし)」
ランカ「(せっかくだし、いっぱいお話聴いちゃお!!)」
シェリル「も、もういいかい?ほらお寿司お食べ」
ランカ「じゃあ、結婚した後の話が聴きたいな~♪」
シェリル「え、えぇっ!?」
ランカ「おばあちゃ~ん、はやくぅ~♪」
シェリル「じゃ、じゃあ、そうだねぇ…。私が30歳になって、歌手を辞めようと思ってた時の話」
ランカ「わぁ~!!って、30歳の時の話!?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:05:02.92 ID:j6NzIg7c0
シェリル「んん?30歳の時の話じゃイヤかい?」
ランカ「うぅん、嫌じゃないけど…」
ランカ「(シェリルさんって、元々まだ20歳前だよね……?)」
ランカ「(それなのに30歳の時の記憶があるの……?)」
ランカ「ねぇ、おばあちゃん」
シェリル「んん?」
ランカ「おばあちゃんって、40歳とか50歳の時の記憶ってある?」
シェリル「そりゃあ、もちろん」
シェリル「大好きなじーさんと一緒に過ごしてきた思い出だからね…」
シェリル「忘れたくても、忘れないよ」ニコッ
ランカ「!!」
ランカ「そ、そうだよね……。良いな~、そういうの!」
シェリル「ふふっ」
ランカ「………」
ランカ「(シェリルさん……元に戻っちゃうのかな……)」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:14:15.42 ID:j6NzIg7c0
~しばらくして~
店員「ありがとうございました~」
シェリル「ふぅ…。美味しかったね」
ランカ「う、うん…」
シェリル「どうかしたの?元気がないけど……」
ランカ「だ、大丈夫だよ!そんなことより、ゲームセンター!早く行こうよ!」
シェリル「そうかい?じゃあ行こうか」
ランカ「へへへ~!おばあちゃんに私の腕を見せてあげるね!」
シェリル「ほらほら、はしゃぐと転ぶよ?」
ランカ「大丈夫!大丈夫!」
ランカ「(そうだよ。もし元に戻っちゃうとしても……)」
ランカ「(今日と明日で思い出作ればいいもん!)」
ランカ「(いっぱい思い出作るぞ!)」ピョン
シモン「きゅーん」ジーッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:15:14.83 ID:gIE5M11c0
サヨナラノツバサってその後があったら刹那みたいにメタル化ならぬバジュラ化してババアシェリルと再会しそうな感じ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:25:06.01 ID:j6NzIg7c0
~ゲームセンター~
[クレーンゲーム]ギュイーン ギュイーン
ランカ「よーし、角っこを狙って……」
コロン ドサッ[景品]
ランカ「ほらぁ!取れたよ~!バルキリーのおもちゃ!」
シェリル「おぉ~。すごいすごい」
ランカ「(よぉーし、もっとおばあちゃんに良いところ見せるぞ~!)」
ランカ「他に何か無いかなぁ~?」キョロキョロ
シェリル「あっ……!」
ランカ「ん?おばあちゃん、何か見つけたの?」
[シェリル・ノーム フィギュア]
ランカ「あっ……」
シェリル「これ……、私の若いころ……?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:33:59.18 ID:j6NzIg7c0
シェリル「どうしてこんな物が今更あるのかねぇ…?」
ランカ「お、おばあちゃん!もう行こう?」グイッ
シェリル「えっ?もうファミコンはいいのかい?」
ランカ「もういいよ。飽きちゃった…」
シェリル「そ、そうかい?じゃあ今度は服屋さんに行くかい?」
ランカ「うん、そうしよ!ゲーセンってうるさいし…」
ランカ「(やっぱり、戻って欲しくないな……。おばあちゃん)」
ペテロ「きゅーん」ジーッ
ヨハネ「きゅーん、きゅーん」
ペテロ「きゅーん?」
シモン「きゅーん」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:41:09.24 ID:j6NzIg7c0
~ルカ研究所~
アルト「………」
ルカ「あっ、偵察に向かわせてたミニゴースト達が帰ってきましたよ」
アルト「ほ、本当か!?」
ゴースト×3「きゅーんきゅーん」
ルカ「お帰り、三人とも。バッチリかい?」
ゴースト×3「きゅーん!」
ルカ「よしよし」
アルト「ルカ、何かわかったのか?」
ルカ「いま3人に分析させますね」
アルト「頼む……」ハァ…
ルカ「それにしても驚きましたよ。本当にあそこまでシェリルさんが老けたなんて…」
アルト「俺も今日の朝ビックリしたよ」
アルト「重い病気じゃないといいけど……」
ルカ「そうですね……。あっ、分析が終わったみたいです!」ピピッ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 15:53:13.85 ID:j6NzIg7c0
アルト「け、結果はっ!?びょ、病気か!?」
ルカ「う~ん、どうやら『薬』の影響らしいです。原因は薬です」
アルト「薬!?」
ルカ「シェリルさんがご自分で服用されたか、それとも誰かに……」
アルト「ちょ、ちょっと待てよ!シェリルが自分から老化する薬を使うはずないだろ!?」
ルカ「身体を老化させる薬ならその通りですがね…」
アルト「えっ?(まさか、危ない薬を!?)」
ルカ「分析の結果だと、その薬は『身体を幼児化させる薬』のようです」
アルト「えっ?でも……」」
ルカ「そう。実際は老化してしまっている。副作用が起きてしまったんですね」
アルト「クソッ!なんでそんなことに!?」
ルカ「実は副作用が起きてしまった原因もわかってます」
アルト「そんなことまで分かるのか。で、どんな?」
ルカ「大変申し上げにくいんですが……」
ルカ「先輩の夜の仕事っぷりが下手なことによるストレスが原因だそうです」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:02:40.20 ID:j6NzIg7c0
アルト「え?それって…」
ルカ「ヨハネいわく、先輩ががっつき過ぎるのが良くないとのことです」
アルト「ちょっ……あのぅ……」
ルカ「ペテロは先輩の短小包茎早漏なところが駄目だと」
アルト「待って……あの……」
ルカ「シモンは終わった後、すぐ寝るのがいけないと」
アルト「………」
ルカ「まぁ、他にもあるんですけど……。う~ん……」
ルカ「この結果本当ですか?あまりにもひどい」
アルト「………」
ルカ「先輩?」
アルト「科学も進歩したなぁ」
ルカ「それって…?」
アルト「大当たりだよ、その分析結果……」ショボーン
ルカ「そうですか……」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:12:26.34 ID:j6NzIg7c0
アルト「………」ショボーン
ルカ「まぁまぁ、原因が分かって良かったじゃないですか!」
アルト「…原因はわかったけどよ、治す方法を探さないと……」
ルカ「あぁ、この程度だったら簡単に治せます」
アルト「!? 本当か!?」
ルカ「いま僕が開発中の『RUKAボックス』を使えば、元通りのシェリルさんになりますよ」
アルト「良かった……。治るんだな……」ホッ
ルカ「良かったですね。……ん?」ピピッ
ルカ「こ、これは!?」
アルト「どうかしたのか?」
ルカ「大変です、先輩!」
ルカ「どうやら明日中に治さないと、二度と元のシェリルさんに戻れないようです…」
アルト「なん…だと…?」
ルカ「と言っても、僕の技術力があれば明日中にRUKAボックスを完成させられるんですけどね」
アルト「な~んだ。それなら余裕じゃないか」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:22:22.83 ID:j6NzIg7c0
~その日の夜~
アルト「ほらっ、出来たぞ!」
[豪華な夕食]キラキラ~
ランカ「わぁっ!美味しそう!」
シェリル「いっぱい食べてね」
ランカ「いっただきま~す!」パクパク モグモグ
アルト「~♪」
シェリル「じーさん、どうしたんだい?随分機嫌がいいねェ」
アルト「まぁな~♪」
アルト「(明日には元のシェリルに戻るんだからな。機嫌も良くなるさ)」
シェリル「そういえば、じーさんは明日フロンティアランドに一緒に行くかい?」
アルト「フロンティアランド?」
シェリル「遊園地だよ。ランカちゃんが行きたいってねェ」
ランカ「凄い大きい遊園地なんだよ!」
アルト「ふぅ~ん。悪いが、俺は行けないかな」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:30:37.94 ID:j6NzIg7c0
~夕食後 しばらくして~
ランカ「ふわ~ぁ」アクビー
シェリル「おや、ランカちゃんおねむみたいだねェ」
ランカ「う~ん、眠いよぅ、おばあちゃ~ん…」
シェリル「はいはい。明日のためにも早く寝ておかないとね」
ランカ「うん!」
シェリル「じーさん、ランカちゃんのお布団を敷いておくれ」
アルト「あいよ」 [布団]
シェリル「それじゃあ、おやすみね。おばあちゃんは自分の部屋で寝るから」
ランカ「はぁ~い。おやすみ!」
アルト「……」 [布団]
ランカ「ありがと、アルトくん。布団敷いてくれて」
アルト「なぁランカ……」
ランカ「ん?なぁに?」
アルト「明日のフロンティアランド……。また今度にしてくれないか?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:40:33.99 ID:j6NzIg7c0
ランカ「えっ?どうして……?」
アルト「実はな、明日シェリルを元に戻せるんだ」
ランカ「元の…シェリルさんに…?」
アルト「明日中に戻さないと、二度と元には戻れないらしい」
ランカ「そ、そんなぁ……」
アルト「一応遊ぶ時間もあるが、大事を取って早めに治してやりたい」
アルト「『余裕ぶっていて治せませんでした』じゃ済まないからな…」
ランカ「………」
アルト「ん?何か問題でもあるのか?」
ランカ「……アルトくんは、今のシェリルさんの事どう思うの?」
アルト「どう思うって…。早く治してやりたい、それだけさ」
ランカ「そっか……」
アルト「フロンティアランドは今度3人で行こう。な?」
ランカ「………」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:48:20.10 ID:j6NzIg7c0
~深夜~
ランカ「………」(布団の中)
ランカ「(明日……、元に戻っちゃうんだ。おばあちゃん)」
ランカ「(確かに、傍から見たらいきなり老化しちゃっただけに見えるかもしれないけど…)」
ランカ「(おばあちゃんはちゃんと思い出も持ってるのに……)」
ランカ「(アルトくんもひどいよ……。おばあちゃんを邪魔者みたいに……)」
ランカ「(もし元に戻すとしたら、おばあちゃんは何処に行っちゃうんだろう)」
ランカ「………」
ランカ「(行きたかったな……。フロンティアランド)」
ランカ「(おばあちゃんと一緒に……)」
ランカ「………」
ランカ「すやすや……」
~アルト・シェリルの部屋~
シェリル「……」zzz
アルト「(隣が気になって寝れねぇ……)」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:54:46.91 ID:diBhZCLX0
余計な事をして事を荒立てる、に定評のあるランカはこのままでは終わらない
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:55:31.04 ID:j6NzIg7c0
~次の日の朝~
目覚まし<
アルト「う~ん……むにゃむにゃ」
アルト「……」パチッ
アルト「……あっ、もう朝か……」
アルト「目覚まし鳴らなかったな…。しかも昨日は寝れなかったし…」
アルト「……って、あれ?シェリルが隣にいない……?」
アルト「ま、どうせリビングで茶でも飲んでるんだろ」
~リビング~
ガチャ
アルト「シェリル~?」
・・・・・
アルト「あれ?いないぞ?」
アルト「シェリルーー!!何処だーー!!??」
アルト「まさか……?あいつら……?」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 16:57:09.83 ID:clolGIndi
キラッ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:02:32.64 ID:j6NzIg7c0
~フロンティアランド~
ざわざわ がやがや
ランカ「うわぁ!凄く混んでるね!」
シェリル「そうだねぇ。朝早く来なかったら、なかなか入れないところだったねェ」
ランカ「ねぇ~!」
職員「そろそろ開園でーす」
ランカ「わぁ、ドキドキしてきたね!おばあちゃん!」
シェリル「おばあちゃんもドキドキしてきたよ」
ランカ「ねぇ、手繋いで!おばあちゃん!」
シェリル「はぐれたら大変だからねェ」ぎゅっ
ランカ「えへへ~///」
シェリル「うふふっ」
ランカ「(ごめんね、アルトくん。私、おばあちゃんを消しちゃうなんて出来ないよ)」
ランカ「(本当に……、ごめん)」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:10:02.63 ID:j6NzIg7c0
~開園!!~
わーわー わーわー
ランカ「はじめは何処に行こうかなぁ~?」
シェリル「ほら、地図貰ったから。見なさい」
ランカ「ありがとぉ~!」
ランカ「えーっとねぇ、こっち行こう!こっち!」トコトコ
シェリル「はいはい」トコトコ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アルト「フロンティアランド…。ここか!」
アルト「うわぁ…、広いな……。滅茶苦茶混んでるし」
アルト「だが、探すしかない!」
アルト「(ったく、ランカの奴……。世話かけやがって!)」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:20:16.67 ID:j6NzIg7c0
~観覧車~
ランカ「あった!観覧車!」
シェリル「大きいねェ」
ランカ「ねぇねぇ、早く乗ろうよ!」
シェリル「うふふっ、そんな焦らなくとも大丈夫よ?」
~観覧車の中~
ランカ「うわぁ…。凄い景色が良いね!」
シェリル「本当!良い景色…」
ランカ「すごい!あっちの方まで……ん?」
[走ってるアルトの姿]
ランカ「うわぁっ!?」
シェリル「ど、どうしたの!?ランカちゃん!?」
ランカ「な、なんでもない…。何でも無いよ、おばあちゃん…」
ランカ「(アルトくん……。やっぱり探しに来たんだぁ……)」ドキドキ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:30:07.61 ID:j6NzIg7c0
アルト「ハァ…ハァ…」キョロキョロ
アルト「(シェリル…!ランカ…!何処だ…?)」キョロキョロ
アルト「そうだ!観覧車に乗って、一面を見下ろせば……?」
アルト「よし!観覧車に向かおう!」ダッ
~観覧車の中~
ランカ「嘘…?こっちに向かってくる…?」
シェリル「どうしたんだい?ランカちゃん」
ランカ「う、うぅん。何でもないよ……」
ランカ「(お願い……!見つかりませんように……!)」
~観覧車乗り場~
アルト「観覧車、観覧車っと…。ここか……」
アルト「案外、乗ってたりしてな。2人……」
シェリル「あら?じーさんも来たのかい」 アルト「!?」
ランカ「(ちょうど降りるタイミングで到着してるし!)」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:37:49.35 ID:j6NzIg7c0
アルト「(うわぁ……、あっさり見つかったぁ……)」
ランカ「に、逃げよう!おばあちゃん!」
アルト「待てっ!!」ガシッ
ランカ「うぅっ……」
アルト「ったく…。シェリルを連れ出すなんて……」
アルト「元に戻らなかったらどうするつもりだ!!」
ランカ「だってぇ……だってぇ……」
シェリル「コラッ!!じーさん、ランカちゃんが何をしたんだい?」
アルト「シェリル、俺と一緒に来てくれ!」
シェリル「……?何を言ってるんだい?ボケたのかい?」
アルト「戻れるんだよ。元に!」
ランカ「………」ショボーン
アルトの携帯<ルカからTEL
アルト「おっ、ちょうどルカからの電話が……」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:48:13.04 ID:j6NzIg7c0
アルト「もしもし?ルカか?」
ルカ「先輩? 例の物、完成しましたよ!」
アルト「本当か!?」
ルカ「出来れば今すぐにでも研究所に来てください」
ルカ「一応リミットは今日中ではありますが、善は急げと言いますし」
アルト「わかった。手遅れにならないようにな」ピッ
アルト「(ここから研究所に向かう時間も考えなきゃいけないからな。早めに行動しないと…)」
アルト「というわけだ。行こう、シェリル!」
アルト「お前は今病気なんだよ!治してから遊べばいいだろ!」
シェリル「う~ん…。じーさんがそう言うなら……」スッ
ランカ「(あぁ……。もうおばあちゃんとお別れ……)」
ランカ「おばあちゃん……」
シェリル「ごめんねェ、また今度フロンティアランドに来ようね」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:55:26.54 ID:j6NzIg7c0
ランカ「おばあちゃ……待ってぇ!!」
アルト「!?」
シェリル「ランカちゃん……?」
ランカ「元に戻らなくていいよぉ!」
ランカ「(ずっと……、私のおばあちゃんで居て……)」ウルウル
「その通りだ。元に戻らなくたっていい」
アルト「こ、この声……!?」
ブレラ「喰らえ!不意打ち!!」ヒュッ
アルト「ぐはっ!!」ドグシャァァァ
シェリル「じーさん!?」
ブレラ「……シェリルは元に戻る必要などない」スタッ
ランカ「お、お兄ちゃん!?」
ブレラ「悪いが、シェリルには『ロリシェリル』になってもらうぞ…」 [薬]キラーン
アルト「そ、その薬は……ッ!?」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 17:59:05.67 ID:QGR2HxIpO
えええ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:05:24.34 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「そう、これは身体を幼児化させる薬だ……!」
アルト「な、何故お前がそれを……」
ブレラ「フッフッフ……」
~昨日の夜~
グレイス「遂に完成したわぁ……。フフフ……」[薬]
ブレラ「懲りないな……」
グレイス「さぁ、ブレラ。シェリルにこの薬を飲ませてきて頂戴」
グレイス「今度のは副作用なんて起きない。絶対幼児化の薬よ!!」
ブレラ「ふぅ~ん」
グレイス「あら?興味無いの?」
ブレラ「あるはずがない。俺はランカしか興味がないのでな」
グレイス「フン。この映像を見てもそんなことを言っていられるかしら?」
ブレラ「何ィッ!?」
映像(ロリシェリル「あたち歌うからぁっ!」)
ブレラ「何ィッ!?」ピクッ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:14:53.55 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「というわけだ……。フッフッフ……」
アルト「くっ、ロリコンめが……!!」
ブレラ「別に構わないんじゃないか?お前もロリルの方が可愛いと思ってるんだろう?」
アルト「ふざけるな!俺はロリコンじゃない!!」
アルト「元のシェリルが一番いいんだ…!!(おっぱいとか)」
ブレラ「なるほど……。ならば……、死ねっ!!」シュバッ
アルト「ぐわぁっ!」グシャアァァッ
シェリル「じーさん!?」
ランカ「あわわわわわ……」
ブレラ「さぁっ!飲んでもらおうか、この薬を!」 [薬]グイッ
シェリル「うぅっ!もごごご…」
ランカ「おばあちゃん!」
アルト「させるかぁっ!!」ガシッ
ブレラ「くっ、アルトめ…!まだ動けたか!」
シェリル「げほっ、げほっ!」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:19:28.37 ID:finuCNNe0
ブレラ必死すぎワロタ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:24:22.77 ID:j6NzIg7c0
アルト「そんな薬、飲ませてたまるか!」ガシッ
ブレラ「くっ!アルトぉぉ!!!」
シェリル「げほっ、はぁはぁ…」
ランカ「だ、大丈夫?おばあちゃん?」
シェリル「じーさん…?じーさん!?」キョロキョロ
ランカ「あ、アルトくんは…」
ブレラ「たぁっ!」シュッ
アルト「ぐああぁあぁっ!!」ドグシャアアッッ
ざわざわ がやがや
ブレラ「やれやれ、騒がしくなってきたな…」
ブレラ「最後のチャンスだ。お前もロリシェリルを愛でたいよな?ん?」
アルト「……けっ。くたばれ……」ペッ
ブレラ「フン……。トドメだ!!」ビシュッ
シェリル「じーさぁん!!」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:30:42.50 ID:j6NzIg7c0
ランカ「待って!!お兄ちゃん!!」
ブレラ「!?」ピタッ
ランカ「………」
アルト「ラン……カ……?」
ランカ「………」
シェリル「じーさん!」トテトテ
アルト「シェリ……ル……」
シェリル「どうしてこんなになって……」ウルウル
アルト「なんてことはないさ。ただ……」
シェリル「ただ……?」ポロポロ
アルト「お前と同じ時間を過ごしたかっただけだ……」ぎゅっ
シェリル「じーさん……!!」
ブレラ「ランカ……」
ランカ「………」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:34:15.98 ID:7467rIv00
サヨナラノツバサのその後が見たい
蛇足だと言われても見たい
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:36:45.36 ID:j6NzIg7c0
~ルカの研究所~
[RUKAボックス]
ルカ「さぁ、ここに入ってください。シェリルさん」
シェリル「えぇ……」
シェリル「……」チラッ
アルト「!」
シェリル「じーさん……」
アルト「大丈夫。元に戻って、また同じ人生を送るだけだ」
アルト「今度は俺も一緒にな…」
シェリル「……///」コクリ
ランカ「……」
シェリル「……」スッ [RUKAボックス]
ランカ「(おばあちゃん……)」
シェリル「!!」ハッ
ルカ「……?どうしたんですか?シェリルさん」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:45:42.63 ID:j6NzIg7c0
シェリル「ちょっと待って……」
アルト「お、おい?シェリル…?」
シェリル「最期に……」スッ
ランカ「えっ……? 私?」
シェリル「なんだか、寂しそうな顔してたからねェ」
ランカ「だ、だって……。おばあちゃんが行っちゃうんだもん……」
ランカ「もっとおばあちゃんの優しさに触れていたかった……なんて」
シェリル「………」
ランカ「ご、ごめんね…。ワガママばっかりで……。本当にごめん……」
シェリル「……」スッ ナデナデ
ランカ「!」
シェリル「おばあちゃんこそ、一緒にいてあげられなくてごめんね」
ランカ「お、おば……」ウルウル
ランカ「おばあぢゃああああん!!!」 ひしっ
シェリル「よしよし……」ナデナデ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 18:55:30.98 ID:j6NzIg7c0
ランカ「ひっく……ひっく……」ポロポロ
シェリル「……。そうだ!」
ランカ「……?」
シェリル「ランカちゃんに…、これをあげる」 スッ[指輪]
ランカ「えっ?指輪……?」
シェリル「はめてごらん?」
ランカ「………」[指輪]スチャッ
シェリル「おぉ~。とても似合ってるよ」
ランカ「凄い…、綺麗……」[指輪]キラキラ
アルト「(えっ!?あれ俺があげた結婚指輪じゃね!?)」
シェリル「ランカちゃんにあげる…。御守りよ」
ランカ「で、でも……!こんな物貰っちゃって……?」
シェリル「いいんだよ。孫を寂しがらせたまま知らんぷりなんて出来ないからねェ」
シェリル「それはね、私とじーさんの想いが込められた指輪だから」
シェリル「私とじーさんがいつも傍にいると思ってね……」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:05:27.77 ID:j6NzIg7c0
~RUKAボックスによる治療後~
プシューッ
シェリル(19)「ふわ~ぁ、なんだか良く寝た気がするわ…」アクビー
アルト「シェリル!!」タタッ ひしっ
シェリル「な、何よっ!/// どうしたのよ?」
アルト「良かったぁ……」ぎゅぅ
シェリル「変なアルト……」キョトン
ランカ「………////」[指輪]キラキラ
シェリル「あら?ランカちゃん、それ…?」
ランカ「あっ!こ、これは……、その……」
シェリル「………。大切な人から貰ったの?」
ランカ「えっ!?……そうなんです。大切な人からの……御守り」
シェリル「そう……。大事にしないとね」
ランカ「はいっ!」[指輪]キラキラ
~終わり~
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:14:19.75 ID:olA7P5t/O
おつ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:16:41.14 ID:j6NzIg7c0
ここまで見てくれてありがとう
以下オマケ (ここまでで満足出来た人は見ない方がいいかも)
~アルト・シェリルの家の前~
ランカ「らんら~ん♪」トコトコ
ランカ「(今日は仕事がオフだし、遊びに来ちゃった!)」
ランカ「(確かシェリルさんも休みだし……)」
ランカ「(ぴんぽ~ん、っと……)」スッ [呼び鈴]
「何よ! アルトの馬鹿!!」
「何だと!?俺だってなぁ!!」
ランカ「(えっ…?何?喧嘩……?)」
「もういい!!」
ランカ「(あっ、やばっ!)」ササッ
アルト「ふんっ!!」 ガチャ スタスタ
シェリル「何よ、何よっ!私の気も知らないで…!!馬鹿ぁっ!!」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:19:45.16 ID:ZgxKz24C0
ほう
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:24:09.74 ID:j6NzIg7c0
ランカ「(アルトくん、出て行っちゃった…)」コソーリ
シェリル「うぅ…。どうしてなのよぉ……」
ランカ「……?」ソロ~
シェリル「あっ、ランカちゃん……」
ランカ「あっ!す、すみません…。たまたま遊びに来たところで……」
シェリル「聞こえちゃった?……さっきの」
ランカ「ごめんなさい!盗み聞きするつもりはなかったんですけど…」
シェリル「いいわよ。別に…」
ランカ「……えっとぉ…」
シェリル「入って。ドア、開けっ放しでごめんね」
ランカ「い、いいんですか?」
シェリル「えぇ。ちょうど話し相手も欲しかったし……」
ランカ「じゃ、じゃあ、おじゃましまーす……」
ランカ「(一体どうして喧嘩してたんだろう……?)」
ランカ「(浮気とかだったら、どうしよう……)」ドキドキ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:35:21.14 ID:j6NzIg7c0
~リビング~
シェリル「はい、お茶」コトッ
ランカ「ありがとうございます」[茶]ホカホカ
ランカ「(き、訊いた方がいいよね…?たぶん…)」
ランカ「あのぅ…、さっきはどうして喧嘩してたんですか?」
シェリル「……。子供が出来ないのよ」
ランカ「えっ?」
シェリル「アルトとの子供が…欲しいのに、出来ないの」
ランカ「あちゃぁ…。ど、どうしてでしょうねぇ…?私、あまり子作りには詳しくないので…」
シェリル「アルトったら、子供が出来ない私に対してなんて言ったと思う?」
ランカ「な、なんて言ったんですか?」
シェリル「『お前の俺への愛が足りないんだ!!』って」
ランカ「えぇーっ!?そんなぁ……」
シェリル「だからね、私も言ってやったの。『ヘタクソの癖に生意気なのよ!!』って……」
ランカ「(うーわぁ……。訊かなきゃ良かったぁ……)」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:44:35.85 ID:j6NzIg7c0
ランカ「どうしてそんなにお子さんが欲しいんですか?」
シェリル「……怖いのよ」
ランカ「怖い?」
シェリル「アルトもそのうち私に飽きるんじゃないか、って最近思ったの」
ランカ「またシェリルさんらしくもない……」
シェリル「私だって、女なのよ。そういう心配くらいするわ」
ランカ「でも、それとお子さんと、どう関係があるんですか?」
シェリル「関係あるわよ!子供が出来れば一緒に愛を注ぐわけだから、いつまでも夫婦円満でしょ?」
ランカ「なるほどぉ…」
シェリル「はぁーぁ。やっぱり私の愛が足りないのかしらね…」
ランカ「そ、そんなことありませんって!」
~その頃 アルト・シェリルの家の庭~
ブレラ「……」コソーリ ジーッ
ブレラ「(この前の失敗で、あのババァに怒られてしまった……)」
ブレラ「(今日こそシェリルをロリシェリルにしてやる)」ゴゴゴゴゴ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:51:36.96 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「……」ジーッ
~リビング~
ランカ「シェリルさんのアルトくんへの気持ちは、私が一番良く知ってます!」
シェリル「ふふっ、そうよね。ありがとう」ニコッ
ランカ「(ふぃーっ。なんとかなったぁ。結婚って大変なんだなぁ……)」
シェリル「ごめんなさい。ちょっとトイレに……」スクッ
ランカ「はぁ~い」
ブレラ「(今だッ!!)」ヒュッ
ヒューン 三[薬] [シェリルのティーカップ]
[シェリルのティーカップ]ポチャッ
ブレラ「(よしっ!入った!)」
ブレラ「(あれをシェリルが飲めば……)」
ブレラ「………」コソーリ ジーッ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 19:59:52.24 ID:j6NzIg7c0
ランカ「………」ジーッ [シェリルのティーカップ]
ブレラ「(うん?ランカがじっとシェリルのティーカップを見ている…?)」
ブレラ「(まさか!?気づかれていた!?)」
ランカ「(シェリルさんは…まだトイレだよね)」ジーッ[シェリルのティーカップ]
ランカ「……♪」 スッ[シェリルのティーカップ]
ブレラ「(まずい!?調べているのか!?)」
ブレラ「(また任務失敗か……?)」
ランカ「……飲んじゃえ♪」ニヤリ [シェリルのティーカップ]
ブレラ「えっ?」
ランカ「んぐっ、ごくごくごく……。ぷっはぁーっ!でかるちゃーっ!!」 [シェリルのティーカップ]カラッ
ランカ「(シェリルさんの口が付いたお茶うんまーっ♪)」ピョン
ブレラ「(うーわ……。任務失敗!)」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:08:25.13 ID:j6NzIg7c0
ランカ「あとは、お茶を元通り入れておくだけ♪」 [シェリルのティーカップ]コポコポ
ランカ「これで良しっと!」
ガチャ
シェリル「ただいま~っ」
ランカ「あっ!おかえりなさ~い!」ササッ
シェリル「あら?どうしたの?随分嬉しそうね」
ランカ「いえ、なんでもありませ……!あうぅっ!!」ドクン
シェリル「……え?」
ランカ「あ、あぁっ!か、体が熱い……!!ああああぁぁっっ!!!」ドクンドクンドクン
シェリル「ちょっ、大丈夫?ランカちゃ……」
ランカ(3)「!!! ……?」シュゥゥ
シェリル「えっ……?」
ランカ(3)「ふっ…ふぇぇぇぇぇぇん!!」
シェリル「ちょっ……えぇっ!?」
ブレラ「(うーわ……。任務成功!!)」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:09:23.64 ID:fAlSclUG0
ブレラはブレないなwww
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:11:21.85 ID:QGR2HxIpO
わかる、わかるよブレラ
あの頃に戻りたいんだよな、わかるよ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:17:35.08 ID:j6NzIg7c0
ランカ(3)「ふぇぇぇぇぇぇん!!ふぇぇぇぇぇん!!」
シェリル「(ど、どうしようかしら…?)」
シェリル「(とりあえず抱っこして…)」スッ
ランカ「ふぇぇぇぇ……」
シェリル「ほーら!良い子だねぇ……よしよし!」ナデナデ
ランカ「ふぅぅぅ。ぐすっ」
シェリル「落ち着いた?」
ランカ「ぐすっ……。うん」コクリ
シェリル「(かっ!可愛い……///)」
ランカ「だぼだぼ」 [服]デローン
シェリル「あぁ、今まで来てた服ね…。代わりの服、買わないとね…」
ランカ「ママ、だぼだぼ」
シェリル「ごめんね、代わりのが今無いのよ…。だから……って、え?」
シェリル「私が『ママ』ですって!?」
ブレラ「(いいもん見れたし、帰ろう…)」スタスタ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:25:11.31 ID:j6NzIg7c0
~しばらくして アルト・シェリル家前~
アルト「………」
アルト「(シェリルの奴…。まだ怒ってるかな……?)」
アルト「(謝るか、やっぱり…)」
ガチャ
アルト「ただいま~。さっきは悪かったな……」
し~ん
アルト「(なんだよ…。まだ怒ってるのか…?)」
アルト「シェリル~?シェリル~?」
~リビング~
アルト「あれ…?ここにもいないな…」
ランカ(3)「すやすや…」
アルト「あれ~?」 けしっ
アルト「(おっ?今何か足に柔らかい物が当たったぞ…?)」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:31:05.52 ID:j6NzIg7c0
アルト「(なんだ…?)」
ランカ(3)「ふぇ…ふぇ…」ウルウル
アルト「えっ?」
ランカ「ふぇぇぇぇん!!ふぇぇぇぇん!!!」
アルト「うぇっ!?ちょっ、誰の子!?」
ランカ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」
アルト「(髪型と髪の色からしてランカの子!?わからん!!)」
ランカ「ふぇぇぇぇぇぇん!!!!」
アルト「ちょっ……」
シェリル「………」ジーッ
アルト「あっ!シェリル……。あのさぁ……」
シェリル「ちょっとぉっ!!何やってんのよ!!!」ガシッ
アルト「ちょっ、えっ?あっ!いやいや…あのさぁ…」オロオロ
シェリル「信じられない!虐待!?私の娘になんてことするの!!!」
ランカ「ふぇぇぇぇぇぇん!!!ふぇぇぇぇんん!!」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:34:36.63 ID:Fh3rkZd/0
ランカかわいい
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:39:51.45 ID:j6NzIg7c0
シェリル「ほーら、よしよし。怖くないわよぉ…♪」
ランカ「ひっぐ…。ママぁ……」ひしっ
シェリル「よーしよーし。良い子ね、ランカちゃんは…」
ランカ「……」ひしっ
アルト「お、おい…?」
シェリル「何よ?いまランカちゃんの服とおもちゃを買ってきたのよ」
アルト「いや、だから…。……これ、ランカなのか?」
シェリル「そうよ?ランカちゃん以外に誰に見えるの?」
アルト「(確かにそう言われるとランカだけどさ…。特徴あるから)」
ランカ「ママー」ニコッ
シェリル「この子はね、子供が欲しい私のために娘になってくれたのよ。きっと神様からの贈り物だわ!」
アルト「あ、うん」
ランカ「パパー!」ひしっ
アルト「ぱ、パパ!?」
アルト「……。そうかぁ…、神様からの贈り物なら仕方がないな……///」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:47:35.97 ID:j6NzIg7c0
ランカ「……///」 装備:新しい服 キラキラ~
シェリル「きゃー!とっても似合うわ♪」
アルト「うぉっ!すげぇ!ちょっ、カメラ、カメラ……」
シェリル「何やってんのよ!早く持ってきなさい!」
アルト「持ってきたぞ~!ほら、並んで」[カメラ]
シェリル「ランカちゃん、カメラの方見て」
ランカ「えへへ~///」
パシャッ パシャッ
アルト「やばい…!人生始まった…!」
ランカ「ママー?」 [大きな袋]
シェリル「んん~?どうしたの?」
ランカ「これ、なぁに?」 [大きな袋]
シェリル「あぁ~っ!そうなのよ! ランカちゃんのためにおもちゃ買ってきたのよ!」
アルト「へぇ~。どれどれ?」
ランカ「どれどれ?(アルトの真似)」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 20:55:57.48 ID:j6NzIg7c0
シェリル「これが子供用カラオケでしょ?あと、こっちがプラレール!」
アルト「プラレールって…。女の子なんだから人形だろ普通…」
シェリル「う、うっさいわね!///アルトのくせに!!」
シェリル「プラレールはね、想像力を育むのよ!」
アルト「ふぅ~ん…」
シェリル「ほ~ら、ランカちゃん?線路作ろうねぇ」 スッ[レール]
ランカ「せんろ作る!」 [レール][レール]カシッ
ランカ「えきもあるの!」 [レール][駅][レール][レール]カシッカシッ
ランカ「~♪」カシッカシッ
アルト「おい……。教えてもいないのに色々作り出したぞ…?」
シェリル「もしかしたら、天才かもしれないわね…」ドキドキ
ランカ「出来たぁ♪」
アルト「本当か!?」
シェリル「お母さんに見せなさい!!」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:05:38.58 ID:j6NzIg7c0
ランカ「こっちがフロンティア駅で、こっちがギャラクシー駅なの!」
ランカ「で、その間にいろいろ駅があるの!」
[ランカ鉄道]ババーン
アルト「(おい、これ芸術レベルだろマジで…)」
シェリル「(我が家にも麒麟児が生まれてしまったか…)」
ランカ「しゅっぱつ しんこう!」
ガーッ 三[電車のおもちゃ]
アルト「おぉ~っ!」
ランカ「ぷぉぉ~ん♪」
[駅] ガタンゴトン三[電 車]
シェリル「あら?今の駅、止まらなくていいの?」
ランカ「この電車はねぇ、『かいそく』だから止まらないの!」
アルト・シェリル「」ガガガーン!
アルト「こ、こんなに幼いのに『快速』を知っているだなんて……!」
シェリル「将来は鉄道を作るのかしら…?この子……!」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:06:54.80 ID:TgXRRJKz0
コイツァスゲェなァ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:10:16.71 ID:Fh3rkZd/0
ランカの将来が心配になってきた
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:11:54.27 ID:j6NzIg7c0
~次の日~
グレイス「ちょっと、ブレラ?」
ブレラ「………」
グレイス「どういうこと?ランカさんを幼女にするなんて…」
ブレラ「………」
グレイス「今度はちゃんとシェリルを幼女にするのよ!?わかった!?」
ブレラ「……了解」
~アルト・シェリル家の庭~
ブレラ「(さて、ランカは何処かな……?)」 ジーッ
~リビング~
ランカ「だきしめちぇ!ぎんがの、はちぇまれぇ~!!」[子供用カラオケ]
アルト「わーわー!!」
シェリル「きゃー!きゃー!」
ブレラ「(うわぁ…。なんか出来上がってる大人がいる……)」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:15:42.96 ID:ypBPxhFF0
ランカちゃん3歳が娘になったら本気出せそうな気がする
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:18:49.55 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「(本来、薬をシェリルに飲ませるのが任務だが……)」
ランカ「すいめんが~、ゆらぐ~♪」
ランカ「かぜ~のわ~が ひろ~がる~♪」
ブレラ「(ランカを見てるだけでいいな……///もう……////)」
アルト「むっ!?」ピキーン
シェリル「……?どうしたの?アルト」
アルト「シェリル、あそこを見ろ。庭の所の窓だ」ヒソヒソ
シェリル「あっ、あれは!?」
ブレラ「……////」ジーッ ハァハァ
ランカ「あ~なたと いきたい♪」
ランカ「キラッ☆」
ブレラ「キラッ☆」ハァハァ
シェリル「あの変態……!ランカちゃんを見ているわ!!」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:20:49.52 ID:V4ubNrUh0
ブレラ…
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:25:07.10 ID:j6NzIg7c0
アルト「俺に任せろ……」スッ
シェリル「だ、大丈夫なの…?アルトぉ…?」
アルト「安心しろ。お前も、俺達の娘も、俺が護る!」
~庭~
ブレラ「……////」ハァハァ
ブレラ「蒼のエーテルも歌ってくれ……////」ハァハァ
アルト「……」スッ 装備:金属バット
ブレラ「ねこ日記でもいいがな…….////」ハァハァ
アルト「……」 ブン!!
ブレラ「ハッ!?」
ゴスッ!!
ブレラ「ぐはっ!!」ドサッ
アルト「思い知ったか!変態が!!」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:32:55.41 ID:j6NzIg7c0
ブレラ「うぅ……、あぁ……」ガクガク
アルト「(普通の人間なら急所だが、こいつはサイボーグだからな…)」
アルト「……ん?」
アルト「こいつ…。何か薬を持ってるな…」 [薬]ヒョイ
アルト「どうせロクな薬じゃないだろうし……」
ブレラ「そ、それは……」
アルト「お前が飲め」 グイッ
ブレラ「もごっ!もごごごっ!!」
~リビング~
ランカ「あれぇ?パパは何処行ったの?」
シェリル「ちょ、ちょっと用事があって……アハハ」
シェリル「(大丈夫かしら……?アルト……)」
アルト「お~い、シェリル…」
シェリル「アルト!?大丈夫だった!?」
アルト「息子が出来たぞ」 ブレラ「ふぇぇ……」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:42:55.96 ID:j6NzIg7c0
ブレラ(3)「ふぇぇん!!また、にんむちっぱい だよぉぉ!!」
シェリル「あらら…。よしよし、次があるわよ!……ね?」ナデナデ
アルト「そ、そうだぞ!気にするなって!」
ブレラ「ふぇぇぇぇん!!ふぇぇぇぇん!!」
シェリル「(どうしよう……。泣き止まないわ……)」
アルト「(うわぁ…。親の壁に当たっちまったな…)」
ランカ(3)「ありぇ?おにーちゃん?」
ブレラ「ランカぁ…」ウルウル
ランカ「どうちたの?」
ブレラ「にんむちっぱいした…」ウルウル
ランカ「そっかぁ!プラレールしてあそぼ!」キャッキャ
ブレラ「うんっ!」キャッキャ
アルト「おぉ…っ!」
シェリル「よ、良かったわ…」
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:50:06.88 ID:j6NzIg7c0
~アルト・シェリル家前~
グレイス「(ブレラから連絡が途絶えた…)」
グレイス「(まったく、役に立たないわね…)」
グレイス「(こうなったら私の手でシェリルを幼女にしてみせるわ…)」ササッ
~アルト・シェリル家の庭~
グレイス「……」ササッ ジーッ
ランカ「がたんごとん!がたんごとん!」
ブレラ「………」ポチッ
[電車]ピタッ
ランカ「あぁっ!とめちゃダメなのぉ!」
ブレラ「でも、とめないと おきゃくさんが のれないよ?」
ランカ「『かいそく』なのぉ!!」
アルト・シェリル「……///」ニコニコ
グレイス「(なにこれ……?)」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:54:24.21 ID:ypBPxhFF0
和む
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 21:58:16.35 ID:j6NzIg7c0
~リビング~
ブレラ「『かいそく』って?」
ランカ「駅には、とまらないの!」
ブレラ「おきゃくさんは?」
ランカ「のせない!」
ブレラ「?????」
シェリル「ふふっ…。あの子達、仲良く遊んでるわ…」ニコニコ
アルト「……。あ、あのさぁ、シェリル……」ジッ
シェリル「なっ///何よ、急に……じっと見て……///」モジッ
アルト「えっと…、昨日は悪かったよ。お前の愛が足りない、なんて言って……」
シェリル「あぁ、何?そのこと…?」クスッ
アルト「な、なんだよ……。気にしてちゃ悪いかよ?」ブスッ
シェリル「そっ、その……///」
アルト「……?」
シェリル「私こそ……大人気なくて、その……ごめんなさ…ゴニョゴニョ」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 22:04:51.25 ID:j6NzIg7c0
アルト「シェリル……」ジッ
シェリル「アルト……////」ウルウル
アルト「……」スッ
シェリル「……」
ランカ「あーっ!『ちゅー』しようとしてる!」
ブレラ「パパとママが、ちゅー!」
シェリル「あっ!あぁっ/// もぉ!見ちゃ駄目よ!」
ランカ「ちゅーだぁ!!」
シェリル「あうぅ…///」
ブレラ「あれ?ちゅーしないの?」
アルト「そ、そのっ……」
アルト「(しまったなぁ……。今まで子供の目なんて気にしてなかったから……)」
シェリル「(あ、アルト……?)」ヒソヒソ
アルト「(ん?どうした?)」ヒソヒソ
シェリル「(続きは、その……夜、ね///)」ヒソヒソ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 22:11:53.28 ID:ZgxKz24C0
これは幸せ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 22:13:07.92 ID:QGR2HxIpO
ブレラも3歳とは……
グレイスちゃんは17歳にしないとな
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 22:15:16.52 ID:C0ISD5ipO
これは和む
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 22:15:20.52 ID:j6NzIg7c0
~庭~
グレイス「なるほど…。ブレラが薬を飲んじゃったのね…」
グレイス「(でも…シェリルが幸せそうだし、良しとしますか)」スクッ
ブレラ「あっ!おばあちゃんだぁ!」
グレイス「えっ!?(索敵能力が残ってるの!?)」
シェリル「あら、グレイスじゃない!何やってんのよ?」
グレイス「いや、その…」
アルト「シェリル、せっかくだから上がってもらえば?」
シェリル「そうね。グレイス!上がっていきなさいよ」
グレイス「わ、わかったわ……」
ランカ「わーい!おばあちゃんだぁ~!」
ブレラ「おばあちゃん!」
グレイス「(おばあちゃん、か……。悪い気はしないわね)」
グレイス「ほぉら、おばあちゃんですよ~」ニコッ ランカ・ブレラ「キャッキャ」
~終わり~
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/11/16(水) 22:16:15.04 ID:kqYiBu3j0
グレイスさんじゅうななさい
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