1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 19:57:03.35 ID:mKP70cpH0
ほむら(えへへ、えへ……)
ほむら(まどかにエッチなことされちゃった)
ほむら(嬉しいな)
ほむら「ね、ねえまどか……」
まどか「どうしたの?」
ほむら「私とのエッチどうだった?」
まどか「100点満点中70点ってところかな。初めてにしてはまあまあだったよ、ほむらちゃん」
ほむら「えっ」
まどか「そうだなあ、初物ランキングならマミさんに次いで2位かな」
ほむら「……」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:02:10.76 ID:mKP70cpH0
ほむら「まどかは……初めてじゃなかったの……?」
まどか「うん。初めては確かさやかちゃんとだったかな。あれ、仁美ちゃんだっけ?
まあそんなことどうでもいっか」
ほむら「ひどい……」
まどか「どうして? たくさんエッチしてたらそれで私がどうなるわけでもないでしょ?」
ほむら「……」
まどか「さっきまであんなにアンアン喘いでたじゃん」
ほむら「そ、それは……、まどかのことが好きだから」
まどか「じゃあ別に私が処女じゃなかろうがどうだっていいよね?」
ほむら「……う、うん」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:09:28.80 ID:mKP70cpH0
ほむら「まどか、これからも色々な人とエッチなことする気なの?」
まどか「うーん。そうだなあ、とりあえずマミさんはキープしときたいよ」
ほむら「……」
まどか「あの人の身体凄くいいんだよね。肌の柔らかさといい、感度といい」
ほむら「わっ、私が頑張るから……、もう巴マミと寝るのは……」
まどか「えー、何々? ほむらちゃんってそういう束縛欲強いタイプ?」
ほむら「だ、だって、その」
まどか「そういうの面倒くさいから苦手なんだよね……。
そんなこと言うぐらいなら、もうほむらちゃんとは会わないでおこうかな」
ほむら「待って! ごめんなさい! 謝るからそれだけは!」
まどか「でもなぁー」
ほむら「巴マミと寝てもいいから、もう会わないなんて言わないで!」
まどか「ま、それならいいんだけどね」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:13:38.05 ID:mKP70cpH0
まどか「じゃあほむらちゃんは火曜日担当ね」
ほむら「火曜日担当……?」
まどか「そ。木曜は杏子ちゃん、土日はマミさん、火曜が仁美ちゃんっていうのが今のローテなの。
でも仁美ちゃんには飽きてきたから、そろそろ鞍替えしたくって」
ほむら(巴マミは2日なのに……、私は1日だけ……)
ほむら(まどかにとって私の存在って……)
まどか「……」
まどか(そろそろ飴をあげておこうかな)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:22:15.37 ID:mKP70cpH0
まどか「ね、ほむらちゃん」
ほむら「うん……」
まどか「私のこと軽蔑してる?」
ほむら「そ、そんなこと!」
まどか「ありがとう。でもね、自覚してるんだ。自分が最低のことやってるっていうことぐらい」
ほむら「……」
まどか「だけどもう癖になってて、止められなくって……」
ほむら「まどか……」
まどか「このままどんどん性欲に溺れていきそうな自分が、怖くって」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:28:46.44 ID:mKP70cpH0
まどか「でも、それでも……」
ほむら「……?」
まどか「それでもほむらちゃんと寝ている間だけは、なんだか胸が暖かくなるような気がした」
ほむら「えっ!?」
まどか「まるで初恋の人と初心なエッチをしてるような気分になったんだ……。
ふふっ、変だよね、私もう汚れきっちゃってるのに」
ほむら(私との行為でそんなことを思ってくれて……)
まどか「今の私には……、もしかしたら、ほむらちゃんが必要なのかもしれない」
ほむら「私が、必要……」
まどか「お願い、私を助けてほむらちゃん。馬鹿な私の目を覚まさせて。
私にとってほむらちゃんは、他の人とは違う特別な存在なの……」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:29:51.87 ID:mKP70cpH0
ほむら「分かったわまどか。大丈夫、私に任せて!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「私がまどかを傍から支えて、堕落しないようにするから!」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん。でも……」
ほむら「……?」
まどか「ほむらちゃんとのエッチだけは、エッチなことへの中毒が治ってもずっと続けたいな」
ほむら「!!」
まどか「だって貴女とのエッチは特別なんだもん」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:30:33.41 ID:i1v0LbU50
純粋ほむほむきゃわわ
19 :
:2011/05/24(火) 20:36:08.81 ID:ViTFY3m50
クソマドわっしょい
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:36:35.14 ID:mKP70cpH0
ほむら「特別……、えへへ……」
まどか「好きだよ、ほむらちゃん」
ほむら「私も大好き……」
まどか「ぎゅって抱きしめてもいい?」
ほむら「ええ!」
まどか(これでほむらちゃんは私の都合の良いセフレ)
まどか(まだまだ未開発な分、いろいろ調教していこう)
まどか(その内お金なんかも出させていこうっと……)
まどか(この手の一途なタイプは気持ちを繋ぎとめるのが楽でいいよね)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:45:10.95 ID:mKP70cpH0
――――
木曜日
まどか(今日は杏子ちゃんと寝る日なんだけど……)
まどか(変だなあ、待ち合わせ場所に来ない)
まどか(あの子ああ見えて約束は律儀に守る方なのに)
まどか(杏子ちゃんは電話も持ってないからこっちから連絡の取りようがないし……)
まどか(困ったなあ)
まどか(仕方ない。あと30分待っても杏子ちゃんが来なかったら、久々にさやかちゃんに電話―――)
ほむら「まどか?」
まどか「あ、ほむらちゃん」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 20:50:19.13 ID:mKP70cpH0
ほむら「こんなところでどうしたの?」
まどか「あー、うん。ちょっと杏子ちゃんと待ち合わせをね」
ほむら「木曜日は杏子の日って言ってたものね」
まどか「うん。でも杏子ちゃんなかなかこなくって……。
ほむらちゃんは……、袋を持ってるからお買い物の帰りかな?」
ほむら「お夕飯の為に色々材料を調達してきたところよ」
まどか「そっかー」
ほむら「……まどかの隣で一緒に待っててもいい?」
まどか「えっ!? でも、杏子ちゃんがきたら……」
ほむら「私を置いていってくれてもいい。私は……、少しでもまどかと一緒にいられればそれで……」
まどか(ま、話し相手がいた方が、暇がつぶせていいのかな)
まどか「分かったほむらちゃん。少しお話しよう」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:01:16.52 ID:mKP70cpH0
まどか「ほむらちゃんはお夕飯何にするつもりだったの?」
ほむら「具だくさんのポトフと、ステーキと、あとはサラダにでもするつもりだったわ」
まどか「おおー。なんかお洒落だね」
ほむら「そっ、そうかしら……」
まどか「私なんて、コンビニで適当なもの買ってからホテルに直行するつもりだった」
ほむら「お家で食べないの?」
まどか「うーん。ちょっと最近親と折り合いが悪いから家に居づらくって」
ほむら「そっかぁ……」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:06:49.78 ID:mKP70cpH0
まどか「ああー、それにしても杏子ちゃん遅いなあ」
ほむら「……もしかして、急に何か用ができてこられなくなったとか」
まどか「うーん、確かにここまで遅れてくるってことはそうなのかも……」
ほむら「……」
まどか「はあーっ、どうしよう……」
ほむら「もっ、もし、まどかさえよければ」
まどか「ん?」
ほむら「ウチにこない……?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:10:40.43 ID:mKP70cpH0
ほむら「ちょっとね! お肉をたくさん調達し過ぎちゃったの!」
ほむら「だからまどかの分もお夕飯作ってあげられるし……」
ほむら「なんなら、泊まっていってくれても」
ほむら「だから……、どうかしら?」
まどか(……ま、いっか)
まどか「それじゃあほむらちゃんの言葉に甘えてお呼ばれしちゃおうかな?」
ほむら「ありがとうまどか!」
まどか「てへへ、お礼を言うのは私の方なのに変なほむらちゃん」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:18:45.78 ID:mKP70cpH0
――――
ほむら「はい、おまちどおさま」
まどか「わーっ! 美味しそう!」
ほむら「ちょっとお肉の質がイマイチかもしれないけど、味付けはまどか好みだといいな」
まどか「食べてもいいかな?」
ほむら「うん。召し上がれ」
まどか「いっただっきまーす!」
ほむら「私も、いただきます」
まどか「もぐもぐ……、わっ、このステーキ美味しい!」
ほむら「そう? 私はイマイチかしら」
まどか「これ何のお肉なの?」
ほむら「少し変わったお肉よ。さ、今度はポトフにも挑戦してみてくれないかしら?
お野菜のエキスがよく染み出ていて、こっちは我ながら美味しくできたと思うの」
まどか「うん! 分かった!」
38 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/05/24(火) 21:21:10.30 ID:1GXEaKDv0
oh...
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:22:55.42 ID:aENMvDVCO
だっきちゃんかよ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:27:19.82 ID:mKP70cpH0
まどか「おおっ! ほむらちゃんのポトフ、お店やさんで出せそうな味だよ!」
ほむら「本当!? 嬉しい……」
ほむら(料理の練習を続けてきてよかったな)
まどか「このお肉、なんだか甘みがあるけど、それがポトフのスープとよくあって……。
大袈裟じゃなく、今にもほっぺたが落ちちゃいそうだよ!」
ほむら「……私はやっぱりお肉は微妙だと思うわ」
まどか「えーっ。美味しいと思うんだけどな」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:30:40.96 ID:mKP70cpH0
まどか「ごちそうさまでした!」
ほむら「お粗末さまでした」
まどか「はあーっ、満腹満腹!」
ほむら「ふふふ。満足してもらえたようで嬉しいな」
まどか「……でも実はまだデザートが食べ足りないかな」
ほむら「で、デザートって、えっと……」
まどか「可愛い可愛い私だけのデザート」
ほむら「まどかったら、もうっ……!」
まどか「好きな癖にぃー」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:35:37.10 ID:z4dlDtpD0
まどマギSSだと思ったら沙耶の唄だった件
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:35:41.53 ID:mKP70cpH0
――――
金曜日
まどか(はあっ、昨日はほむらちゃん可愛かったな)
まどか(私に他の女の子がいるって知ったからか、初めての時よりだいぶ必死になっちゃって)
まどか(まどかまどかって、汗たくさんかいて頑張って)
まどか(でもやっぱり色々と下手なんだよねー)
まどか(ま、そこは処女卒業したてだし仕方ないか)
まどか(でも……、やっぱり、ベテランの味が恋しいや)
まどか(マミさんは明日だし……)
まどか(今日こそはさやかちゃんと寝ようかな。だいぶご無沙汰だもん)
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:43:26.09 ID:mKP70cpH0
まどか(携帯から電話でもかけよっかな)
まどか(えーっと、美樹だから電話帳のま行の……)
まどか(あったあった)
まどか(よーし、さっそく電話しよ)
まどか「……」
まどか「……あれ?」
まどか「嘘……、なんで!?」
まどか(ありえない!)
まどか(ウザいぐらい私にぞっこんだったさやかちゃんがどうして着信拒否なんかしてるの!?)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:45:31.94 ID:mKP70cpH0
まどか(メールも……、駄目だ、こっちも着信拒否)
まどか(なんで!?)
まどか(確かに手酷く離れたけど、あっちは私に未練たらたらだったはず)
まどか(男でも見つけたのかな……)
まどか(ああーっ、なんだか嫌な感じ!)
まどか(直接家に押しかけてみよう!)
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:50:36.52 ID:LhpJTRjJ0
ほむほむ魔女化寸前だなww
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:53:20.15 ID:mKP70cpH0
――――
美樹家
さやか「……何の用よ」
まどか「えーっとね、久しぶりに……、しない?」
さやか「するわけないでしょう! 帰ってよ!」
まどか(ムカッ……)
まどか「ひどいよさかやちゃん……。親友なのにそこまで冷たくしないでも」
さやか「何が親友よ! あんなメールを送った次の日によくそんなことが言えるわね!」
まどか「えっ? あんなメール?」
まどか(私、昨日はさやかちゃんにメールなんて送った筈ないのに……)
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:57:26.86 ID:mKP70cpH0
さやか「おまけにそのことについて聞こうと思ったら、メールを受信拒否されてるし……。
頭に来たからこっちからも拒否設定にしてやったわ」
まどか「ま、待ってよ! さやかちゃんが何を言っているのかさっぱり分からないよ!」
さやか「はぁ?」
まどか「昨日はさやかちゃんにメールは送ってないよ!
受信拒否もしてない! 何かの間違いじゃない!?」
さやか「よくもまあそんな嘘がつけたものね!」
まどか「嘘じゃないったら!」
さやか「もういいから出ていってよ! あんたとはしばらく会いたくない!」
まどか「……」
まどか(何これ……、訳分かんない……)
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 21:58:29.37 ID:5vLMkHvd0
病みほむか・・・
いいぞもっとやれ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:11:30.77 ID:mKP70cpH0
――――
『何よこのDVD……』
『……誰も傷つけずに生活していくためには仕方なかったんだよ』
『その為に可愛いまどかの肌を汚らわしい連中に晒したの……?
そんな話をまどかに持ちかけるだなんて許せない……』
『言っておくが、話を持ちかけてきたのはまどかの方だぞ。
まあ、だからなんだって言われればそれまでだけど』
『そんな筈ない! だってまどかは本当はとっても純粋な子なのよ!』
『今のアイツはアンタが思うほど綺麗な奴じゃないよ』
『まどかを否定しないで!』
『ありのままのアイツを受け入れてない時点で、アンタの方がまどかを否定してるんじゃないか?』
『……もういい。貴女と話していても埒があかない。時間の無駄よ。だから―――』
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:15:41.63 ID:mKP70cpH0
――――
FROM:まどか
さやかちゃん久しぶり!
突然だけど、昔さやかちゃんとのエッチをビデオに撮ったことあったよね?
あのビデオをDVDに焼いて売ったら大儲けできちゃった!
あ、目線は入れたから大丈夫だよ。ご協力ありがと
でも杏子ちゃん×私バージョンよりはちょっと売り上げが悪くって(絵文字略)
やっぱりプレイがノーマルすぎたのかな(顔文字略)
そうそう、実は上条君にも―――
(中略)
それじゃあここらへんで!
また今度会おうね。それじゃ!
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:17:30.81 ID:kQQQsizB0
ほむほむ最強wwwwwwwwwwwww
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:20:51.54 ID:mKP70cpH0
――――
現時刻
まどか(はあっ……、訳分かんない)
まどか(あのDVDのことがバレて嫌われるんなら、まあ諦めもつくけどさ)
まどか(送った覚えの無いメールなんかを理由に嫌われるなんて……)
まどか(……)
まどか(……)
まどか(私には送った覚えがなくても、私の携帯からメールが送られていたとしたら……)
まどか(……もしかしてほむらちゃんが?)
ほむら「あら、まどか。こんなところで奇遇ね」
まどか「あっ……」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:30:19.55 ID:mKP70cpH0
まどか「ほむらちゃんはまたお買い物の帰り?」
ほむら「ええ。今日は海藻サラダでも食べようかと思って、たくさんお買い物をしてきたわ」
まどか「そっか……」
ほむら「……まどか?」
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「……」
まどか「私に隠してることない?」
ほむら「無いわよ。大好きなまどかに嘘なんてつく筈ないじゃない」
まどか「なんでだろう。ほむらちゃんのこと信じたいのに、全然信じられないよ」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:31:34.54 ID:kQQQsizB0
シーウィード・・・
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:42:18.27 ID:mKP70cpH0
ほむら「私はまどかの為になることしかしないわ……」
まどか「……」
ほむら「だからお願い、信じて」
まどか「うん、分かった。疑ってごめんね」
ほむら「いいのよ。でもどうしてそんな急に……?」
まどか「身に覚えの無いメールが原因で人と揉めちゃったの」
ほむら「イタズラか何かかしら」
まどか「それでそのメールが送られてきたらしい時間が、
ちょうど私とほむらちゃんが一緒の時だったから、もしかしてって……」
ほむら「そう。きっと電波が混雑していてメールが間違って届いてしまったのね」
まどか「……そっか。そうだよね」
ほむら「ええ。……どちらにしろ、私がまどかの携帯のパスワードを知る筈がないでしょ?
私にはまどかの携帯からメールなんて送れないわよ」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:46:36.23 ID:mKP70cpH0
ほむら「あ、そうだ! もしよかったら今日も私の家に来ない?」
まどか「ううん! 今日はなんだか家でゆっくりしたい気分かな!」
ほむら「そう……。それならやっぱり火曜日までおあずけかしら」
まどか「ごめんね」
ほむら「……そうそう、何か食べたい料理はある?」
まどか「うーん、そうだなあ。強いて言うなら中華料理が食べたいかな」
ほむら「中華かあ……。分かった、何か考えておくわね」
まどか「楽しみにしてるね! それじゃあ、またねー!」
ほむら「うん。ばいばい」
まどか(……)
まどか(ほむらちゃん。どうしてメールを送信するのにもパスワードが必要って知ってるの?)
まどか(普通はそこまで細かくパスワードはかけないのに)
まどか(私みたいに、込み入った事情でもない限りは……)
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:49:33.21 ID:kQQQsizB0
残ってるのはマミさんとさやかちゃんだけか
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:53:43.99 ID:mKP70cpH0
まどか(十中八九、さやかちゃんにメールを送ったのはほむらちゃんだ)
まどか(たぶん私を独占したくて……)
まどか(経験上、こうなった人は何をするか分からないところがある)
まどか(もう名前は忘れたけど、何人目かの火曜日の子も独占欲からくる粘着が凄かったっけ)
まどか(これはもうほむらちゃんとは距離を置いた方がいいかな)
まどか(はあ……)
まどか(自分の家やマミさんの家じゃ場所が割れてるし……)
まどか(仕方ない、しばらく早乙女先生のとこにでも泊めてもらうか)
ほむら「……まどか」
まどか「っ!?」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:55:02.70 ID:L0sq899u0
なんだこれ予想以上だ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 22:58:33.57 ID:mKP70cpH0
まどか「ほむらちゃん!? いたの!?」
ほむら「今、どこに電話かけようとしていたの?」
まどか「えっ……」
ほむら「疲れてるから家でゆっくりしたいって言ってたよね……」
まどか「うっ、うん……」
ほむら「それなのにどうして電話帳の早乙女先生の項目を開いているの?」
まどか「……覗き見だなんて趣味が悪いよ、ほむらちゃん」
ほむら「……」
まどか「それに、誰に電話をしようが私の勝手でしょ?」
ほむら「……」
まどか「言ったよね。束縛されるのは嫌いなの。
あんまりしつこいといくらほむらちゃんでも嫌いになっちゃうよ」
ほむら「え、あ、き、嫌いに……?」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:06:21.13 ID:mKP70cpH0
ほむら「やだっ! ごめんなさいまどか! 嫌いにならないで!」
まどか「……」
ほむら「出すぎたことをしてごめんなさい!
だからそんなこと言わないで……、お願い……」
まどか(ふうっ……。ヤケになられる危険を孕んだ賭けだったけど、どうやら上手くいったみたい)
まどか(おかげで主導権を取り戻せた)
まどか「よしよし、大丈夫だよほむらちゃん」
ほむら「まどか、ごめんなさい、ごめんなさい……」
まどか「ほむらちゃんを嫌いになんてならないよ」
ほむら「本当……?」
まどか「うん! だけどね、どんなに美味しい料理でも、続けて食べると飽きがきちゃったりするよね?」
ほむら「……うん」
まどか「私、人間の身体も似たとこがあると思うんだ」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:12:39.79 ID:mKP70cpH0
まどか「何度も言うように、私はほむらちゃんのことが好き」
ほむら「えへ、えへへ……」
まどか「だからこそほむらちゃんに飽きたくない」
ほむら「まどかはそこまで私のことを……、それなのに私……」
まどか「相手が大切なほむらちゃんだからこそ、あんまり続けて一緒にいすぎたくないの。
ほむらちゃんに慣れて、飽きて、新鮮さを失いたくないの」
ほむら「……まどかの気持ちは分かった」
まどか「本当に!?」
ほむら「うん! だから、今日は大人しく帰るね」
まどか「本当にごめんね?」
ほむら「ううん。謝る必要なんてないわよ」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:15:25.58 ID:mKP70cpH0
まどか(はあっ……)
まどか(まさかほむらちゃんがここまで面倒くさい子だったなんて)
まどか(確かにメンヘラぽいとこは無いでもなかったけど……)
まどか(ああもう疲れた。やっぱり今日は大人しく帰ろう帰ろう)
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:21:18.91 ID:mKP70cpH0
――――
「あら? 久しぶりね、暁美さん!」
「え? 何? あげてほしいって?」
「いいわよ! どうぞどうぞ!」
「……? 何だか嬉しそうね?」
「へーっ、そうなんだ。魔法を使った新しい技術を習得したの」
「いったいどんな技術なのかしら」
「……えっ!?」
「それを教える前に、私のソウルジェムを見せて欲しい……?」
「どうしてそんな―――」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:24:56.65 ID:rpxv5nCSO
マミさんとまどかの絡みが見れると思ったらこの有り様だよ!!
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:30:14.43 ID:mKP70cpH0
――――
土曜日
まどか「お待たせしました、マミさん!」
マミ「こんにちは。まど……じゃなくて、鹿目さん!」
まどか「てへへっ、会いたかったです!」
マミ「私もよ」
まどか「あんまり会いたいから1週間が長くて長くて」
マミ「まったくもうっ、まどかったら」
まどか「……? マミさん、今私のこと下の名前で?」
マミ「あ、こ、これはその」
まどか「よかったぁ」
マミ「えっ……?」
まどか「マミさんずっと私のこと名字呼びだから、距離を置かれてるのかなって不安だったんです。
よかったらこれからもまどかって呼んでもらえると嬉しいかな、なーんて」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:41:26.81 ID:mKP70cpH0
マミ「分かったわ。これからはまどかって呼ばせてもらうわね」
まどか「わーい」
マミ「さ、立ち話もなんだし、どこかへ行きましょうか」
まどか「はい!」
マミ(少し冷やっとしたけれど、なんとか上手く誤魔化せたわ……)
マミ(中身が違うことには気づかれていない)
マミ(うふふっ。巴マミの魂が既に消滅しているだなんて、まどかは思いもしないでしょうね)
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:49:08.83 ID:mKP70cpH0
まどか「あ。見てみてマミさん、新しいアイス屋さん!」
マミ「美味しそうね。入ってみましょうか?」
まどか「はい!」
マミ(それにしても……)
マミ(巴マミとのデートは、なんだかずいぶん普通のカップルっぽいわね)
マミ(私が寝た日は、食事してすぐにホテルだった)
マミ(佐倉杏子も夕方に待ち合わせだったし)
マミ(志筑仁美だって、まどかとは身体の付き合いだけだから殺さないでと命乞いしてきた)
マミ(だけど巴マミとのデートは、日程が休日2日なのにもかかわらず。こんな昼間から)
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:56:48.79 ID:mKP70cpH0
まどか「アイス美味しいですねー」
マミ「そうね」
まどか「一口ずつ食べ合いっこしません?」
マミ「た、食べ合いっこ!?」
まどか「はい! 嫌ですか?」
マミ「いいえ! もちろん大歓迎よ!」
まどか「よかったぁ……。ではでは、はい、あーん」
マミ「あーん」
まどか「ミントアイス美味しいですか?」
マミ「うん。とっても美味しいわ!」
まどか「そう……、ですか……」
マミ「……?」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/24(火) 23:58:22.00 ID:kgXoPgwV0
マミさんミントアイス嫌いだったのか
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:04:56.26 ID:5FjPrEHI0
――――
夕方
マミ「今日は1日楽しかったわ」
まどか「てへへ、そうですか?」
マミ「ええ!」
まどか「うーん。ならなら、この前の遊園地のデートとならどっちの方が?」
マミ「迷うところだけれど……、まどかとのデートなら、どれも1番よ」
まどか「……」
マミ「さ、そろそろどこか室内に―――」
まどか「貴女はいったい誰なの?」
マミ「えっ?」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:13:32.94 ID:5FjPrEHI0
まどか「マミさんと遊園地デートなんてしたことない」
まどか「マミさんはミントのアイスが苦手」
まどか「それにマミさんは……、笑顔がもっと柔らかい」
マミ「な、何を言っているのかしらまどかは……。
見て。私はどこからどう見ても巴マミでしょう?」
まどか「違うよ。私は最低な人間だけど、1番大好きな人を見間違えたりはしない」
マミ「1番……大好き……?」
まどか「……そうだよ。私はマミさんが大好き」
マミ「暁美ほむらよりも……?」
まどか「どうしてここでほむらちゃんが……。ああそっか、貴女の正体は……」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:15:29.00 ID:CpCtoJqJ0
マミさんの救われなさは異常w
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:22:03.64 ID:lUFNtYGnP
救いはないかもしれんが、ドキドキして面白いな
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:26:26.53 ID:5FjPrEHI0
まどか「マミさんはどこ。マミさんを返して」
ほむら「巴マミの魂は……」
まどか「……」
ほむら「「私が砕いたわ」
まどか「う、そ……。そんな……、そん、な……」
ほむら「……とはいえ、これは正真正銘巴マミの身体よ。
貴女が好きなのは巴マミの身体なんだから、中身が誰であろうと問題は……」
まどか「あ、う、ああっ……やだ、マミさん……マミさん……」
ほむら「まどか。お願いだから泣いていないで私を見て」
まどか「マミさん……、やだ、そんなのやぁ……」
ほむら「どうして? どうして巴マミの身体がここにあるのに、そんなに魂の種類にこだわるの!?」
まどか「……それ、QBが言いそうな言葉だね」
ほむら「っ……」
まどか「本当は私ね、1度もマミさんを抱いたことなかったんだよ?」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:33:31.62 ID:5FjPrEHI0
ほむら「っ!? で、でも、初物ランキング1位って……」
まどか「抱いたことないけど分かるもん。いつかマミさんと寝れたら、
きっとそれが人生で1番のエッチになるんだろうって」
ほむら「……」
まどか「はちきれそうになりながらも健気に頑張るマミさんのことが、私は誰よりも好きだった。
だから身体にもいっさい手を出さなかった。出せなかった」
ほむら「……」
まどか「なのになのになのに!」
ほむら「まどか、私……」
まどか「許さない」
ほむら「私はただ、まどかに好きになって欲しくって……」
まどか「ほむらちゃんはさ。何もかもが一方的なんだよね」
ほむら「え……?」
まどか「押しつけがましくて独善的。自分の気持ちを押し付けるばかりで、
相手から何かを受け入れようって気が全くない」
ほむら「だって、だって……」
まどか「マミさんとは正反対だよ」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:34:56.17 ID:1Ys+5pQE0
まさかのマミさん処女
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:43:49.87 ID:5FjPrEHI0
ほむら「だって分かんないんだもん……!
どうやったら人に好きになってもらえるのか、全然……」
まどか「この期に及んでそんな苦しい言い訳?」
ほむら「……」
まどか「さかちゃんにメールを送ったの。やっぱりあれもどうせほむらちゃんなんでしょう」
ほむら「ち、違う……」
まどか「嘘つき」
ほむら「……」
まどか「嫌い」
ほむら「うう、あ……、ああああぁぁ……」
まどか「もういいや。これ以上話していたくない。さよなら」
ほむら「待ってまどか! やだやだやだ! 嫌いにならないで! 私のこと好きになってよ!」
まどか「……ついてこないで」
ほむら「やだよぉ……、や、いや、こんなの……、嫌だ、やだぁあああああああ!」
まどか「っ!?」
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 00:53:18.61 ID:5FjPrEHI0
まどか(な、何これ……)
まどか(赤い砂……?)
まどか(あれ? あたまがうまくまわらない)
まどか(わたしはかなめまどか)
まどか(それなら)
まどか(めのまえのおねえさんはだれ……?)
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:03:02.92 ID:5FjPrEHI0
――――
ふ、ふふ……、それはそうよね
全世界の時間を1ヶ月間自由にできる程の力を持つ、時間を司る砂
それを一個人にだけふりかければ……
「おねえさん、だれ……?」
当然こうなるわよね
小さい頃の、可愛い可愛いまどかに逆戻り
「なんでもないわ、まどか」
「え? どうして私の名前……」
「そんなことより、今からちょっと美味しいお菓子でも食べにいかない?」
「うん! お菓子食べたい!」
「お姉さんのお友達に、黒い長い髪の子がいるの。
その子のお家でゆっくりジュースでも飲みながらのんびりしましょう」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:04:56.66 ID:5FjPrEHI0
そろそろ暗くなってきたわね
早く私の本来の身体がある家に戻りたいわ
「おっかしー! おっかしー!」
「お父さんお母さんには私の方から連絡したから大丈夫よ」
「はーい!」
無垢だった頃のまどかなら、きっと私が1番好きになるように誘導できる
大好きまどか。ずっと放さない
だから今度は絶対に私を一番に選んでね
砂時計を壊してしまった以上、もうやり直しはきかないのだから
おわり
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:10:04.34 ID:zTSE45ko0
乙ー
ヤンデレ対絶倫面白かった
あと、光源氏計画の過程を書いてくれたら
とっても嬉しいなって
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:13:11.15 ID:9ecsa58FP
あんこちゃんが一番ムゴいな…乙
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:34:49.62 ID:vfkW0bK80
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| | ̄ ̄''|
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| | | あたしってほんとハカ…
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|\\i .|\
\l二二二二二l
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:42:53.69 ID:qJB79fiM0
なんだろう胸が痛い…
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 01:58:14.94 ID:uVAgtiL20
時止め使えないんじゃすぐ死にそうだな
そして独り残される幼女まどか…
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 02:15:32.06 ID:NO2hpOhf0
乙っちまどまど
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 03:26:49.23 ID:lVwZZtpR0
ほむらはヤンデレが似合うという俺の学説が証明されたな。
ずっと思ってたわー。三年前から思ってたわー
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/25(水) 03:30:48.28 ID:qJB79fiM0
時間止められる奴がストーカーになったら、これ以上の恐怖はないもんな
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こんなの絶対おかしいよ!