1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 22:57:42.42 ID:4phnKULP0
(遠前町 河川敷)
パワポケ「う~ん…今日はなにも釣れないな………せっかく大量のミミズを捕まえたのに」
パワポケ「かと言って釣らないとなんにも食べ物も無いし……ただでさえ栄養失調なのにこれ以上は無理だ…」
パワポケ「仕方ない……ここは禁断の手を使うしか…」
カンタ「おじちゃーん!!」
パワポケ「一人釣れたか……カンタ君、これを洗うの手伝ってくれ!」
カンタ「なんでやんすかコレ?………ミミズ?」
パワポケ「今日は沢山採れたからね!カンタ君にもご馳走するよ!」
カンタ「……ナニヲデやんすカ?」
パワポケ「いやいや、バカにしちゃいけないぞ?これが結構イケる……」
カンタ「そんなもの食べてるからいつまで経ってもカブト虫の臭いなんでやんす!」
パワポケ「まぁそう邪険にするものじゃないって。一度食べてごら……」
カンタ「食べないでやんす!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 22:58:27.25 ID:4phnKULP0
パワポケ「うん、そうだな。子供にはまだ早いかも知れないな」
カンタ「そういう問題でやんすか………って、こんなこと言ってる場合じゃないでやんす!」
パワポケ「こんな事とはなんだ!」
カンタ「かあちゃんが……かあちゃんがおかしいでやんすよ!!」
パワポケ「かあちゃんって菜津姫さんが?」
カンタ「そうでやんす!早く来て欲しいでやんす」
(タタタタ)
パワポケ「お、おい!まだミミズの水洗いが終わってない……」
(タタタタタ)
パワポケ(困ってる菜津姫さんを助ければカレーご馳走してくれるかな…)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 22:59:51.83 ID:4phnKULP0
(カシミール)
パワポケ「………………」
カンタ「………かあちゃん」
なつき「こ、こんにちは…」
パワポケ「いやぁ~ちゃんとご挨拶ができて偉いなぁ~」
なつき「えへへ」
パワポケ「ハハハハ………って、ナンジャコリャー!!!!」
なつき(ビクッ!)
カンタ「おじちゃん、落ち着くでやんす!これがオイラのかあちゃんでやんす」
パワポケ「イヤイヤイヤ、コレナツキサンジャナーイ、幼女!幼女だから!」
カンタ「オイラも何がなんだかさっぱりでやんすよ…」
パワポケ「で、でもこの髪型や顔は完全に菜津姫さんだ………」
なつき「?」
パワポケ「い、一体なんで……何がどうなったんだ!?」
なつき「おじちゃんどうしたの?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:01:09.51 ID:4phnKULP0
パワポケ「おじっ!?な、菜津姫さん!?」
なつき「はい!なつきです!」
カンタ「オイラやパワポケさんのことも忘れちゃってるみたいでやんす…」
パワポケ「か、カンタくん……これは一体何がどうなったござるの?」
カンタ「おじちゃん!しっかりするでやんす!それにオイラも分からなかったからおじちゃんを呼んだでやんす!」
なつき「ふたりともどーしたの?」
パワポケ「」
カンタ「」
パワポケ「なんかアレだな…とっても可愛いな」
カンタ「パワポケさんもそう思うでやんすか!」
なつき「なつきかわいいの?」
パワポケ「うん、とっても可愛いよ」
なつき「わーい!ありがと、おじちゃん!」
(ダキッ)
パワポケ「おーよしよし!」
カンタ「おじちゃんズルいでやんす!オイラにも撫でさせて欲しいでやんす!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:01:46.92 ID:UwBQDU/p0
夏菜かと思ったらなっちゃんだったか…
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:02:44.65 ID:13PWqh1M0
武美でてこい
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:02:45.87 ID:4phnKULP0
(…………………………)
なつき「くーくー」
パワポケ「ご飯食べたら寝ちゃったな」
カンタ「可愛いでやんす」
パワポケ「それにしてもどうしたら良いんだ?この菜津姫さんをどうやって元に戻せば……」
カンタ「……………おじちゃん」
パワポケ「ゴメン、俺がこんな気弱じゃダメだよな」
パワポケ(カンタ君も内心は不安に違いないんだ。ここはイキでクールなナイスガイの俺がどうにかせねば!)
パワポケ(でも皆目見当がつかない。せめて情報が欲しい………パソコンでもあれば…)
パワポケ「……………そうだっ!」
カンタ「おじちゃん?」
パワポケ「カンタ君!ちょっと待っててくれ!すぐに戻ってくる!」
(タタタタタ)
(漢方薬店)
パワポケ「武美!いるか?ちょっと頼みが…」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:05:20.47 ID:4phnKULP0
たけみ「いらっしゃいませ~」
パワポケ「」
たけみ「どーしたの?そんなかおして」
パワポケ「ナンジャコリャーーーッッ!?」
たけみ(ビクッ!?)
パワポケ「なんで武美まで小さくなってるんだ!?いや、ちょっ……えぇえぇええ!?」
たけみ「……………」
パワポケ「大体武美はサイボーグだろ!?元からあの大きさで生まれて来たはずなのになんでこんな事に!!」
たけみ「……………」
たけみ「………ぷっ、クスクス…」
パワポケ「武美……?」
たけみ「おじちゃんのかお、おもしろい~ ケラケラケラ」
パワポケ「この様子だと武美の方も記憶はないのか……」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:05:59.98 ID:4phnKULP0
たけみ「へんなかお~!ケラケラ」
パワポケ「え~っと……お嬢ちゃんのお名前は?」
たけみ「たけみ!5さい!」
パワポケ(頼りのモバイルレディが…………)
パワポケ「お嬢ちゃん、ありがとう。また来るよ」
(スタスタ……)
(ダキッ)
パワポケ「!?」
たけみ「ダメ!おじちゃんはわたしおいていっちゃダメ!」
パワポケ「お、お嬢ちゃん!?」
たけみ「だってあたしずっとひとりぼっちだったんだもん。おじちゃんといっしょにいく!」
パワポケ「」
(カシミール)
たけみ「なっちゃんかわいー♪」
なつき「たけみさんもかわいいよ?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:07:25.45 ID:4phnKULP0
たけみ「んーん!なっちゃんのほうがぜんぜんかわいー♪」
カンタ「なんでこうなったでやんすか……」
パワポケ「…………ゴメン」
カンタ「しかも意気投合しちゃってるでやんす」
パワポケ「……そうだね」
カンタ「それにしても武美お姉ちゃんまで小さくなってるなんて、この商店街はどうなってるでやんす!」
パワポケ「全くだ。俺の長い旅路でもこんな事件記憶にないぞ」
たけみ「なっちゃ~ん♪」
なつき「た、たけみちゃんくすぐったいよ~」
カンタ「どうするでやんす?」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:08:04.26 ID:4phnKULP0
パワポケ「とにかく情報を集めたい。でも武美以外にパソコンを内臓してる(持ってる)奴なんか………!」
カンタ「おじちゃん?」
パワポケ「ごめんカンタ君、もう一回出かけてくる!」
(タタタタタ)
(…………………………)
パワポケ(あいつは多分喫茶店に行けば会えるはずだ!)
(タタタタタ)
パワポケ(よし、もうちょっとで着くぞ!この公園を抜ければすぐ…)
「あ え い う え お あ お !」
パワポケ「ん?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:08:12.72 ID:MXzKlqQO0
9主はやっぱりかっこいいな
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:10:24.17 ID:4phnKULP0
「う~ん、もっとおおきなこえださないと」
パワポケ「あれはもしかして……」
「おきゃくさんがいたらもっとやるきでるのに………あっ!」
パワポケ(マズイ!早く逃げ…)
ちよ「おじちゃん、ちょっといい?」
(ガシィ!)
パワポケ(…られないなこれは………)
(カシミール)
カンタ「おじちゃん……」
パワポケ「ゴメンなさい」
ちよ「それじゃ、なつきちゃんはおひめさまのやく。たけみちゃんはめいどさんのやくだね!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:10:58.47 ID:4phnKULP0
なつき「わ、わたしがおひめさま!?そんな……むりです!」
たけみ「むりじゃない!なっちゃんはやればできる!」
ちよ「わたしはおうじさまのやくだからなつきちゃんとらぶらぶなんだよね!」
ちよ「おじちゃん!ちゃんとみててね!」
パワポケ「わ、わかったよ」
カンタ「こんな事をやってる場合じゃないてやんす!もうおじちゃんはここにいるでやんす!」
(タタタタタ)
パワポケ「か、カンタ君!?」
ちよ「よそみしちゃだめ!」
パワポケ「ご、ごめんねお嬢ちゃん」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:12:34.96 ID:4phnKULP0
(25分後)
ちよ「おじちゃん、わたしたちのげきどうだった?」
パワポケ「お、面白かったよ。とても……」
ちよ「ほんと!やった~!」
パワポケ(王子を巡っての三角関係愛憎劇……ちよちゃんは何に影響されたんだ?)
カンタ「……ただいまでやんす」
パワポケ「カンタ君!どうだった!?なにか情報は掴めたか!?」
カンタ「全然でやんす……。商店街のみんなはかあちゃん達が小さくなった事すら信じてくれなかったでやんす」
パワポケ「今日は商店街のコマーシャルの打ち合わせがあるからみんな忙しいんだよ」
カンタ「全く、木川のおじちゃんにはせっかく女の人紹介してあげたりしてるのに………」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:14:59.56 ID:4phnKULP0
パワポケ「ハハハ……それじゃあ俺はもう一度出てくる」
カンタ「またでやんすか?一体何しにいくでやんす?」
パワポケ「知り合いにパソコンの扱いが上手い奴がいるからね。情報を集めてもらおうと思ってね」
(タタタタ)
カンタ「もうこれ以上女の子を増やさないで欲しいでやんす!」
パワポケ「大丈夫だ!これ以上は俺のプライドにかけて増やさない!」
(タタタタ)
(5分後)
カンタ「……………」
パワポケ「……………」
(モグモグ)
かな「…………にいちゃんどうしたの?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:19:23.17 ID:BTBPJIhV0
どうした?笑えよパワプロ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:20:02.44 ID:4phnKULP0
カンタ「…おじちゃん。なにか言う事はあるでやんすか?」
パワポケ「……すまん、我慢できなかった」
(モグモグ)
カンタ「何でやんすかおじちゃんはっ!おじちゃんのプライドは飴玉一個より軽いでやんすか!?」
パワポケ「…うぐっ」
かな「だってこのおっちゃん、とってもなさけないかおしてこっちをみてきたんだもん。なんかえさやりたくなってさ」
たけみ「おぉ!またかわいいこがきた!!ほら、こっちであそぼ~」
(グイグイ)
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:20:42.37 ID:4phnKULP0
ちよ「やった!おりょうりやさんゲット!」
かな「へへっ!りょうりはかりょくだぜ!」
なつき「ぐ~ぐ~」
(スヤスヤ)
カンタ「あーもー!かあちゃんが起きちゃうでやんすよ!もっと静かに遊ぶでやんす!」
パワポケ(コソコソ)
カンタ「それでおじちゃんはどこに行くつもりでやんす?」
パワポケ「…ギクッ!い、いや情報を集めたいから喫茶店に…」
カンタ「おじちゃんが外に出るたび女の子が一人増えるでやんす!もうここにいるでやんす!」
パワポケ「い、いや…だからその……わかった、もう大丈夫だから」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:22:07.12 ID:4phnKULP0
カンタ「……その妙ちくりんな自信はどこから来るでやんす?」
パワポケ「何となく大丈夫な気がする!行ってくる!」
(ダダダダ!)
カンタ「今度帰ってくる時一人増えてたらこの家から追い出すでやんすからね!!」
(10分後)
パワポケ「はぁ、はぁ…つ、着いたぞ喫茶店……」
(本日マスター不在の為コーヒーはお出しで来ません。ご了承ください)
パワポケ「世納さんいないのか…でも准はいるだろうからあいつもいるだろ」
(カランカラ~ン♪)
パワポケ「電視!少し頼みがあ……」
電視「キイィィイイイィッボォオォォォォドオォォォォオオォォォッッッ!!!!!!」
じゅん「ちょっと!辞めなさいって言ってんでしょ!!」
いおり「ひ、ひぅ……」
(ガクガク)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:26:15.16 ID:4phnKULP0
電視「女神が、女神がいるぞぉぉおおぉおぉぉ!!これは女神に違いないぃぃい!!ハァ、ハァ…」
いおり「い、いやぁ……だれかたすけて……」
じゅん「もぅ!維織さんを泣けせて!いい加減にしなさい!パワポケさん以上のダメ男!!変態!!!」
電視「ありがとうございまっす!!!」
いおり「いやぁ……パパっ!ママっ!たすけてよっ!」
電視「ハァハァハァハァ……」
パワポケ「…いつの間にこの店は阿鼻叫喚の地獄絵図を再現する店になったんだ………?」
じゅん「あっ!ダメ男!」
パワポケ「誰がダメ男だ!」
じゅん「そんな細かい事突っ込んでる場合じゃないでしょ!早く私達を助けなさいよ!!きゃっ!?」
電視「女神…ハァハァ……」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:27:15.24 ID:4phnKULP0
じゅん「こら!離しなさい!何するのよ!!」
電視「この世界の神である電視炎斬でさえ、こんな出会いを予測する事は不可能だった。早くプログラミングさせろぉおぉおおお!!」
じゅん「パ、パワポケさん!!早く助けなさい!!」
パワポケ「いや、なんか怖いんだが……」
パワポケ(今のこいつなら俺の存在さえも解析しそうだし…)
じゅん「そんな事言わないで…きゃっ!?」
電視「キイイィィィイボオオォオォオオドォオォォオオオオ!!!!!」
パワポケ「うわぁ……これは見なかった事にしてさっさと帰る…」
いおり「いやぁ!!だれかたすけてぇええっっ!!」
パワポケ「!!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:29:40.78 ID:4phnKULP0
パワポケ(………俺は何血迷った事を考えてるんだ!?)
パワポケ(俺は一体何者なのか……何の為にもう一度やり直す事が出来たのか…)
パワポケ(そんな自問を何度繰り返したと思ってる!!)
パワポケ(俺がこの世に生を受けたわけ……)
じゅん「いやっ!離してぇええっ!!」
パワポケ(そんな事決まり切っていたんだ)
電視「キィイイィイボォオオォォォオオオドオオォォオオォォオオオ!!!!!!」
パワポケ(それは…)
いおり「いやぁああぁっ!!」
パワポケ「俺がヒーローだからだっ!!」
(バキッ!)
電視「キボッ!?」
(ドサッ!)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:35:52.94 ID:4phnKULP0
じゅん「ふぇ!?」
電視「グッ!誰だ!!」
広い銀河の地球の星に
ピンチになったら現れる!
イキでハンサムなナイスガイ!
パワポケ「パワポケ参上!!」
じゅん「パ、パワポケさん…!?」
パワポケ「お嬢ちゃん!この私がきたからには安心したまえ!」
じゅん「え!?あ、うん……」
パワポケ「君はこのまま机の下にこの娘と一緒に隠れていなさい。アイツは私が倒す」
(スタスタ)
じゅん(あ、アレってパワポケさんだよね……?なんかいつもと雰囲気が全然違う)
いおり「じゅんちゃんっ!!」
(ダキッ!)
じゅん「い、維織さん…苦しいですって…」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:36:24.98 ID:4phnKULP0
いおり「こ、こわかったよぉ……もうじゅんちゃんがたすからないかとおもったよぉ………」
(ギュッ!)
じゅん「……よしよし、もう大丈夫だからね。だってヒーローが来てくれたんですから!」
いおり「うん!」
パワポケ「愛と正義の戦士、パワポケ参上!」
パワポケ(懐かしい……この言葉を言うのは何年ぶりだろうか………)
電視「うぐぐっ、貴様ァ…この神のプログラミングを邪魔したなぁ!!」
パワポケ「ふん、神が聞いて呆れる。お前は神なんかじゃない、只のニンゲンだ」
電視「キイィィイイィボオオォォオオォドォオオオ!!!黙れぇ!」
(ブンッ!)
パワポケ「遅い」
(サッ!)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:38:51.32 ID:MXzKlqQO0
この時間じゃなければもっとレスが付いたのになぁ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:40:02.91 ID:4phnKULP0
電視「く、くそっ!」
(ブンッ!ブンッ!ブンッ!)
パワポケ「遅すぎる」
(サッ!サッ!サッ!)
電視「く、クソぉおぉおおお!!なんで当たらないんだ!こうなったら…」
パワポケ「何をする気だ?」
電視「世界中のプログラマーよ!新世界の神に少しだけ電力を分けるのだ!」
電視「うぉおお!!電視玉!!」
(バチバチッ!!)
パワポケ「!!」
(サッ!)
(ズガーン!!)
パワポケ「つ、机が粉々になった!?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:42:24.12 ID:4phnKULP0
電視「新世界の神にかかればこれくらい当然だ!」
パワポケ「い、いや!明らかにニンゲンの範疇を超えてるぞ!?お前本当にサイボーグじゃないのか!?」
電視「そんなわけないだろう!普通の神だ!」
パワポケ「神だろうが人間だろうがそんな物を撃てる時点で普通じゃない!」
(※パワポケでは良くある事です)
電視「電視玉!」
パワポケ(しまった!話に気を取られてるうちに……これは避けられな……)
いおり「おじちゃん!よけてぇええ!!」
パワポケ(!!)
パワポケ「うぉおぉおお!!」
(サッ!タタタタタタ!!)
電視「な、なに!?馬鹿な!!今の攻撃は完璧だったはずだ!なぜ躱せたんだ!!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:44:09.76 ID:4phnKULP0
パワポケ「知らないのか?ヒーローは子供の前では負けられないんだよ!!」
(ガシッ!!)
電視「は、離せぇ!」
パワポケ「必殺、火炎イヅナ流星落し!」
(ずどどどーーん!)
電視「キイィイイボォオォオドォォオォォォ……!!」
(ずががーん!!)
パワポケ「悪しき者よ…邪念と共に散れ」
いおり「やったー!」
(タタタタッ…ダキッ!)
パワポケ「おっと…大丈夫かい?お嬢ちゃん」
いおり「おじちゃんありがとー!だーいすき!」
(スリスリ)
じゅん「………パワポケさん」
(スタスタ)
パワポケ「良かった…君も無事だっ……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:46:20.28 ID:4phnKULP0
じゅん「せいっ!」
(ブンッ!)
パワポケ「ふげっ!?」
いおり「じゅんちゃん!?なにしてるの!?」
じゅん「パソコンを投げただけですよ?」
パワポケ「痛てて…准!何する…」
じゅん「何するんだはこっちのセリフだよ!!お店メチャクチャじゃない!!」
パワポケ「い、いやそれは二人を護る為に仕方なく…」
じゅん「私達を護るならあの変態を通報するなり気絶させるなりあるでしょ!!なんで戦ってるのよ!」
パワポケ「いや、その、ノリで…」
じゅん「ノリでお店をぶっ壊すんだ。こんな危険人物は通報ケテーイと…」
パワポケ「ゴメンなさい!通報だけは勘弁を!!」
じゅん「土下座すればなんでも許されると思ってるの?……オモッテルノ?」
パワポケ「こ、怖いっ!准怖いって!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:47:36.95 ID:4phnKULP0
じゅん「私達昨日からこんな体になっちゃって大変だったんだよ?マスターが出かけてるから帰れなくてこのお店で夜を明かしたの!」
パワポケ「確かに幼女二人で夜道は危険だぁっ!?」
(ガンッ!)
じゅん「幼女って言うな!!私だって何がなんだか分からないんだから!!」
パワポケ「だからってお前…トレイを投げる事はないだろ」
じゅん「今度は川に投げ捨てるよ?」
パワポケ「…な、何をだ?」
じゅん「パワポケさんのテントを」
パワポケ「我が最愛の親友が人質にっ!?」
じゅん「いやなら私の言う事聞いてくれるよね?」
パワポケ「は、はいぃぃ!!」
(……………………………)
いおり「すーすー………」
(スヤスヤ)
パワポケ「それにしても准。お前は記憶をなくしてないのか?」
じゅん「うん。お店閉めてから維織さんとお話してて何時の間にか寝ちゃって……気付いたらこうなってたんだ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:50:56.12 ID:4phnKULP0
じゅん「維織さんは見た目相応の言動になっちゃってて…なんで私は記憶があるんだろう……?」
パワポケ「う~ん………?なにか法則でもあるのかな?」
じゅん「身体が小さくなる時に記憶が引き継がれるかどうかの法則なんてあるのかな…」
じゅん「大体身体が縮む事自体おかしいよ!私別に黒の組織とか追いかけてないよ!」
(※パワポケでは良くある事です)
パワポケ「何となくだけど10年後こんな事が起きたらその時の准は記憶がないと思うぞ」
じゅん「なにそれ?」
パワポケ「ヒーローの直感だよ。……よし、片付け終わったぞ」
じゅん「ご苦労様。後はこの壊れちゃってる机3台をどうするかだね」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:53:18.53 ID:4phnKULP0
パワポケ「1つは電視がやったんだぞ!」
じゅん「……2つはパワポケさんだよね?」
パワポケ「……うぅ」
じゅん「火炎イヅナ流星落し だっけ?なんなのそれ?ネーミングセンス皆無じゃないの?」
パワポケ(確かにそうだよなぁ……変にアレンジしないで暗黒イズナ流星落し にしとけば良かったかなぁ…)
じゅん「とにかくこれはパワポケさんに弁償してもらいます!」
パワポケ「は、はぁぁ!?俺が!?値段は!?」
じゅん「え~っとねぇ…」
(カタカタカタカタ)
じゅん「これくらい」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:53:49.24 ID:4phnKULP0
パワポケ「」
パワポケ「」
パワポケ「」
じゅん「……パワポケさん?」
パワポケ「」
(バタンッ!)
じゅん「あ、倒れた」
じゅん「……………」
じゅん「0を三個付け足したのがいけなかったのかな?まぁ自業自得だよね?パワポケさん♡」
(※電視はこの後ピエロが連れて帰りました)
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:54:29.71 ID:4phnKULP0
(カシミール)
カンタ「確かに次、女の子が一人増えてたら追い出すとは言ったでやんす」
パワポケ「……………」
カンタ「だからってなんで二人も連れて来るでやんすか!!」
パワポケ「その、成り行きで」
じゅん「えぇ!?成り行きで私達を連れてきたの!?私達にあんな事しておきながら!!」
パワポケ「誤解されそうな言い方をするな!大体俺はお前らに何もしてない!!」
じゅん「したよ?」
パワポケ「なにを?」
じゅん「パワポケさんは大事な物を盗んで行きました。維織さんの心です」
いおり「おじちゃ~ん♪」
(スリスリスリ)
パワポケ「な、なんかキャラが違くないか?維織さんは昔からあんな風だと思ってた」
(なでなで)
じゅん「維織さんがめんどくさい星人になったのは、親に敷かれたレールの上を歩かされたからだから」
パワポケ「つまりレールの存在を知る前はこんなに感情豊かな子供だったって事か……」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:57:16.64 ID:4phnKULP0
パワポケ「………」
じゅん「パワポケさんには見向きすらしなかっただろうね」
パワポケ「台無しだぁ~っ!」
カンタ「おじちゃん、どうするでやんすか?流石にもうこれ以上増える事はないと思うでやんすが…」
パワポケ「う、うん!とにかくこの電視から借りてきたパソコンを使って…」
じゅん「借りてきたというよりは『狩りてきた』だけどね(ボソッ)」
パワポケ「この際それは無視してくれ!とにかく情報を集めよう!」
(うぃーん……ヴヴ…ヴヴヴヴ……)
パワポケ「あ、アレ?」
じゅん「な、なんか煙上げてるよ!?」
カンタ「み、みんな伏せるでやんす!!」
(ボカーーンッッ!!)
パワポケ「うわぁぁあああ!!爆発したぁああ!!」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:58:25.39 ID:4phnKULP0
じゅん「あーあ、やっぱり……」
パワポケ「なんなんだその反応は!?」
じゅん「だってさっき私がパワポケさんに投げたパソコンってそれだもん」
パワポケ「なんなんだその答えはぁああ!!」
じゅん「……と、言うわけでこれからしばらくの間よろしくね、おじちゃん♡」
いおり「おじちゃ~ん♪」
パワポケ「………嵌められた」
カンタ「ここはオイラの家でやんす………」
(…………………………)
パワポケ「……どうしよう」
カンタ「………どうするでやんす」
パワポケ「菜津姫さん、武美、ちよちゃん、霧生さん、維織さん、准……このクセ者六人をどう扱えば良いのだろうか……」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/10(日) 23:59:55.52 ID:4phnKULP0
カンタ「おじちゃんは全員に餌付けされてるし、なかなか大きく出れないでやんすもんね」
パワポケ「ま、まだちよちゃんには餌付けされてないぞ!」
カンタ「他の五人に餌付けされてる時点でおしまいでやんすよ。それにクッキーがあったでやんす」
パワポケ「あれは劇団の物だからな!ノーカウント」
パワポケ(でも待てよ…?そうなると俺に餌付けした人だけが小さくなったって事か…?と言う事は…!)
パワポケ「カンタ君、残念なお知らせがある。多分後一人追加される」
カンタ「成る程……」
パワポケ「カンタ君?」
カンタ「だったらおじちゃんはもうこの店から一歩も出るなでやんす!!出たらご飯抜きでやんす!!!」
パワポケ「…………はい」
パワポケ(でも俺は心のどこかで望んでるのかもな。あの子が帰って来る事を)
パワポケ(…貴子ちゃんのコロッケ、美味しかったな………)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:01:27.85 ID:UC1RhhZG0
このルートが存在してほしかった
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:02:33.02 ID:6prYz9q50
(…………………………)
いおり「それでね!おじちゃんがへんなひとをやっつけたの!!とってもかっこよかったんだから!!」
かな「へぇー!?あのさえないかおのおっちゃんが!?いがいとすげーんだな!」
たけみ「すっごいね!!ふだんはダメだけどいざというときにかっこよくなるヒーロー!ロマンだねっ!!」
いおり「うんっ!ほんっとうにすごかったんだから!ねっ?じゅんちゃん!」
じゅん「え、えぇ、まあ確かに格好良かったですね。いつもよりほんの少しだけ微細に微妙にですけど」
ちよ「かっこいいきめゼリフ……つぎのげきにいれようかな……」
ちよ「このけんのさびにしちぇくえゆ!」
かな「ハハハッ、いえてないじゃん!」
なつき「ひとをまもるためにぼうりょくをしたおじちゃんはかっこいいとおもいます。……でもわたしはぼうりょくはいけないとおもいます」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:04:21.90 ID:4phnKULP0
たけみ「なっちゃんはかたいなぁ~!もっとロマンをもとめなくちゃ!」
なつき「でも、だれだってなぐられるのはいやだとおもうんです……」
いおり「でもおじちゃんはわたしたちをたすけてくれたんだもん!」
なつき「あぅ…ご、ごめんなさい!」
いおり「なつきちゃんはわたしたちがへんなひとにゆーかいされればよかったとおもってるんでしょ!!」
なつき「ち、ちがいます!わたしはただ……」
いおり「もういいもん!!なつきちゃんなんかしらない!!」
(ぷいっ)
なつき「ご、ごめん…なさ、い……グスッ…」
じゅん「………」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:04:50.77 ID:6prYz9q50
じゅん「菜津姫ちゃん、ちょっといいかな?」
なつき「うぅ…グスッ……な、なんですか……」
じゅん「菜津姫ちゃんは私達が誘拐されれば良かったと思ったの?」
なつき「ち、ちがい…ます……そんな、つもりは、なかったんです………うぅ…」
じゅん「菜津姫ちゃん、誘拐はいけない事だっていうのは知ってるよね?」
なつき「はい…」
じゅん「じゃあもし私達が誘拐されていたら、その誘拐した人はどうなると思う?」
なつき「……た、たいほされます…」
じゅん「そう、逮捕されちゃうよね。つまりそれは悪い事をしちゃった人になっちゃうんだ」
じゅん「でも今回はその男の人をパワポケさんがやっつけたからその人は逮捕されなかった」
なつき「…ぁ………」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:07:37.00 ID:1MbTIxrD0
じゅん「パワポケさんは私達を助ける為だけじゃなくて、その男の人を助ける為にもその人を殴ったの」
じゅん「自分が悪者になっちゃうにも関わらずにね」
なつき「…………」
じゅん「パワポケさんはいつだって人を傷つける為に暴力を振るわない。人を助ける為に暴力を振るうの」
なつき「…は、はい」
じゅん「だからパワポケさんの事を悪くいうのはやめて上げて。ね、お願い…」
なつき「は、はい…ごめんなさい」
じゅん「ありがとう。それと……維織さん」
いおり「なに?」
(ムスッ)
じゅん「菜津姫ちゃんはパワポケさんを悪く言うつもりはなかったの。だから許してあげよう?」
なつき「……うぅ」
いおり「……」
(プイッ)
なつき「……ご、ごめんなさい!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:11:01.25 ID:1MbTIxrD0
いおり「………」
いおり「……………」
いおり「…………………」
(チラッ)
なつき(ビクッ)
いおり「………ねえ」
なつき「は、はいっ!?」
いおり「………おこってない?」
なつき「……い、いおりちゃん!?」
いおり「わたしひどいこといっちゃった。なつきちゃんおこってない……?」
なつき「お、おこってません!わたしがわるいんですから!」
いおり「ううん、わたしのほうがわるかったもん!」
なつき「ちがいます!わたしがおじちゃんをわるものにしたからダメだったんです!」
いおり「ちがうもん!わたしのほうがわるいんだもん!!」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:11:14.91 ID:kOasTWIZ0
パワポケは面白いけどプレイ人口少ない
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:13:57.27 ID:1MbTIxrD0
なつき「ちがうったらちがいます!わたしのほうがごめんなさいしなくちゃいけないんです!!」
いおり「わたしのほうがいっぱいごめんなさいしなくちゃいけないの!!」
(ワイワイギャーギャー!!)
ちよ「ど、どうしよう…またけんかしちゃったよ!?」
かな「はぁ……ふたりともがんこなんだなぁ…」
ちよ「かなちゃん、じゅんちゃん、たけみちゃん、とめなくていいのかな……?」
かな「このままでだいじょぶでしょ!おもしろいし」
たけみ「けんかしてるうちにゆうじょうができる…ロマンだよ!!」
じゅん「多分大丈夫。もう二人は仲直りしてるよ」
ちよ「?」
じゅん「大人になったら分かるよ。劇にも取り入れられると思うよ?」
ちよ「う、うん……」
かな「でもま、そろそろとめたほうがいいんじゃないか?」
(ワーワーギャーギャーポカスカポカスカ!!)
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:15:00.79 ID:1MbTIxrD0
カンタ「どうしたでやんすか!?さっきからドタバタして!」
じゅん「あ、カンタ君。パワポケさんは?」
カンタ「こら、カンタお兄ちゃんと呼ばなきゃダメでやんす!」
じゅん「カンタ君、パワポケさんは?」
カンタ「だからオイラの事は……」
じゅん「カ ン タ 君………?」
カンタ「す、すぐ呼んで来るでやんす」
(タタタタタッ!)
なつき「いおいひゃんのわからうやぁ~!!」
いおり「なふひひゃんのがんこもの~っ!!」
じゅん(今のうちに写真撮っとけばそのテの人に高く売れるかな……)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:15:38.52 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「准、何考えてるんだ……?」
じゅん「あっ、変なのが来た」
パワポケ「呼んだのはお前だろ!」
じゅん「まぁそんな事よりもあの二人どうにかして」
なつき「~~~~~!!」
いおり「~~~~~!!」
(ドッシンバッタン!!)
パワポケ「うわぁ~……大喧嘩してる」
じゅん「いいからとっとと止めなさい!……さもないと私が止めるよ?」
パワポケ「それなら最初から准が止めてくれよ」
じゅん「パワポケさんの息の根を」
パワポケ「二人とも止めるんだ!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:16:39.76 ID:BSSClDJsO
9には准を攻略できないっていうバグがあったよな
可愛いのに
一番は武美だけど
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:18:57.52 ID:1MbTIxrD0
いおり(ピクッ!)
なつき(ピクッ!)
(タタタタッ!ガバッ!)
いおり「おじちゃ~ん♪」
(スリスリ)
なつき「ごめんなさーい!!」
パワポケ「よしよし」
(なでなで)
なつき「ふぇぇん……」
いおり「~~~~♪」
たけみ「ふたりばっかズルい!わたしも~♪」
(ダキッ)
かな「これはびんじょうしないとな!」
(ダキッ)
ちよ「…うぅ……おりゃーっ!」
(ガバッ!)
じゅん「………………」
(ジーーーーーーー)
62 :
9で彼女になったら最悪死亡もあり得たのでむしろよかった :2012/06/11(月) 00:21:20.27 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「いてて…全く甘えんぼだなみんな……ん?」
じゅん「!?」
(サッ)
パワポケ「おい、准はいいのか?」
じゅん「セクハラで訴えるよ?」
パワポケ「おいおい……今のお前は子供だろ?」
じゅん「分かった、パワポケさんのお友達、川に落として来るね」
パワポケ「ごめんなさい、許してください!」
かな「ハハッ、なっさけねー」
(ぎゅうぅぅ)
ちよ「でもかっこいい……」
たけみ「う~ん、ロマンだね!」
かな「たけみって、とりあえずそういっとけばいいやっておもってるだろ?」
たけみ「うん!これぞロマン!」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:22:12.66 ID:1MbTIxrD0
ちよ「いみがわかんないけどかっこいいなぁ~」
パワポケ「よしよし、二人ともこれからは仲良くしろよ?」
いおり「うんっ!」
なつき「はいっ!」
パワポケ「よしよし、良い返事だ」
(なでなで)
いおり「んふふ~♪」
なつき「えへへっ」
じゅん「……」
(うずうず)
パワポケ「…准?」
じゅん「な、なんでもないっ!!」
(…………………………)
パワポケ「よーし、ご飯出来たぞー!」
「「「「「わーーい!!」」」」」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:24:20.44 ID:7KDN2GF80
かな可愛い
でもよく失踪ENDだったなぁ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:24:28.78 ID:Tz3lMNOa0
じゅんかわいい
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:24:45.85 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「カレーをたくさん作ったからたくさん食べろ!残りは俺が責任持って持って帰る!」
じゅん「…セコイ男」
かな「まぁまぁ、たべものをのこさないのはいいことだし」
たけみ「おいしそうだねー♪なにいれたの?」
カンタ「家にあったカレーにパワポケさんがアレンジを加えたらしいでやんす」
いおり「あれんじってなに?」
かな「おいしくしたってこと」
ちよ「おいしいの!?」
パワポケ「味見もしたから完璧だ!」
たけみ「うれしいな~♪」
じゅん「ところでパワポケさん、何いれたの?カブトムシ?」
パワポケ「失礼な事を言うな!そんな物は入れてない!それにもし入れるならカブトムシの幼虫だ!」
カンタ「……まさかとは思うでやんすがアレを入れたんじゃないでやんすよね…?」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:27:46.34 ID:1MbTIxrD0
じゅん「アレって何?」
カンタ「実は朝おじちゃんを呼びに行った時…」
(ごにょごにょ)
じゅん「……………みんな、これは食べちゃ駄目」
たけみ「え~なんで?」
かな「おなかへってるんだけど…」
ちよ「おなかすいた~!」
いおり「じゅんちゃん?まさかひとりじめするつもり………?」
パワポケ「そうだぞ准。そんなに慌てなくても沢山あるから…」
じゅん「違うよ!!そんな得体のしれない物をこの子達に食べさせるなんて何考えてるの!!」
パワポケ「え、得体のしれない物って……いつかお前が淹れたコーヒーもどきの方がよっぽど…」
じゅん「ヒキチギルヨ?」
パワポケ「何を!?怖いよ!!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:28:46.26 ID:1MbTIxrD0
じゅん「で?何いれたの?」
パワポケ「………俺の愛情?」
じゅん「ヒッコヌクヨ?」
パワポケ「だから何をだよ!?」
かな「よっし!はちにんぶんよそったぞ!」
ちよ「やったー!おいしそう!!」
じゅん「駄目だってば!そんな物食べちゃ!」
パワポケ「文句ばっか言うなよ。美味しいから」
いおり「いただきまーす」
(ぱくっ もくもぐ)
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:31:14.96 ID:1MbTIxrD0
ちよ「おいしい!!」
かな「おお、これはなかなか」
カンタ「うーん……なにもおかしな物は入って無いみたいでやんすね」
なつき「おいしいです!おじちゃんカレーやさんになれるんじゃないですか?」
パワポケ「あはは、菜津姫ちゃんがカレーのお店を開いてよ。絶対食べにいくから」
パワポケ(このアレンジは菜津姫さんに教えてもらったものだし)
たけみ「どーお、じゅんちゃん?おいしい?」
じゅん「……………………」
(もぐもぐもぐもぐ)
じゅん(悔しいけど美味しい。子供用にちゃんと辛さを抑えてクリーミーに仕立ててる……)
パワポケ「どうだ准!美味いだろ!!」
じゅん「アレンジっていうから期待してたのに……普通のカレーじゃない」
パワポケ「それじゃあとっておきの我流アレンジをしてやろう。カンタ君、スイカの準備を……」
じゅん・カンタ「やめて(くれでやんす)!!」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:31:44.60 ID:1MbTIxrD0
(…………………………)
かな「ふぅ~おいしかった」
たけみ「うん!おなかいっぱいだよ!」
なつき「……ケプッ」
カンタ「あぁ…かあちゃん口元が汚いでやんすよ……」
(ふきふき)
なつき「ありがと~……くぅ…」
ちよ「あー!またなつきちゃんねちゃった!これじゃあげきができないよぉ!」
パワポケ「あーこらこら、あまり騒ぐんじゃない。それとちよちゃんも口周りが汚れてるよ」
(ふきふき)
ちよ「ん~~んん…ありがとー!」
いおり(ピクッ!)
いおり「おじちゃん!わたしもきれいにして!!」
パワポケ「あはは、維織ちゃんはキチンと綺麗に食べてくれたから大丈夫だよ」
いおり「…………」
じゅん(ったく、この男は……)
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:34:30.36 ID:1MbTIxrD0
ちよ「ふぁ~あ……ねむい…」
たけみ「そだね、おなかいっぱいになるとねむくなるよね」
なつき「……すぅすぅ」
(コテン)
パワポケ「菜津姫ちゃん完全に寝ちゃったね」
たけみ「あたしもねる……ぐぅ」
ちよ「わたしも。ゆめのなかでおひめさまになってくる」
かな「すぅすぅ」
パワポケ「みんな寝付きが早いなぁ、やっぱり子供なんだな」
いおり「………おじちゃん」
(うつらうつら)
パワポケ「どうしたの維織ちゃん?はやく寝ないと…」
いおり「だっこ……」
パワポケ「え?」
いおり「だっこして、おねがい」
パワポケ「わかったよ、よいしょ」
(だきっ)
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:35:04.69 ID:1MbTIxrD0
いおり「……なでて」
パワポケ「」
(なでなで)
いおり「ん、ふぁ……」
パワポケ「おやすみ、維織ちゃん」
いおり「…………すぅすぅ」
パワポケ「……………」
(なでなで)
カンタ「おじちゃん、掛け布団持ってきたでやんす」
パワポケ「ありがとう、みんなを並べるから掛けてあげてくれ」
パワポケ「おい准。そこに維織さん置くからどいて…」
じゅん「すぅすぅすぅ」
パワポケ「って、寝ちゃってるのか」
じゅん「すぅすぅ」
パワポケ「…………みんな可愛いな。この子達の為にも早く元に戻す方法を探さないと」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:37:12.06 ID:1MbTIxrD0
(…………………………)
パワポケ「ぐぅぐぅ」
「起きて」
パワポケ「ぐぅぐぅ」
「パワポケさん、起きて」
パワポケ「…………んん?」
「パワポケさん、おはよう」
パワポケ「…貴子ちゃん……?」
貴子「うん、久しぶりパワポケさん」
パワポケ「あ、あはは、久しぶり、貴子ちゃん」
貴子「あれ?もっと大袈裟に反応してくれると思ってたのに」
パワポケ「うん、正直驚きすぎて反応に困ってるんだ。だってまた会えるとは思ってなかったから」
貴子「ふふっ、パワポケさんらしい」
パワポケ「でも、また会える事ができて嬉しいよ。あの時はなんの前触れもなく突然いなくなっちゃって……」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:38:14.50 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「商店街の人たちも誰も君の事を話題にしなくなっちゃったし……まさか既に死んでいたなんて…」
貴子「ごめんなさい。どうしても打ち明ける勇気が出なかったの……気付いたのも消えてしまうちょっと前だったし」
パワポケ「いや、自分が消えてしまうかもしれない事なんて人に打ち明けられるような事じゃないよ」
パワポケ「でも、こうしてまた会える事が出来て嬉しいよ、本当に」
貴子「…………うん」
パワポケ「………やっぱり長くはいられないの?」
貴子「……そう。私はまたすぐに消えてしまう。でもその前にパワポケさんに伝えたい事があるの」
パワポケ「俺に?」
貴子「そう、今回の事件について」
パワポケ「!?」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:40:39.04 ID:1MbTIxrD0
貴子「もう時間がないから出来るだけ簡潔に言うね」
貴子「パワポケさんは人の想いの強さがどれくらい強いか知ってる?」
パワポケ「人の想いは……願いや願望は何よりも強い力を産む」
パワポケ「時には自らの願いを具現化させる程に」
貴子「そう。人によって大きな差はあるけど人の想いは具現化を誘発する」
パワポケ「でも、それが今回の事件となんの関係があるんだ?今回のこれは具現化じゃないだろ?」
貴子「…この町は他と比べて遥かに具現化を発現しやすい町だってことに思い当たる節は?」
パワポケ「…あるよ。君だってそうだし俺のチームには一人落ち武者の幽霊がいるくらいだ」
貴子「私もその落ち武者の人もこの世に留まりたいという想いで溢れてた。でもそれだけじゃ足りなかった」
貴子「私や落ち武者さんが具現化出来たのはパワポケさん、貴方のおかげ」
パワポケ「俺の?」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:41:05.31 ID:1MbTIxrD0
貴子「パワポケさんはなんでか分からないけど具現化を促進させる力があるの」
パワポケ「…………………」
貴子「私達は貴方の力に惹かれて具現化した。だから貴方に出会うことは必然だった」
貴子「言わばパワポケさんは具現化に必要な触媒の役割をしてるの」
パワポケ「触媒?」
貴子「他人の想いを具現化しやすくするってこと。それはつまりパワポケさんが具現化の事を何よりも理解しているって事」
パワポケ「………俺が」
貴子「そこで今回の件が関係してるの」
パワポケ「どういうこと?」
貴子「もしこの具現化をさらに極端に促進する機械があったとしたら?」
パワポケ「……まさか」
貴子「過去にほんの少し考えたことがあっただけで、それが具現化される」
パワポケ「でもさっきも言ったけどこれは具現化じゃないだろ?」
貴子「具現化したのはあの子達じゃなくてこの世界」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:43:30.24 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「……まさか、小規模だとしても世界を具現化させる事が可能なのか!?」
貴子「でもおかしいと思わない?商店街の人たちが今日に限ってみんないなくなるなんて」
パワポケ(たしかに今日は権田達と一回も会っていない)
貴子「ここはあの子達の願いによって生み出された世界。カンタ君やごく一部の人は一緒に引きずりこまれたみたい」
パワポケ「そうだったのか…だからこんな摩訶不思議な事が」
貴子「私が知っているのはこれで全部。誰がなんでこんな事をしたのかは分からない」
パワポケ「十分だよ。これで」
貴子「ありがとう……パワポケさん」
パワポケ「!?か、身体が!?」
貴子「どうやら私もタイムリミットが来たようね。パワポケさんとはこれで本当にお別れ」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:46:06.57 ID:8KjHGGBh0
貴子ェ……
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:46:16.51 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「くそっ、消えるな!消えちゃ駄目だ!」
貴子「………ごめんね、あの時は黙っていなくなっちゃって。でも今回はちゃんとお別れが言えた」
パワポケ「そうだ!俺が君の具現化を望めば」
貴子「具現化するでしょうね。パワポケさんの望む山下貴子が」
パワポケ「!?」
貴子「具現化した山下貴子はこの町に生きていた貴子とは違う存在。本物の私ではない」
パワポケ「で、でもちゃんと望めば…」
貴子「私の好きな色は?私の好きな食べ物は?私の好きな人は?」
パワポケ「……………………」
貴子「ね?」
パワポケ「……………………」
貴子「パワポケさん、泣いてるの?」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:48:17.02 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「……………………」
貴子「私の為に泣いてくれてありがとう。もう何も思い残す事はない」
パワポケ「………貴子ちゃん」
貴子「あ、それとこれだけは教えてあげる」
貴子「私の好きな人、それは…ね………」
(スウゥ………)
パワポケ「さようなら、貴子ちゃん……………」
(…………………………)
パワポケ「!?」
(ガバッ!)
じゅん「うわっ!」
パワポケ「……ここは?」
じゅん「なに寝ぼけてんの?カシミールでしょ」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:51:15.77 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「……そうか」
じゅん「……パワポケさん、どうしたの?なんかとっても悲しい顔してるよ」
パワポケ「……夢を見てた気がする。とても悲しい夢を、とても大切な夢を」
パワポケ「でも、思い出せない。思い出せないんだ」
じゅん「……パワポケさん、泣いてるの?」
パワポケ「え!?あ、ああ本当だ………」
じゅん「パワポケさん……」
パワポケ「顔でも洗ってくるよ」
(スタスタスタスタ)
じゅん「………………」
(洗面所)
パワポケ(思い出せない……俺はどんな夢を見てたんだ)
ちよ「おじちゃん…?」
パワポケ「あれ?ちよちゃん、なにしてるの?」
ちよ「さっきおきちゃったから、おといれしてきたの」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:52:49.99 ID:1MbTIxrD0
パワポケ「へぇ、一人で行けるなんて偉いね」
(なでなで)
ちよ「うん!………ねえ、おじちゃんだいじょうぶ?」
パワポケ「うん?」
ちよ「おかおがこわかったよ…?なにか、かなしいことがあったの?」
パワポケ「……なんでもないよ。ちょっと疲れちゃっただけだから」
ちよ「……なんかおじちゃん、ないてるみたいだった」
パワポケ「……いや、泣いてないよ」
ちよ「…でも………」
パワポケ「………大丈夫。ヒーローは泣かないから」
ちよ「……うん!」
パワポケ「もうそろそろみんな起きるだろうから、どこかに遊びに行こうか。公園とかさ」
ちよ「こうえん!やったー!」
パワポケ(こんな小さな子に心配かける様じゃヒーロー失格だな)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:57:08.81 ID:1MbTIxrD0
カンタ「おじちゃん達、公園にいくでやんすか?」
パワポケ「そのつもりだよ。カンタ君も行くだろ?」
カンタ「オイラは学校の宿題があるでやんすから………」
パワポケ「あはは、小学生は大変だね。それじゃあなにかお土産買ってくるよ」
カンタ「やったでやんす!期待して待ってるでやんす!」
(公園)
パワポケ「それじゃあこれから自由時間だ!この公園から出なければ自由に遊んでいいぞ!!」
「「「「「わーーー!!」」」」」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 00:59:01.46 ID:OzIrzI7oi
ちよ「みんなしゅうごー!さっきのげきのつづきしようよ!」
たけみ「はーい!エンゼルちゃんいきまーす!」
かな「りょうりにんキリュウ、まいる!」
なつき「バンパイアをやっつけます!」
いおり「マルチナ!いまこそやっつけてやるー!じゅんちゃんもいくよ!」
じゅん「……私はメイドなのに」
いおり「それじゃあこおりのひめぎみやる?あいすあろーをうてるかわいいおんなのこだけど」
じゅん「いえ、私は維織様の専属メイド長でございます」
たけみ「いまだ!のこぎりアターック!」
かな「なんの!フライパンアタック!」
ちよ「ポエ夢ビーム!」
いおり「いおりすぱいらる!」
じゅん「……はぁ、えーっと…銀色の世界」
89 :
IDがちょくちょく変わるかもだけど1です ◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:00:27.58 ID:OzIrzI7oi
なつき「おじちゃん、となりすわってもいいですか?」
パワポケ「なつきちゃん……いいのかい?遊んでこなくて」
なつき「まだでばんがないんです……きゅうけつきがいないから」
パワポケ(一応ストーリーはあるのか)
パワポケ「そっか。それじゃ、よっこいしょ」
なつき「ありがとうございます!」
パワポケ「菜津姫ちゃんは何をする人なの?」
なつき「バンパイアハンターです!わるいきゅうけつきをやっつけるんです!」
パワポケ「へえ、格好良いね」
なつき「そしてやっつけたあとしかってあげるんです!もうわるいことしちゃだめだって」
パワポケ「菜津姫ちゃんは優しいね。悪い人を注意してあげるなんて」
なつき「はい!わたしもおじちゃんのようになりたいんです!」
パワポケ「俺のように?」
パワポケ(俺みたいになったらおしまいだと思うけどなぁ…)
なつき「!!」
91 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:02:50.82 ID:1MbTIxrD0
(ぎゅ!)
パワポケ「菜津姫ちゃん?」
????「やあ、こんにちは」
なつき「!!」
(ビクッ)
????「あれ?怖がらせちゃったかな?そんなに顔が怖いとは思ってないんだけどな」
パワポケ「………貴方は?」
????「ああ、そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。しがない旅ガラスだから」
パワポケ「旅ガラス?」
????「ははっ、ブラジリアンジョーク」
パワポケ「ブラジルの方なんですか?」
????「いいや、違うけど?」
パワポケ(なんだこの人は?やりにくいな)
93 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:07:31.25 ID:1MbTIxrD0
????「それにしてもその子は君によく懐いてるね。親戚の子かい?」
パワポケ「ま、まぁそんなとこです」
なつき「………」
(ぎゅっ)
????「あの子達も本当に楽しそうだね。まるでこの世の不条理をなにも知らないようだ」
パワポケ「そりゃまだ子供ですからね」
????「本当にそうなのかい?」
パワポケ「!!」
パワポケ「貴方は一体?何が目的でここに?」
????「なに、別に名乗る程の者じゃないよ。ここには偶然立ち寄っただけさ」
パワポケ「……………」
たけみ「おーい、なっちゃーん!」
なつき「たけみちゃん!どうしたの?」
たけみ「あっちのほうでバンパイアがたくさんでたの!はやくきて!」
94 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:08:20.31 ID:1MbTIxrD0
????「おや、そうなのかい?呼んだのは2、3人だったと思ったんだけどな」
たけみ「え!?なに!?どういうこと!?」
????「ハッハッハ、何を隠そう僕が吸血鬼のボスだからね。僕が呼んだんだよ」
たけみ「えぇーー!?」
パワポケ「あ、あの…」
????「いいから(ボソッ) さて、どうするんだい?僕を倒すんだろう?」
たけみ「なっちゃん!でばんだよ!!はやくやっつけないと!」
ちよ「おーい!はやくきてよ!」
かな「どうしたんだいったい?そのひとは?」
いおり「なつきちゃん、いつのまにおじちゃんのよこにすわって………」
たけみ「ちがうの!このひとがバンパイアのボスなの!!」
????「その通り。だから僕を倒さないと永遠にバンパイアはでてくるよ?さぁ、こっちに来て戦おうか」
(スタスタスタスタ)
かな「まて~!!」
95 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:12:38.89 ID:1MbTIxrD0
ちよ「まさかボスがでてくるなんて……はやくしないと!」
なつき「…あの、その………」
いおり「お、おじちゃん!わたしなんだかつかれちゃっ………」
たけみ「ふたりともいくよ!」
(ガシッ ガシッ)
いおり・なつき「え!?」
たけみ「それ~~!!」
(タタタタタッ!)
いおり・なつき「いやぁぁあああ!!」
パワポケ「…………………」
(…………………………)
????「あいてて、子供は手加減を知らないね」
パワポケ「どうもすみません」
????「いやいや、久しぶりに楽しい時間を過ごせたよ。それに負ける事も体験出来た」
パワポケ「負けること?」
96 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:13:10.10 ID:1MbTIxrD0
????「そう、負ける事は大事だからね。二度と負けたくないという気持ちが人を突き動かすこの上ないエネルギーになる」
????「でも僕は最近めっきり負けなくなってしまった。僕は本当は負ける事を望んでいるのかもしれない」
パワポケ「…………………」
????「……そろそろ時間だ」
パワポケ「……そうですか、なにか予定でも?」
????「大したものじゃ無いけどね、僕がいないと始まらないらしいし。まぁ仕方ないか」
????「良かったらこれをあの子達に。つまらないものだけど」
パワポケ「これは……メロンパン?」
????「久々に、妹と遊んだ時の気持ちを思い出せたからね。そのお礼だ」
(スタスタスタスタ)
パワポケ「………………」
パワポケ(なんだろう、あの人とはいずれまたどこかで会う事になりそうだ)
ちよ「あれ?さっきまでいたひとは?」
パワポケ「ん?あぁ……あの人は何か用事があるらしくて帰っちゃったよ」
98 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:15:24.96 ID:1MbTIxrD0
ちよ「えぇええ!せっかくもういっかいあそんでもらおうとおもってたのに!」
パワポケ「仕方ないよ。あの人にもお仕事があるんだから」
ちよ「うん…」
かな「ところでおっちゃん!おっちゃんは、なんのおしごとしてるんだ?」
パワポケ「…………お腹空いたな。そろそろ家に帰ろうか」
たけみ「ねえ、おじちゃん!あたしたち、おしごとてつだうよ?」
パワポケ「みんな集まったかぁ~!帰るぞー!」
(タタタタタッ!)
なつき「あぁ!まってください!」
(タタタタ)
いおり「まってよぉ!」
(タタタタ)
ちよ「しごとおしえてよぉ!」
(タタタタ)
たけみ「わぁーい!まてー!」
(タタタタ)
かな「おっちゃんあしはやいな!」
(タタタタ)
99 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:16:19.37 ID:1MbTIxrD0
じゅん「…………………」
じゅん「正直に言えば良いのに。ヒモしてますって」
(スタスタスタ)
(…………………………)
????「さてと、いるかい?エアレイド君」
エアレイド「はい、ここに」
????「彼の事どう思う?」
エアレイド「正直見くびっていましたが、構築された世界の完成度や先程の油断のない目付きからしてかなりの人物かと」
????「やっぱりね。彼は一度も僕から目を離さなかったよ。僕の護衛に迎えたいくらいだね」
エアレイド「お戯れを!ジオット様には私がいるではありませんか!」
ジオット「ああ、別に君に不満があるわけじゃないんだ。でも彼が僕の側にいたら面白いと思っただけだよ」
101 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:18:56.64 ID:1MbTIxrD0
ジオット「経歴不明、住所不定、それなのに人望があり腕も立つ。面白いだろう?」
エアレイド「………えぇ、まぁ…」
ジオット「でも超能力者でないのが惜しいなぁ」
エアレイド「しあわせ草を手配しましょうか?」
ジオット「いや、いいよ。どんなに誘っても彼は僕の下に就くつもりにはならないだろうからね」
エアレイド「拉致致しましょうか?いくら得体がしれない人物でも酸素濃度を操れば気絶させられます」
ジオット「僕の下には望むものだけが集まればいい。無理矢理連れてくるなんてナンセンスだよ」
エアレイド「分かりました。それで、あの者たちの始末は如何なさいますか?」
ジオット「うーん…最初は子供達を一人ずつ攫って彼の反応を見たかったんだけどね」
ジオット「彼の構築したこの世界の完成度に敬意を払って何もしないでおこう」
エアレイド「そうですか……残念ですわ」
102 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:19:36.90 ID:1MbTIxrD0
ジオット「今までの被験者たちが構築したのは、とても世界と呼べるものではなかったからね」
ジオット「君が始末して良いのはそういう役立たずだけだよ」
エアレイド「分かりました、今回は我慢しますわ」
ジオット「うん、ありがとう。そういう聞き分けの良さが君の良いところだ」
エアレイド「ウフフ、お褒めのお言葉光栄ですわ」
ジオット「さて、早いところ帰ろうか。これから楽しい楽しい解剖の時間が待ってるからね」
エアレイド「ウフフ、あのオレンジ色のヒーロー、どんな悲鳴をあげますかねぇ?」
ジオット「さぁね、僕を楽しませてくれればいいんだけど」
103 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:21:00.52 ID:1MbTIxrD0
エアレイド「あ、ところで……」
ジオット「なんだい?」
エアレイド「先程捕まえた者たちは如何なさいましょう。ピエロらしき者と…………」
ジオット「……と?」
エアレイド「キイィィイイィイイボオオォォオオォオオドオォオオォオォオオッッッッ!!!!!!」
ジオット(ビクッ!)
エアレイド「……と叫んでいる者ですが」
ジオット「………………………なんだいそりゃ?」
104 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:24:20.27 ID:OzIrzI7oi
(カシミール)
カンタ「おじちゃん達おかえりでやんす!汚れてると思ってお風呂沸かしといたでやんす!」
パワポケ「ありがとうカンタ君。もうへとへとだったんだ」
じゅん「…冷や汗かきまくってたもんね」
パワポケ「うるさい!」
なつき「おふろ!?やったー!」
ちよ「たしかにつかれたよね。はやくはいりたい!」
たけみ「おっふろ~♪おっふろ~♪」
かな「ふんふんふ~ん♪」
いおり「みんなでいっしょにはいろう!!」
カンタ「いや、家のお風呂じゃ入れて三人ってとこでやんすね」
パワポケ「そうか、それだと…」
いおり「わたしおじちゃんとはいる!」
パワポケ「……え?」
105 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 01:24:53.00 ID:OzIrzI7oi
なつき「わたしもおじちゃんとがいいです」
たけみ「わたしもわたしも~♪」
かな「そうだな。かみあらってもらいたいし」
ちよ「わたしも~、おふろであそびたい!」
パワポケ「いやいや、ちょっと待って……!」
(ゾクッ)
じゅん「…………………………」
パワポケ「その、准……?」
じゅん「…………」
(ニッコリ)
パワポケ「ヒィイィイイ!」
じゅん「……………」
(ちょいちょい)
パワポケ「みんな、俺は少し准とお話があるから先にお風呂に入っててくれ」
(タタタタ)
いおり「あっ!?」
たけみ「ありゃりゃ」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 01:25:44.94 ID:OzIrzI7oi
(小部屋)
じゅん「この変態」
パワポケ「いきなりそれか!?」
じゅん「このロリコン」
パワポケ「そんな趣味はない!!」
じゅん「浮浪者、貧乏人、ニート、駄目男、社会のゴミ」
パワポケ「お前は俺を泣かせたいのか!?」
じゅん「もう泣いてるじゃない、可哀想に」
パワポケ「誰のせいだと思ってる!!」
じゅん「その歳になってなにも言い返せない立場でいるパワポケさん」
パワポケ「……い、言い返せない」
じゅん「とにかく間違ってもあの子達をパワポケさんなんかと一緒に入浴させられない!させてはいけない!!」
パワポケ「そんな悲壮感と使命感満載の顔で宣言するな!」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 01:28:04.03 ID:OzIrzI7oi
じゅん「と!に!か!く!パワポケさんはここから出ちゃ駄目!!絶対だからね!!もし出たらその時は……」
パワポケ「な、何するんだ………?」
じゅん「キキタイノ?」
パワポケ「怖いからいいです………」
じゅん「それじゃね」
(ガラガラ)
パワポケ「………筋トレでもしてるか」
(居間)
じゅん「と、言うわけでパワポケさんはお風呂に入れません」
いおり「そんなぁ……」
たけみ「ま、しょうがないよね。びょうきなんだから」
じゅん「だから今から組み分けをしたいと思います!六人いるから二人ずつ三つの組に分けたいと思います」
カンタ「オイラは?」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 01:30:50.10 ID:OzIrzI7oi
じゅん「カンタ君には申し訳ないけど全員分の面倒を見て欲しいの」
カンタ「と、言うと?」
じゅん「私達が交代でお風呂に入るから、全員入り終わるまでお風呂に入ってて欲しいの」
カンタ「む~、のぼせちゃうでやんす……」
じゅん「ごめんね、でも頼れるのがカンタ君しかいないの」
カンタ「分かってるでやんすよ。オイラにまかせるでやんす…………?」
じゅん「どうしたの?」
カンタ「いや、なんか背筋がゾクゾクしたでやんす……ま、まぁ気のせいでやんすよ」
(スタスタスタ)
じゅん「…………??」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 01:30:54.49 ID:cAhCGuMJ0
????はアイツか、寝はいい奴なんだよな…
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 01:34:10.15 ID:cAhCGuMJ0
追いつけたか、しかし9の雰囲気はいい
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 01:46:30.56 ID:cAhCGuMJ0
しかし野球しとらんな…野球が心の底から好きな主人公は1(3)くらいじゃないだろうか
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 02:24:17.14 ID:YREUfhthi
8やってるけどひよりちゃん可愛い
131 :
少し寝てた ◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:19:37.96 ID:1MbTIxrD0
(お風呂)
カンタ「まずは武美お姉ちゃんとちよお姉ちゃんでやんすか」
たけみ「わぁ~♪ひろ~い!」
ちよ「あったか~い!」
カンタ「こらこら、まずは身体を洗うでやんすよ。湯船は最後でやんす」
たけみ「わかった!ちよちゃん、あらいっこしよう!」
ちよ「はーい!」
カンタ「疲れるでやんす………」
たけみ「まずはかおをあらっちゃおー」
ちよ「おー!」
カンタ「その石鹸を使うでやんす。分かってるとは思うけどきちんと目を瞑るでやんすよ?」
ちよ「はーい!」
たけみ「いたぁぁああい!!!」
カンタ「………早速でやんすか」
たけみ「いたい!いたいよ!!ふわぁぁああぁあん!!」
134 :
まだ残ってたことにびっくりした。みんなごめんorz ◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:24:30.39 ID:1MbTIxrD0
カンタ「顔を流すでやんす!早く!!」
ピエロ「ヴヒャハ~イ!」
(ザバッ!)
たけみ「…あ、ありがと~」
ちよ「あれ?いま、ピエロみたいなのいなかった!?」
カンタ「……?なにかの見間違いじゃないでやんすか?」
ちよ「…うん。つかれてるのかなぁ…………」
(…………………………)
なつき「おじゃまします」
かな「よっしゃ!まずはあたまを……」
カンタ「シャンプーはそこのやつを使うといいでやんす」
かな「はーい!それじゃあなつき、そこにすわりな!」
なつき「あらってくれるの?」
かな「おぉ!そのかわりわたしもあらってくれよ?」
なつき「うん、わかった!」
135 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:25:41.37 ID:1MbTIxrD0
かな「よーし……」
(ごしごし)
なつき「ふ、ふあぁ……きもちいいよぉ………」
かな「ふっふっふ、わたしのてくにっくをみせてやる!なつき、かゆいところは?」
なつき「あ、もうちょっとみぎ、あっ!そこそこ!」
かな「ここか!うりゃぁあああ!」
なつき「……すっごくきもちいい………」
かな「あはは!あわあわだぜ!」
カンタ「かあちゃん、ちゃんと目を瞑っておくでやんすよ?じゃないと泡が目に…」
なつき「い、いやぁぁあああ!」
かな「うぉ!?」
カンタ「ああ、遅かったでやんす……」
なつき「いたい!いたいよぉっ!!うわぁあぁあん!!」
かな「え!?ど、どうすれば……」
カンタ「あーもー!ちょっとどくでやんす」
(ざばぁ!)
136 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:26:08.67 ID:1MbTIxrD0
カンタ「少しの間目をぎゅっと瞑るでやんすよ?それ!」
(バシャ!)
なつき「ひゃ!?」
カンタ「はい、目をぱちぱちするでやんすよ?……そうそう」
なつき「………うぅ」
かな「おお!なきやんだ」
カンタ「どうでやんす?まだ痛いでやんすか?」
なつき「ううん、おにいちゃんありがとうございます」
カンタ「どう致しましてでやんす。ちょっと待ってるでやんすよ?」
(ガチャ)
(ごそごそごそごそ)
カンタ「あったでやんす!」
なつき・かな「???」
(…………………………)
いおり「じゅんちゃん、もうちょっとみぎをおねがい」
137 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:27:10.75 ID:1MbTIxrD0
じゅん「は~い♡」
いおり「あぁぁ……いいきもち」
じゅん「そろそろ流しますね。ちゃんと目を瞑って」
いおり「はーい!」
(ざばぁ!)
カンタ「二人とも無事に頭を洗い終えたでやんすね」
いおり「うん!これのおかげでこわくなかったよ!」
じゅん「このシャンプーハット結構古いよね?カンタ君使ってたやつ?」
カンタ「そうでやんす。オイラが昔使ってたやつでやんす」
カンタ「よくかあちゃんに洗ってもらったものでやんすよ………」
いおり「へ~」
じゅん「それじゃあ次は身体を洗いましょう。これはもう取っても大丈夫ですよ」
いおり「うん!」
(スポッ)
カンタ「身体はそこにあるタオルで洗うといいでやんす」
いおり「はーい」
138 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:27:45.13 ID:OzIrzI7oi
じゅん「それじゃあ洗いますね」
いおり「お願いします!」
じゅん「………」
(ごしごし)
いおり「~~~♪」
じゅん(柔らかくてスベスベ……それに綺麗な肌)
いおり「んふふ~~~♪」
じゅん(これが大人になるまで続くんだもんね……いいなぁ……)
いおり「きゃはは!おなかくすぐった~い!」
じゅん「我慢してくださいね、もう終わりますから」
いおり「はーい!」
じゅん(なんで子供はお風呂に入るとテンション上がるんだろ?)
カンタ「准ちゃんは手際が良いでやんすね。さっきまでは酷かったでやんすよ」
じゅん「どうなったの?」
カンタ「結局オイラが洗うことになったでやんす。頭も顔も身体も」
カンタ「そうしないと洗い残しや目に泡が入って大変だったでやんす」
139 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:28:16.90 ID:OzIrzI7oi
じゅん「ふ~ん。やっぱり子供には難しかったのね。はい維織さん、終わりましたよ」
(ザバァ!)
いおり「じゃあつぎはわたしがあらう~!じゅんちゃんすわって!」
じゅん「え!?いや、結構で……」
いおり「あっわあっわ~♪さっ、すわって」
じゅん「え、あ、はい…」
いおり「どーお?きもちいい?」
じゅん「は、はい。とても………」
いおり「よかった~!ふんふんふ~ん♪」
カンタ「可愛いでやんすね~、おじちゃんにもこの光景を見せてあげたいでやんす」
いおり「それじゃいまからよんでこようよ!」
じゅん「駄目です!パワポケさんは病気なんですって!!」
いおり「………は~い」
カンタ「なんでやんすか?おじちゃん風邪でも引いたでやんすか?」
じゅん「うん、そんなところ」
140 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:28:51.25 ID:OzIrzI7oi
(小部屋)
かな「おっちゃんいるか~?」
パワポケ「831,832,833,834,835…あれ、どうしたの夏菜ちゃん?」
かな「いや、おっちゃんがいなかったからみんなでさがしてたんだ。お~い!ここにいたぞ~!!」
ちよ「あっ!本当にいた!」
たけみ「ひゃっほ~!!」
(だきっ!)
なつき「た、たけみちゃん!」
パワポケ「いや、俺は別に平気だよ。でも今は汗だくだから離れてくれるかな?」
たけみ「は~い」
かな「それにしてもおっちゃんげんきそうじゃん。びょうきだってきいたのに」
ちよ「ふだんはへいきなんじゃないの?」
たけみ「あれるぎーみたいなものなんじゃないかな?かんぽーきくかなぁ?」
パワポケ「病気ってどういう意味?」
141 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:29:32.56 ID:1MbTIxrD0
たけみ「なまえはね、え~っと……」
かな「えっと、確か………ろりこん?」
パワポケ「」
(居間)
(タタタタダダダダッッッ!!!)
パワポケ「じゅぅうぅうううんんんん!!!!」
じゅん「こらっ!出たゃだめだって言ったでしょ!」
パワポケ「お前はあの子達に何を吹き込んでくれてるんだぁああぁあああ!!!!」
じゅん「何って…パワポケさんの病気のことだよ?」
パワポケ「情報に誤りがある!直ちに修復しろ!」
じゅん「別にイイでしょ?減るもんじゃなし」
パワポケ「今まさに俺のプライドが欠けに欠けまくってる!!」
じゅん「いいじゃん、飴玉一個より軽いプライドなんだから」
パワポケ「よくない!早く訂正してくれ!!」
142 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:30:13.83 ID:1MbTIxrD0
じゅん「ウルサイわね!しょうがないでしょ!あの子を守る唯一の手段だったんだから!」
パワポケ「その代価があまりに酷すぎるんだよ!!」
じゅん「うるさい!!これでも喰らえ♡」
(ぶんっ!)
パワポケ「お前!?ちょっ……ぐはぁ………」
(ばたっ!)
じゅん「あ、気絶した」
じゅん「…………………」
じゅん「家計簿で気絶するなんて、やっぱりパワポケさんはお金に弱いのね……」
(…………………………)
パワポケ「あいてて…准のやつとんでもないことしやがって」
143 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:30:42.13 ID:1MbTIxrD0
なつき「だいじょうぶですか?はい、こおりみずです」
かな「それとタオル。これでだいじょうぶだろ?」
パワポケ「うん、ありがとう」
いおり「じゅんちゃんはわたしがしかっておいたから!」
たけみ「なぜかいおりちゃんにはよわいんだよね、じゅんちゃんって」
かな「あれじゃないか?じゅんはいおりのめいどだからとか」
ちよ「まだげきをやってるの!?すごい!それはやくしゃのかがみだよ!」
パワポケ「ハハハ、そうだね」
パワポケ(実際はそうじゃないんだけど………)
いおり「ちがうよ、じゅんちゃんもおじちゃんにあまえたいんだって」
パワポケ「……へ?」
144 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:31:20.59 ID:OzIrzI7oi
いおり「じゅんちゃんさっきいってたよ?もっとすなおになりたいって」
かな「たしかにじゅんは、ひねくれてるよな」
ちよ「うんうん!それにおとなっぽいし」
たけみ「すきなひとにたいしてすなおになれない。すごくかわいいね!」
なつき「????」
パワポケ「准がねぇ……」
カンタ「おじちゃん!みんな!スイカが切れたでやんすよ!居間に集合でやんす!」
「「「「「わーい!!」」」」」
パワポケ「スイカ?」
(居間)
じゅん「はい。一人一切れずつだからね」
145 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:32:02.45 ID:OzIrzI7oi
かな「じゅうぶん!」
ちよ「わたしこれー!」
いおり「すいかー♡」
なつき「おいしい!」
たけみ「」
(もぐもぐもぐもぐ)
パワポケ「えーっと、俺のは…」
じゅん「はいこれ」
パワポケ「おお、美味しそう…って、白いところしかないじゃないか!!」
じゅん「カブトムシにはそれで十分でしょ?さ、存分に召し上がれ♡」
パワポケ「これは既に、存分に召し上がられた後じゃないか!」
じゅん「冗談だよ、はいこれ」
パワポケ「うん?これもみんなのよりは小さくないか?」
じゅん「あ~、実はね……子供達の分を切ってたら7等分にしか出来なくて……だからそれ私のと半分こしたやつなの」
146 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:32:30.62 ID:OzIrzI7oi
パワポケ「准がこういう失敗するのは珍しいな」
じゅん「う、うん!まぁね!今は身体も小さいから手元が狂っちゃったんだよ!」
パワポケ「なるほど。まぁそれはともかくとして」
パワポケ・じゅん「いただきまーす!」
(…………………………)
パワポケ「みんな寝たな」
じゅん「パワポケさんがお風呂入っている間ずっと遊んでたもん」
パワポケ「道理で騒がしかったわけだ。でもこの顔を見せられちゃ怒るわけにもいかないな」
じゅん「そうだね、みんな幸せそうに寝てる」
パワポケ「……で、俺はなんでみんなの抱き枕にされてるんだ?」
じゅん「しょうがないよ。だってみんなパワポケさんが大好きなんだもの」
パワポケ「確かに悪い気はしないな。みんな可愛いし」
じゅん「だよね」
147 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:33:12.16 ID:OzIrzI7oi
パワポケ「…?どうした?いつもなら『このロリコン』とでも言いそうなのに」
じゅん「もういいかなと思って。パワポケさんがロリコンでも」
パワポケ「そこは妥協しないでくれ!」
じゅん「冗談だよ。パワポケさんがそんな人だなんて本気で思ってないだけだってば」
パワポケ「」
じゅん「なによ?その顔」
パワポケ「お前本当に准か?」
じゅん「可哀想に…眼科行く?お金貸すよ?トサンで」
パワポケ「中途半端な優しさはいらん!」
じゅん「頭おかしくなっちゃってさ…この駄目男、変態!不審者!」
パワポケ「純正100%の優しさを下さい!」
148 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:33:51.89 ID:1MbTIxrD0
じゅん「あはは、冗談ですよご主人様♡」
パワポケ「冗談に思えない迫力があったぞ………」
じゅん「でも本当に感謝してるんだよ?私不安だったから」
じゅん「いつの間にか小さくなっちゃってたし、維織さんはそれに加えて幼児退行しゃってるし」
じゅん「それに電視まで来ちゃって……とっても怖かった」
じゅん「だから本当にありがとう。私達を守ってくれて」
パワポケ「……改めて礼を言われるとなんか照れるな」
じゅん「これからはお店の商品を5%onで食べさせてあげるよ」
パワポケ「追加料金取られてるだろ!」
じゅん「自分のお金じゃないんだからいいでしょ?」
パワポケ「うぐっ………」
じゅん「それにonなのはお金じゃないよ?」
パワポケ「じゃあ何を上乗せするんだよ?」
じゅん「私の愛情♡」
パワポケ「…………………」
149 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:34:15.95 ID:1MbTIxrD0
じゅん「なんとか言いなさいよっ!」
(どんっ)
パワポケ「うぐっ!?おま、俺の腹に飛び乗るな!」
じゅん「メイドに恥をかかせたんだからこれ位当然でしょ!」
パワポケ「だっていきなり愛情だなんて言うから……また冗談か?」
じゅん「酷い!私の愛を冗談で済ますなんて!料理ね!店の料理だけが目的だったのね!!」
パワポケ「言ってる事は何ら間違ってないぞ!あの時も今もな!」
じゅん「あはは、メイドにはこんな演技のスキルも必要なんですよ?」
パワポケ「どんなメイドだ……」
じゅん「私みたいな、ね……」
パワポケ「眠いのか?」
じゅん「うん。身体は子供だからね。もう眠くてしょうがないや…………残念だけど」
パワポケ「……?とにかく眠いなら寝た方がいい。早く布団に戻れよ」
150 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:34:43.68 ID:OzIrzI7oi
じゅん「……………」
パワポケ「准、まだ起きてるだろ?」
じゅん「………撫でて」
パワポケ「……は?」
じゅん「……撫でてくれない?私の頭を」
パワポケ「どうしたんだいきなり………准らしくないぞ」
じゅん「なんとなく…かな…?こんな時じゃないとこんな事頼めないし。たまには甘えるのもいいかなって」
パワポケ「……………」
じゅん「パワポケさんなのが癪だけど…」
パワポケ「悪かったな……」
じゅん「これは冗談。こんな事パワポケさん以外には頼まないよ」
パワポケ「分かったよ……おいで」
じゅん「うん。それじゃ失礼して……」
パワポケ「……なんかくすぐったいんだが………髪の毛が首筋にな…」
151 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:37:42.73 ID:OzIrzI7oi
じゅん「パワポケさんの上で寝転んでるからね。小さい子供の特権でしょ?」
じゅん「それより早く撫でてよ。眠いのを必死で我慢してるんだから」
パワポケ「はいはい」
(なでなで)
じゅん「……ん!?くふぅ………」
パワポケ「なに奇妙な声出してんだよ?」
じゅん「ふぁーあ……」
パワポケ「そこからの盛大なアクビか……」
じゅん「……パ、ワポケ……さん……」
パワポケ「…ん?」
じゅん「おやすみ」
パワポケ「ああ、おやすみ」
パワポケ「………………」
パワポケ(結局愛情のことについては冗談だって言わなかったな……)
パワポケ「………おやすみ、准」
(なでなでなで)
152 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:38:23.50 ID:OzIrzI7oi
(…………………………)
????「ジオット様。遠前町での試作機DRX-2000の実験が終了いたしました」
ジオット『そうかい。…で、どうなった?』
????「最終的に世界は急速的に収束し、すべての具現化は解除されました」
ジオット『そんな事は分かってるんだよ。僕が聞きたいのはそこじゃない。分かっているだろう?』
????「は、申し訳ありません」
ジオット『そんな事じゃいつまで経っても二流だよ?僕の部下に二流は必要ない』
????「申し訳ありません。以後気をつけます」
ジオット『分かってくれたならいいんだ。それでどうなの?』
????「被験者の男は世界収束後自らのテントへと移動しました」
????「しかし幼児化していた女性は、全員カレーショップに残されたまま元の姿に戻りました」
154 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:38:52.23 ID:1MbTIxrD0
ジオット『ふーん……なんでその六人は自分の家に移動しなかったんだい?』
????「現状で原因は不明です。今解析を急いでいますが解明されるかは分かりません」
ジオット『なるほど。やっぱりそうなるのか…………』
????「はい。ジオット様のご期待なされていた現実世界への具現化は起きませんでした」
ジオット『彼でもダメだったのか、現実世界への干渉は。これじゃつまらないな』
ジオット『僕が望んでるのは現実に具現化が起きる事なんだよ。偽物の世界を作るとかじゃなくて』
????「そのような事は過去何度かありましたが、流石に人工的に誘発させるとなると難しいかと」
ジオット『やっぱりか。でもこれからも実験は続けておいてよ。そのうちなんとかなるかもしれないだろう?』
????「は、かしこまりました」
????「それともう一つご報告する事が」
ジオット『なんだい?』
155 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:39:13.38 ID:1MbTIxrD0
????「今回の実験で余程の負荷を受けたのか、DRX-2000の調子があまり宜しくありません」
????「次の実験まではしばらく期間を開ける必要があります」
ジオット『構わないよ。今回はそれ位の被害が出るに足る結果だったからね』
ジオット『君たちもご苦労様。僕はそろそろ次の用事かあるからね。君たちもしばらくは休むといい』
????「ありがとうございます。それでは失礼致します」
(ピッ)
????「それでは私達も引き上げるとしよう。DRX-2000の損傷も知りたい事だし」
(…………………………)
ジオット「駄目だったってさ」
エアレイド「そうですか……残念でしたわね」
156 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:40:09.44 ID:1MbTIxrD0
ジオット「今回は上手くいくとおもったんだけどなぁ…」
エアレイド「私も人の負の感情によって具現化した存在ですからね」
エアレイド「理論的には可能なんですが……」
ジオット「そうなんだよねぇ……」
エアレイド「…ジオット様はDRX-2000の具現化能力によってなにをしたいのですか?」
ジオット「特に意味はないさ。今のところはね」
ジオット「逆にもしこれが成功したら君はなにをしたい?」
エアレイド「わ、私めはジオット様とともにいられるのならそれ以上の望みはございません」
ジオット「でも君にだって叶えたい望みの一つくらいはあるだろ?なんでもいいから言ってごらんよ」
エアレイド「そんな……恐れ多い」
ジオット「今は君の主としてではなく友人としての質問だからね。まぁ、答えたくないのなら答えなくていいけどね」
157 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:42:42.78 ID:1MbTIxrD0
エアレイド「も、申し訳ございませんがこの事は私の心の中にしまっておきたい事なので…」
ジオット「構わないよ、僕と君との仲じゃないか」
エアレイド「でも、もしこの望みが叶うのでしたら…それはきっと夢のような事ですわ」
ジオット「夢のような、ね……」
ジオット「エアレイド君、ありがとう。おかげで決まったよ」
エアレイド「な、なにがでございますか?」
ジオット「この機械の名前さ。DRX-2000じゃなんとも味気ないだろう?物事にはそれに相応しい名前が必要だ」
ジオット「この機械が完成した時発表しようじゃないか。今のこれにはこの名前はまだ相応しくないからね」
エアレイド「そうでございますか」
ジオット「おっと…もうこんな時間か。そろそろ行こうか」
エアレイド「わかりましたわ」
ジオット「僕の復讐の第一歩だからね。楽しみだよ」
ジオット「さぁ…………妹の仇を殺ろうか」
158 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:43:11.76 ID:1MbTIxrD0
(…………………………)
パワポケ「ぐーぐー………ん…?」
パワポケ「……ここは?テント……?」
(ガバッ)
パワポケ「今までのは……夢だったのか…?それにしては随分とリアルな夢だったけど……」
「……さーん!………おっさーん!!!」
パワポケ「……?」
パワポケ「誰ですか?」
夏菜「なんだおっさん!私の顔を忘れたってのかよ?」
パワポケ「あっ!そ、そうだった!ごめんね夏菜ちゃん」
夏菜「か、かかかか!?かな!?夏菜ちゃん!?」
159 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:43:56.45 ID:OzIrzI7oi
パワポケ「ま、間違えた!!ごめんね霧生さん」
夏菜「べ、別に私としては名前を呼ばれるのもやぶさかではないと言うかなんと言うか……」
夏菜「…じゃなくて!大変なんだよ!ちょっと来てくれ」
(ぎゅ!)
パワポケ「うわっとと!?き、桐生さん!手をひっばらないで!一体何があったのさ?」
夏菜「なんか分からないんだけど、目が覚めたらカレーショップにいてさ。周りは商店街の人と知らない人ばっかで」
夏菜「唯一の共通点はおっさんの知り合いだってことだけ!」
夏菜「しかも一人は様子が変だし!金髪の人が」
パワポケ「金髪って…准か!?」
夏菜「そこでじゃんけんで勝っ……もとい、負けた私がおっさんを呼びにきたってわけだ!」
夏菜「とにかく急いでくれ!私たちじゃ手に負えないんだ!」
パワポケ「准に何が起きたんだ!?」
夏菜「説明しづらいんだよ!とにかく急ぐぜ!」
160 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:46:03.83 ID:OzIrzI7oi
(カシミール)
菜津姫「その、一体何がどうなって………」
ちよ「朝起きたらここにいて……しかもこの人はこんなだし………」
夏菜「…な?説明しづらいだろ?」
武美「どうしてこうなっちゃったのか分からないんだよ。私も調べたんだけどね……」
パワポケ「」
准「おじちゃ~ん♡」
(すりすりすり)
維織「……………」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ……………)
パワポケ「」
パワポケ「」
パワポケ「」
161 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:46:50.34 ID:OzIrzI7oi
パワポケ「なんじゃこりゃーーー!!!!」
終われ!
162 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 04:51:27.36 ID:1MbTIxrD0
以上です
途中で寝るとは一生の不覚……
ちなみにオール書き溜めなので寝ようが寝まいがこれで終わりの予定でした
前回のパワポケssの時は寝なかったから今回も平気かと思ったらそんなことはなかった
と、言うより長さが全然違った………
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 04:51:59.69 ID:Tz3lMNOa0
つまり…どういうことだってばよ?
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 04:54:34.94 ID:QkyycVze0
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>>1乙でーす ,,,;;;":::::丶;;;;;;;;;;;;;,;;;;" ゛ 、;;
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,三三三三三ヽ ./:::::::::::! ノ:::::::::i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 04:59:34.32 ID:5iFKXNjn0
ただでさえ人が少ないパワポケSS
しかもこの時間じゃ・・・
乙
166 :
◆54A/F/SzhSrx :2012/06/11(月) 05:03:02.72 ID:1MbTIxrD0
>>163 准がパワポケに甘えたいと願い、それがドリームマシンによって具現化
しかも世界を構築したのではなく現実世界への具現化だった為、マシンに多大な負荷を与えマシンの完成を遅らせた、と同時にマシンを完成させる足掛かりになってしまった
14に続く……
大体こんな感じです
あとは愛での脳内補完で
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 05:06:51.46 ID:Tz3lMNOa0
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 05:07:50.43 ID:j9XblChP0
ポケssとは珍しい
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/11(月) 07:09:41.77 ID:BSSClDJsO
乙
8もいいけど10で和那出して欲しいな
ハッピーエンドなかったから
転載元
パワポケ「餌付けしてくれた人が小さくなった」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339336662/
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紫杏は許せ
14やってたら理由もわかるのかな?(ジオットの望みに関係がある事象、だとか)
それとも、唯の願望だから、かね?
ヒーローは子どもに応援されるものだからじゃね
頭の中でパンポーンが流れた俺はもう・・・。