HEADLINE

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- | CM(-) | スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

王「勇者よ、死んでしまうとは情けない!」

2017/08/14 16:11 | CM(0) | 創作・魔王勇者系 SS
1 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 17:01:12.35 ID:h9etlduVo

王「勇者よ、死んでしまうとは情けない!」


王「出かけて数分で命を落とすやつがあるか!」


王「なに・・・?腹を下して?草陰で用を足していたら?襲われたあ???」


王「・・・それはまあ、仕方ないか?」


王「・・・いやいやいや!」


王「不用心すぎるぞ勇者!そういう時こそ、旅の仲間とフォローしあってだな!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502611271




2 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 17:02:21.43 ID:h9etlduVo

王「む・・・?そういえば、勇者よ旅の仲間はどうした?」


王「一人で街を出た!?」


王「そんな無茶をする者があるか!」


王「・・・勇者たるもの、一人旅ぐらいやってのけるだと!?」


王「できとらんやないかーい!!!」


王「そういうのは、強くなってからやりなさい!」



3 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 17:02:48.37 ID:h9etlduVo

王「ふう・・・、もうよい」


王「次は、仲間を集めてから街を出るのじゃぞ」


王「ん・・・?どうした?」


王「何処で仲間を集めればよいか、じゃと!?」


王「酒場に決まっておろう!」


王「酒場で旅の仲間を集うのは勇者の伝統!そんなことも知らんのか!」



4 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 17:03:15.13 ID:h9etlduVo

王「怖くて酒場に入れないだと!なんと情けない!」


王「ううむ・・・いや・・・まあ・・・」


王「今回の勇者は、未成年であるしな・・・」


王「酒場に行かせるのも、教育上よろしくないか・・・」


王「よおし!わかった!大臣よ仕度せい!儂が征く!」


王「政は大臣に任せた!」



5 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 17:04:30.82 ID:h9etlduVo

王「なんじゃ勇者!情けない顔をしおって!心配するでない!」


王「これでも、先々代の勇者!旅など慣れたものよ!」


王「ははは!久々に血湧き肉躍るのう!」


王「さあ征くぞ!勇者よ!」



6 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 20:59:50.46 ID:h9etlduVo



王「勇者よ、女に振られたぐらいで泣くな!情けない!」



11 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 22:06:45.77 ID:h9etlduVo


王「たかが町娘ではないか!」


王「ふむ、確かに美しい娘ではあったな、心身ともにな!」


王「ふふふ!儂も、もう少し若ければ手を出しておったかもしれぬ!」


王「ああ、すまんすまん!冗談じゃ!」


王「だから泣くのではない!」


王「致し方ないではないか、勇者よ」



12 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 22:07:13.89 ID:h9etlduVo


王「わし等と共に町を救った、あの若者」


王「聞けば、あの町娘と良い仲だったと言うではないか」


王「ぽっとでの貴様じゃ敵わんさ!叶わんさ!」


王「ははははは!」


王「なに!女なぞ星の数ほど居る!ただし侮るな!」


王「ライバル足り得る男達も星の数ほどおる!」



13 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 22:08:10.70 ID:h9etlduVo


王「我が国の人口比で見ると男の星のほうが多いがな!」


王「どれ!ちょいと一杯引っ掛けに行こうではないか!」


王「かつての儂が如何に姫騎士を口説き落としたか」


王「教授してやろうではないか!」


王「それに、そろそろ酒の味も覚えても良かろう!」


王「剣技に関しては、一人前と言っても過言ではない!」



14 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 22:08:39.19 ID:h9etlduVo


王「一端の男たるもの、酒ぐらい嗜まなくてはな!」


王「まあ、女の口説き方も知らんでは、まだまだ未熟じゃがな!」


王「それになんだったら、よい店を知っておるぞ!」


王「この町はな、かつて冒険のさ中に立ち寄ったことがある!」


王「実は儂もな、この町で大人の男になったのじゃ!」


王「まあ、あの店がまだあるかは定かではないがな!」



15 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 22:09:08.87 ID:h9etlduVo


王「そんな情けない顔をするな勇者!」


王「兎にも角にも、まずは酒じゃ!」


王「女の口説き方を覚えたら、さっそく実践しに行こうではないか!」


王「さて今宵は長くなりそうじゃ!」


王「ほら!行くぞ勇者!」



16 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/13(日) 22:09:35.48 ID:h9etlduVo



王「勇者よ、人が斬れないとは情けない!」



17 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/13(日) 22:10:37.36 ID:Ashw4SsBO
親父い!



18 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/14(月) 09:51:29.79 ID:0mz8xLyZO
王様仲間とか最高やないか元勇者で戦力としても良いし財力もあるお金の心配ないって、素晴らしい



19 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:24:14.52 ID:G0NBeQWxo


王「こやつらは、旅人襲って食ってたのじゃぞ!」


王「邪悪な魔物と何が違う!?」


王「自分の姿を見てみよ!」


王「この戦闘で最も傷を負ったのは貴様ではないか!」


王「こやつらを生け捕ることに固執した結果がそれじゃ!」


王「言葉が交わせるなら分かり合える、じゃと?」



20 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:24:42.05 ID:G0NBeQWxo


王「なるほど、人間だから斬りたくないというわけではないのか」


王「じゃが、それは甘すぎる」


王「如何に語り合おうと分かり合えぬ相手は必ず居る」


王「ましてや、貴様を騙ろうとする者は如何とする!?」


王「先代勇者の顛末は貴様も知っておろう?」


王「和平を申し出た魔王に気を許したがばかりに、騙し討ちされた男のことを!」



21 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:25:08.48 ID:G0NBeQWxo


王「同じ轍を踏むつもりか?」


王「・・・ふむ、貴様のその甘さは先代ゆずりじゃのう」


王「じゃが、ならぬ」


王「なに、何事も慣れじゃ」


王「肝心なのは最初の一人」


王「幸いなことに目の前のこやつらは、斬ってもよい人間じゃ」



22 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:25:34.69 ID:G0NBeQWxo


王「ならぬ、とどめを刺すのじゃ勇者」


王「為さぬというなら、こやつらを今すぐ解き放つ」


王「こやつらは、また森に潜み人々を襲うであろう」


王「その責は、貴様が負うのだ勇者よ」


王「やるのだ、やらねばならぬのだ」


王「・・・」



23 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:26:02.24 ID:G0NBeQWxo


王「よくやった勇者よ」


王「ほら泣くな!情けない顔をするな!」


王「胸を張れ!貴様はまだ見ぬ人々を救ったのじゃ!」


王「ほれ!行くぞ勇者!」



24 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:28:36.31 ID:G0NBeQWxo



王「勇者よ武闘大会で初戦敗退とは情けない!」



25 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:43:57.92 ID:G0NBeQWxo


王「まったく何たる体たらく!」


王「仮にも勇者じゃぞ!この程度の大会で一勝もできんとは!」


王「うむ・・・」


王「・・・いや、まあ貴様に黙って出場した儂も悪かった」


王「・・・いや、準決勝ぐらいで当たって驚かしてやろうと・・・」


王「まさか初戦で貴様とあたるとはな!」



26 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:44:24.83 ID:G0NBeQWxo


王「ははは!」


王「しかし!勇者よ貴様も腕を上げたな!」


王「ついうっかり儂も本気を出してしまったわ!」


王「なに?わしが放っていた眩しいオーラは何かじゃと?」


王「・・・はて?なんのことかな?」


王「魔法ではないかと?」



27 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:44:52.34 ID:G0NBeQWxo


王「な!?ズルじゃないわい!」


王「あれは魔法ではない!魔法ではないからズルではない!」


王「・・・」


王「はい、勇者にもたらされる秘められた力です・・・」


王「すみません・・・」


王「魔法とは違うんです・・・だから運営に告げ口するのは勘弁してください」



28 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:45:18.26 ID:G0NBeQWxo


王「ああもう!わかったわかった!」


王「本当は、自身で秘められた力を引き出してほしかったんじゃが!」


王「使い方を教えてやるから勘弁せい!」


王「ほら!せっかく優勝賞金も貰ったんじゃ!」


王「まずは祝杯をあげに行こうではないか!」


王「秘められた力の話は、そのあとじゃ!」



29 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:45:44.60 ID:G0NBeQWxo



王「なに?純粋な剣技じゃない以上、やっぱりズルじゃないかじゃと!?」


王「しつこいのう!」


王「さては貴様、優勝賞金にたかるつもりじゃな!」


王「わかったわかった!今日は好きなもの頼むがよい!」


王「今晩で使い切るつもりで臨もうぞ!」


王「ほら!いつまでも拗ねてないで!行くぞ勇者!」



30 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 10:46:20.15 ID:G0NBeQWxo



王「勇者よ、仲間が死に瀕したぐらいで立ち止まるのか!情けない!」



31 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/14(月) 10:47:04.94 ID:MWAmzZr60
ジジイ強い



32 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/14(月) 11:01:59.91 ID:gxEWrhz9O
どっかのアレクサンドロス大王で再生される



33 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:26:17.54 ID:G0NBeQWxo


王「儂らは、楽しいハイキングに来たわけでな無いのじゃぞ!」


王「目的を見失うでない!」


王「魔王を目前にして何故立ち止まる!」


王「貴様、この旅で何を学んだ!」


王「その甘さは、いつになったらなおるのじゃ!」


王「ロートルなんぞ捨て置け!」



34 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:26:44.41 ID:G0NBeQWxo


王「行くのじゃ勇者!」


王「勇者としての責務を果たせ!」


王「・・・なに、魔王を倒した帰り道に儂の亡骸を拾ってくれればよい」


王「懐に儂のへそくりが入っておる、王国への帰途で全部使ってくれ・・・」


王「国へ帰ったら、貴様も英雄じゃ・・・」


王「もう好き勝手に旅することも、遊郭に行くこともままならぬ」



35 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:27:10.49 ID:G0NBeQWxo


王「ゆっくり遊びながら帰るとよい」


王「ああ・・・儂も、もう一度、あの思い出の店へ・・・行きたかったなあ・・・」


王「・・・なに?傷の割に意外と元気じゃないか、じゃと?」


王「馬鹿者!瀕しておるは!死に瀕しておるわ!」


王「貴様に檄を飛ばす為に、力を振り絞っておるわ!」


王「ほら!さっさと行け勇者よ!」



36 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:27:36.31 ID:G0NBeQWxo


王「さっさと世界を救ってこい!」


王「・・・やっと行ったか」


王「まったく・・・情けない顔をしおって」


王「さすがにしんどいのう・・・」


王「しかし、久々に楽しい旅であった・・・」


王「やはり玉座よりも、こっちのほうが向いとるのじゃろうなあ・・・儂」



37 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:29:08.35 ID:G0NBeQWxo


王「先代勇者・・・あやつとも旅をしてみたかった・・・」


王「わしが一緒なら、無様に死なせなかったものを・・・」



王「・・・行け勇者」




王「世界を救え・・・」





王「我が孫・・・」






王「・・・次代の王アルスよ!」



38 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:32:42.98 ID:G0NBeQWxo




------









王「どうした大臣?血相を変えて」


王「まさか?魔王か!?」


王「もう復活したのか!?まだ10年と経たんぞ!?」


王「次代の勇者は、まだ幼子だ・・・俺が行くしかないか・・・!」


王「なに・・・?違う・・・?」


王「・・・先王が?」


王「書置きを残して出奔!?」


王「・・・書置きには何と?」


王「『思い出の、あの店へ行ってくる』だと!?」


王「まったく、いい年をして!」



「なんて情けない人だ!」



39 ◆CItYBDS.l2 [saga]:2017/08/14(月) 11:33:14.63 ID:G0NBeQWxo
おわり



40 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/14(月) 11:34:47.41 ID:gxEWrhz9O
よいスピード感であった
おつ



41 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/14(月) 11:54:50.97 ID:RrVQuR0uo


先代勇者は息子か。父親が旅についてく訳にはいかんしな…
そして王様生きてて良かった!



転載元

王「勇者よ、死んでしまうとは情けない!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502611271/





関連記事
2017/08/14 16:11 | CM(0) | 創作・魔王勇者系 SS
    コメント一覧
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

インバリアントへようこそ
インバリアント -SSまとめサイト-
管理人:こばりあんと



  • About
  • 記事一覧
  • Twitter
  • まとめ依頼
  • ランダム SS
カテゴリ
アーカイブス

2018年 02月 (25)
2018年 01月 (7)
2017年 12月 (3)
2017年 11月 (22)
2017年 10月 (11)
2017年 09月 (2)
2017年 08月 (161)
2017年 07月 (180)
2017年 06月 (139)
2017年 05月 (311)
2017年 04月 (157)
2016年 02月 (1)
2015年 12月 (1)
2015年 05月 (261)
2015年 04月 (295)
2015年 03月 (305)
2015年 02月 (259)
2015年 01月 (283)
2014年 12月 (275)
2014年 11月 (287)
2014年 10月 (285)
2014年 09月 (262)
2014年 08月 (264)
2014年 07月 (262)
2014年 06月 (223)
2014年 05月 (218)
2014年 04月 (209)
2014年 03月 (185)
2014年 02月 (172)
2014年 01月 (191)
2013年 12月 (184)
2013年 11月 (183)
2013年 10月 (180)
2013年 09月 (153)
2013年 08月 (141)
2013年 07月 (154)
2013年 06月 (146)
2013年 05月 (152)
2013年 04月 (148)
2013年 03月 (130)
2013年 02月 (111)
2013年 01月 (123)
2012年 12月 (127)
2012年 11月 (120)
2012年 10月 (127)
2012年 09月 (117)
2012年 08月 (120)
2012年 07月 (122)
2012年 06月 (116)
2012年 05月 (122)
2012年 04月 (121)
2012年 03月 (123)
2012年 02月 (116)
2012年 01月 (122)
2011年 12月 (118)
2011年 11月 (113)
2011年 10月 (119)
2011年 09月 (110)
2011年 08月 (118)
2011年 07月 (118)
2011年 06月 (118)
2011年 05月 (123)
2011年 04月 (124)
2011年 03月 (117)
2011年 02月 (95)
2011年 01月 (109)
2010年 12月 (119)
2010年 11月 (110)
2010年 10月 (120)
2010年 09月 (74)
2010年 08月 (87)
2010年 07月 (113)
2010年 06月 (72)
2010年 05月 (67)
2010年 04月 (3)

SS検索
Ads
最新記事
Ads2
人気SSランキング