HEADLINE

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- | CM(-) | スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

室伏「学園都市……?」 イチロー「そろそろここに来て1年か」

2011/09/01 23:51 | CM(2) | 有名人 SS
bmkg34dg


1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:05:25.58 ID:Qdyy5lSF0

室伏「……む」

室伏「うん? ここは何処だろう」キョロキョロ

室伏「昨晩は何事も無く眠ったはずなのに……夢、なのか?」

室伏「何だろう……何だか頭がぼんやりする。記憶がはっきりしない……」

 ジャラ……

室伏「これは……ハンマー? どうしてここに……」 ジャラ…

黒子「む? 見ない顔ですわね」

室伏「君は……ちょうどいい、ここがどこか教えてくれないか?」

黒子「!? 学園都市に来て何おっしゃってますの!?」

室伏「学園……都市……? 筑波……?」

黒子「……怪しいですわねぇ。学園都市の身分証を見せてくださいます?」

室伏「学園都市の身分証……?」

黒子「む……不審者の臭いがしますわ。ちょっとご同行願えまして?」

室伏「……分かった」

黒子「素直でよろしい」


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:08:10.12 ID:Qdyy5lSF0

黒子(しかしこの体付き、筋肉……タダ者じゃなさそうですの……)

 ジャラ……

黒子「ん?」

 ゴロゴロ 

黒子「なっ、なんですのそれはっ!?」

室伏「ああ、これはハン……」

黒子(武器っ!?)

黒子(素直に着いて来るフリして、後ろから襲う気でしたのね!?)

黒子「くっ……!」 シュンッ

室伏「! 消えた……?」

 シュッ

黒子「貴方……そっちがその気なら、容赦しませんわよ!」

室伏「! 一瞬で離れた所に……!」

黒子「ジャッジメントですの!!!」

室伏「………?」

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:12:55.55 ID:Lk124E6c0
とある室伏の超筋肉砲<ハンマー投げ>

30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:14:25.86 ID:Qdyy5lSF0

黒子「磔になりなさいっ!!」バッ

室伏(手錠……?)

黒子「はっ!!」

 シュンッ シュッ シュッ シュッ!

室伏「!!」

 ガシッ ガシッ

黒子「よし! 拘束完了ですの!」

室伏「む……?」

室伏(手錠が瞬間移動した……)

黒子「さて、大人しく……」

 ぶちっ

室伏「む、意外と脆いな……」 ぶちっ カチャカチャ

黒子「」

室伏「あの、君、何か誤解しているみたいだけど、僕は怪しい者じゃ……」



31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:14:36.79 ID:vFLY7oOJO
ハンマーに追尾機能が付く能力(飛距離は伸びない)

32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:15:09.36 ID:QLcK3ldG0
握力120kg超えなんだよな

43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:20:53.48 ID:Qdyy5lSF0

黒子「て、て、手錠を素手で……そん、そんなば、ば、」

室伏「君……?」

黒子「肉体強化ですわねっ!! ですがっ、何のそれしきですわっ!!」

 シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ

 黒子は持っている全ての手錠を室伏の手首に移動させた。

室伏「む……」

黒子「す、すぐに他のジャッジメントも招集ですわ!」 ピッピッピッ

室伏(参ったな……)

 と、そこで室伏は気付く。
 手錠を掛けられているのが手だけであることに。

室伏(走って逃げてしまおうか……)

室伏(いや、逃げてしまっては誤解を助長するだけだ)

室伏(どうしたものか……)

 ダッダッダッダッダッ!

室伏「……?」


47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:25:10.47 ID:Qdyy5lSF0

 ダダダダダ!
    ザッ

室伏(……警察?)

黒子「よしっ、アンチスキル到着ですの!」

アンチスキルA「通報があったのはこの男か!」

黒子「そうですの!」

アンチスキルB~Z「男!大人しくしろ!」

黒子(アンチスキルが来ればもう安心ですの!)

黒子(ですがこんなに大人数で来るとは……)

室伏「……聞いてくれ、僕は……」

アンチスキルC「動くな!動けば撃つ!」

  ジャキッ

 アンチスキル達が一斉に銃を構える。

室伏「………」

室伏(不味いな……)


55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:29:39.95 ID:Qdyy5lSF0

室伏「しょうがない、か……」

 そう呟くと、室伏は足元に落ちていたハンマーを手錠の掛かった両手で拾った。

アンチスキルD「おい!! 動くなと言っただろう!!」ジャキッ

 両手でしっかりと、ハンマーの取っ手を掴む。

室伏「……よっ、と」


  ブンッ


 室伏が、ハンマーを横に薙ぎ払う様に一回転させる。
 すると、辺りに突風が巻き起こった。

アンチスキルA「ぐおっ!?」

アンチスキルB「なっ!?」

アンチスキルC「きゃあぁっ!?」

 取り囲んでいたアンチスキル達が、一斉に吹き飛ばされた。
 取り落とされた銃が辺りに散らばる。

室伏「ふう……」


72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:39:25.56 ID:Qdyy5lSF0

アンチスキルA「そ、総員退避ーっ!!」

黒子「あ……あぁぁあ……」ガクガク

室伏「あれ、君以外何所か行ってしまった……参ったな……」

黒子「た、たす、助け……」ガクガク

室伏「いいかい、誤解しているようだけど……僕は怪しい者じゃ……」

「離れるんだ」

室伏「っ!?」

 室伏がとっさに地を蹴り、バックステップでその場を離れる。
 と、その瞬間、室伏がいた地面が凄まじい音を立てて爆発した。

室伏「っ……?」

「む?避けた? 手加減したとはいえ、意外だなぁ」

 爆発した様に見えたのは、地面に「撃ち込まれた物」によるものだった。
 地面に埋め込まれる様に、そこにあった物。
 それは野球ボールだった。

イチロー「黒子さんを傷つけるなら、容赦しないよ」

室伏「………」


75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:41:13.79 ID:l/vSGGnI0
イチローそっちサイドかww

86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:43:39.31 ID:Qdyy5lSF0

黒子「イ、イチローさん!? どうしてここに……」

イチロー「いや、本部にお邪魔してたんだけど……ちょうど君からの通報があってね」

イチロー「それで、駆けつけたって訳さ」

黒子「イチローさん……」

イチロー「それにしても……」チラ

室伏「………」

イチロー(何処かで見た気がする……だが、何故か思い出せない……)

室伏(この男、何所かで……だが、思い出せない……)

イチロー(この世界に来てから、何度か体験した感覚だ。異世界に飛んだ時のショックによるものか……)

イチロー「しかし今は……」

室伏「……!」

   ザッ

 イチローが室伏の前に立ち塞がる。
 黒子を庇うかのように。

イチロー「ジャッジメントだ。……で、いいのかな?」


100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:50:16.66 ID:Qdyy5lSF0

室伏「………」

室伏(何だろう……直感が、本能が、訴えている……!)

室伏(この男は、タダ者ではないと……!)

室伏「……」

 室伏が地面に埋め込まれた野球ボールを上から掴み、

  ボコッ

 引き抜いた。

黒子(嘘……以前、イチローさんが埋めたボールを回収する時は重機を使って3日がかりでしたのに……!)

イチロー「ふむ……」

室伏(誤解されたままなのは気掛かりだが、ここは一旦逃げるべきか……?)

室伏「ふんっ!」

 室伏が、手にした野球ボールをイチロー目掛けて投げる。

イチロー「!」

 決して、良い投球フォームとは言えないものだった。
 しかし、その速度は131km/s。
 素人にはあり得ない球速である。

117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:56:55.62 ID:oCwppRc/O
素人のレベルじゃねーwww

121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 16:59:01.64 ID:Qdyy5lSF0

イチロー(む、フォームが良くなかったから警戒していなかったが……)

  ギュオオオォォォォォオオ!!

 凄まじい勢いでボールがイチローに迫る!

イチロー(まさかここまでとは……)

 ギュオオオォォォォオォォオオォォ!!

イチロー(ふ……久しぶりだよ。これを『使わざるを得ない状況』は)

 イチローは、背負っていたバットケースを素早く開ける。
 そして、中から愛用のバットを取り出した。

イチロー「ピッチャー返しは、美徳に反する……しかし、君には手加減は出来ないようだ」

 ギュオオォォォォオオ!!

イチロー「大切な仲間を守る為だ……『撃ち返させて』もらう!!」

 イチローがバットを振る!!

  ゴッ ゴオオォオォオァァッ!!

 バットとボールがぶつかった瞬間、そこに小爆発の様な光と衝撃が生まれた。
 凄まじい音と共に、剛速球がそのままの勢いで、真反対の向きに撃ち返される。


128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:01:50.26 ID:oCppqysj0
雷よりちょっと遅いくらいの玉が着弾するまでにそんな口動かせるってあんたジョジョじゃねーんだから

142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:08:55.44 ID:Qdyy5lSF0

室伏「!!」

 室伏もまた、軽く驚いていた。

室伏(成程、良い反射神経と運動神経をお持ちのようだ)

  ギュオオオォォォオ!!

 今度は危機に立たされたのは室伏である!
 大砲にも匹敵するその球を喰らってしまえば、タダでは済まない!

室伏「しょうがない……『これ』を使わせてもらう……!」

 室伏はもう一度、ハンマーの取っ手を握り込むと、
 その場で頭の上で軽く振り回して見せる。
 1回、2回、3回、

 そして、今度は体ごとハンマーを振りまわす!

 回転するごとにハンマーは勢いを増し、その周囲に衝撃波を巻き起こす!
 しかし、その衝撃波の壁をものともせず、ボールは非情にも室伏目掛けて飛んでくる!

室伏「ふんっ!!」

 室伏が手を離す。ハンマーが、渾身の力を注がれたハンマーが、全ての物理法則を無視し、放たれる!
 一個の巨大な弾丸となって、ハンマーがその衝撃波で地面をえぐりながら、飛んで行く!

 そして、ボールとハンマーが、邂逅!
 両者がぶち当たった瞬間、学園都市が   揺れた  。

150 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:14:26.59 ID:Qdyy5lSF0
      
 ズ      ッ !
   ズ  ン


 地震か、とその場にいなかった者は思ったであろう。
 しかし、ただ、地が震えるだけよりも、余程恐ろしい事実がそこにはあったのだ。
 二者の化物の……ぶつかり合い!

 ボールとハンマーが互いに押し合う!
 その境目からはスパークと衝撃波が止めどなく弾け飛ぶ!
 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

イチロー「はぁぁぁぁぁああぁ!」

 ボールがハンマーを押し潰そうとする!

室伏「はぁぁぁぁぁぁあぁ!!」

 ハンマーがボールを叩き潰そうとする!!

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !

 そして、

   ド ッ ゴ シ ャ ア ア ア ァ ア アア !!

 場は、凄まじい爆発に包まれた。

155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:15:47.35 ID:10OM1xgm0
アツいな・・・

156 忍法帖【Lv=27,xxxPT】 :2011/09/01(木) 17:15:55.66 ID:5dYd2FZb0
一気に文章が残念になったなw

160 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:17:27.26 ID:Qdyy5lSF0

 トン……トン……

 野球ボールが転がる。


 ズンッ…

 ハンマーが落ちる。


 この間、0.0000014秒


黒子(………男がボールを投げた瞬間、爆発が起こった?)

 イチローの体によって衝撃波や爆発から守られた黒子だったが、何が起こったのかは分からなかった。

 イチローがボールを拾う。

イチロー「……へぇ……」

 室伏が、ハンマーを拾う。

室伏「……ふむ……」

黒子(まさか……)

黒子(あの男、イチローさんと、互角だと言いますの!?)


171 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:23:53.61 ID:Qdyy5lSF0

イチロー「…………」

室伏「…………」

 両者が互いにその目を見合う。
 辺りの空気が張り詰めて行く。

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

イチロー「僕はイチロー」

 唐突に、イチローが口を開く。

イチロー「メジャーリーガーだ」

 どっ、と突風が吹き荒れた。

室伏「僕は室伏」

 今度は室伏が口を開いた。

 風は止まない。
 尚も勢いを増し、両者の間に吹き荒れる。


室伏「金メダリストだ」



184 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:35:17.39 ID:Qdyy5lSF0

 タッタッタッタッ…

美琴「こっちから凄い音が……」

黒子「お姉さま!」

美琴「黒子! どうしたのよ!ボロボロじゃない!」

イチロー「あ……」

美琴「! それにイチローさん!」

美琴「あと何よこれ!地面えぐれてるじゃない!」

室伏「……? また一人増えた……?」

美琴「ふぅん……状況は大体把握したわ……」

室伏「ええと、イチロー、と言ったね……説明させてもらうと、僕は……」

美琴「この大男が悪者なのね!」

美琴「分かったわよー、私がちゃっちゃと片付けてあげるから!」チャリン

黒子「あ、あの。お姉様……この男、化けも……」

美琴「そこの男!こんなに学園都市を滅茶苦茶にして!許せない!」チャリンッ ビリッ

美琴「私のレールガンで……!!」ビリッ バチッ

191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:38:23.50 ID:Qdyy5lSF0

室伏「ん?  まあいいか……イチロー、聞いてくれ、僕は」

美琴「レ───ルガンッ!!!」 ビリッ バヂイイィィィィイッ!


 ドッゴオオオォォォオオォォ!!!


 パチン

室伏「? 何か当たっ……?  まあいいか、イチロー、僕はだね」

美琴「????」

美琴「? ??  ??? ?」

室伏「僕は決して怪しい者では……」

美琴「う、上手く避けたわね!! 今度はそうはいかないんだから!」

美琴「レ─────ルガンッッっっ!!!!」

 ドッ ゴオオオォォォォォオオオォォォ!!!

 パチン

室伏「?」

美琴「………」

209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:47:36.07 ID:Qdyy5lSF0
黒子「お姉様、お姉様」

美琴「………」ワナワナ

美琴「そんな……有り得ない……」ブツブツ

黒子「お姉様?」

美琴「私のレールガンが効かないなんて……そんな……」ワナワナ

美琴「許せないっ!!!」

室伏「何処まで言ったかな……いや、もう最初から……僕は怪しい者じゃ……」

美琴「はぁぁああぁぁああぁ!!」バヂバヂバヂバヂバヂィィッ!!

 美琴の全身からスパークが弾け飛ぶ。
 自身が制御できる限界を超えた電気を放出しているのだ!

美琴「レ────────ルガンッッっっ!!!」 ビリッ バヂイイィィィ!
 
 発射した瞬間、衝撃に耐えきれなかった美琴の腕が弾け飛んだ。
 腕を犠牲にしてでも、最大出力の超電磁砲を放ったのだ。
 それでも良かった。美琴は、自身の誇りと矜持と生き様の、全てを賭けたのだ。この一撃に。

 パシッ

室伏「ん?目に何か挟まっ……コイン?」

美琴「………」

226 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 17:54:06.22 ID:Qdyy5lSF0

室伏(ううむ……説明で誤解を解くのは難しそうだ……)

室伏(一旦ここを離れてゆっくり考えよう……)

 室伏はハンマーを拾うと、ぐるりと一回転してから空へ放った。
 ハンマーは凄まじい勢いで青空へ吸い込まれて行く。

 室伏は軽く助走を付けると、ひょいっとハンマーに飛び乗った。

 そして、ハンマーと共に遥か彼方へ飛んで行く。

黒子「な゙っ!?」

美琴「はは……あははー、あたしって努力ってれーるがんってー」

イチロー「大丈夫、逃がしはしないよ」

 イチローもバットを投げると、それに乗って室伏を追い掛けた。


イチロー「こら待てー」ビューン

室伏「参ったなぁ」ビューン


美琴「あはははーほら第三位だぞーすごいんだぞー」

黒子「お姉様! お姉さまぁ!」ユサユサ

253 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:02:54.50 ID:Qdyy5lSF0

 ビューン

    ビューン


一方通行「ン? なンだありゃァ 人が飛ンでンのか?」

美琴「あはははー」

一方通行「あァ? どうしたよ第三位」

黒子「それが……あの二人の強さを目の当たりにして……」

一方通行「強さ……ねェ……」

一方通行「………面白ェ」

───

 ヒューン スタッ

室伏「ここまで着いて来るとは……」

イチロー「メジャーリーガーだからね どんな球だって捕えてみせるさ」

室伏「……イチロー、誤解してるようだが、僕は……」

一方通行「見つけたぜェ!!」 ヒューン


261 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:05:21.47 ID:27bPAKku0
羽生と武豊もいたらもっと面白かったな

276 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:15:09.76 ID:Qdyy5lSF0

一方通行「何だァこいつは……見ねェ顔だな」

室伏(また一人……)

室伏「初めまして、だね 僕は室伏、ちなみに怪しい者では……」

一方通行「なこたァどうでもいいんだよ……俺が興味あンのはァ……」

一方通行「てめェが強いかってことだ!!」

 一方通行がトン、と足を地面に着けると
 辺りから石の柱が沸き起こり、一斉に室伏に襲い掛かった!

一方通行「カカカキキキコココ! ぶっ潰れなァァァ!!」

室伏「む、これじゃ相手が見えないな」

 室伏がハンマーを1cm程持ち上げ、またトン、と地面に置く。

 すると、ハンマーを置いた場所を中心に、辺りの地に衝撃の波紋が走った。
 その波は、石柱を粉々に砕き、全て砂となって飛散した。

室伏「ええと、それで、僕が目が覚めた時には……」

一方通行「??」

一方通行「? ?? ? ???」


285 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:21:47.95 ID:Qdyy5lSF0

 一方通行は理解した。
 この男は強い、と。
 かつてイチローに感じた物と同じ恐れを、この男から感じ取ったのだ。

一方通行「……!」ギリ…

 一方通行は決心した。
 出し惜しみせず、全力で行く、と。

 学園都市一位の自分の力を、全身全霊で示して見せると。

一方通行「うおおおォォォォォォォっっ!!」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

一方通行「自転パンチっっっっッッ!!!」

 一方通行の最強の技!凄まじい勢いと衝撃が拳に纏われる!!
 そして!地球の自転エネルギーを乗せたパンチを室伏にお見舞いする!!

 ギュッ

室伏「ああ、握手かい? どうも」ギュッ

一方通行「………」

室伏「なんだか君の肌、不思議な感触だね 握ると押し返すような……でも握り過ぎると破れてしまいそうな……」ギュッ

一方通行「………」

295 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/09/01(木) 18:26:51.88 ID:nGS6HwNqO
さすが…

299 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:28:03.29 ID:Qdyy5lSF0

一方通行「………」

室伏「む……!」

イチロー「……ん」

 その時、室伏とイチローの頭に電流が走る!

室伏(何だ……今の感じは……)

イチロー「海の方、か……」

イチロー「室伏、といったね」

室伏「うん?」

イチロー「君のことは後で対処するとしよう。ここで待っていたまえ」

イチロー「間違っても逃げようとは思わないことだ。僕は必ず、捕ってみせる」

室伏「………」

一方通行「お、俺はこれで……」サッ

イチロー「さて、海の様子を見て来るか」

 そう言うと、イチローはバットに乗って何処かへ行ってしまった。

室伏(……さっき感じた気配は何だったんだろう……)

306 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:31:02.52 ID:zGdH8zh+0
北島か

310 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:32:02.37 ID:Qdyy5lSF0

───

イチロー「さて……この辺か」

イチロー「ストップ」

 イチローの乗ったバットが空中に静止する。

 ………

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

イチロー「……この気配……」


 ザッパァ……ザップン……ザパァ……


イチロー「来る……!!


 ドッパアアアアアアアアァァァアアァン!!!


イチロー(……海が割れた……?)



北島「超気持ちいい─────!!」 ザッパァァン

328 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:35:27.87 ID:Qdyy5lSF0

───

室伏「………」

 ピーン!

室伏「……!! この感じ……!」

室伏「さっきとは違う……さっきとは違う『何か』が近付いている!!」

 ダダダダダダダ!

室伏「!! 来る!  ハンマアアアアアアアァァァァァ!!!!」

ハンマー「合点だ!」

  ガシャァァァン

 室伏の手にハンマーがしっかりと握られる!

室伏「うおおおぉぉお!!」 ブンッ ブンッ ブンッ

 ハンマーが振り回され、辺りを嵐の様な凄まじい風が吹き荒れる!

「む……凄いパワーだなぁ」

室伏「誰だ!」

長友「パワータイプ……!面白い……!」

332 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:36:12.52 ID:EizQ2++J0
>>328
おまえもかwwwwwwwwwww

354 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:42:04.85 ID:Qdyy5lSF0
───
アレイスター「プランを……プランを完成させなくては……」

「プラン……? プランとは……?」

アレイスター「私の力で……未来を見る……そしてプラン通りに……」

アレイスター「! 誰だ貴様……何処から入った……!」

「未来を……見る……?」

アレイスター「……そうだ……全て読める……100年先までも……」ニヤ

「100年先……? たった……?」

アレイスター「何……?」

羽生「………?」
───
室伏「くっ……!当たらない!」

 もはや全体攻撃とも言える、ハンマーから繰り出される衝撃波と爆発の攻撃。

長友「遅いよっ」

 しかし、物理的に目にも見えぬはずの衝撃波すら、長友は避けていく。

長友「ハッ、ほっ」

 ドリブルしながら。

359 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:42:50.36 ID:jbarTHKB0
ドリブルwwwwwwwwwwwwwww

360 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/09/01(木) 18:43:06.23 ID:KDchGcWe0
羽生wwwwwwwwwwwwwwww

375 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:48:47.93 ID:Qdyy5lSF0

室伏「くっ……」

 次第に、ハンマーを振りまわす室伏の額に汗が浮かぶ。
 そして、ハンマーを振るうその勢いも落ちて行く!
 彼は金メダリスト……人類を超越した、まさに鬼神!
 だがしかし!
 無敵の室伏!その唯一の弱点──

長友「どうやら、スタミナは俺の方が上らしいな!」

 衝撃波の威力も段々と弱まって行く!

室伏「くっ……」

 室伏はどうなってしまうのか!

──────
イチロー「その勢いで泳いでいたら、海の生物が死んでしまう!」

イチロー「命は大切なんだ!魚や、クジラや、イルカだって、人と同じように生きているんだ!」

北島「超気持ちいい───!」ザッパン ザッパン

イチロー「ダメだ!聞いていない! 仕方ない……!」

イチロー「レーザービ────ム!!」

 イチローが海に向かってボールを投げ入れる!ボールは摩擦熱によって炎を纏い、光の帯を引いて海に叩き込まれた!
 海に巨大な炎の柱が立ち昇った。次の瞬間、海がドーム状に膨れ上がり、弾け、地球に巨大なクレーターが空いた。

393 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:52:49.62 ID:Qdyy5lSF0

北島「熱っちぃ! 急に温水プールになった!?」

 海は沸騰していた。

イチロー「………」

北島「………」

 両者が睨み合う……。
 海と、陸の覇者同士が、邂逅した……!


 が、一人の男が神々の争いに止めに入った!!

「やめろ!!二人とも!!!」


イチロー「あなたは……」

北島「あんたは……」

───


410 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 18:56:19.84 ID:Qdyy5lSF0

───

室伏「くっ……何者だ! どうしてこんなことをする!」

 最後の死力を尽くし、ハンマーを振るう室伏。

長友「俺は……世界一になるんだ……!」

 室伏が発生させた空間の次元断裂を避けながら、叫び返す長友。

室伏「世界一……か……」

 室伏の腕に、力がこもる。
 血管が浮き、ビキビキと音を立ててエネルギーがみなぎっていく!

室伏「その言葉には……負けられないな……!」

室伏「僕は……金メダリストだ!!」

長友「俺は……サイドバックだ!!」

 二匹の怪物の、衝突!
 決着が近い!そう思われたその時!

「やめるんだ!!」

 一人の男が止めに入った!!

 その傍には、イチローと北島もいた!!

424 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:00:43.83 ID:Qdyy5lSF0

室伏「あなたは……」

長友「あ、あなたは……」

室伏「兄貴!」

長友「アニキ!アニキじゃないか!」

澤「全く……お前らは……」

イチロー「……アニキには敵わないよ」フッ

北島「さっすがアニキ~」

澤「ふん、これだから男はバカなんだ」

澤「……いいかい、争ってる場合じゃないんだ」

澤「あいつが……動き出した!」

───


443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:04:49.13 ID:Qdyy5lSF0

アレイスター「ぐ……貴様……何、も………」ガクッ

羽生「………はぁ………詰めが甘いんですよ、詰めが」

羽生「さて……」

 ピッ

羽生「何だ、皆おそろいじゃあないですか……」

羽生「駒は揃った、という訳ですね」

羽生「ふむ……」

羽生「この世界の『対局』は、楽しめますかねぇ……」


澤「………羽生め………見ているな……!!!」


羽生「始めますか………」

羽生「  お願いします   」 

  室伏達はどうなってしまうのか!!
  地球の運命は!?
  人類の未来は!?
  澤達は、『名人』羽生に勝てるのか!?
                           邂逅編・完  つづかない

444 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:05:04.14 ID:d0ECx7ov0
終わりかよwwwwwwwwww

445 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:05:22.02 ID:A+BIKuf7O
羽生が敵かよwwww
って終わるなwwwwww

446 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:05:24.57 ID:LkutMQJO0
やっぱ澤だったwww 

451 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:06:01.76 ID:Gi/cqFlK0
全ては羽生の手の平

452 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:06:04.30 ID:AUahZPhE0
まさかの俺たちの戦いはこれからだ!ENDwwwww

461 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:07:35.48 ID:5wlgVJSX0
終わらせんなwwwwwww

464 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:07:51.40 ID:LkutMQJO0
なんで室伏、イチロー、北島、長友は誰が誰かわかってなかったのに
なんで澤兄貴だけわかったんだ?

509 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 19:56:37.14 ID:4oJBIjlZ0
イチローが一年前からいる設定はなんだったんだよwwwwwwwww

521 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 20:11:57.13 ID:Qdyy5lSF0
言い忘れてた
今SS速報でイチロー×学園都市SS書いてる作者さん、参考にさせてもらいました
すみません&ありがとうございました

536 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 20:42:06.53 ID:CDhK0XzPO
おいおいこの面子でなんで吉田の兄貴がいないんだよ

542 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/01(木) 21:00:31.10 ID:t3VPK53xO
これはワロタwwwwww


室伏広治 孤独な王者
十文字 美信
文藝春秋
売り上げランキング: 15296
関連記事
2011/09/01 23:51 | CM(2) | 有名人 SS
    コメント一覧
  1. 774@いんばりあん [ 2011/09/02 12:01 ]
  2. クッソワロタwww
  3. 774@いんばりあん [ 2011/09/07 08:28 ]
  4. 超気持ちいいとかwww
    北島己の欲望に身を委ね過ぎだろwww
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

インバリアントへようこそ
インバリアント -SSまとめサイト-
管理人:こばりあんと



  • About
  • 記事一覧
  • Twitter
  • まとめ依頼
  • ランダム SS
カテゴリ
アーカイブス

2018年 02月 (25)
2018年 01月 (7)
2017年 12月 (3)
2017年 11月 (22)
2017年 10月 (11)
2017年 09月 (2)
2017年 08月 (161)
2017年 07月 (180)
2017年 06月 (139)
2017年 05月 (311)
2017年 04月 (157)
2016年 02月 (1)
2015年 12月 (1)
2015年 05月 (261)
2015年 04月 (295)
2015年 03月 (305)
2015年 02月 (259)
2015年 01月 (283)
2014年 12月 (275)
2014年 11月 (287)
2014年 10月 (285)
2014年 09月 (262)
2014年 08月 (264)
2014年 07月 (262)
2014年 06月 (223)
2014年 05月 (218)
2014年 04月 (209)
2014年 03月 (185)
2014年 02月 (172)
2014年 01月 (191)
2013年 12月 (184)
2013年 11月 (183)
2013年 10月 (180)
2013年 09月 (153)
2013年 08月 (141)
2013年 07月 (154)
2013年 06月 (146)
2013年 05月 (152)
2013年 04月 (148)
2013年 03月 (130)
2013年 02月 (111)
2013年 01月 (123)
2012年 12月 (127)
2012年 11月 (120)
2012年 10月 (127)
2012年 09月 (117)
2012年 08月 (120)
2012年 07月 (122)
2012年 06月 (116)
2012年 05月 (122)
2012年 04月 (121)
2012年 03月 (123)
2012年 02月 (116)
2012年 01月 (122)
2011年 12月 (118)
2011年 11月 (113)
2011年 10月 (119)
2011年 09月 (110)
2011年 08月 (118)
2011年 07月 (118)
2011年 06月 (118)
2011年 05月 (123)
2011年 04月 (124)
2011年 03月 (117)
2011年 02月 (95)
2011年 01月 (109)
2010年 12月 (119)
2010年 11月 (110)
2010年 10月 (120)
2010年 09月 (74)
2010年 08月 (87)
2010年 07月 (113)
2010年 06月 (72)
2010年 05月 (67)
2010年 04月 (3)

SS検索
Ads
最新記事
Ads2
人気SSランキング