関連:
炬燵少女「そろそろ潮時ですか…」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:35:17.45 ID:FiTtYlUOO
炬燵少女「うーん…」
炬燵少女「あ、いえ何でもないです」
炬燵少女「…どうしようかなぁ」
炬燵少女「あ、気にしないでください」
炬燵少女「はふぅ…」
炬燵少女「……………」
炬燵少女「……………」
炬燵少女「ちょ、ちょっとは気にして欲しいんですが…」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:40:17.67 ID:uEBBhw4nO
暑いのか
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:40:51.81 ID:FiTtYlUOO
炬燵少女「はい、回りくどくてすみませんでした」
炬燵少女「ええ、いやあ悩みという程のことでもないんですが」
炬燵少女「そろそろ暖かくなってきたのでね」
炬燵少女「衣替え、しなきゃなあと思いまして」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:44:25.16 ID:FiTtYlUOO
少女「ええ、衣替え」
少女「あなたも昼間は半袖で過ごしているでしょう?」
少女「そうそう、でも夜や早朝がねえ。冷えるんですよねえ。変に薄着にしちゃうと」
少女「それが悩み所」
少女「うーん…」
少女「え?ええはい勿論」
少女「炬燵布団の話ですよ?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:46:43.73 ID:6rmFayNxQ
聞いてやる
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:52:12.98 ID:FiTtYlUOO
少女「この、今の炬燵布団。これ、ワタシすごおく気に入ってるんですよ!」
少女「ほどよいフワフワ感」
少女「落ち着いた色合い」
少女「この冬を共に過ごした、かけがえのない思い出が詰まっているわけですよ!」
少女「毎日食べた蜜柑の汁も染み込んで…」ぼそっ
少女「いえ?何でもないですっ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 00:56:26.99 ID:FiTtYlUOO
少女「まあワタシの衣替えはいいとして」
少女「最近どうなんですかあ?」
少女「ほほほ、またまたぁとぼけちゃってえ、彼女さんですよう」
少女「…おう…そこまで露骨に顔がニヤケると、逆に清々しいですね…」
少女「え?明日?家…ここに遊びにいらっしゃるんですか」
少女「へ、へえ~…」
少女「に、逃げたりしませんよう。人聞き悪いですね!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:00:20.30 ID:FiTtYlUOO
少女「いやいや、別に嫌ってるとかじゃないですよ」
少女「実際にお会いしたことないですしね」
少女「でも、何か…」
少女「妹ってことになってるんですよね?ワタシ…」
少女「…つまり、アナタとワタシは兄妹」
少女「…………………」
少女「ワタシは、何て呼べばいいんですか?アナタのこと」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:05:51.82 ID:6rmFayNxQ
こたつ少女の外見が思いつかない!俺のバカ!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:06:21.29 ID:FiTtYlUOO
少女「だ、だだって、今までずっとアナタとしか呼んでないんですから!」
少女「おっ…おおおおに、おにっおおににいいいににっちゃ、ちゃちゃああああ………お、にい、ちゃ、ちゃん…」
少女「……………………」
少女「あ、ああああああうううううう!」
少女「むむむ、ムリムリムリです絶対っ!!!ひいぃ…」
少女「顔が赤いとか言わなくていいです!!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:12:09.23 ID:FiTtYlUOO
少女「うううううう…」
少女「なんで妹なんて設定にしたんですかあ…」
少女「はい?名前?」
少女「名前呼ぶとか!そっちの方がムリですよう!」
少女「もう、仕方ないですね…」
少女「ええ、これしかありません」
少女「呼びかけなきゃいいんですよね!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:17:03.25 ID:FiTtYlUOO
少女「ほわああぁ…あぁ、おはようごぜいまし…お早いですねい」
少女「でえとの日は、いつも早起きですねえ。気合い入りまくりですね」
少女「わ、わかってますよう」
少女「ワタシも彼女さん見てみたいですから、頑張りますよ」
少女「お、」
少女「…おうおおお」
少女「おっ!!!」
少女「おごっぎいいぃぃじゅゃん!!!」
少女「…………………」
少女「練習しておきます」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:22:26.57 ID:FiTtYlUOO
少女「おにいちゃん」
少女「おにーちゃん」
少女「にーちゃん」
少女「にいさん」
少女「にいや」
少女「あにき」
少女「あに」
少女「おにいさま」
少女「あにさま」
少女「にーに」
少女「……………………」
少女「あの人がいなければ、こんなにスラスラ言えるのに…」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:24:30.81 ID:FiTtYlUOO
少女「はぁ…」
少女「うぅ…」
少女「ふー…」
ピンポーン
少女「!!!」ビクッ
少女「き、きた…」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:28:05.57 ID:FiTtYlUOO
少女「どきどきどきどきどきどきどきどきどきどき…」
少女「口でどきどき言っちゃうほど緊張している!」
少女「深呼吸!すーはー!すすー!はっはああ!!」
少女「よ、よよし!」
ガチャッ
少女「っ!お、おかえりなさあい!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:31:27.91 ID:FiTtYlUOO
少女「………」ホケー
少女「はっ!?あああ、初めまして兄のつまり妹であるワタシです!」
少女「兄の、妹の兄がお世話になっています!」
少女「立ち話もなんですから!」
少女「どうぞ中へ!」
少女「さあ!どうぞこちらへ!」
少女「炬燵をどうぞ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:35:54.55 ID:FiTtYlUOO
少女「」
少女「」
少女「」
少女「へ、へえ…」
少女「」
少女「」
少女「はは…」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:43:59.69 ID:FiTtYlUOO
少女「あ、ういいやるんですか?」
少女「え?ワタシも一緒にやっていいんですか?でも…」
少女「!?ど、どうしましたいきなり爆笑して…」ビクッ
少女「あ、ああ!そのキャラそっくりですよね、本当!おに、おにいちゃんに!」
少女「そうそう、頑張って作ってたんですよお」
少女「あはははははははひひゃふぁひはぃれふ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:49:44.41 ID:FiTtYlUOO
少女「彼女さんゲーム得意なんですねえ」
少女「あ、対戦ゲームもいいですけど、アレやりませんか?」
少女「あの、相性ゲーム!」
少女「以前やった、全問不正解は良い思い出です」
少女「お二人は全問正解とか楽勝なのでは?」ニヤニヤ
少女「…お、にいちゃん、顔が気持ち悪いです」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 01:52:38.89 ID:FiTtYlUOO
少女「えっ」
少女「……………………」
少女「えっ?」
少女「えっ?」
少女「えっ?」
少女「……………………」
少女「ぜ、全問正解」
少女「ワタシとおに、いちゃんが」
少女「それで…」
少女「お二人が全問不正解とは…」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:01:04.74 ID:FiTtYlUOO
少女「……………………ええと」
少女「しょせんはゲームですから」
少女「はい、あの、あの」
少女「……………………ううう」
少女「え?別に気にしてないですか?」
少女「彼女さん…優しいですね」
少女「これは惚れる筈ですね!おにいちゃん!」ニヤニヤ
少女「ほ、ほんろーろころららいれふかぁ!」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:05:18.31 ID:FiTtYlUOO
少女「え?もう帰るんですか?」
少女「あぁ、もうこんな時間ですか」
少女「はい、しっかり送ってさしあげてください」
少女「で、ではまた」
少女「こちらこそ!楽しかったです」
少女「とっても好い人で、嬉しいです。おにいちゃんにはもったいないです」
少女「えへへ。ってなんでおにいちゃんが照れてるんですか…」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:07:20.75 ID:FiTtYlUOO
少女「はい、ではお気をつけて」
パタン
少女「……………………」
少女「……………………はああーーーー」
少女「緊張したあ…」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:12:06.74 ID:FiTtYlUOO
少女「あ、おかえりなさあい」
少女「いやあ、好い人じゃあないですかあ」
少女「安心しましたよ、本当」
少女「え?なんですか、黙って近づいてき…はっ!またほっぺたツネル気で」ワシャワシャ
少女「へっ?わ、なにっ?」ワシャワシャ
少女「なあっいきなり何をするんですか!?髪グシャグシャになったじゃあないですかあ!」
少女「え?頑張った?」
少女「妹の、フリ?褒めてくれてるんですかあ?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:15:57.13 ID:FiTtYlUOO
少女「できてましたか?ワタシ、ちゃんと」
少女「お、おにいちゃんって言えてましたか」
少女「本当の兄妹みたいでしたか」
少女「そういうの、よくわからないですけど」
少女「えへへ」
少女「なんか、ちょっと楽しかったです」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:24:30.36 ID:FiTtYlUOO
少女「あ、蜜柑!」
少女「帰りに買ってきてくれたんですか」
少女「はい、食べましょう食べましょう!」
少女「ええ勿論炬燵で!」
少女「えへへへへ」
少女「あ、衣替えのことですけど」
少女「明日辺り替えようかなと」
少女「はい、このちょっと薄い掛け布団に!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:28:30.13 ID:FiTtYlUOO
少女「え?夏になったらどうするかと?」
少女「んー」
少女「まあ、アレですよ」
少女「それはまた、その時に考えればいいんですよ」
少女「え?居座る気かと?」
少女「ま、まさか今になって警察沙汰にしようなどと…!?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:33:01.87 ID:FiTtYlUOO
少女「ですよねー。って、それでいいんですかね。自分でいうのもなんですが」
少女「いいんですか」
少女「ワタシ、居座っててもいいんですかあ」
少女「…冬も春も」
少女「夏も秋も?」
少女「えへへ」
少女「炬燵と蜜柑があれば…あ、いや、たまには雪見大福も食べたいです!」
少女「え?甘い物は控えてる?」
少女「まだ虫歯治ってなかったんですかあ!?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:39:19.21 ID:FiTtYlUOO
炬燵少女「夏仕様!」
炬燵少女「薄い生地。しかし柔らかい肌触り」
炬燵少女「ぬくぬくではなくゴロゴロしたくなる居心地の良さ」
炬燵少女「はぁ~」
炬燵少女「あ、おかえりなさあい」
炬燵少女「ごはんにします?お風呂にします?それとも、こ・」
炬燵少女「あ!何で先に言うんですかあ!」
炬燵少女「なに笑ってるんですかあ」
炬燵少女「あ、蜜柑食べたいです!」
炬燵少女「はい、ゴロゴロしながら食べましょう食べましょう!」
炬燵少女「あ~幸せですねー!」
炬燵少女「はい、えへへ」
おわり
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:40:05.41 ID:FiTtYlUOO
オワル、ネル
アリガトウゴザイマシタ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:41:58.98 ID:X3qP33DS0
ふざけんな‼続けてくださいお願いします
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:48:44.81 ID:wBn5GayJ0
おい
信じてるぞ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 02:59:40.09 ID:FiTtYlUOO
また季節が替わる頃に
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/04(水) 03:05:53.31 ID:lpeu4/nd0
また頼むぜ
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