1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:07:33.27 ID:amtFdUvU0
女「なんなのこれ」
男「どんなメールなんだ」
女「なんか気持ち悪いメール、最近きはじめたんだけど」
男「迷惑メールか」
女「でもアドレス変えてもくるんだよね」
男「なんだそれこわいな」
女「いたずらとかむかつく」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:09:02.50 ID:amtFdUvU0
男「ちょっと見せてみろよ」
女「うん」
本文
ああ、おはよう
今日も女さんは元気そうだ
僕も元気
今日は朝ご飯何食べたのかな
僕は目玉焼き
ああ、女さんは何食べたのかな
男「なんだこれ」
女「気持ち悪いでしょ」
男「つーかストーカーみたいだな」
女「えーやだなー」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:12:25.75 ID:amtFdUvU0
男「いつからきはじめたの?」
女「んー3日くらい前かな」
男「こうゆうのは早めに人に相談した方がいいぞ」
女「だから男に一番に報告したの」
男「おまえ、俺を一番に信用してくれて…」
女「ほら、こんな面倒なこと他の人に頼んだら悪いでしょ」
男「おい」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:17:17.45 ID:amtFdUvU0
女「あはは、冗談だよ」
男「笑えないな」
女「でも信用してるのはほんとだよ」
男「ま、まあな…ってか照れるな」
女「えへへ」
男「それで他にはどんなメールがきたんだ」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:20:57.37 ID:amtFdUvU0
女「うーん、こんなのとか」
本文
もうダメだ耐えられない
おいしい
またお世話になるかもしれない
ああ、つぎはあれもいいなあ
女さんは今何してるかなあ
男「これも気持ち悪いな、ってか危ないな」
女「何言ってるかよくわからないしね」
男「…お前最近なんか盗まれたりした?」
女「うーんとね…そういえばいくつかなくしちゃったかなぁ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:26:48.68 ID:amtFdUvU0
男「やっぱりか」
女「え?これって盗まれてたの?なくしたと思ってたんだけど」
男(こいつ鈍いな、黙っとくか)
女「えー、てかなんでわかったの?」
男「なんとなくだよ、なくしただけかもな」
男「お前いつもぼーっとしてるから」
女「ひどーい」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:30:12.79 ID:amtFdUvU0
男「まあそのうち出てくるさ」
女「そうだねー」
男「メールはどのくらいきてるんだ?」
女「1日に10通くらいかな」
男「うわ、キツいな」
女「さすがに気味が悪いよ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:35:05.03 ID:amtFdUvU0
女「そういえば変わったメールもきてたよ」
男「さっきのも変わってるけどな」
本文
あ
。。kja;++人
>>>
>>>>>
>>>>>>>?
>>>
死
>>>@@@@3
hos
男「…なんだこれ」
女「ね、変わってるでしょ」
男「変わってるな」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:43:41.54 ID:amtFdUvU0
女「他のもだけどこのメール特に気持ち悪い」
男「異質だな」
女「いたずらメールやめてほしいなぁ」
男「ちなみにこのメールはいつきたんだ?」
女「これは2日前だよ」
男「じゃあ同じやつかな」
女「何人もいるのかなぁ…」
男「だ、大丈夫だ!一人だよきっと」
女「あんまり励ましになってないよ…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 13:53:02.59 ID:amtFdUvU0
男「とりあえずもう一回アドレス変えとけよ」
女「そうだね、そうするよ」
男「他のやつにも相談してみるか」
女「あ、あんま広めないでほしいな」
男「なんでだ?」
女「ほら、変な噂とかたったらいやだから…」
男「とは言ってもなぁ」
女「…」
男「わかったよ」
女「あ、ありがとう」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:02:01.34 ID:amtFdUvU0
ピロリーン
女「あ、メール」
本文
なにそれいやだ
離れて離れて
怒り
それはいけない
離れろ
女「意味わかんないよ」
男「じゃあまた放課後話そうぜ」
女「あ、うんまたね」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:12:35.94 ID:amtFdUvU0
男「よう」
友「あ、男おっはよー」
男「朝から元気だな」
友「それが取り柄だからな」
友「そういえば聞いたか?」
男「ん?」
友「最近さぁー」
先生「授業はじめっぞー」
男「悪い、あとでな」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:19:38.83 ID:amtFdUvU0
男「で、最近なんだって」
友「あのな…忘れた」
男「お前ほんと忘れんのはやいな」
友「まあまた話すって」
男「そうか」
友「なあなあ」
男「ん?」
友「女さんってかわいくね?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:23:19.12 ID:amtFdUvU0
男「なんだ急に」
友「いやさ、あの顔にあの体だぜ」
男「お前どこみてんだよ」
友「どこって胸だよ、でかいよなー」
男「まあ確かにな」
友「お前女さんと仲いいよな、ずるいわー」
男「小学校から一緒だったしな」
友「くそ、俺もかわいい子と仲良くしたいわ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:28:33.85 ID:amtFdUvU0
男「まあがんばれよ」
友「余裕みせやがってこのやろう」
男「何言ってんだよ」
先生「お前なにもってきてんだ!」
キモオタ「ひぃ」ビクゥ
先生「学校に携帯持ってきていいとおもってんのか、没収だ!」
キモオタ「ゆ、許して下されえ」
先生「ダメだ、放課後まで没収だ」
キモオタ「ぐぬぬ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:43:12.58 ID:amtFdUvU0
ナニアレキモーイ
キモオタ「」プルプル
男「ついてないな」
友「携帯だめだったのか、昼休みおもいっきり使ってたわ」
男「つーか学校で携帯なんて使わないだろ」
友「そうだなーメールとかか」
男「誰にだよ、友達なら直接言えるだろ」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:45:57.49 ID:amtFdUvU0
友「そりゃあ彼女とやりとりするんだよー」
男「そういうことは出来てから言えよ」
友「くそ、今にみてろよ」
男「でも仮にそうだとしてもなー」チラッ
キモーイ クサーイ
キモオタ「」プルプルビクッ
ウェェーナニアレー
男「…」
友「まあ人それぞれだろー」
男「そうだな」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 14:59:59.58 ID:amtFdUvU0
――放課後――
男「あれからメールきたか?」
女「ううん、朝のからはきてないよ」
男「そうか、また来たら教えてくれよ」
女「わかったぁ、じゃあ帰ろっか」
男「ああ」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:03:15.46 ID:amtFdUvU0
男「…」
女「♪」
男「…なあ」
女「えー?」
男「なんでそんなくっついて歩くんだ」
女「だってなんかあったら怖いし」
男「なんかってなんだよ」
女「だめ?」
男「いや、だめじゃないけどさ」
女「じゃあいいよね」ギュウ
男(確かにでかいな)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:09:41.17 ID:amtFdUvU0
男「じゃあまた明日な」
女「うん、なにかあったら連絡するよ」
男「ああ、頼ってくれ」
女「おお、頼もしー」
男「これくらい普通だろ」
女「そんなことないよー、男は優しいね」
男「いやいや」
女「じゃあまたねー」
男「おう」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:12:17.48 ID:amtFdUvU0
女「はぁー疲れたー」
女母「おかえり」
女「ただいまー」
女母「帰って来てそうそうなんだけどあんた明日予定ないわよね?」
女「あしたー?んーないよー」
女母「よかった、じゃあお留守番よろしくね」
女「え?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:13:43.42 ID:8/45PumE0
受信拒否したらええやん
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:18:38.49 ID:amtFdUvU0
女「どこか行くの?」
女母「ちょっと友達と旅行行ってこようと思ってね」
女「急だなー」
女母「予定ないならよかったよ」
女「お土産買ってきてよー?」
女母「はいはい」
女「明日は一人かー」ニヤニヤ
女母「ちゃんと寝なさいよ」
女「わかってるよー」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:31:18.17 ID:amtFdUvU0
女「明日は久しぶりにいろいろできるなー」
女「帰りにおかしとかいっぱい買ってこー♪」
女「それにしてもあれから一度もメールこなかったな」
女「…まあこないならこないでいっか」
女「さーてとお風呂はいろーっと」トテトテ
ピロリーン
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:36:04.60 ID:amtFdUvU0
男「いやー今日はびっくりしたな」
男「今時あんなメール送る奴いるんだなー」
男「変なメールとか混ざってるし」
男「つーか拒否できないのか?明日女に言ってみるか」
男「なんか今日は疲れたな」
男「…寝るか」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:46:21.36 ID:amtFdUvU0
女「ふぅ、きもちよかったぁ」
女「ん?メールきてる」
本文
やっとメールできたよ
遅れてごめんね
もうお風呂はいったかな
女さんの裸拝みたいなあ
きょうは大変だったよ
女「アドレス変えたのに、なんで送れるんだろ…」
女「もしかして知り合いとかじゃないよね」
女「あ、もう他にもきてる」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:51:26.35 ID:amtFdUvU0
女「男からだぁー」
本文
おっす(^^)v
今日はいろいろあったな
まあ元気出せよ(@蓋@)ノ
いたずらメールなんてすぐ飽きるだろうしな
なんかあったら構わず相談してくれ(^^)v
じゃあまたな(^Д^)ノシシ
女「あはは、優しーなー」
女「えっと、ありがとう、おやすみと」カチカチ
女「これでよしと」
女「もう一通あるな」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 15:55:19.29 ID:amtFdUvU0
女「また知らないアドレスからだ」
本文
あ
jjd;;+::@人
kkey[...
。。laa];+
>>?
>>>>>
>>>>>>>?
>
死
>>>@@1
hos
女「またこのメールか、これも毎日くるなぁ」
女「もうこんな時間だし…」
女「男には明日相談しよっと」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:10:24.95 ID:amtFdUvU0
男「おはよ」
女「おはよー、昨日はメールありがとね」
男「ああ、ちょっと心配でさ」
女「すっごい励まされたよー」
男「そんなにか」
女「うん、うれしかったぁ」
男「それで昨日はメールきたか?」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:18:59.56 ID:OjrSwt/pi
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:22:21.00 ID:amtFdUvU0
女「こんなのがきてたよ」
男「ん、またあの変なメールきてるな」
女「これは毎日一通きてるよ」
男「なんかの定期メールか?ってかアドレス変えたの意味なかったか」
女「うん、なんでだろうね」
男「もしかしてお前の知り合いとかな」
女「そ、それは考えたくなかったけど…」
男「ところでお前メール拒否とかはしないのか?」
女「…拒否??」
男「やっぱり知らないのか」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:30:33.66 ID:amtFdUvU0
男「携帯の機能で知らないアドレスとかは受信させないようにできるんだよ」
女「え~そんなのあったの!?」
男「携帯慣れろよ」
女「そんな細かい昨日まで知らないよー」
男「それ使ってみるか?」
女「うん、最初からこうしとけばよかったね」
男「まあ犯人はだれとかわからんけどな」
女「犯人捜したいわけじゃないしなぁ」
男「そうなのか?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:33:25.01 ID:amtFdUvU0
女「だって知り合いだったらとか思うと…」
女「疑ってるわけじゃないけど」
男「それはわかるな」
女「それにしらない人でもそれは怖いよ」
男「どっちかはいるはずだからな」
女「うん…」
男(しまった)
男「でもこれでおさまるといいな」
女「そだねー」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:48:50.21 ID:amtFdUvU0
女「これでちょっと安心だなぁ」
男「そうだな、じゃあ行くか」
女「うん」
友「おはよー」
男「おっす」
友「お前また一緒に登校しやがって」
女「友くんおはよう」
友「うん、おはよー」
男「近いからついでだよ」
友「くそ、俺も幼馴染ほしいぞ…」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:50:32.80 ID:amtFdUvU0
女「はやくしないと遅れちゃうよー」
男「そうだな、急ぐか」
女「じゃあまた放課後」
男「ああ」
キモオタ「…」チラッ
キモオタ「グヌヌ」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 16:53:51.37 ID:amtFdUvU0
キモオタ「くそが、また一緒に登校しやがって」ガンッ
キモオタ「うっ、いてぇ」
キモヲタ「ふんっアドレス変えたって無駄だ」カチカチ
キモオタ「これで…よし送信っと」
ピロリーン
キモオタ「ん?な!?」
キモオタ「女さんいつの間に拒否機能なんて覚えたんだ」
キモオタ「…男め」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:11:02.15 ID:amtFdUvU0
DQN「てめーさっきからうるせーぞ」
キモオタ「ひっ、あ…おふぅ」
DQN「あ?」
キモオタ「ごめ、ごめん…さい」
DQN「…ちょっと来いよ」
キモオタ「…」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:13:18.36 ID:amtFdUvU0
女「うんうん、拒否昨日の効果ありってとこかな」
女「全然メールこなくなったよ」
女友「ん?なんかいいことあった?」
女「ううん、なんでもないよー」
ピロリーン
女「ん?」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:16:20.60 ID:amtFdUvU0
女「え?あっれーなんでまた知らない人から」
女「ちゃんと拒否できてないのかな」
女「また男に聞いてみればいっか」
女友「メール?」
女「え?あ、うん」
女友「気を付けたほうがいいよ、ばれたら没収されるらしいから」
女「そうなの?」
女友「昨日もだれかとられたらしいし」
女「じゃあ気をつけるよー」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:17:26.32 ID:amtFdUvU0
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:20:32.15 ID:HFyC8eM90
支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:34:54.23 ID:amtFdUvU0
DQN「オラ!オラ!」ドフッ
キモオタ「うっ」
DQN「謝罪くらいはっきり言えねーのか?」
キモオタ「ごめんなさい…」
DQN「今度から気をつけろよ」ゴソゴソ
DQN「お、けっこう持ってんじゃん」
DQN「はは、もう許してやんよ!じゃあな」
キモオタ「…ちくしょう」イライラ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:46:02.19 ID:amtFdUvU0
男「もう時間か、じゃあ帰るわ」
友「また明日なー」
男「おう」
女「あ、男ー」
男「おう女、帰るか」
女「あ、ちょっと待って―」
男「どうした?」
女「ほらこれ」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:52:10.92 ID:amtFdUvU0
本文
あ
jkd:m9@人
。。laa];+
las*+*1]]
>>?
>>>?
>>>>>?
>
死
hos
女「このメールさっききたんだけど」
男「またこれか、ちゃんと設定できてなかったのかな」
女「みたいだね」
男「ちょっとかして」
女「うん」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 17:56:13.86 ID:amtFdUvU0
男「あれ、おかしいな」
女「どうしたの?」
男「ちゃんと設定はできてるはずだぞ」
女「えー、でもメールきてるよ」
男「なんでだろ」
女「うーん、ちょっと様子みてみよっか」
男「そうだな、あ」
女「んー?」
男「ちょっと忘れ物した、待っててくれるか」
女「いいよー」
男「悪いな」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:04:24.13 ID:amtFdUvU0
キモオタ「くそ」カチカチ
キモオタ「やっぱり送れねえじゃねーか!」ハッ
キモオタ「」キョロキョロ
キモオタ「ふぅ」
キモオタ「くそ!くそ!これじゃあ俺の楽しみが…」イライラ
キモオタ「あ、そうだ」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:08:57.52 ID:amtFdUvU0
キモオタ「フヒヒ」
キモオタ「とりあえずこのカス携帯はつかえねーな」ポイッ
キモオタ「女さんにメール送れないうえにDQNに金までとられたんだ」
キモオタ「これぐらい許されて当然だろ」ゴソゴソ
キモオタ「お、あったでござるwww」
キモオタ「女さんの体操着www」
キモオタ「できれば使用済みのがよかったけど」スゥゥ
キモオタ「っぷはぁ、フヒヒww」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:15:31.34 ID:amtFdUvU0
男「ん?まだだれかいるのか」
キモオタ「お持ち帰りして今日のおかずにするおwww」
男「何やってんだあいつ…ってあれ女のロッカーじゃねえか」
男「おい!なにやってんだ」
キモオタ「!?」ビクッ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:20:09.24 ID:amtFdUvU0
キモオタ「ひぇ?」ゴソゴソ
男「今何隠したんだよ」
キモオタ「な…にがぁ?」
男「ちょっと見せてみろって」グイ
キモオタ「あ」
男「…やっぱり、これどういうことだよ」
キモオタ「こ、こ、ここに落ちてたんだよぅ」プルプル
男「そんな嘘が通じるかよ…」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:32:19.79 ID:amtFdUvU0
キモオタ「しょ、証拠はあるのぉ?」
男「証拠?うーん(ねえな)」
男「つーかなんで嗅いでたんだよ」
キモオタ「か、嗅いでないよぉ?」
男「嗅いでただろ」
キモオタ「み、見間違いだろぉ?証拠は?」
男「証拠証拠うるさいな」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:36:11.67 ID:amtFdUvU0
男「ん?これは」ヒョイッ
キモオタ「あ…それは」
本文
メールが送れないよ
ごめんねごめんね><
拒否はいけない
女さんかわいいよ
拒否はしないで
その人のいうことは間違い
><
男「この携帯お前のだろ?」
キモオタ「…」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:38:59.46 ID:amtFdUvU0
女「あ、やっときた」
男「待たせたなー」
女「あれ、その人は?」
男「うん、そのなんだ、こいつがメール送ってた」
女「え」
キモオタ「あぁ」チラッ
女「えっと」
キモオタ「!?」バッ
キモオタ(目があっちゃった///www)
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:42:14.22 ID:amtFdUvU0
男「ほら、見ろこれ」
女「あ、えっと」
女「…」
男「こいつが送ってたんだよ」
キモオタ「お、女さんがか、かわいいのがいけない…んだぁ」
男「ったく、どうする女?」
女「うん」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:46:09.68 ID:amtFdUvU0
女「どうもしないよ」
男「え?」
キモオタ「ひぇ?」
女「大事にしたくないし、それにほら」
女「さすがにキモオタさんももうしないよね」
キモオタ「…しないよ」
男「いやいや」
女「ほら、これ以上しないっていうならもういいってば、ね?」
男「でもなぁ」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:50:02.20 ID:amtFdUvU0
女「男」
男「ん?」
女「ここでキモオタさんのこと先生に言ったりして逆上しちゃったら」
女「それこそ、また悪いことしちゃうかもしれないでしょ?」
女「それにまた変なことされたらその時考えればいいよ」
キモオタ「女さん…」
男「はぁ…人がよすぎだろ」
女「えへへ」
男「今回はほめて言ったわけじゃないぞ」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:52:35.62 ID:amtFdUvU0
男「まあ次なんかあったら真っ先に疑うからな」
キモオタ「…おぅ」
女「じゃあもうこれっきりね、はい指切り」スッ
キモオタ「///」ガシッ
女「約束だよ」ニコッ
キモオタ「…フヒヒww」
男「…」
女「あ、そーだキモオタくん」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 18:55:12.99 ID:amtFdUvU0
キモオタ「?」
女「このメールなんだけどどうやって送ったの?」
男「おお、そうだ、拒否してんのになんで送れるんだよ」
キモオタ「…え、知らないよぉ」
男「ん?」
女「このメール送ったのキモオタくんじゃないの?」
キモオタ「こんな変なメール送らないよwww」
男「お前が言うなよ」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:02:48.61 ID:amtFdUvU0
男「それ本当かよ、ちょっと携帯見してみ」
キモオタ「あ」
女「乱暴だなぁ」
男「うーん」カチカチ
男(おかしいな、あの変なメールだけないぞ)
男「お前消したりしてないよな」
キモオタ「してないよぉ」
男(まあ消すなら他のも消すよな)カチカチ
男「じゃあ誰が送ったんだあのメール…」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:12:00.04 ID:amtFdUvU0
女「まあこんなところにいてもあれだし」
男「ん、そうだな帰るか」
女「はいこれ」スッ
キモオタ「ぬん?」
女「今度はちゃんとした文面にしてね」
男「おいおいアドレスなんて教えていいのかよ」
女「うん、大丈夫」
キモオタ「あ…りがとぅ」
女「いいよ~」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:17:48.07 ID:amtFdUvU0
男「よし、帰るか」
キモオタ「そうだな」
女「なんか遅くなっちゃったね、家の人は大丈夫?」
男「ああ」
キモオタ「問題ない」
男「女の家はいいのか?」
女「あたし今日一人なんだぁー」
男「親いないのか」
女「なんか旅行行くんだって、ずるいよねー」
キモオタ「ずるいなぁー」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:19:00.49 ID:/nAMzzBd0
キモオタメンタル強いなwww
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:22:02.21 ID:OjrSwt/pi
キモオタ馴れ馴れしいwwwww
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:23:23.47 ID:amtFdUvU0
男「お前怖がりじゃなかったっけ、大丈夫なの?」
女「な、留守番くらいできるよー」
キモオタ「そうですぞ、子供じゃないんですからwww」
女「ねー」
男「そうかよ、まあなんかあったら頼れよな」
女「そうするよー」
男「じゃあまた明日な」
女「じゃあねー」
キモオタ「バイビー」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:26:02.28 ID:amtFdUvU0
女「ふう、ただいまー」
シーン
女「って誰もいないんだよね」
女「…」
女「こ、怖くないよ別に!」
女「あ、おやつ買ってくるの忘れちゃったなー」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:31:14.25 ID:amtFdUvU0
男「ちょっとコンビニ行ってくるわ」
男母「さっさと帰ってきなさいよー」
男「わかってるよ」
男「~♪」チリンチリーン
男「なんか雨降りそうだな」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:37:01.30 ID:amtFdUvU0
――コンビニ――
男「さて、買い物すませてさっさと帰るか」
キモオタ「うぬぬ」
男「ん?」
キモオタ「またはずれかよぉ!」
男「なんかくじ引いてんな」
男「よう」
キモオタ「おおふ、男殿」
男「お前も買い物か」
キモオタ「奇遇でござるなぁ~」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:40:31.73 ID:amtFdUvU0
男「何やってんだ?」
キモオタ「これはですな、700円お買い上げになると一回引けるくじでしてな」
男「…お前5回くらい引いてなかったか」
キモオタ「いやいやお恥ずかしいwww」
男「それでなんか当たったのか?」
キモオタ「それがこの店詐欺でして一回も当らないんですよぉ」
店員「はい?あんたに運がねえだけだろが」
キモオタ「ひぃ」ビクッ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:49:33.13 ID:amtFdUvU0
男「あ、俺も700円いくわこれ」
キモオタ「おお、チャンスですなwww」
男「んっと…A賞って書いてあるな」
キモオタ「んほほwwwww」
キモオタ「うらやましいなぁwwwww」
男「いいものなのかこれ」
キモオタ「それはもう」
男「じゃあやるよ」
キモオタ「え?」
男「別にいらないしな」
キモオタ「お、男殿~」ダキッ
男「うわっ臭いよお前~」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 19:57:34.56 ID:amtFdUvU0
女「うーん、あんまり食材もないなぁー」
女「しょうがないからコンビニでなにか買ってこようかな」
女「あ、ついでにおかしも買おーっと♪」
女「えっとおさいふおさいふ」キョロキョロ
ピロリーン
女「ん?」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:07:06.66 ID:amtFdUvU0
女「メール、誰からだろ」カチカチ
女「!?」
女「ま、またこの人からだよ~」
本文
>>ehh
>>>>jko
>>>>>el
>>h@@0
>>>>>>>,
>>>[人]llje
>>??
hoshos
女「どうしよ…」
女「男に言った方がいいよね」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:15:40.12 ID:amtFdUvU0
女「えと」カチカチ
プルルルルガチャ
女「あ、もしもし男?」
男「おう、どうした女」
女「いまちょっとまた変なメールがきたんだけど」
男「!あのメールか」
女「どうすればいいかな」
男「うーんそうだな、じゃあ…」
ピンポーン
女「!あ、ちょっと待ってね人が」
男「はいはーい」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:26:12.16 ID:amtFdUvU0
女「はーい」
シーン
女「…誰だろ」
カパッカパッ
女「わっ郵便受けが開いて…」
?「…」ジー
女「!?」
女「うわわぁー!」ドテッ
男「!?どうした女?」
ガチャッツーツー
男「あれ、切れた!?」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:35:49.91 ID:amtFdUvU0
女「え?え?だれ?」
ドンドンドン
女「ひっ」ビクッ
女「な、なにあれ」タッタッタ
バタンッガチャッ
女「うぅ、こわいよぉ…」
ドンドンドン
女「まだいる…」
カチャッ
女「え!?」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:45:19.45 ID:amtFdUvU0
ギシィギシィ
女「なんで、カギがあくの!?」
タッタッタドンッ
女「わわっ」
ドンドンドン
女「もぉー、なんなの!?」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」ドンドンドン
女「うぅ」ビクビク
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:49:43.75 ID:amtFdUvU0
男「おい女!」
男「…くそ、だめか」
キモオタ「ぬ?男殿どこへ?」
男「ちょっと用事できた、先帰るな!」
キモオタ「おおふ」
男「よし!」チャリンチャリーン
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 20:55:32.19 ID:amtFdUvU0
男「着いた!」
男「おーい女ー」ピンポーン
男「ん?」ガチャ
男「ドア開いてるじゃん!」
男「女ー入るぞー」
男「…」
男「どこだ…」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:02:50.93 ID:amtFdUvU0
男「おーい女どこだよー」
男「うーんやっぱ部屋か?」
男「入っていいものか…」
コンコン
女「ひっ」ビクッ
男「女いるのか、入るぞ?」
女「男…?」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:09:53.14 ID:amtFdUvU0
カチャ
男「お邪魔しまーす」
女「男~」
男「ど、どうしたんだよお前」
女「わかんないよ~」
男「まず落着けって、電気つけるぞ」
カチッ
男「なんかすげー部屋荒れてないか?」
女「あ…」
男「片づけるか」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:13:25.10 ID:amtFdUvU0
ガサガサ
男「…」
女「…」
男「落ち着いた?」
女「うん」
男「さっそくで悪いんだが…」
女「わかってる」
男「電話が切れた後なにがあったんだ?」
女「うん」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:24:36.41 ID:amtFdUvU0
女「郵便受けのところに手がでてきて、そこから誰かのぞいてきた」
男「手…」ゾワワ
女「そこから部屋にこもったんだけどなぜか玄関のカギが開いて」
女「それでこの部屋の前まできてずっとドア叩かれてた」
男「ここまで来たのか、だからドア開いてたんだな」
女「でもなんで開いたのかな」
男「メールの事といいなんかおかしいな」
女「うん」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:34:15.69 ID:amtFdUvU0
男「そういえばメールきたんだよな」
女「うん」
男「どれどれ」
男「…(このメールなにか意味があるのか?)」
男「今日は一人で大丈夫なのか?」
女「だ、大丈夫だよ…」
男「うーん、大丈夫なわけないよな」
女「えと…」
男「よし、家こいよ」
女「へ?」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:40:47.89 ID:amtFdUvU0
男母「あら、女ちゃんいらっしゃいよくきたね」
女「こ、こんばんわ」
男「今日泊めてあげてね」
男母「いいけどどうしたんだい急に」
男「女の家今日親いないんだ」
男母「あら、それは大変だねぇ」
女「ちょ、ちょっと男!いいの?」
男「ん?別にいいぞ」
男母「かまやしないよ、さあ上がりな」
女「お、お邪魔します」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:49:17.47 ID:amtFdUvU0
女「ふああ、変わってないねー」
男「そうか?えっと、小学校以来か」
女「そうだねー、時間たつのはやーい」
男「昔はよくここで遊んだのにな」
女「中学入ってから異性とか意識するしねー」
男「え?」
女「ふえ?…あ」
女「べ、別に男を意識してるわけじゃないよ///」
男「俺なにも言ってないが」
女「あ…」カァァ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 21:54:49.33 ID:amtFdUvU0
女「ちょ、ちょっと男母さん手伝ってくるね」
男「お、おう」
女「うわぁっ」ドテッ
男「大丈夫か?」スッ
女「も、もう!子供じゃないってば!」
男「わ、悪い」
女「まったくもー」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:01:08.92 ID:amtFdUvU0
女「男母さんなにか手伝います」
男母「あら女ちゃん悪いねぇー」
女「いえ」
男母「じゃあサラダつくってもらっていいかい」
女「はい、任せてください」
男母「ふふふ、えらいわねぇ、男なんて何もしちゃくれないわよー」
女「だと思いましたー」
男母「あっはっはっは」
男「…うるさいな」
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:05:57.00 ID:amtFdUvU0
男母「さあご飯だよぉー!!」
男「そんなでかい声出さなくても聞こえるって」
男母「でかい声出さなきゃあんたこないでしょーに」
男「ったく恥ずかしいな」
女「うふふ」
男・女「いただきまーす」
女「おいしー」
男母「あらやだ、うれしいわねぇー」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:13:46.52 ID:amtFdUvU0
男「ふぅー食った食った」
女「おいしかったぁ、ごちそうさまです」
男母「じゃああんたたち風呂入っちゃいなさいね」
男「女先入っちゃえよ」
女「うん、じゃあそうするね」
男「じゃあこれタオルな」
女「うん、ありがと」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:16:54.85 ID:amtFdUvU0
女「あーきもちいなー」
男「女ータオルここ置いとくぞ」
女「あ、う、うん」
男「服も洗濯しとくからな」
女「え、ちょ…下着も?」
男「当たり前だろ?」
女「う、うん」
男「上がったら言ってくれな」
女(もーバカぁ)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:19:49.15 ID:amtFdUvU0
女「ふー…あ」
女「ってか洗っちゃったら私着るものないじゃん」
女「うーどうしよ…」
女「お、男ー」
男「んー上がったか?」
女「私着るものないんだけど」
男「…そういやそうだな」
女「やっぱわかってなかったのね」
男「とりあえずこれ着とけよ」
女「…これ男のじゃん」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:21:51.26 ID:amtFdUvU0
男「だめか?」
女「私下着もないんだけど」
男「あーじゃあ俺とってくるわ」
女「え?」
男「女の家に」
女「ええー」
女(でもしょうがないかぁ)
女「わかった…じゃあお願いね!」
男「じゃあ悪いけど待っててくれ」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:25:07.11 ID:amtFdUvU0
男「うわぁー雨降ってんじゃん」
男「まあすぐだし歩いて行くか」
男「にしても急に降ってきたなー」
男「ふぅ、カギカギっと」ガサガサ
ガチャ
男「お邪魔しまーっす」
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:29:29.09 ID:amtFdUvU0
男「なんか冷えるなー、はやく帰って風呂はいろ」
男「えっと女の部屋でいいんだよな」
ガチャ
男「あれ?電気つかないぞ」カチカチッ
男「まあ携帯のライトでいいか」
男「タンスはっと」ガサガサ
男「…なんか下着盗んでるみたいだな」
ガタッ
男「!?」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:45:20.66 ID:amtFdUvU0
男「なんだ?」
シーン
男「物音した気がしたけど」
男「…さっさと服もってこ」
男「えっとこれでいいか、なんかこのブラでけーな」
男「あとは大丈夫かな」
男「よし、行くか」ガチャ
男「あれ?」
ガチャガチャ
男「…開かない」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:50:58.00 ID:amtFdUvU0
男「ちょ、なんで開かねーんだよ!」ガチャガチャ
男「この部屋のカギ内側だけだろ!?」
ガタガタ
男「え?」
男「本が浮いてる…」
ヒュンッ ガンッ
男「うわっと、あぶねー」
男「なんだこれ!?」
男「くそ開かない」ガチャガチャ
男「窓から出るしか…あれ」
男「ちょっと待て窓どこいった」
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:54:53.84 ID:HUvUuhBF0
なんだと……!ホラーに見せ掛けて能力バトルだと!?
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:55:44.04 ID:amtFdUvU0
ヒュンヒュン
男「なんなんだこれ!!」
男「くそ…うわっ」ドカァ
男「あ、開いた!よし」ダッ
男「くそ、なんだよこれ」
ギシギシ
男「!?」
男「ちょ…なんだあれ…」
男「やばいやばい、あれはやばい」ササッ
男「玄関ウロウロしてんじゃねーよくそ」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:56:13.01 ID:aOiNF8ir0
思わぬ展開にw
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 22:59:22.72 ID:amtFdUvU0
ギシィギシィ
男「どうするか…」
男「玄関にはあいつがいるしな」
男「裏口どこだっけな」キョロキョロ
男「暗くてわからん」
ギシィギシィ
男「…こっちくんなよ」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:01:30.22 ID:6OiJdD8o0
まだ終わってなかったんかいwwwww
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:04:27.98 ID:amtFdUvU0
男「やばいな、こうなったら腹くくるか」
男「あいつがドア入った瞬間思いっきりこのイスでぶったたく」
ギシギシ
男「よし」
バキィ
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
男「今だ!」ダッ
ガチャァ
男「カギカギ」ガチャガチャ
男「よし!」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:07:44.07 ID:amtFdUvU0
男「はぁはぁ」
男「女ー」
女「あ、おかえり、持ってきてくれたんだね」
男「これ着替えな」
女「あ、うん」
男「ふぅー」
女(どうしたんだろ)
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:16:04.61 ID:amtFdUvU0
女「男、どうしたの?」
男「うん、お前の家ヤバいぞ」
女「え?」
男「なんか変なやつがいた」
女「どうゆうこと?」
男「お前の部屋入ってドア開かなくなったとおもったら本が飛んで来たり」
男「窓がなくなって、なんかでかいやつが出てきたり」
女「ちょっと待ってそれなんの話?」
男「…お前の家だよ」
女「うそでしょ…」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:17:20.01 ID:vafZNnPs0
まさかのホラー
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:26:01.85 ID:amtFdUvU0
男「どうするか…」
女「ほんとにどうしよ…」
チャララーン
男「ああ、悪い俺だ」
男「えっと」カチカチ
男「あ、これって」
女「あ!最初にあたしのとこに来たメール」
男「なんだよこれ」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:33:47.97 ID:amtFdUvU0
男「ちょっと俺たちだけじゃ対処できなくないかこれ」
女「そうだね、これは誰かに相談した方がいいよ、うん」
男「明日にでも聞いてみるか」
女「そうだね」
男「じゃあ俺は寝る、疲れた!」
女「ちょ、風呂入りなよ!不潔だよ」
男「めんどいじゃん?」
女「いいから入ってきなって」
男「わかったよ」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:39:46.83 ID:amtFdUvU0
本文
女へ
明後日には帰るから
お留守番よろしくね^^
お土産いっぱい買ってくね
じゃあ頼んだよ
女母より
女「はぁ…」
女「さっそくお留守番放棄だよ」
女「明日制服とり行かなきゃだ…」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:44:41.59 ID:amtFdUvU0
男「ふぁーよく寝た」
男「昨日まだ6時か、早起きだな俺」
男「そういえば女制服とり行くって言ってたな」
男「あいつもう起きてるかな」
男「見てくるか」
女「んん~」ムニャムニャ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:48:34.68 ID:amtFdUvU0
男「女さん起きてますかー?」ガチャ
女「うう~ん」ゴロン
男「まだ寝てるのか」
女「ん~」ムニャムニャ
男「服はだけてんじゃねえか」
女「むぅ~」
男「…」
男「うわ、なに見入ってんだ俺は!」
男「ほっといてもそろそろ起きるだろ」
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/25(金) 23:55:45.95 ID:amtFdUvU0
女「あ、男ーおはよぉ~」
男「おはよ、はやくしないとお前の家行く時間なくなるぞ」
女「え…あ!そうだったね」
男「忘れんなよ」
女「ごめんごめん、じゃあ行こっか」
男「俺もか?」
女「当たり前でしょ、昨日の話聞いたら一人で行けないよ」
男「わかったよ」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:02:34.74 ID:z3Z8fFNQI
意外と面白い
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:04:05.67 ID:puv8VzZ30
男「じゃあカギかして」
女「はい」
男「開けるぞ」
女「うん」ドキドキ
男「なんも出るなよ~」ガチャ
ギィィ
男「…」ヒョコ
男「なにもいないな」
女「ほんと?」
男「ちょっと見てくるよ」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:12:42.78 ID:puv8VzZ30
男「んーほんとに何もないっぽいな」
男「女ー大丈夫そうだぞ」
女「うん、ありがと」
男「あ、昨日のイスが…」
女「どうしたの?」
男「いや、なんでもない」
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:16:39.79 ID:puv8VzZ30
女「よし、着替えた!」
男「お、じゃあ行くか」
女「うん、はやくここ出よう」
男「お前の家だけどな…」
女「私もこんなこと言いたくないよ」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:19:21.67 ID:puv8VzZ30
友「おっはよー」
男「おう、おはよう」
友「なんだぁ、なんか元気ないな」
男「いや、お前見て元気出たよ」
友「なんだそりゃ」
男「さっさと教室行こうぜ」
友「ああ、そうだな」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:22:16.89 ID:puv8VzZ30
男「そうだ、お前に聞きたいことがあったんだけどさ」
友「ん、どうした?」
男「このメールなんだけど…実はきの」
友「おま、このメールきたの!?」
男「え?」
友「これだよこれ!こないだ話そうとしてたのー」
男「最近なんとかってやつか」
友「思い出したわー」
男「このメール知ってるのか?教えてくれよ」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:29:05.77 ID:puv8VzZ30
友「てかお前知らないのか、けっこう有名じゃないかこれ?」
男「そうなのか…でなんなんだ」
友「興味津々だな、これは最近噂になってる呪いのチェーンメールだろ」
男「チェーンメール?」
友「そ、でも実際きたやつ見るのははじめてだわ」
友「お前レアだな」
男「そんなところでレアになりたくないけどな」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:33:06.25 ID:puv8VzZ30
友「でもほんとレアだぜ」
友「チェーンメールって言っても送り主はいつも同じやつだし」
友「ほんとになかなか出回っていない」
男「で、これが来るとどうなるとかあるのか」
友「まあ名前の通り呪われるらしいけど」
友「なんだっけな3日だか4日以内になんとかってやつだった気がする」
男「なんとかってなんだよ」
友「なんだっけな、まあ俺が知ってるのはこのくらいだ」
男「重要なこと忘れやがって」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:37:13.30 ID:puv8VzZ30
友「てゆーかお前呪われんじゃん」
男「ああ、わかってる」
友「いや、そんな信じんなよ」
男「それがそうもいかなくてな」
友「?」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 00:46:21.54 ID:puv8VzZ30
友「…それまじで言ってる?」
男「大まじだよ」
友「そんなことがあったのか…」
男「ああ…」
友「…ふっ、何言ってんだよww」
友「男ってそんなこと言うキャラだったのな」
男「し、信じてないのか!?」
友「いや、信じてるよww」
男「…はぁ、やっぱ何でもないよ」
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:01:10.16 ID:puv8VzZ30
女「あ、男どうだった?」
男「まあちょっとはメールの正体がわかってきたよ」
女「私も、けっこう有名だったんだね」
男「ああ、でも昨日のことは信じてもらえなかったけどな」
女「私も…」
男「もっと調べればいろいろわかるかもしれないな」
女「なんか急いだほうがいい気がする」
男「そうだな」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:04:42.05 ID:puv8VzZ30
男「とりあえず聞きこんでみるか」
女「じゃあ私いろいろあたってみるよ」
男「ああ」
男「さて、このメールにもなにかヒントはないのか」
キモオタ「おやおや、どうかしましたかな?」
男「お、おうキモオタ」
キモオタ「なにか浮かない顔をしてられますなぁ」
男「あーうん実はな…」
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:11:30.78 ID:puv8VzZ30
キモオタ「なんと!そんなことが!」
キモオタ「それは一大事ですな」
男「ああ、明日は休みだし今のうちに動いておこうと思って」
キモオタ「私も手伝いますぞwww」
男「お前信じるのか」
キモオタ「友達の言うことを信じられなくてなにが友達ですか!」
男「!?」
キモオタ「ネット方面は任せなされ」タッタッタ
男「キモオタ…いつ友達になったっけ」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:15:11.88 ID:5ehVLAEOO
「やだ……キモヲタかっこいい……」ジュンジュワー
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:17:00.51 ID:puv8VzZ30
男「このメール一体何が言いたいんだ」
男「さっぱりわからんが…」
男「呪い…チェーンメール…そして昨日の現象」
男「呪われるって実際にどうなるんだ」
男「俺なんか変わったっけ」
男「女は何かわかったかな」
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:23:29.78 ID:puv8VzZ30
――――
―――
――
男「何かわかったか?」
女「うーん、たいしたことわかんなかったなぁー」
女「ただこのメールは回すものじゃなくて回るものだとかなんとか」
男「回る?」
女「どういうことなんだろ」
キモオタ「男殿~」
男「うん?」
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:28:33.35 ID:puv8VzZ30
キモオタ「いろいろ調べてみましたぞ」
男「こんないっぱい…よく調べられたな」
キモオタ「ネットで有志たちが働いてくれたですよぉ」
男「ありがとな、ほんと」
キモオタ「いやぁ」チラッ
女「すごい、こんなに!」
キモオタ「それほどじゃないでよww」
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:35:14.38 ID:puv8VzZ30
男「ネットでも有名なのか」
キモオタ「オカルトマニアの間ではそこそこ有名でしたよぉ」
男「…幽霊からのSOS?」
キモオタ「そう呼ばれてるみたいですな」
男「助けてほしいのはこっちだってのに」
女「ここ見て」
女「実際に被害者がいるって」
男「呪いの被害か、どうなったんだ」
女「…みんな死んでるって」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:46:24.57 ID:puv8VzZ30
男「死んでるのか…」
女「…」
キモオタ「まあネットの情報ですからほとんど合ってないかもしれないよぉ」
男「そうだと思いたいな」
女「この近くでの被害もあったみたい」
男「現実味をかんじるな、場所はどこだ」
男「…隣町の病院の近くだな」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 01:54:55.47 ID:puv8VzZ30
男「よし、明日ここ行ってみるわ」
女「そんないきなり…」
男「実際に言ってみればなにかわかるかもしれないだろ」
キモオタ「でもこれがほんとかどうかわからないよぉ」
男「可能性があるなら行ってみるさ、そんな遠くないしな」
女「じゃあ私も行くよ」
キモオタ「わ、私は待機してますぞ」
男「それがいい」
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:01:11.09 ID:puv8VzZ30
男「じゃあなんかわかったら教えてくれよ」
キモオタ「任せなさい」
男「じゃあな」
女「ばいばーい」
キモオタ「おう」
男「よし帰るか」
女「うん」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:04:00.33 ID:puv8VzZ30
チャララーン
本文
あ
;+kidh人
kkiy+@ssd
。。a];+
>>?
>>>?
>>>>>>?
>>>
死
>>@@2
hos
男「…明日か」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:11:19.36 ID:puv8VzZ30
女「はぁーいご飯出来たよぉー♪」
男「…」
女「どうしたの?」
男母「せっかく女ちゃんが作ったのに何やってんだいあんたは」
男「いや、急展開だなぁって思って」
男母「はい?」
女「まあまあ、はやく食べましょうよ」
男「いただきまーす」
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:17:02.89 ID:puv8VzZ30
男「ん、うまいな」モグモグ
男母「ほんとだわね、あたしよりうまいねぇー」
女「そんなことないですよぉー」
男「女は料理得意だったんだな」
女「えへへ、ありがと」
男母「もういつお嫁に迎えてもいいねぇ」
女「///」
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:22:26.34 ID:puv8VzZ30
男「なあ女、明日もしなにかあったらどうする」
女「え、なにかって?」
男「ほら、呪いのチェーンメールの被害者みたいに」
女「そ、そんなこと言わないでよ」
女「それに私だって生きてるよ!」
男「…たぶんそれは俺に回ったんじゃないかな」
女「え?」
男「回るってのはたぶんそういうこと」
女「それで私にはメールがきてないってこと…?」
男「うん」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:26:55.96 ID:puv8VzZ30
女「でもそれじゃ私が男を呪ったみたいじゃない」
男「いや、いいんだよそれで」
女「なにがいいの!?」
男「たぶんそれがこの呪いを解く方法だよ」
男「それができなかった人は被害にあったって感じだろ」
女「でも、どうやってそんな」
男「俺もそんなにわからないし、これも推測でしかないけどな」
女「うんでも…」
男「別に気にしないでいいからな」
女「うん…」
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:38:36.40 ID:puv8VzZ30
――翌日――
男「はやくしろよー」
女「ちょ、ちょっと待って」
男「できた?」
女「ん、大丈夫」
男「よし、行くか」
女「うん」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:45:39.81 ID:puv8VzZ30
男「よし、着いたぞ」
女「え、ここ?」
男「ん、そうだけど」
女「でもここって…」
男「知らなかったのか、この病院は廃病院だぞ?」
女「しかもこの辺人気ないし」
男「まあ軽く心霊スポットにもなってるとこだしな」
女「知らなかったよ…」
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 02:56:26.02 ID:puv8VzZ30
男「とりあえず病院に入ってみるか」
女「立ち入り禁止のマークばっかりだねー」
男「けっこう前に潰れたからな」
女「まだ昼間でよかったよ」
男「お、あそこが入口みたいだな」
女「にしても足場わるいなぁ」
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:00:21.85 ID:puv8VzZ30
男「ここカギかかってるな」
女「入れないの?」
男「けっこう厳重にされてる」
女「どこかほかに入るとこないのかな」
男「心霊スポットになるくらいだしな、ほかのとこ探してみるか」
女「裏のほう回ってみようよ」
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:09:59.62 ID:puv8VzZ30
男「お、あそこ行けそうだぞ」
女「ほんとだ、開いてるね」
男「急患用の入口みたいだな」
女「だね」
男「とりあえずお邪魔しよう」
女「真昼間なのに暗いよぉ」
男「懐中電灯一応もってきてよかったな」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:16:47.19 ID:puv8VzZ30
男「!?」
男「さむっ、なんだ急に!?」
女「中と外でぜんぜんちがうよ」ブルブル
男「にしても全く日が射してないな」
女「窓はそこそこあるのに」
男「…先進むか」
女「うん」
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:20:10.08 ID:puv8VzZ30
男「ほんとボロボロだな」
女「この病院ってなんでなくなっちゃったのかな」
男「んー、そのへんもっと調べればよかった…」
女「この辺って他におっきい病院ないよね、ここ必要だったんじゃ」
男「なんか悪いことしてたりとかな」
女「えー、そんなことほんとにあるのかなー」
男「!?」
女「!?」
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:27:33.52 ID:puv8VzZ30
男「な、なんか急にゾクっとしたんだけど」
女「うん、私も」
男「なんだいったい」チラッ
手術室
男「ここか?」
女「そっか急患用のところから入ったからこの部屋が近かったんだね」
男「にしても…すっごく入りたくないな」
女「うん…」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:38:51.95 ID:puv8VzZ30
男「よし!ここは後回しだ!」
女「かっこよさげに言ってもビビっちゃってるのばればれだよ」
男「ち、ちげーよ、先に全体回っといたほうがいいだろ」
女「まあ明るいうちに回りたいよね」
男「にしてもなんか肝試ししてるカップルみたいだな」
女「こ、こんなときに何いってるの!?もー」
男「いや、ちょっと場を和ませようとおもって」
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:47:48.35 ID:puv8VzZ30
男「ここがロビーかな」
女「うわぁー広いね、上まで吹き抜けてるよー」
男「廊下なげえなー、先見えねえし…」
女「ここから2階に行けそうだね」
プルルルルル
男「うわっと、びっくりしたぁー」ビクッ
女「ここ響くから余計にだよぉ」
男「女の携帯か?」
女「え、男のじゃないの?」
男「いや、ちがうけど…」
プルルルルル
女「…向こうで鳴ってるみたいだね」
男「…」
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:53:05.86 ID:++ZN7WbE0
ひとりかくれんぼスレのログ速見てるときよりも怖いな
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:55:02.11 ID:puv8VzZ30
男「これはナースコールのやつか?」
女「うん、3階のところ光ってる」
男「勘弁してくれよ、ここ電気通ってないだろ」
女「で、でもまだ通ってるのかもしれないよ」
男「だってこの電話線切れてるぜ」
女「…勘弁してくれよだね」
男「これは誘われてんのかな」
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 03:59:41.59 ID:puv8VzZ30
男「312号室か」
女「行ってみる?」
男「行くしかないだろ」
プルルルルルル
男「あーうるさいな」
女「とらないの?」
男「…」
女「もー」ガチャ
男「あ、おい」
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:04:51.33 ID:puv8VzZ30
女「うぅ」ソー
ザザザザザザザザ
女「えっと…もしもし?」
ザザザザザザザザ
男「どうした?」
女「なんか雑音しか聞こえない」
男「ちょっとかしてくれ」
女「うん」
男「もしもし?」
ザザザ…タスケ・・・ザザ・・スケテ・・・
男「たすけて?」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
男「うわっ」ビクッ
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:18:05.59 ID:puv8VzZ30
ガチャ ツーツー
男「びっくり系もうやめてくれよな」
男「つーか今の声って…」
女「お、男!」
男「ん?」
ギシィギシィ
女「聞こえた?」
男「…ああ、やな音だな」
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:27:02.48 ID:puv8VzZ30
男「どうする、切り上げるか」
女「でもまだ何もしてないし」
男「そうだな、でもあいつお前の家にいたやつだぞ、大丈夫か?」
女「うーん、怖いけどここになにかあるのは確かってことでもあるよ」
男「そうだな、よし!離れないようにな」ギュッ
女「うん!」
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:32:05.87 ID:puv8VzZ30
男「この音どっから聞こえてくるんだ」
女「たぶんあの廊下の奥のほうだと思うけど」
男「じゃあ出くわさないようにしないとな」
女「2階から先行こうよ」
男「階段上がるか」
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:34:55.16 ID:puv8VzZ30
男「この階はなにがあるんだ」
女「2、3階はほとんど病室みたいだね」
男「手術室みたいな感じはほとんどしないな」
女「この辺は何もなさそうだね」
ギシギシ
男「はやいとこ3階まで行くか」
女「312号室だよね」
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:37:31.47 ID:puv8VzZ30
男「階段ここしかないのか?」
女「向こうの方にもあったみたいだけど」
男「これはちょっと不便だな」
女「うん、日当たりも悪いし、この病院が使われなくなった原因のひとつでもあるのかな」
男「かもなー」
男「お、ここか」
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 04:48:18.90 ID:puv8VzZ30
女「う、なんかこの階空気悪くない?」
男「淀んでるな」
女「気持ち悪い…」
男「はやく行こう」
ギシギシ
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 05:51:59.11 ID:mJXIsldO0
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽまだかッ!
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
_______∧,、_| | /ヽ! | |ヽ i !_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ヽ { | ! |ノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ | _ ,、 ! , ′
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'
`! /
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 05:53:34.61 ID:UQ7o4awT0
l;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:`丶、;:;:;:;l
,l;ィ'----┴――--、、;:丶、!
,ノ7 '"^ ^`' ,ィ'三ミ、_〉 貼られるべきSSがスレに無い
───‐─┬┐ {:/, ニ丶 ,r,=-、 ヾ:::::::ミヾ
___,,,...-‐''"| | 〃ィ'。`>ソ { ィ'。`'ァ::.. !::::::ミ:l ただそれだけのことが麻呂にとって
 ̄7 | | l:! `~´/ ,l、  ̄´ ,. }:::::三<
i | |. ll (、 っ) : ,l::::シ久'l 恐怖であり、同時に存在の証明でもあった
.| .| | | l ,.,__、 ,:' f::/ン ノ/
| | | | l 、 f{二ミァ ,) {,ツ>-‐'′
| | | | ヽヽ`ー ' : ヽ ,_ソ/
: | | 丶、__, -―''"/,/
: | | ,} ヽニニ =彡シ,ンヽ,
:::::::: | | ,/(`=- r‐ ''" / ,/丶、
:::::::::: | | .ノヽヽ、_;__,∠..ィ"-――ュ、
:::::::::::::::|______|__|∠三二二,,___,,. -― ''"~⌒`丶、、_
 ̄ ̄ ̄__/. ̄/ / /``
ニ二二i -二ニ---、 / /
________________ンー|.| / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄二=-┐ /
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 05:55:13.85 ID:mJXIsldO0
待ってる
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:14:13.18 ID:puv8VzZ30
男「312号室…」
女「ここみたいだね」
男「じゃあ入るぞ」ガララ
女「うわっ、すごい悪臭」
男「これはタバコの匂いか?」
女「ゴミだらけだね」
男「たまり場にでもなってんのかな」
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:19:21.62 ID:puv8VzZ30
男「コールが鳴ってたのはどのベッドなんだ」
女「あ、もしかしてあれかな、角のとこ」
男「ランプが点灯してるな」
女「…なにもないね」
男「いや、なんかあるはずだろ、ちょっと一緒に探してくれ」
女「う、うん」
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:22:23.77 ID:puv8VzZ30
男「くそ…ここまできたんだ」
女「あれ、これなにかな」
男「ん?」
女「ベッドの下になにか」
男「とれるか?」
女「ちょっと遠くて」
男「ちょっとずらそう、そっち持ってくれ」
女「わかった」
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:25:43.24 ID:puv8VzZ30
女「お、おも…」
男「がんばれ、ちょっとずらすだけだ」
女「あ、あった」
男「なんだそれ、なんかの本か?」
女「んー」パラパラ
女「これ日記だよ」
男「なんて書いてあるんだ」
女「えと…」
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:31:11.21 ID:puv8VzZ30
6月10日
暇だし今日から日記をつけてみる
僕は1週間くらい前から入院してる
そんなたいしたケガじゃないと思ってたのに
今日は監督やチームメイトの人たちもお見舞いに来てくれた
あの果物おいしかったな
入院も案外悪くないなとおもった
女「誰の日記だろう」
男「このベッドの入院してたやつだと思うけど」
女「子供…かな」
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:34:10.75 ID:puv8VzZ30
6月12日
隣のおじいさんに将棋を教えてもらった
最初はよくわからないし勝てなかったからつまらなかったけど
後半少しおじいさんを困らせることができた
うれしかった
明日は勝ちたい
そう思った
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:38:30.61 ID:puv8VzZ30
6月15日
今日は向かいのベッドのおっさんと話した
すごい気難そうだなとおもってたけど
話してみるとすごく楽しかった
おっさんもケガで入院してるらしい
もう一か月になるそうだけど
男「ケガでの入院患者か」
女「日記は毎日書いてたわけじゃないのかな」
男「まあ、飽きもするだろ」
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:40:54.02 ID:puv8VzZ30
6月17日
おっさんから妙な話をきいた
僕も前々からおもってたけど
おっさんはたいしたケガじゃないのに
全然退院できないらしい
僕ももう1週間か
はやく学校に行ってみんなと遊びたいな
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:44:47.69 ID:puv8VzZ30
男「普通の日記みたいだな」
女「てか勝手に読んでていいのかなこれ」
男「大丈夫だとおもうけどな」
男「それに手がかりがあるとしたらこの日記だけだろ、他になにもないし」
女「うん、じゃあ続きを」
ドンッ
男「!?」
男「な、なんだ、隣の部屋から!?」
女「な、なんかいるよぉ」
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:48:35.46 ID:puv8VzZ30
男「さっきのやつかな」
女「ちょ、ちょっとまずいんじゃ」
男「よし、日記もってここでるぞ」
女「え、他のとこはいいの?」
男「あいつになんかされるよりましだろ」
女「そうだけど…」
男「またくればいいさ、それに報酬があっただけいい」
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:51:52.87 ID:puv8VzZ30
男「はやく出よう」
女「うん」
男「階段は向こうか、これならいけそうだな」
ドンッ
男「よし、急げ」
女「は、はやいよー」
男「わ、悪い」
ギシィギシィ
男「な!?」
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 12:57:05.22 ID:puv8VzZ30
女「こ、これってあたしの家にきたやつじゃ…」
男「なんでこっちにもいんだよ」
ドンッドンッ
男「し、しょうがない、反対の階段から行くしか…」
ドオンッ
男「!?」
女「うわぁ…なにこいつ」
男「わからんがやばそうだ…」
女「どうすんの、道ふさがれちゃったよ」
男「どうするっていっても」
ガララララ
男「こ、今度はなんだよ!」
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:00:32.56 ID:puv8VzZ30
女「さ、さっきの病室じゃん」
男「と、とりあえずもうここしかない、入ろう」
女「うん!」
ガラララララ
男「…勝手にしまった」
女「なんだろういったい、ん、あれ」
男「どうした」
女「あそこにだれか…子ども?」
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:03:12.20 ID:puv8VzZ30
男「…足がない」
女「…うん」
ドンドンドンッ
男「もう逃げ場ないし」
女「なんか手招きしてるよあの子」
男「くそ、もうどうしようもないな」
女「い、行くの?」
男「あいつの正体つきとめてやる」
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:06:52.82 ID:puv8VzZ30
子供「…」
男「よう」
子供「…」
男「お前いったい何者なんだ、なんで俺たちを」
子供「…」スッ
男「どこ指さして…って階段?」
女「ほんとだ、なんであんなところに」
男「おい、あれはどういう…」
子供「…」ニコッ
男「あ…」
女「消えちゃった」
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:09:27.87 ID:puv8VzZ30
ドンドンドンッ
男「しょうがないか、ここから降りよう」
女「そうだね、急ごう」
男「また暗いなここ」
女「地獄にでもつながってそう…」
男「…そういうこと言うなよ」
女「あ、ごめん」
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:14:38.16 ID:puv8VzZ30
男「お、もう少しで出口だ」
女「やっと出られるよー」
男「まぶしっ」
女「あれ、ここは」
男「病院の裏の墓地かなんでこんなとこに」
女「さっききた道もない」
男「ああ」
女「ここからどうする?」
男「とりあえず一旦帰ろう」
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:18:20.66 ID:mJXIsldO0
なんだかなぁ……
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:19:05.63 ID:puv8VzZ30
女「私の家でいいの?」
男「ああ、母ちゃんきたらやだし」
女「じゃあ帰ってはやく日記読もう!」
男「なんか楽しそうだな」
女「なんか謎ときみたいで」
男「もうあんなの遭遇するのはごめんだけどな」
女「それは私も」
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:23:20.35 ID:puv8VzZ30
男「じゃあ続きから読んでいこう」
6月20日
おっさんがいなくなった
いきなりでびっくりした
もしかしたら退院なのかもしれないけどそんなことは何も聞かなかった
そういえば最近おじいさんもなにかおびえてる
はやく退院したい
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:24:37.70 ID:mKl//wI6O
日記帳か
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:26:24.76 ID:puv8VzZ30
6月21日
今日は他の患者さんたちといっぱい話せた
僕はそんな明るい方じゃないけど
これもおっさんのことについて知りたいからなのかな
どうやら隣の部屋には入院してる人はいないみたいだ
でも夜にたまに物音が聞こえる気がする
今度のぞいてみようかな
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:28:55.63 ID:UDM5MSjli
多分報酬じゃなくて収穫っていいたかったのでわ
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:30:03.86 ID:puv8VzZ30
6月22日
今日は隣の病室に行ってみた
でもカギがかかって中に入れなかった
中に何があるのかはわからなかった
そういえば最近変なうわさをきいた
この病院はでるとかなんとか
もしかしたらお化けなのかな
僕は怖いのは苦手だ、はやく退院したい
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:33:06.11 ID:puv8VzZ30
6月25日
おじいさんがいなくなった
昨日まで話してたのに
おっさんの時みたいに急にいなくなった
この病室はもう僕しかいない
すごくさみしいな
そういえば今日はクラスの子がお見舞いにきてくれた
はやく一緒に遊びたいな
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:36:10.23 ID:puv8VzZ30
6月26日
すごい怖い夢をみた
先生が笑いながら僕を追ってくるんだ
人の夢に入ってこないでくれよ
夢の中の先生は怪物みたいに体が大きかった
もうこんな夢はみたくない
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:39:19.08 ID:puv8VzZ30
7月1日
もうだめだ
次は僕にちがいない
最近僕のところによく来るし
みんなあいつにやられたんだ
おっさんもおじいさんも
最近お見舞いにくる人がいない
だれかきて僕の話し相手になってよ
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:44:15.65 ID:puv8VzZ30
男「あれ、終わり?」
女「次のページは何もないね」
男「うーん、なにかあったのかな…」
女「…」
ピンポーン
男「ん、だれだ?」
女「ちょっと見てくるね」
男「いや、俺が行くよ」
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:49:42.97 ID:puv8VzZ30
キモオタ「す、すいませ…ん」
男「ん?キモオタか?」
キモオタ「その声は男殿ですな!?」
男「なんでここにいるんだ」
キモオタ「男殿の家に行ったらここにいると聞きましてな」
男「なるほどな」
女「キモオタくん?」
キモオタ「お、女さん!」
女「こんにちはー、上がりなよ」
キモオタ「ぶ、ぶひぃwww」
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 13:57:48.36 ID:puv8VzZ30
男「ところでどうしたんだ?」
キモオタ「そうですそうです、面白いことがわかりましたよ」
男「面白いこと?」
キモオタ「昨日言ってた病院のことですがね」
キモオタ「どうやら昔事件が起きたみたいなんですよ」
男「どんな事件なんだ?」
キモオタ「ある時期に患者が何人か姿を消したそうですぞ」
男「どういうことだ」
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:07:43.40 ID:puv8VzZ30
キモオタ「私も興味がありましてな、いろいろ調べてたんですよ」
男「ありがたい」
女「その姿を消したっていうのはどういう意味なの?」
キモオタ「そのままの意味ですよ」
キモオタ「ですがその前にもよく患者が亡くなってたそうですな」
男「日記にあったおじいさんとかのことかな」
キモオタ「日記…とは?」
女「あ、これだよ、病院で拾ってきたの」
キモオタ「そういえば病院に言ったんでしたな、どうでしたかな」
男「それがだな…」
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:11:19.41 ID:puv8VzZ30
キモオタ「そ、そんなことが…」
キモオタ「私が行ってればそんなおことには…くっ」
男「いやいや、なんでだよ」
キモオタ「これが日記ですか…ほうほう」
キモオタ「…」
キモオタ「あれ、ここまでですか?」
男「ああ、そこで止まってる」
女「これじゃ詳しくはわからないね」
キモオタ「いやいや、なかなか情報がつまってますぞ」
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:17:55.90 ID:puv8VzZ30
キモオタ「この日付が入ってるのはうれしいですなwww」
キモオタ「あいつにやられた…この文章がなにかひっかかりますな」
男「じゃあ、だれかに消されたってことになるのか」
キモオタ「いえ、患者さんたちが消える事件はこの日付よりもっと後ですよ」
女「じゃあこの子はどうなったんだろ」
男「おっさんたちのようにか…」
キモオタ「そういうことですかな」
女「え、どういうことなの?」
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:23:30.79 ID:puv8VzZ30
男「あくまで推測の域をでないけど、この先生ってやつになにかされたんじゃないかな」
キモオタ「もしかしたらこの怪物っていうのは男殿と女さんがみたもののことなのでは」
男「でもこの子の夢の話だぜ」
キモオタ「まるで夢のような体験をしてきたのでしょう?」
男「いや、まさか」
女「幽霊からのSOSか…」
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:26:33.62 ID:puv8VzZ30
男「それってあのメールのことだっけ?」
女「うん」
キモオタ「今日は悪夢を見た」
男「あの怪物がこの子のみた悪夢だってのか」
女「たしかにあんなのに追いかけられるのは悪夢だね」
男「もしかしてこの子は今でも悪夢を見続けてるのかな」
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:34:32.21 ID:puv8VzZ30
男「俺、病院で聞いた言葉があるんだ」
女「あの奇声?」
男「いや、あの電話」
女「あたしには雑音しか聞こえなかったよ」
男「ああ、でもその中に『たすけて』って確かに聞こえた」
女「助けるっていっても…」
男「あの化け物相手だからな」
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:38:53.18 ID:puv8VzZ30
プルルルルル
男「!?」
女「男の携帯?」
男「あ、うん」
キモオタ「出ないのですか?」
男「出るよ…非通知か」カチッ
男「…はい」
?「ザザザサ・・・ニイ・・ザザ・・ン」
男「ん?」
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:46:51.12 ID:puv8VzZ30
?「ザザザ・・・ヨカッ・・ブジダッタ・・・ネ・・ザザ」
男「えっと、お前はだれだ?」
?「ボクハ・・・ザザ・・ッキ・・アッタデ・・・ザザ・・?」
男「すまん、雑音がひどくてよく聞こえないんだが」
男「さっき会ったって言ったのかいま」
?「・・ウ・・コワイメニ・・・ザザザ・・ゴメン・・・」
?「ザザ・・ウジカンガ・・・ミツケテ・・ザザ」
男「見つけるって何をだ」
?「アイツハ・・・マダ・・ザザザ・・・マエナキャ・・」
男「おい、だんだん音が小さくなってるぞ!どうした」
?「ザザ・・・ネガイ・・・チカニ」
プッ ツーツー
男「…切れた」
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:51:08.44 ID:puv8VzZ30
女「だれだったの?」
男「さっき会ったって言ってたとおもう」
女「さっき…ってあの子供!?」
男「たぶん」
キモオタ「霊界からの電話とは…ネットにあげたら大騒ぎですなwww」
男「とにかくまたあそこへ行かないとかもしれない」
女「うん…でもそのつもりだったよ」
男「そうだな」
女「この子が助けを求めてるみたいだしね」
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 14:57:05.96 ID:puv8VzZ30
男「今は2時か」
女「行けるかな?」
男「この時間ならまだ動ける」
キモオタ「さ、さっそく行くんですか?」
男「その呪いとやらの期限ももう2日目だ、急ぐよ」
キモオタ「じゃ、じゃあ私は待機してますぞ…」
男「それがいい」
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:05:33.50 ID:puv8VzZ30
――病院――
男「ふう、さっきぶりだ」
女「相変わらず気味が悪いけど…どこに行くかはわかってるの?」
男「ああ、あそこしかないとおもうんだ」
女「手術室…ね?」
男「あの気配は異常だったからな」
男「よし、入るぞ」
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:12:26.60 ID:puv8VzZ30
ギギィ
男「窓がないからかえらい暗いな」
女「ここが手術室かー、こうなってるんだ」
男「手術とかしたことないからなあ」
女「ここに何かあるの?」
男「地下があるらしいけど、キモオタの話じゃあそんな階はないらしい」
男「それでも電話のやつを信じるならここにあるんじゃないかなと思って」
女「あるはずのない階ってこと?」
男「そんな階が普通のやつが入れるとこにあるはずないしな」
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:23:49.07 ID:puv8VzZ30
男「どこかに地下に行けるとこがあるとおもうんだけど」
女「でもそんなとこ見つからないよ」
男「床にも何もないしな」
女「ここじゃないのかな」
男「読み違えたかな」
ゴトッ
女「なにか落ちたよ?」
男「ん?ああ、ぶつかったか?」
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:30:41.64 ID:puv8VzZ30
男「なんだこれ、人形?」
女「だいぶほつれてるね、なんでこんなところにあるんだろ」
男「てかどこから落ちてきたんだこれ」
女「そこの棚じゃない?」
男「ん?」
ゴトッ
男「わっ、また降ってきた」
女「何も触ってないよね」
男「ああ、勝手に落ちてきたみたいだ」
男「この棚になんかあるのか?」
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:33:45.96 ID:puv8VzZ30
男「んー」
女「どうかしたの?」
男「…ちょっとこの棚どかしてみるか」
女「…わかった」
男「よいしょっ」グググ
女「おもいー」
ズズズ
男「ふー」
女「何もないみたいだね」
男「なんかあると思ったんだけどなー」
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:40:18.01 ID:puv8VzZ30
ヒュゥゥゥ
男「ん、風?」
女「かぜ?」
男「どっかから吹いてきたみたいだ」
男「今どけた棚の後ろの壁、ここから辺からきてるみたいだけど」
女「なんかここの壁だけ他と違くない?」
男「壊せるかな」
ガンッ
男「やっぱりただ塞いだだけみたいだ」
女「これって通路だよね」
男「やっぱここにあったか」
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:43:45.37 ID:puv8VzZ30
男「この通路は比較的きれいだな」
女「そうだねあんまり使われてなかったのかな…」
男「その逆かもしれないな」
男「潰れた後もなにか使われてたのかも」
女「あ、ここ降りれそう」
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:51:02.70 ID:puv8VzZ30
男「ずいぶん頑丈そうな扉だな」
女「なにかを守ってるみたい」
ギシギシ
女「!?」
男「おいおい嘘だろ、ここ逃げ場ないぞ」
男「はやく中入れ女!」
女「う、うん」
ガガガガ
男「うっ」
女「なにこれ気持ち悪い…うっ」
男「と、とにかく入れ!」
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 15:55:46.29 ID:puv8VzZ30
ガチャン
男「ふう、にしても…うっ、なんだここ」
女「ずっといたら気が狂いそう」
男「空気が悪いどころじゃないな」
女「なんか変な道具がいっぱい置いてある」
男「なにかの実験室みたいだ」
女「あ」
男「ん?え、あれって」
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:05:37.21 ID:puv8VzZ30
子供「…」
男「あの時の子じゃないか」
女「うん…」
男「おい、おまえが電話したのか?」
子供「…」
男「聞いてるのかこいつ」
子供「…もういやだ、こわい」
男「こわい?」
女「ねえキミ、大丈夫?」
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:11:48.90 ID:puv8VzZ30
子供「もう追ってこないでよ…」
男「聞こえてないのか?」
女「うん」スッ
女「あ、触れない!」
男「な、なんか透けてないか」
子供「たすけて…」
男「だから助けにきたんだよ」
ドンドンドンッ
男「うわ、こんなとこまで」
女「ど、どーしよ…」
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:18:35.05 ID:puv8VzZ30
男「おい!起きろ!」
男「くそ、触れない」
女「やばいよ、入ってくるよぉ」
子供「ひっ、くる…」
男「目を覚ませ、もう大丈夫だ!」
男「起きてくれよ!」
子供「は、入ってくるなよぉ」
ドンドンドンッ ミシィ
女「うそ、あんな頑丈なドアなのに…」
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:23:12.10 ID:puv8VzZ30
ドガッ
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
男「うわ、きた!」
女「きゃあっ」グイッ
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
男「女!」
女「く、くるし…」
男「くそ、こいつ叩き起こすしかない」
女「ん…あ、うぐぅ…」
男「くそ…!?」グイッ
ドンッ
男「いって!」
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:33:23.73 ID:puv8VzZ30
男「うぐぐ…」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
女「ん…うぅ…」
男「おい、起きろクソガキ!いつまでびびってんだ!」
子供「うぅ…」
男「助けにきたって言ってんだろーがいい加減起きろ!」
男(くそ、なんも聞こえてない…)
男(…何言えばいいんだよ)
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
男(無茶苦茶だがあいつが望んでたのって)
男「ぐっ、おい!お前はもう退院だよ!」
男「だからもう怖がらなくていい!」
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:39:50.26 ID:puv8VzZ30
子供「!」
スゥゥ
男「うわっ」ドサァ
女「うぅ‥」パタ
男「消えた…?」
子供「…きるの?」
男「え?」
子供「僕やっと退院できるんだね!」
子供「これであいつから逃げなくてもよくなるんだ」
子供「やっとみんなとこ行けるよ」スゥゥ
男「お前からだが消えて」
子供「ありがと…お兄ちゃん、お姉ちゃん」
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:42:55.58 ID:puv8VzZ30
女「ん…」
男「起きたか女」
女「あれ、あの子は?」
男「消えちゃったよ」
女「あの怪物もいない」
男「とりあえずは大丈夫そうだ」
女「…これで解決?」
男「メールのことはたぶんもう大丈夫だろ」
男「でも今回のことは昔の事件とやらに関わってるっぽいからな」
女「まだ終わってないんだね」
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:45:39.70 ID:puv8VzZ30
男「過去になにがあったかも気になるけど…」
男「この部屋の奥みてみろ」
女「ん?え、これ…」
男「どうみても人の骨だよなこれ」
女「なんか気持ち悪いの慣れてきちゃったよ…」
男「いやな慣れだなそれ」
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:48:59.61 ID:puv8VzZ30
男「さすがにこんなもの出てきたんじゃただの学生の手におえないよ」
女「そうだね…」
男「…あの日記って子供のだよな」
女「うん、そうだとおもうけど」
男「ほんとは本人を供養してやりたいんだけどな」
男「この日記だけでも」
女「うん、そうだね」
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:53:30.83 ID:puv8VzZ30
――――
―――
――
キモオタ「つまりはその先生とやらが患者に手を出していたってことですかな」
男「おそらくはな」
キモオタ「その被害者である患者の一人がその子供と」
男「それは間違いないとおもう」
女「あの子は私たちに見つけてほしかったのかな」
男「あの子だけじゃない、被害にあったみんなのこともおもってたんだろ」
キモオタ「事件は約15年前のことですな」
男「その先生とやらはまだ生きてるんだろうか」
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 16:59:16.28 ID:puv8VzZ30
キモオタ「事件自体まだ明確になってないそうですよ」
男「つーかあの病院もよくずっと残ってるな」
キモオタ「なんでも工事するたびに不可解な現象が起こり続けて」
男「そういった話だったのか、心霊スポットにもなるわな」
女「でも今も起こるのかな」
男「どうだろうな…」
キモオタ「とにかく男殿と女さんが無事でよかったでよwww」
男「あれからメールはこなくなったしな」
女「とりあえずは一件落着ってかんじだね」
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:03:46.68 ID:puv8VzZ30
男「一件で他の何件も問題がでてきたけどな」
女「うーん、とりあえず疲れたよ」
男「もう何日分もの体力つかった気がする」
キモオタ「ゆっくり休みなされ」
男「あの子最後いい笑顔してたなー」
女「いつかみんな報われるといいね」
男「そうだなあ」
おわり
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:04:56.65 ID:puv8VzZ30
最後思いっきり急ぎ足になった
すまん
細かいことはまた別で書くかも
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:05:37.68 ID:a+Khrfi+0
面白かったよ
乙
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:10:22.65 ID:P1EESyMfO
きのうから見てた!面白かったよ!続き書いてくれてありがとう!
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:12:17.88 ID:3GnRkxGwO
面白かった
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:12:24.33 ID:Qz+8cZN3i
久々に一気に全部見ちゃった
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/26(土) 17:15:35.75 ID:wgyiz8hYO
ちょっと尻すぼみ感はあったけど面白かった
次はスピンオフで男と女(とキモオタ&友)の話でも書いてよ
お疲れ様でした
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