1 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:38:53.43 ID:DUvv2nWN0
2012年某日1815 太平洋上日本領海
柚子「あれれ、もうこんな時間」
桃「本当だ、気付かなかったな」
杏「今日はこんくらいでいいっしょー」
桃「は!」
桃「西住、練習を終了する、号令を」
みほ『わかりました』
みほ『これにて練習を終了します、全車帰投してください』
2 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:41:14.74 ID:DUvv2nWN0
沙織「んー、終わったー」
華「今日も大変でしたね」
麻子「・・・疲れた」
優花里「でも、充実した練習でした!」
沙織「早く帰ってお風呂入りたーい」
みほ「そうだね、汗かいちゃったし」
麻子「・・・なんだあれ」
沙織「麻子、どうしたの?」
麻子「・・・いや、前方に」
みほ「?」
カシャンッ
みほ「なんだろ、あれ」
4 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:45:05.40 ID:DUvv2nWN0
沙織「なになに?」
みほ「うん、前方から霧みたいなのが近付いて来る」
華「この季節に、しかも洋上で霧ですか?」
優花里「珍しいですねー」
みほ「沙織さん」
みほ「一応、全車に気を付けるよう伝えてください」
沙織「わかったー」
5 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:47:15.79 ID:DUvv2nWN0
妙子『どこにも霧なんか見当たりませーん』
優季『こっちもですー』
エルヴィン『我々も確認出来ず』
そど子『こちらカモチーム、確認出来ません』
沙織「ど、どういうこと?」
みほ「カメさんはどうですか?」
杏『もちろん見えてるよー』
華「こんな近くで見えてない所があるなんて」
優花里「絶対おかしいです!」
みほ「・・・・・・」
沙織「みぽりん?」
みほ「麻子さん、左に転回して全速で退避してください」
麻子「・・・了解」
7 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:49:50.64 ID:DUvv2nWN0
みほ『カメさんも退避してください』
みほ『あの霧の中に入らないで!』
桃「なにっ、どういうことだ?」
杏「いーから、言う通りにしとこっかー」
柚子「会長?」
杏「なーんかあの霧、嫌な感じすんだよねー」
柚子「わかりました、転回します」
8 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:51:16.89 ID:DUvv2nWN0
みほ「やっぱりおかしい」
みほ「どんどん近付いて来るみたい」
優花里「このままだと飲み込まれちゃいますっ」
沙織「ちょっと麻子、もっと早く出来ないの!?」
麻子「・・・無理だ、これで全速を出してる」
華「すぐそこまで迫って来たようです」
沙織「わわっ!?」
優花里「せ、戦車が浮きましたー!」
みほ「みんな、捕まって!」
ギュゥゥゥゥゥン
9 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:54:37.38 ID:DUvv2nWN0
1945年某日1430 カールスラント上空
バルクホルン「くそっ、敵が多過ぎる」
バルクホルン「これじゃ本体を攻撃出来ないぞ!」
ペリーヌ「でも、地道に叩いていくしかないですわ」
エーリカ「うわー面倒くさー」
エイラ「面倒くさいってより」
エイラ「全部相手にしてちゃ、魔力が持たないゾ?」
ミーナ「その通りね」
11 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:56:46.46 ID:DUvv2nWN0
ミーナ「宮藤さん」
芳佳「は、はいっ」
ミーナ「ちょっと無茶を頼んでいいかしら」
芳佳「無茶ですか?」
ミーナ「大まかに言うと、宮藤さんのシールド頼みの力押しね」
ミーナ「周辺の小型ネウロイをかきわけつつ、接近」
ミーナ「シャーリーさんとルッキーニさんの攻撃でカタをつける」
芳佳「やります、やらせてください!」
シャーリー「その作戦、乗った!」
ルッキーニ「わたしも、やるやるぅ♪」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 20:57:32.46 ID:WGvhCvck0
クロスか
13 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 20:58:22.12 ID:DUvv2nWN0
ミーナ「他のみんなは宮藤さんの護衛、いいわね!」
リーネ「芳佳ちゃん、しっかり守るからね」
芳佳「ありがとうリーネちゃん」
バルクホルン「わたしも絶対に守ってやる」
バルクホルン「大船に乗ったつもりでいろ!」
芳佳「はい、ありがとうございます」
バルクホルン「う、うむ///」
エーリカ「なに照れてんのー?」にひひ
バルクホルン「て、照れてなどいない!///」
ミーナ「さあ、行くわよ」
ミーナ「各自シールド展開!」
14 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:00:10.23 ID:DUvv2nWN0
エイラ「回り込まれタ!」
サーニャ「・・・任せて」
シュゴォォォッ
芳佳「くうぅぅぅぅぅっ!」
ミーナ「あと少しよ、2人共用意はいい?」
シャーリー「いつでもオッケーだ!」
ルッキーニ「がってんだぁ!」
芳佳「合図で上空に抜けます!」
シャーリー「わかった!」
ギュアアッ
芳佳「どうぞ!」
シャーリー「いっけぇ、ルッキーニ!!!」
ルッキーニ「よっしゃぁ!」
15 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:02:39.54 ID:DUvv2nWN0
ドォォォォォン
ペリーヌ「やりました、コアを破壊しましたわ!」
バルクホルン「で、でもこれは」
エーリカ「なにこのモヤみたいなのー」
エイラ「なんかの攻撃なのカ?」
ミーナ「全機上空へ退避、急いで!」
バラララッ バラッ
芳佳「!?」
芳佳(震電、こんな時に?)
リーネ「芳佳ちゃん!」
ペリーヌ「え?」
リーネ「芳佳ちゃーーーん!」
ミーナ「ダメよ、戻りなさい!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 21:06:48.15 ID:B9KW9pGu0
支援
17 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:07:34.50 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・くっ」
エイラ「サーニャ、どこ行くんダ!?」
シャーリー「うわっ、モヤが大きくなったぞ!」
ルッキーニ「わたしも芳佳助けるぅ!」
シャーリー「な、なにぃ!?」
バルクホルン「待ってろ、宮藤!」
ガシッ
バルクホルン「!?」
エーリカ「ダメだってトゥルーデ!」
バルクホルン「し、しかし」
ミーナ「モヤが宮藤さん達を・・・飲み込んだ?」
ギュゥゥゥゥゥン
18 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:10:00.28 ID:DUvv2nWN0
日時不明[推定時刻]1635 位置不明
華「ん、んんっ」
沙織「華、気が付いた?」
華「沙織さん・・・」
華「あら、わたくしなんで寝てたんでしたっけ」
麻子「・・・霧に飲み込まれた時、気を失ったらしい」
カシャン
みほ「ただいま」
優花里「帰りましたー」
沙織「外はどうだったー?」
19 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:12:12.33 ID:DUvv2nWN0
みほ「うん、少なくとも学園艦の上じゃないのは確かかな」
優花里「建物が見当たりませんしね」
沙織「ど、どゆこと?」
みほ「わたしも、なにがなんだか」
優花里「竜巻とかに遭遇して飛ばされたのでは?」
麻子「・・・その話には無理があるな」
優花里「で、ですよね」
21 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:19:45.20 ID:DUvv2nWN0
華「そういえば、他のチームは?」
優花里「生徒会のみなさんは無事でした」
みほ「履帯が外れて直してるとこだったから」
みほ「とりあえず、こっちが合流しないと」
麻子「・・・エンジンかかるかな」
ブロォォォッ
沙織「良かった、大丈夫だったー」
みほ「では、右前方に向けて前進してください」
麻子「・・・はい」
22 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:24:21.21 ID:DUvv2nWN0
沙織「うーん、携帯も圏外だなー」
華「わたしのもです」
優花里「今時、携帯の繋がらないとこあるんですか?」
麻子「・・・かなり少ないはず」
みほ「沙織さん、一応他のチームに呼びかけてもらえる?」
沙織「そうだね、やってみる」
23 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:30:12.78 ID:DUvv2nWN0
柚子「そっちのみんなは無事でした?」
みほ「はい、大丈夫です」
杏「他のチームは居ないっぽいねー」
みほ「はい、無線の呼びかけに応答がありません」
桃「それにしても、なんだこの場所は」
柚子「なんにもない所だよね」
優花里「日本だとしても、どの辺でしょうか」
杏「その前にさー」
杏「ここって、果たして日本なのかなー」
25 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:34:29.00 ID:DUvv2nWN0
みほ「どういうことですか?」
杏「これ、電波時計なんだよねー」
杏「ここに来てから、全然電波捉えてないっぽい」
優花里「あ、携帯のGPS情報があるじゃないですか!」
ピピピッ
優花里「・・・・・・」
沙織「どお、どお?」
優花里「反応・・・ありません」
26 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:36:09.05 ID:DUvv2nWN0
麻子「・・・ありえない」
柚子「だよね、GPSは衛星からの信号だもんね」
桃「どういうことなんだ、西住!」
みほ「わ、わたしに聞かれても!」
華「・・・あれは、なんでしょう?」
沙織「なに?」
杏「なんだー、ありゃ」
みほ「なんだろう、航空機かな」
27 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:41:11.67 ID:DUvv2nWN0
日時不明[推定時刻]1645 位置不明
ルッキーニ「ねー、ここどこぉ!?」
芳佳「え、えっと」
リーネ「気が付いた時にはここだったから・・・」
芳佳「戦ってた場所から飛ばされたのかな」
リーネ「無線も通じないくらい遠い所まで?」
芳佳「そ、そうだよね」
ルッキーニ「うー、誰か無線出てよぉ」
芳佳「とにかく、サーニャちゃんが偵察に出てくれてるから」
芳佳「連絡を待とうよ」
29 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:47:11.80 ID:DUvv2nWN0
ルッキーニ「じゃあ、とりあえずぅ」
リーネ「なにか名案が?」
ルッキーニ「昼寝して待つー!」
芳佳「・・・寝るんだ」
ピーッ ザザーッ
リーネ「あ、通信」
サーニャ『・・・にて戦車2両を発見』
サーニャ『何人か人もいるみたい』
30 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:49:07.96 ID:DUvv2nWN0
リーネ「人だって!」
サーニャ『・・・無線が通じないから、接触を図ってみる』
芳佳「・・・・・・」
ルッキーニ「どしたの、芳佳?」
芳佳「サーニャちゃん待ってて、一緒に行く」
サーニャ『・・・芳佳ちゃん』
芳佳「なんかここ、嫌な感じだよ」
芳佳「みんなで一緒に行った方がいいんじゃないかな」
リーネ「うん、芳佳ちゃんの言う通りだと思う」
リーネ「何が起こるかわからないもんね」
サーニャ『・・・わかった、待ってる』
ルッキーニ「そうと決まったら、早くいこー!」
31 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:54:13.79 ID:DUvv2nWN0
沙織「ふ、増えたんだけど」
華「飛行機にしては小さいですよね」
桃「絶対あれUFOだって、柚子ちゃぁん!><。」
柚子「お、落ち着いて、桃ちゃん」
みほ「あ、降りて来た」
桃「ひぃぃぃっ!?」
優花里「ひ、人に見えるんですけど」
優花里「わたしがおかしくなっちゃったんですか!?」
麻子「・・・安心しろ、わたしもだ」
33 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:56:52.03 ID:DUvv2nWN0
沙織「女の子みたいだよ!?」
華「本当です、日本人っぽい人もいますね」
サーニャ「・・・こんにちは」
みほ(うわ、綺麗な女の子)
みほ(なんか妖精さんみたい)
サーニャ「・・・?」
みほ「こここ、こんにちはっ///」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 21:57:13.60 ID:WGvhCvck0
ストパンよく知らんけど4
35 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 21:58:14.09 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「第501統合戦闘航空団中尉、サーニャ・V・リトヴャクです」
サーニャ「責任者はどなたですか?」
沙織「・・・ちゅ、中尉?」
杏「大洗女子学園生徒会長、角谷杏だ」
リーネ「あの、出身校を聞いてる訳では・・・」
杏「といっても、それしか名乗りようがないんだよねー」
リーネ「よ、芳佳ちゃん」
リーネ「扶桑では女学校で戦車の訓練するの?」
芳佳「ううん、聞いたことないよ」
麻子「・・・戦車道を知らないなんて、どこの田舎だ」
36 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:00:08.70 ID:DUvv2nWN0
芳佳「あ、あのですね」
芳佳「みなさん、扶桑皇国の方ですよね?」
みほ「扶桑こうこくって、聞いたことないかも」
芳佳「へ?」
麻子「・・・我々は日本人だ」
ルッキーニ「に、にんじんー?」
優花里「話が全く噛み合ってません!」
華「み、みなさん」
華「その前に、どうして飛べるのか気にならないんですか!?」
沙織・麻子・杏「・・・あ」
38 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:03:42.39 ID:DUvv2nWN0
~30分後~
杏「うーん」
杏「わかったのは霧とかモヤが関係してるってだけかー」
桃「ちょっと待ってください」
桃「魔法力とか、あんな話を信じると!?」
杏「信じるしかないんじゃなーい?」
柚子「というか、あっちはもう打ち解けちゃってるみたい」
39 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:05:14.80 ID:DUvv2nWN0
みほ「へー、これで飛べるんだ」
芳佳「うん、ストライカーユニットって言うんだ」
優花里「震電って、こっちでは試作局地戦闘機ですよ」
ルッキーニ「なになに、そのちっちゃな機械?」
沙織「携帯電話のこと?」
リーネ「それが電話なんですか?」
ルッキーニ「でも、線がついてないじゃん」
桃「お前ら、馴染みすぎだーーー!!!」
40 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:11:30.92 ID:DUvv2nWN0
杏「西住ちゃん、とりあえずどうしよっかー」
みほ「わたしですか!?」
杏「当たり前じゃん、隊長なんだからさー」
芳佳「へー、隊長なんだ、すごいねー」
みほ「あ、あぅぅ」
サーニャ「・・・差し迫っての問題があります」
柚子「な、なんですか?」
サーニャ「もうすぐ夜になりますよ」
桃「・・・あ」
沙織「寝るとこどころか、食べるものもないよ!?」
杏「あー、いまは原因どうとかよりそっち大事かなー」
42 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:13:37.21 ID:DUvv2nWN0
優花里「食料と野営地を確保しないといけませんね」
みほ「そうなると」
みほ「日が落ちるまでに偵察に出ないと・・・」
芳佳「サーニャちゃん、空から探そうよ」
サーニャ「・・・うん、そうだね」
ルッキーニ「食べ物ないのは困るー!」
リーネ「る、ルッキーニちゃん」
45 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:17:23.72 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・じゃあ、わたしとルッキーニさん」
芳佳「わたしとリーネちゃんで探そう」
みほ「こちらも二手に分かれて、食料を探します」
サーニャ「・・・こちらは主に野営地を」
みほ「あ、あのっ」
サーニャ「・・・はい?」
みほ「なにもわからない場所です、気を付けてください」
サーニャ「・・・ありがとう、あなたも」にこっ
みほ「い、いえ///」
46 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:19:05.55 ID:DUvv2nWN0
ドォォォン
麻子「・・・海に砲弾撃ちこむって」
優花里「ダイナマイト使って漁をするの、見たことあるんです」
華「そんな乱暴な漁があるんですか?」
沙織「それ、ほんとに魚獲れるのかなー」
みほ「あ、浮いて来た」
沙織「すごーい!」
47 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:21:22.10 ID:DUvv2nWN0
桃「会長、いつまで待つんですか」
杏「だから、前から言ってるじゃん」
杏「果報は寝て待つんだって」
柚子「でも、こんな簡単なワナにかかりますかね」
ピギャーッ
桃「かかった!」
柚子「これって、イノシシ!?」
杏「今夜はボタン鍋だなー」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 22:24:18.36 ID:B9KW9pGu0
大洗はサバイバルの授業でもやってんのかwww
49 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:26:06.00 ID:DUvv2nWN0
ルッキーニ「おー、建物があるぅ!」
サーニャ「・・・でも壊れてるのが多いね」
ルッキーニ「外で寝ればいーじゃん!」
サーニャ「・・・知らない場所だと、危ないから」
ルッキーニ「そっかぁ」
サーニャ「・・・あそこの建物」
ルッキーニ「なんか湯気が出てるー!」
50 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:28:06.42 ID:DUvv2nWN0
芳佳「この辺は壊れた戦車とかが一杯だね」
リーネ「ここでも戦闘があったのは間違いないみたい」
芳佳「だから建物も残ってないのかな」
リーネ「泊まれそうなとこなかったね」
芳佳「こうなったらさ」
芳佳「車両から、野営の道具探した方が良くない?」
リーネ「そうだね、ちゃんと寝るとこは欲しいし」
芳佳「あまり壊れてなさそうなトラック探してみようよ」
リーネ「うん!」
52 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:30:46.63 ID:DUvv2nWN0
みほ「ほら、あそこ!」
優花里「帰って来ました!」
バラララララッ スタッ
芳佳「ただいまー」
リーネ「遅くなって、ごめんなさい」
ルッキーニ「おっかえりぃ♪」
芳佳「それで、なにか収穫はありました?」
沙織「ふふん、見て驚いちゃってー」
華「お魚がたくさん獲れました」
リーネ「すごーい」
53 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:32:24.00 ID:DUvv2nWN0
桃「わたし達は、これだ!」
芳佳「わ、イノシシだ!」
ルッキーニ「こっちも聞いて、聞いてー」
芳佳「なにか見つけたの?」
ルッキーニ「温泉見つけたー!」
リーネ「温泉!?」
サーニャ「・・・建物の中だから、宿泊も出来ると思う」
芳佳「じゃあ、わたし達の発見が役立つね」
リーネ「だね」
みほ「なにを見付けたんですか?」
芳佳「トラックに一杯の、お布団!」
56 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:35:03.18 ID:DUvv2nWN0
日時不明[推定時刻]2015
ぴちょん
ルッキーニ「ひゃいっ!?」
芳佳「どしたの?ルッキーニちゃん」
ルッキーニ「冷たいのが上から降って来たー!」
優花里「あはは、水滴ですねー」
麻子「・・・しかし、こんなところで温泉とは」
みほ「ここがどんなとこかもわからないのに」
みほ「なんだか不思議な気がするね」
57 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:37:15.01 ID:DUvv2nWN0
沙織「うわっ、色しろっ!」
サーニャ「・・・あまり見ないでください///」
ルッキーニ「うーん」
沙織「な、なに?」
ルッキーニ「リーネのおっぱいと、どっちが大きいかなぁ」
リーネ「ルッキーニちゃん!///」
芳佳「ほんとだ、沙織さんもおっきいね」
リーネ「芳佳ちゃん!」
ルッキーニ「比べてみればいいじゃん!」
沙織「ど、どうやって?」
ルッキーニ「こうやってー!」
もみっ
沙織「いやぁぁぁぁぁ!///」
58 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:42:12.69 ID:DUvv2nWN0
桃『お前ら、いい加減にしろー!』
杏『まー、いーじゃん、楽しくて』
華「お風呂場は騒がしいみたいですね」
柚子「ごめんね、見張りにつき合わせちゃって」
華「いえ、やっぱり一人は寂しいです」
華「それに、ああいうスキンシップは苦手で///」
柚子「あはは、わかります」
61 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:44:05.52 ID:DUvv2nWN0
沙織『もう、やめてぇ!』
沙織『わたしよりすごいヒトいるからー!』
柚子「わ、わたし見張りで良かったかも」
華「そう・・・ですね」
ガラッ
沙織「ほら、あの人だよ!」
ルッキーニ「ほんとだ、シャーリーくらいおっきぃ!」
柚子「な、なにがですか?」
沙織「行っちゃって、ルッキーニちゃん!」
ルッキーニ「わかったぁ!」
柚子「ちょっと、行っちゃってってなにー!?」
柚子「だめぇぇぇぇぇ!///」
62 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:46:21.42 ID:DUvv2nWN0
日時不明[推定時刻]0125
ルッキーニ「・・・むにゃ、シャーリー・・・」zzz
柚子(ちょっと、胸に顔を埋めないでー)
柚子(寝れないよー///)
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
優花里「・・・西住殿ー・・・」zzz
むにゅむにゅっ
沙織「・・・だ、ダメだよこんなとこでー・・・」zzz
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
華「・・・この花は、こう活ければ・・・・」zzz
ぷすっ
麻子「・・・おばあ、頭から花が・・・」zzz
63 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:49:19.72 ID:DUvv2nWN0
芳佳「・・・はぁ」
リーネ「芳佳ちゃん、眠れないの?」
芳佳「あ、起こしちゃったかな」
リーネ「ううん、わたしも寝付けなくて」
芳佳「そっか」
リーネ「・・・・・・」
芳佳「ごめんね」
リーネ「え?」
65 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:55:11.62 ID:DUvv2nWN0
芳佳「わたしを助けに来て、巻き込まれちゃったんだよね」
リーネ「そんなこと・・・」
芳佳「来なければ、元の所に居られたのに」
リーネ「それは違うよ」
芳佳「リーネちゃん?」
リーネ「だってそこには、芳佳ちゃんがいないもん」
芳佳「・・・リーネちゃん」
ぎゅっ
リーネ「!?」
芳佳「しばらく、このまままでいいかな///」
リーネ「うん///」
67 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 22:59:32.00 ID:DUvv2nWN0
桃「・・・・・・」
杏「なんだ河嶋、寝れないのかー?」
桃「会長・・・起きてたんですか」
杏「あー、なんとなくなー」
桃「というか、寝れるあいつらがおかしいんです」
杏「んなことないってー」
杏「みんな絶対不安なんだよ」
桃「・・・あ」
杏「だからさ」
杏「あたしらは上辺だけでも落ち着いてみせないとねー」にっ
桃「そうですね、確かにその通りです」
杏「そうとわかったら寝よ寝よー」
桃「・・・はい」
69 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:01:18.38 ID:DUvv2nWN0
みほ(うぅぅ)
みほ(目が冴えちゃって眠れないよ)
みほ(お風呂でゆっくりすれば落ち着くかな)
ガラッ
みほ「あれ」
サーニャ「・・・西住さん?」
みほ(リトヴャクさんだ)
みほ(うわ、月明かりですごく綺麗)
みほ「ご、ごめんなさい入ってたんですね」
サーニャ「別に戻らなくても」
みほ「ででで、でもお邪魔では」
サーニャ「いえ、話相手が欲しいなって思ってたから」
みほ「そそ、そうですか」
70 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:03:22.21 ID:DUvv2nWN0
みほ「・・・・・・」
サーニャ「・・・なんでそんなに離れて?」
みほ「なんか緊張してっ」
みほ「あ、あんまりリトヴャクさんが綺麗過ぎるから」
サーニャ「!?///」
みほ「・・・///」
サーニャ「・・・///」
72 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:06:23.67 ID:DUvv2nWN0
みほ「あの、リトヴャクさん」
サーニャ「・・・サーニャ」
みほ「え?」
サーニャ「サーニャと呼んでください」
みほ「じゃ、じゃあ」
みほ「わたしのことも、みほでいいですから!」
サーニャ「みほ・・・さん」
みほ「サーニャ・・・さん」
サーニャ「・・・・・・」くすっ
みほ「あは、あはは」
73 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:09:28.33 ID:DUvv2nWN0
みほ「サーニャさんの世界では戦争してるんですよね」
サーニャ「・・・うん、各地でネウロイと戦ってる」
みほ「あの、怖くないんでしょうか」
サーニャ「怖いけど、そうは言ってられないもの」
みほ(実弾が飛び交う戦場)
みほ(この人はそんな世界から逃げずにいるんだ)
みほ(それに比べて・・・わたしは)
74 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:12:05.87 ID:DUvv2nWN0
みほ「強いんですね、サーニャさんは」
サーニャ「・・・ううん」
サーニャ「わたしは全然強くないよ」
みほ「え?」
サーニャ「・・・離れてみるとわかるの、守られてたんだって」
みほ「で、でも、そんな風には見えないです」
サーニャ「・・・強がってるだけ」
サーニャ「階級一番上だし、ちゃんとしないと」
すっ
みほ「手が震えて・・・」
77 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:14:41.99 ID:DUvv2nWN0
ぎゅっ
サーニャ「!?」
みほ「ご、ごめんなさいっ」
みほ「なんか、抱き締めなきゃいけないって」
みほ「そう思っちゃって、そそ、その///」
サーニャ「・・・ううん」
サーニャ「このままで」
みほ「・・・はい」
78 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:16:17.43 ID:DUvv2nWN0
みほ「・・・・・・」
サーニャ「・・・・・・」
みほ「うぅ」
サーニャ「・・・なんで目を反らすの?」
みほ「だ、だって」
みほ「なんか引き込まれちゃいそうで」
サーニャ「・・・なにに?」
みほ「あぅぅ、意地悪です」
80 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:21:02.70 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・・・・」
みほ(うぅっ、目が合っちゃった)
みほ(なんて澄んだ瞳なんだろう)
サーニャ「・・・やっと、こっちを向いてくれた」
ドキーーーッ
みほ(だ、ダメだよ)
みほ(なんで瞳から目を反らせないの?)
みほ(止めなきゃ)
みほ(自分を止めなきゃ)
82 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:23:52.28 ID:DUvv2nWN0
みほ(でも、でもっ)
みほ(わたし、知らなかったよ)
みほ(人って・・・こんな簡単に恋に落ちるんだ)
みほ「わ、わたしでいいんですかっ!?」
サーニャ「・・・わたしこそ」
サーニャ「わたしこそ不安を紛らわせたいだけなのかも」
サーニャ「それでも、良ければ」
みほ(無理なんだ)
みほ(自分を止めるなんて無理だよ)
みほ(だってわたし、最初に見た時から)
みほ(この人に囚われちゃってるんだもん!)
84 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:27:43.81 ID:DUvv2nWN0
みほ「あ、あなたの唇が欲しいですっ!///」
サーニャ「・・・はい///」
ドクン ドクン
サーニャ「んっ」
*・゜゚・*:.。..。.:*・チュッ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
みほ「・・・・・・」
サーニャ「・・・・・・」
みほ「や、柔らかい」
サーニャ「・・・感想は、いりません///」
サーニャ「それに、みほさんの唇だって・・・」
みほ「はぅっ!///」
86 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:32:46.51 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・次はもっと深く」
みほ「は、はいっ」
みほ「頑張りますっ!」
サーニャ「・・・・・・」くすっ
ぐいっ
みほ「さ、サーニャさんから!?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・チュッ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
みほ「ん"っ」
サーニャ「・・・・・・」
みほ「ぷはっ」
みほ(き、キスってこんなに気持ちいいんだ)
みほ(沙織さんが恋に憧れる気持ち)
みほ(ちょっとわかったかも///)
87 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:36:00.66 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・みほさん」
みほ「あぅっ」
みほ(サーニャさんの上気した顔、反則だよ)
みほ(なにも考えられなくなっちゃう)
みほ(なにも・・・)
サーニャ「どうしたの?」
みほ「・・・ごめんなさい」
みほ「わ、わたしっ、サーニャさんの全部が知りたいっ!」
サーニャ「!?///」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 23:37:28.90 ID:qku/piUx0
リーネちゃんと華さんの大食い対決が見れるな
支援
89 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:40:06.22 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・そ、そこはっ///」
みほ「・・・・・・」
サーニャ「んあぁっ!?」
みほ「すごく綺麗です」
サーニャ「え?」
みほ「なんか、サーニャさんのことしか考えられない」
サーニャ「わ、わたしも」
サーニャ「みほさんのこと・・・だけ」
サーニャ「あぁぁぁぁぁっ!」
91 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:43:37.70 ID:DUvv2nWN0
サーニャ「・・・はぁはぁ」
みほ「ご、ごめんなさいっ」
みほ「わたし、夢中になり過ぎちゃって」
サーニャ「・・・ううん」
サーニャ「それだけわたしに向き合ってくれたってことだから」
みほ「それはもちろんですっ!」
サーニャ「・・・・・・」くすっ
みほ「あ、あぅぅ///」
92 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:45:09.79 ID:DUvv2nWN0
みほ「・・・・・・」
サーニャ「・・・・・・」
みほ「なんか不思議です」
サーニャ「・・・え?」
みほ「こ、これが人を好きになることなのかなって」
サーニャ「・・・うん」
サーニャ「こんなにも人に触れたいって思うのは、初めて」
みほ(確かに、わたしもかも)
みほ(しかも、女の子同士なのに)
みほ(・・・・・・)
みほ(ん、女の子同士・・・?)
93 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:48:01.38 ID:DUvv2nWN0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
みほ『わたしは・・・みんなと一緒に居るのが』
みほ『いま、すごく楽しいから』
みほ『沙織さん、華さん、麻子さん、優花里さん』
みほ『みんなのことが、大好きだから』
優花里『西住殿にコクられました!』
沙織『う、嬉しいけど』
沙織『なんか女子としては間違ってるよ、それ』
みほ『ふえぇぇぇぇぇ!?』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
みほ(も、もしかして)
みほ(わたし、最初からその気が!?)
みほ「あぅぅ///」
サーニャ「・・・?」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 23:48:07.07 ID:WZwv74rs0
西住殿とリトヴァク殿の年齢っていくつですか?
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 23:49:31.61 ID:B9KW9pGu0
素養はあったと
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/22(土) 23:50:15.93 ID:ow5z9RDE0
エイラが生きる希望失くしそう
97 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:50:25.58 ID:DUvv2nWN0
みほ「い、いまさらですけど」
みほ「わたし達、女の子ですよね・・・」
サーニャ「・・・そうだけど」
みほ「い、いいのかな、あはは」
サーニャ「・・・みほさんだから」
みほ「え?」
サーニャ「男も女も関係なく、みほさんだから///」
みほ「あぅ!///」
みほ「あ、明日早いですし、もう寝ないと!///」
サーニャ「・・・うん」
サーニャ「でも、その前に」
みほ「は、はいっ」
サーニャ「・・・///」
みほ「・・・///」
*・゜゚・*:.。..。.:*・チュッ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
98 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:52:17.06 ID:DUvv2nWN0
日時不明[推定時刻]0710
みほ「ふぁ、朝?」
杏「おー、西住ちゃん起きたねー」
みほ「会長、おはようございます」
桃「おおお、起きたか西住」
桃「おは、おはよう・・・ございます!」
みほ「ございます?」
杏「ほらダメじゃん河嶋、普通にしないとさー」
桃「でも会長、あんなの聞いた後ですよ!?」
みほ「き、聞いた!?」
100 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:54:20.40 ID:DUvv2nWN0
杏「気を付けてよー?西住ちゃん」
杏「伏兵って意外なとこに潜んでるもんだから」
みほ「ま、まさか!?」
桃「・・・///」こくり
みほ「あぁぁぁ、あぅ!///」
杏「でも安心しなってー」
杏「これでも口は堅い方だから!」
みほ「そ、そうですか」
杏「たださー」
杏「小山には謝っといた方がいいと思うんだよねー」
みほ「はぃ?」
柚子「・・・ルッキーニちゃんに抱き着かれた上に、お風呂場の声」
柚子「全然眠れませんでした」くたっ
みほ「ごめんなさい、ごめんなさい!」
101 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:56:53.10 ID:DUvv2nWN0
華「みほさん、おはようございます」
みほ「お、おはよー」
沙織「みぽりん、おはよー」
沙織「ほら麻子、ちゃんと歩いてよー!」
麻子「・・・無理だ、眠過ぎる」
みほ(ほっ)
みほ(みんなは普通だ)
みほ「あれ、優花里さんは?」
沙織「ゆかりんならウィッチのみんなと残骸調べに行ったよ」
華「どこの車両かわかれば、手掛かりになるかも、だそうです」
みほ「なるほど」
102 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/22(土) 23:58:53.44 ID:DUvv2nWN0
優花里「おーい!」
沙織「帰って来たー」
みほ「わ、優花里さん飛んでる!」
スタッ
優花里「抱えてもらって、空の散歩させてもらいました!」
芳佳「楽しかったね、また飛ぼうよ」
優花里「ほんとですか、またぜひ!」
リーネ「はい、ぜひ」
ルッキーニ「あれ、サーニャどしたのー?」
サーニャ「・・・い、いえ」
サーニャ「た、ただいま///」
みほ「おお、おかえりなさい///」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 00:00:49.81 ID:mIBzyGxD0
事後
105 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:02:08.77 ID:unWYJtbf0
優花里「西住殿、どうかしましたかー?」
沙織「顔が赤いよ?」
みほ「な、なんでもありませんっ!」
杏(にひひー)
杏「まーそれはいいとしてー」
桃「秋山、状況はどうだった?」
優花里「はい、戦車の残骸は全てドイツ製でした」
優花里「宮藤さんの世界のカールスラントのものですねー」
柚子「カールスラントって?」
優花里「あちらの世界にも欧州があってですね」
優花里「国名だけが違うみたいなんです」
麻子「・・・なるほど、平行世界か」
106 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:04:15.05 ID:unWYJtbf0
リーネ「平行世界?」
沙織「そんなの、おとぎ話じゃないの?」
麻子「・・・一般的にはそう思われてる」
麻子「しかし、意外に研究者が多いテーマだ」
杏「まー、平行世界のが過去に飛んじゃったとかよりさー」
杏「説得力あるよねー」
華「宮藤さんの名前がわたし達に近いのも納得出来ます」
桃「お互い、別の平行世界に来てしまったってことか」
優花里「原因は霧とモヤ、ですね!」
107 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:06:11.67 ID:unWYJtbf0
サーニャ「・・・だとしたら問題は」
サーニャ「この世界が、どっちの世界に近いかと言うことです」
みほ「どうして?」
サーニャ「わたし達の世界に近ければ、敵はネウロイ」
みほ「!?」
みほ「こ、こっちに近ければ・・・」
柚子「まさか」
杏「そう、敵は人間だ」
桃「・・・な!?」
杏「もちろん、敵と決まったわけじゃないけどねー」
109 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:11:14.99 ID:unWYJtbf0
日時不明[推定時刻]1050
優花里「まさか実弾を積むことになるとは・・・」
みほ「あ、あくまで念の為だから」
沙織「だ、だよねー」
麻子「・・・敵が居ると決まった訳でもない」
華「そうでしょうか・・・」
優花里「・・・・・・」
沙織「・・・・・・」
華「・・・・・・」
みほ(うぅ、このままじゃ)
みほ「わ、わたしがっ!」
優花里「わわっ!?」
沙織「びっくりしたー!」
みほ「わたしがみんなを守るから」
110 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:13:18.48 ID:unWYJtbf0
みほ「だから、落ち着いて行動しましょう」
華「みほさん・・・」
みほ「全員の身の安全を最優先」
みほ「必要なら、逃げて逃げて逃げまくります!」
桃「・・・相変わらず言ってることは滅茶苦茶だが」
杏「なーんで安心感あるんだろねー」
沙織「そ、そうだよね」
沙織「みぽりんに着いて来て、間違ったことなんてないもん!」
優花里「どこまでも着いて行きます、西住殿!」
華「わたしもです!」
麻子「・・・どこだって行くし、どこだって逃げてやる」
111 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:16:06.91 ID:unWYJtbf0
リーネ「なんか芳佳ちゃん見てるみたい」くすっ
芳佳「そ、そうかな」
サーニャ「・・・うん」
サーニャ「普段はちょっと控えめだけど、実は情熱的だったり」
ルッキーニ「サーニャ、なんでそんなこと知ってんのー?」
サーニャ「そ、そう思っただけ///」
ルッキーニ「えー、怪しー!」
113 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:20:15.68 ID:unWYJtbf0
芳佳「守ろうね、サーニャちゃん」
サーニャ「・・・え?」
リーネ「大事な人なんですよね」
サーニャ「・・・あ、あの」
ルッキーニ「ねー、なんの話ー?」
サーニャ「・・・も、もしかして///」
芳佳「大丈夫、誰にも言わないよ!」
サーニャ「・・・うぅ///」
芳佳(だって、そのおかげで)
リーネ(芳佳ちゃんとキス出来たから///)
ルッキーニ「ねー、なんの話なのーーー!?」
114 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:22:07.18 ID:unWYJtbf0
ザッ ザザーッツ
サーニャ「!?」
芳佳「どうしたの!?」
サーニャ「・・・この反応、ネウロイ!」
リーネ「ど、どこですか!?」
ゴゴゴゴゴッ
ルッキーニ「うにゃー、下から出てきたー!」
115 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:25:49.28 ID:unWYJtbf0
華「な、なんですか・・・これ」
沙織「わたし達、まだ寝てるっけ」
優花里「もしかして、これが宮藤さんの言ってた・・・」
みほ「麻子さん、右転回!」
麻子「・・・はい」
みほ「全速で不明物体から離れます!」
優花里「西住殿・・・」
みほ「沙織さん!」
沙織「は、はいっ!?」
みほ「ウィッチのみなさんに連絡、指示を仰いで!」
沙織「わかったー!」
みほ「カメさんもあんこうに着いて来てください!」
117 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:29:26.86 ID:unWYJtbf0
沙織「リトヴャクさんから連絡!」
沙織「戦車の残骸のとこまで行って、身を潜めてだって!」
みほ(・・・サーニャさん)
優花里「うわ、敵はビームみたいなの撃ってますよ!」
みほ「はっ!?」
華「あんなの、反則です」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 00:31:07.01 ID:QZgej1rc0
戦車でネウロイは厳しいよなあ…劇場版でもあっさりやられてたし…
119 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:31:10.08 ID:unWYJtbf0
ダダダダダッ
ルッキーニ「うー、こいつ硬過ぎー!」
芳佳「コアが全然見当たらない!」
バシューッ
ルッキーニ「弾が少なくなってきたー!」
芳佳(戦車砲ならコアまで抜けるかもしれないけど・・・)
芳佳(それは考えちゃダメだ!)
芳佳「とにかく、ネウロイを引きつけることだけ考えよう!」
サーニャ「・・・うん、少しでもみほさん達が逃げる時間を」
リーネ「わかったよ、芳佳ちゃん!」
ルッキーニ「任せろー!」
サーニャ(・・・逃げて、みほさん)
120 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:33:06.56 ID:unWYJtbf0
優花里「だいぶ、苦戦してるみたいですね」
みほ「・・・・・・」
華「というより、わたし達と逆の方向におびき出してるような」
みほ「!」
みほ「停車!」
麻子「・・・え?」
ギャギャギャギャーッ
沙織「みぽりん?」
みほ「みんな、後ろの38tに移ってください」
121 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:35:07.04 ID:unWYJtbf0
華「み、みほさん、なにを言ってるんですか!?」
みほ「これは、車長命令です!」
優花里「西住殿、一人で援護に行くつもりですね!」
沙織「だったら、わたし達も・・・」
みほ「ううん」
みほ「さっきわたしは、みんなを守るって言った」
みほ「だから守らせて」
優花里「し、しかしですね」
みほ「わたしに嘘は付かせないで」
優花里「あ、あぅ」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 00:38:22.70 ID:V0IYLIMR0
戦車なぎ払われてたな
124 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:39:27.92 ID:unWYJtbf0
優花里「・・・・・・」
沙織「・・・・・・」
華「・・・・・・」
麻子「・・・嫌だ」
みほ「え?」
麻子「・・・わたしは西住さんに操縦手を頼まれた」
麻子「だから、どかない」
みほ「そのわたしからの命令ですから!」
麻子「・・・わたしは友達の西住さんに頼まれた」
麻子「車長なんかに頼まれた覚えはない」
126 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:41:08.02 ID:unWYJtbf0
みほ「そ、それは屁理屈じゃ・・・」
沙織「わたしだって降りないよ!」
華「だいたい一人では砲も撃てませんよ?」
優花里「わたしは西住殿に必要とされない方が辛いです!」
みほ「・・・み、みんな」
127 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:43:07.71 ID:unWYJtbf0
優花里「さあ、命令してください西住殿!」
みほ「で、でも当たったら死ぬんだよ!?」
沙織「確かにそれは怖いよ?」
沙織「でも、残って後悔する方がもっと怖いもん!」
麻子「・・・命令はまだか?」
華「わたし達は準備完了です」
みほ「・・・ありがとう、みんな」
みほ「反転して敵に攻撃を仕掛けます」
みほ「パンツァー・フォー!」
128 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:45:05.95 ID:unWYJtbf0
柚子「わ、わたし達も行きますか?」
杏「いや、やめとこっかー」
桃「会長?」
杏「この38tは実弾の補給が出来てない」
杏「行っても足手まといになるだけっしょー」
柚子「で、でも」
杏「小山ー、引くのも勇気なんだよ」
柚子「勇気・・・ですか?」
杏「確かに敵をかく乱するくらいは出来るかもしれない」
杏「でも、それでやられて誰より悲しむのはさー」
桃「・・・西住ですね」
杏「だったら、歯ぎしりしてでも待つしかないじゃん」
杏「無事に帰って来るのを」
130 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:49:28.27 ID:unWYJtbf0
ルッキーニ「にゃぁぁぁ!」
ダダダッ カシュンカシュンッ
ルッキーニ「あ、あれれ?」
ルッキーニ「芳佳ぁ、弾が切れたー!」
芳佳「一旦下がって、ルッキーニちゃん!」
サーニャ「・・・敵へのけん制だけお願い」
ルッキーニ「わかったぁ!」
サーニャ「・・・リーネさん残弾は?」
リーネ「わ、わたしもあと少しです」
芳佳「いざとなったら、シールドごとぶつかるしかないよ!」
サーニャ「・・・うん、コアの位置が分からないのは危険だけど」
サーニャ「もう、それしか」
芳佳「サーニャちゃん、あれ!」
サーニャ「・・・え?」
131 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:51:06.30 ID:unWYJtbf0
みほ「沙織さん、こちらの砲撃に巻き込まないよう、連絡を!」
沙織「了解!」
優花里「装填完了、いつでも撃てますよ!」
みほ「華さん、今回は射撃の為に停車することが出来ません」
みほ「難しいと思うけど、頑張って」
華「はい!」
沙織「みぽりん、リトヴャクさんが無線に出てって」
沙織「な、なんか怒ってるみたい」
みほ「わかりました」
みほ「サーニャさん、聞こえますか?」
132 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:53:06.99 ID:unWYJtbf0
サーニャ『・・・退避するように言ったはずです』
サーニャ『反転して下がってください』
優花里「に、西住殿、どうしますか?」
華「・・・みほさん」
沙織「・・・・・・」
麻子「・・・・・・」
みほ「出来ません!」
サーニャ『・・・どうして!?』
みほ「サーニャさんには、わかるはずです!」
サーニャ『!?』
134 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 00:59:58.96 ID:unWYJtbf0
サーニャ「・・・で、でも」
芳佳「・・・・・・」
リーネ「サーニャちゃん・・・」
芳佳「西住さん、ネウロイにはコアと呼ばれる部分があるんです」
芳佳「そちらの砲撃なら、コアを探し出せると思います!」
みほ『わかりました』
みほ『一か所を集中攻撃してもダメということですね』
サーニャ「・・・芳佳ちゃん!?」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 01:02:12.52 ID:mIBzyGxD0
熱い展開だ
142 :
◆1BrjSSUSHI [バイバイさるさん]:2012/12/23(日) 01:28:15.80 ID:unWYJtbf0
芳佳「わたし良くわかんないけど」
芳佳「たぶん、両方正しいと思うんだ」
サーニャ「・・・え?」
芳佳「サーニャちゃんも西住さんも、きっと同じ気持ちだと思うから」
サーニャ「・・・・・・」
芳佳「・・・・・・」こくり
サーニャ「・・・うん」
146 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 01:31:51.92 ID:unWYJtbf0
サーニャ『・・・みほさん、無理はしないで』
みほ(・・・ありがとう、サーニャさん)
みほ「華さん、照準は?」
華「取れてます!」
みほ「では、撃て!」
華「はいっ」
ドォォォン
みほ「右に転回します、そのまま敵の周囲を回って!」
麻子「・・・了解」
優花里「次弾、装填完了!」
みほ「撃てー!」
148 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 01:36:56.07 ID:unWYJtbf0
ドドォン
芳佳「くっ、わたしも弾が切れた!」
サーニャ「・・・みほさん達のフォローをお願い」
芳佳「わかった!」
ルッキーニ「もう魔法力持たないよー!」
リーネ「ルッキーニちゃん、もう少しだから頑張ろ?」
沙織『砲撃いきますよー!』
ドドォン
芳佳「!?」
芳佳「コアが見えた!」
サーニャ「・・・リーネさん!」
ルッキーニ「いっけぇ、リーネ!」
リーネ「はい!」
ドンッ
153 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 01:40:52.08 ID:unWYJtbf0
パァァァァァン
みほ「・・・貫通した」
沙織「た、倒せたのかな?」
みほ「んんっ」
バシャーーーン
159 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 01:49:33.17 ID:unWYJtbf0
優花里「すごい、バラバラになっていきますよ!」
みほ「ほんとだ、光の欠片みたい」
華「なにかとても綺麗です」
麻子「・・・どうやら終わったらしい」
沙織「良かったー!」
みほ「・・・ほっ」
沙織「そうだ、カメさんチームに連絡するねー」
みほ「うん、お願い」
麻子「・・・ちょっと待て、あれは」
163 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 01:55:06.76 ID:unWYJtbf0
ルッキーニ「またモヤだー!」
リーネ「これってもしかして・・・」
芳佳「そうだよ、あの時と同じだよ!」
ルッキーニ「じゃあじゃあ、これに入れば戻れるぅ!?」
芳佳「絶対そうだよ!」
芳佳「良かったね、サーニャちゃ・・・」
ルッキーニ「サーニャ?」
サーニャ(・・・元の世界に戻る?)
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 01:56:22.84 ID:V0IYLIMR0
あれはデビルお姉ちゃん
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 01:57:37.95 ID:EAolJAdM0
お姉ちゃん同盟
167 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 01:58:52.54 ID:unWYJtbf0
優花里「これで帰れるかもしれません!」
みほ(か、帰れる)
沙織「カメさんチームも霧が見えるってー」
みほ(これで帰れるんだよね)
華「霧に包まれれば元の世界なんですよね」
みほ(でも、帰ったら)
みほ(帰ったら)
みほ(・・・・・・)
みほ(もうサーニャさんに会えない!)
カシャン
みほ「サーニャさん!」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:00:53.00 ID:EAolJAdM0
ルーデルさんが航空支援
172 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:02:41.33 ID:unWYJtbf0
バラララララッ
サーニャ「・・・みほさーん!」
グラッ
みほ「わわっ!?」
優花里「また戦車が浮かびました!」
麻子「・・・あの時と同じだ」
みほ(伝えなくちゃ)
みほ(せめて、せめて一言・・・)
*・゜゚・*:.。..。.:*・チュッ・*:.。. .。.:*・゜゚・*
みほ(え?)
サーニャ「・・・ありがとう、会えて良かった」にこっ
みほ「さ、サーニャさ・・・」
ギュゥゥゥゥゥン
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:03:25.68 ID:EAolJAdM0
エイラが吐血してぶっ倒れそう
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:07:00.49 ID:V0IYLIMR0
エイラは犠牲になったのだ
176 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:08:02.66 ID:unWYJtbf0
2012年某日1820 太平洋上日本領海
みほ「はっ!?」
妙子『こちらアヒルチーム、応答して下さい!』
エルヴィン『霧とはなんだ、応答を!』
沙織「夢・・・だったの?」
麻子「・・・いや、わたしも覚えてる」
華「ということは」
優花里「やった、帰ってこれました!」
180 :
◆1BrjSSUSHI [支援thx]:2012/12/23(日) 02:13:48.32 ID:unWYJtbf0
みほ「こ、こちら、あんこう」
みほ「通信が途切れていたのは、どの位ですか?」
そど子『2、3分です、なにかあったんですか!?』
優季『良かった、出てくれたー』
みほ(2、3分だったんだ)
みほ(誰も信じてくれないよね)
みほ(たったそれだけの時間で、恋をしてきたなんて)
184 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:18:49.16 ID:unWYJtbf0
優花里「あ、あの、西住殿」
みほ「ん?」
優花里「わたしの見間違いでなければですね、その」
優花里「リトヴャクさんと、き、キスしてるように見えました!」
みほ「!?」
沙織「え、なにそれ!?」
みほ「みみみ、見間違いじゃないかな」
華「すみません、わたしも見ちゃいました///」
沙織「ど、どゆこと!?」
みほ「とにかく、車庫に帰ります!///」
みほ「パンツァー・フォー!///」
優花里「西住殿ー!!!」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:19:26.36 ID:EAolJAdM0
ざんねん!
にしずみどの は ねとられて しまった!
私怨
188 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:21:57.37 ID:unWYJtbf0
そして、こちらの世界では数ヶ月が過ぎていた
1945年某日0715 ベルギカ王国サントロン基地
サーニャ「・・・報告は以上です」
ミーナ「わかったわ、哨戒任務お疲れさま」
サーニャ「・・・はい、失礼します」
ミーナ「あ、そうだサーニャさん」
サーニャ「・・・はい?」
ミーナ「扶桑海軍からあなたに届け物よ」
192 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:26:54.87 ID:unWYJtbf0
サーニャ「・・・ビンの中に手紙?」
ミーナ「なんでも横須賀軍港に流れ着いたらしいわ」
ミーナ「扶桑語だけど、なぜかあなた宛てだったとか」
サーニャ「!?」
ミーナ「なにか心当たりが?」
サーニャ「・・・はい、芳佳ちゃんの所に行って来ます!」
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:29:49.96 ID:V0IYLIMR0
なんかストパンの劇場版見たくなった
196 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:32:05.54 ID:unWYJtbf0
To Sanya V.Litvyak
届かないとは分かっていますが
この手紙を書きます
あなたは元の世界に無事戻れたでしょうか
それだけが心配です
サーニャさんにもらった最後のキス
絶対に忘れません
たとえ短くても、本当の恋だと言えるから
もう会えないとは思うけど
さよならは言いません
あなたはいつでも、わたしの心の中にいます
元気で
PS
言えなかった言葉をここに記します
あなたが好きです
西住みほ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:33:37.12 ID:EAolJAdM0
秋山殿、血涙を流す
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:33:59.77 ID:V0IYLIMR0
秋山殿ー
200 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:35:08.16 ID:unWYJtbf0
ガチャ
エイラ「なんだサーニャ、ここに居たの・・・」
エイラ「って、なんで泣いてるんダ!?」
サーニャ「・・・なんでもない」
エイラ「な、なんでもない訳ないだろ」
エイラ「宮藤ぃ、なにをしター!」
芳佳「ご、誤解だよ!」
204 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:40:05.26 ID:unWYJtbf0
サーニャ「・・・エイラ、間違いで人を疑ってはだめ」
エイラ「で、でもさ」
サーニャ「・・・ごめんね、いまは教えられない」
エイラ「サーニャ・・・」
サーニャ「・・・でも、エイラがもし」
エイラ「もし、なんダ?」
サーニャ「・・・ううん」
エイラ「言ってくれ、気になるダロ!」
エイラ「みーやーふーじー!」
芳佳「だから、なんでわたし!?」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:41:41.83 ID:V0IYLIMR0
エイラwww
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:42:19.83 ID:EAolJAdM0
エイラ・・・
208 :
◆1BrjSSUSHI :2012/12/23(日) 02:43:50.61 ID:unWYJtbf0
・・・エイラがもし
あの人以上にわたしの心に深く触れられたら
話してあげられるかも
-―…‥─- /////////}
_____/__ ─-ミ ///////
|//////////////⌒ ̄ ̄`ヽ \////'
V ////////// ∨//
∨//////〃 、 ∨
∨///// .: .:: / ハ \ ‘
i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ',
i::::::}/ / .:: / / // :| | :,
i:::/ // / ::: / ..: ' // _j_ | i
/ /:::/ / :::: ..::/斗─ // _|_ /゙リ 八
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i/j/ノ|_// 7⌒メ / ノ!`ヽ
/ .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ノ! ノノ´ /ノ
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ノ:j :ソ i .イ
l :::: :::::::| 八 :|ヘ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|i ::| ::::::|人 \ {__ ::::::::: ` 八jハ!
|i | :::::::::i ̄\iイ` , , / .::ノ
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. \ \{\::|/\: : : :\ / >-< )ノ}/ `:,
/: : : : : \: : : :\\: /<〉 i
・・・そう
わたしの数日だけの、素敵な恋の話を
END
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:45:11.51 ID:EAolJAdM0
乙ゥ
がんばれエイラ
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:45:31.59 ID:V0IYLIMR0
乙!
エイラにも希望が
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:47:06.84 ID:mIBzyGxD0
乙
クロスでNTRとは危険牌だったな
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:47:59.54 ID:QO3xDN7hO
ビッチさーにゃんかわいい
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:51:08.92 ID:r0uw6ksJ0
おつ!
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/23(日) 02:51:36.85 ID:QZgej1rc0
おつ
どっちも凄く好きな作品だし楽しめた
…内気な女の子同士が一目惚れしあって積極的になるって…いいな……
転載元
みほ「さよならは言いません」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356176333/
ひびき遊
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