1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 22:01:17.66 ID:ynbsNWBy0
憂 「お姉ちゃん、お汁粉できたよっ」
唯 「ありがとう! いただきま~す」
はむっ
唯 「おもち、おいひぃ~ね~」
憂 「ゆっくり食べないと喉につまるよ」ニコッ
唯 「うぐっ……」
憂 「お姉ちゃん!」
唯 「――――」
ぴーぽ~ぴーぽ~ぴーぽ~
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 22:34:25.39 ID:ynbsNWBy0
葬式
紬 「梓ちゃんもお花添えてあげて」
梓 「唯先輩、ギー太も棺桶に入れときますね」
律 「これで天国でも寂しくないな」
澪 「唯、元気でな」
憂 「さよならお姉ちゃん」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:16:49.80 ID:ynbsNWBy0
その夜 たくさん 雪が積りました
庭が 真っ白です
憂 「お姉ちゃんに会いたいな」
唯とそっくりの雪だるまができました
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:27:23.04 ID:ynbsNWBy0
憂 「ちゅ」
唯だるまにキスをしてあげました
憂 「体、冷えてきちゃった」
憂 「ちょっと、コーヒー飲んでくるね」
憂 「また後でね」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:39:10.03 ID:ynbsNWBy0
ドンドンドン
誰かが庭の窓を叩いています
ドンドンドン
「憂い~」
憂 「この声は……お姉ちゃん!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:45:38.15 ID:ynbsNWBy0
憂ちゃんは庭へ飛び出しました
憂 「お姉ちゃん、会いたかったよ……」
唯 「憂、苦しいよぉ♪」
憂 「お姉ちゃん、冷たい //」
唯 「憂はあったかだね」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:52:27.80 ID:ynbsNWBy0
唯 「おなかすいちゃった」
憂 「すぐに、ご飯作るねっ。中に入ろっ!」
唯 「おコタ♪ おコタ♪」
憂 「あっ、お姉ちゃん! 溶けてるっ!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:57:01.08 ID:ynbsNWBy0
憂 「やっぱり、中入っちゃダメ」
唯 「ぶ~、それじゃ寒いもん」
憂 「でも、メッ」
唯 「ううう……じゃあ、ご飯は?」
憂 「アイスなら食べてもいいよっ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:06:20.87 ID:5O/0ufmx0
唯 「アイスいらない」
憂 「お姉ちゃん……」
唯 「おもちがいい」
憂 「熱いの食べたらお姉ちゃん、消えてなくなっちゃうよ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:12:18.68 ID:5O/0ufmx0
憂 「それじゃあ、雪のおもち作ってあげるねっ」ニコッ
唯 「雪のおもち?」
憂 「こうやって、こねてこねて、丸めて……はいっ、できた」
唯 「ほんだ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:14:41.70 ID:5O/0ufmx0
唯 「憂は料理上手だね~」
憂 「えへへ //」
唯 「ねえ、今度は雪のステーキ作ってぇ♪」
憂 「うん、いいよっ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:18:58.50 ID:dJJ9Zpyc0
ほうほうこれは興味深いのにゃん
支援するのにゃん
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:26:30.88 ID:5O/0ufmx0
憂 「お姉ちゃん、美味しい?」
唯 「美味しいよぉ、憂ぃ~」
いつの間にか 暗くなって
空には星が ありました
憂 「もうこんな時間だ」
唯 「憂、帰っちゃうの?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:37:07.93 ID:5O/0ufmx0
憂 「かまくら作ろっか」
唯 「うん!」
二人はかまくらを作りました
静かな夜に なりました
憂 「これで一緒に暮らせるねっ」
唯 「憂、ありがと~♪」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:45:39.04 ID:5O/0ufmx0
憂 「くちゅんっ」
唯 「憂、寒いの?」
憂 「大丈夫だよ、お姉ちゃん」
北風のせいで、電線が不安そうに揺れています
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:51:07.16 ID:5O/0ufmx0
唯 「わたし! 憂のこと大好きだよ」
憂 「……うん」
唯 「だから、ベットで寝ようね」
憂 「うん」
黒い空から 犬の遠吠えが 響いていました
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:53:59.77 ID:wAAkigBHI
唯そっくりの雪だるま作りたいけど雪降らねえ畜生
だからこのSSで我慢するぜ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:54:38.21 ID:5O/0ufmx0
憂の部屋に 黄色い灯りが ぱっとつきました
唯 「憂の部屋、暖かそうだなぁ」
灯りはすぐに 消えました
唯 「おやすみ、憂」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:58:09.49 ID:5O/0ufmx0
小鳥のさえずりと 眩しい朝日
憂 「あっ、今、何時だろ?」
窓からは きれいな青空がひろがって
庭の雪は すっかり消えていました
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 01:01:26.50 ID:5O/0ufmx0
憂 「お姉ちゃん……」
涙の粒がキラキラ光りました
紬 「大丈夫よ、憂ちゃん」
小鳥が空へ飛び立ちました
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 01:05:44.50 ID:5O/0ufmx0
紬 「昨日のうちに唯ちゃんは、南極へ空輸したから」
紬 「私の自家用機で憂ちゃんも行きましょう」
憂 「ありがとう、ございます」
紬 「さあ、行きましょ~」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 01:11:30.47 ID:5O/0ufmx0
ここは南極 冬の国
唯と憂の楽園です
憂 「お姉ちゃん!」
唯 「あっ! 憂だー」
憂 「これでずっと一緒だねっ」
唯 「ねぇ、ねぇ、氷のケーキ作って」
憂 「お姉ちゃん、そのペンギンは?」
唯 「友達になったんだ! ね~、ペンちゃん」
ペンギン 「グエッ」
~ おわり ~
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 01:15:58.32 ID:40Po++U30
嫌いじゃない
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 01:28:39.46 ID:gfDJleQU0
よかった…唯憂は南極にいってもラブラブなんだね
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 01:44:57.99 ID:e90vB6Z+P
おつ
雰囲気良いね暖まる
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