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◆R.U0lKL4q6 :2014/04/30(水) 00:09:40.64 ID:RrCCUV6XO
見事サンダース大付属高を打ち破ったことで、大洗女子学園戦車道チームは大いに盛り上がっていた。
練習を重ねて練度も向上しチームワークも深まったし、そして何より、新たに発見されたルノーB1bisを即戦力とできるのは非常に大きい。
生徒会メンバーとの作戦会議も、以前と比べれば心は軽やかであった。
桃「二回戦で戦うであろうアンツィオ高校は勢いに乗られると手強い、やっかいな相手だ! 西住、今回も作戦指揮は任せたぞ」
みほ「はい。アンツィオ高校は機動力を生かした包囲戦術が得意ですから、こちらは地形を利用して逆に挟撃できれば……」
優花里「お任せ下さい西住殿!! 私が囮の任に着きます! ルノーをお任せいただいたこの重責、必ずや果たして見せましょう!!」
乗員の決まっていないルノーB1bisは秋山優花里を車長として、各チームから計二名を借りた状態での運用が予定されていた。
みほ「うん。一両増えるだけでもだいぶ戦略の幅も広がるし、迎撃もしやすくなると思う」
杏「いや~……気合い入れてくれてるトコ悪いんだけどさ~」
ふんすと息巻く優花里を横目に、それまで寝そべりながらノートパソコンを眺めていた杏が顔を上げた。
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