1 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:27:41 ID:HVuya7wg
東海奴「は?」
高咲「『は?』じゃないでしょう?」
宇都乃「ボスからお話聞いてますよね?」
常葉「私達が今日からお邪魔する事を」
東海奴「聞いてるけど3人同時?」
高咲「そうですよ」
東海奴「同時には無理だよ。順番に相手するからそれでいいでしょ?」
宇都乃「構いませんがキッチリ平等にお願いしますよ」
常葉「そうですよ。贔屓は許しませんよ」
東海奴「分かったよ…」
2 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:28:32 ID:HVuya7wg
高咲「では早速私から」
宇都乃「だめ、私が先よ」
常葉「いや、私です」
高咲「ちょっと、私よ」
宇都乃「私が先」
東海奴「待った待った、喧嘩するなよ」
常葉「では東海奴さんが最初のお相手を選んでください」
東海奴「僕の一存では決められないよ。ボスに訊くから待ってて」
3 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:29:13 ID:HVuya7wg
東海奴「はい、分かりました」
東海奴「という訳で、最初は高咲ちゃんのお相手をします」
高咲「よっしゃあ♪」
宇都乃「もう…」
常葉「」ムスッ
4 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:30:00 ID:HVuya7wg
―
高咲「あの…、だるま弁当買って来たんですよ。一緒に食べませんか?」
東海奴「お、いいねぇ。じゃ食後のデザートでみかんなんかどう?」
高咲「あ、いただきます。東海奴さんと一緒に食べるみかんって美味しいんだろうなぁ」
東海奴「どうなんだろうね…」
東海奴「やっぱり美味しいなぁだるま弁当」
高咲「このみかんも美味しいです」
5 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:31:10 ID:HVuya7wg
高咲「東海奴さん…」
東海奴「ん?」
高咲「私達、似た者同士じゃないですか」
東海奴「宇都乃ちゃんもそうだけどね」
高咲「そうですけど、将来は私だけを…」
東海奴「確かにそうすれば分かりやすいけど、ボスは首を縦に振らないと思う」
東海奴「さっき君達が言っていたけど、高咲ちゃんだけって訳にはいかないよ」
高咲「ですよね」シュン
東海奴「まぁでも僕たちはいつも繋がっているからさ、お互い行き来できるじゃん」
高咲「ですよね!」
6 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:32:02 ID:HVuya7wg
―
東海奴「次は…、宇都乃ちゃんだな」
宇都乃「待ってました♪」
宇都乃「お土産の餃子です。食べてくださいね」
東海奴「ありがとう、美味しそうだね。じゃこの蒲鉾と一緒に食べようか」
宇都乃「…何だかどっちも酒のつまみみたいですね」
東海奴「飲む?」
宇都乃「私達が酒を飲むってどうなんでしょう?」
東海奴「…ダメだよね」
7 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:32:49 ID:HVuya7wg
東海奴「うん、美味しいねこの餃子」
宇都乃「ありがとうございます。この蒲鉾も美味しいですよ」
宇都乃「あの…、『あーん』とかした方がいいですか?」
東海奴「いやいいよ///」
宇都乃「遠慮しなくてもいいですよ?」
東海奴「本当にいいってば///」
宇都乃「もう、照れちゃって」
東海奴「照れない方が無理ってもんです…」
8 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:33:39 ID:HVuya7wg
宇都乃「高咲ちゃんとはどんな話をしたんですか?」
東海奴「将来は私だけをって言われたよ」
宇都乃「それを言うなら私も同じですよ。その…、ひとつになれたら///」
東海奴「ヤラシイ言い方だね///」
東海奴「でも実際には無理だと思うよ。宇都乃ちゃんだけって訳にはね」
宇都乃「はい、わかってます…」
9 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:34:31 ID:HVuya7wg
―
東海奴「常葉ちゃん、お待たせしたね」
常葉「いえ…」
常葉「あの、この納豆食べてください」
東海奴「お、ありがとう。納豆大好きなんだよ」
常葉「あの…、もう戻らないと」
東海奴「え? もう?」
常葉「ボスから東海奴さんにあまり入り込むなと言われているんです」
東海奴「もう少しいいじゃないか」
常葉「私ももう少し居たいんですけど、ボスの命令は絶対だし…」
10 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:35:20 ID:HVuya7wg
東海奴「何だかなぁ。じゃこのシューマイ持って行ってよ」
常葉「ありがとうございます」
常葉「でもどうして…、どうして私だけ東海奴さんに入りこめないんですか?」
東海奴「え、うーん…」
常葉「私がハーフだからですか?」ジワッ
東海奴「いや、それは…。(それも理由のひとつだよな、可哀想だけど)」
常葉「高咲ちゃんは別ルートで東海奴さんに入り込めるのに…」ポロッ
東海奴「…」
11 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:36:08 ID:HVuya7wg
―
常葉「…」グズッ
宇都乃「泣かすなんて最低ですよ…」
東海奴「いや違うんだよ」
常葉「違うの。東海奴さんは悪くないの」
高咲「何か常葉ちゃんが東海奴さんの所に居るの短くないですか?」
東海奴「しょうがないよ。ボスの命令なんだ」
常葉「私がハーフだからね…。直流と交流の」
高咲「宿命ですよね…」
宇都乃「…」
12 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:36:47 ID:HVuya7wg
宇都乃(宇都宮線)「でもいいじゃない常葉ちゃんは。特急列車が一杯走ってて。しかも半分位は東海奴さんに乗り入れるし」
高咲(高崎線)「そうよ、羨ましいわ」
常葉(常磐線)「そうでしょうか。私にして見れば2人共東海奴さんと似ていて羨ましいですよ」
東海奴(東海道線)「まぁ結局は隣の芝生は青いって事だね」
東海道線「でも僕達はこれからいつも一緒だよ」
高崎線・宇都宮線・常磐線「はい!」
完
13 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/14(土) 01:37:44 ID:HVuya7wg
転載元
高咲「今日から」宇都乃「よろしく」常葉「お願いします」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1426264061/ -1000 :
以下、名無しにかわりまして管理人こばりあんとがお送りします :2222/02/22(金) 00:00:00.00 ID:COVARIANT
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