5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 21:43:45.92 ID:Ubf/rMED0
岡部「なあ、ダル。朝目が覚めたとき唇が湿っている事はあるか?」
ダル「は? 普通渇いてるんじゃね? まあヨダレ垂らしてたらわからんが」
岡部「うむ。その可能性は考えてみたのだが。唇全体が湿っているというか、
濡れているというか。何故か潤っているのだ」
ダル「ふーん。で? そんだけ?」
岡部「ああ、ここ数日家に帰って寝ているのだが。
その日に限って潤っている」
ダル「て事は、今日も朝潤ってたってことかお?」
岡部「うむ。しかも今日は首筋も少し湿っていた」
ダル「なにそれ、ちょっと怖いんだけど」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 21:46:07.36 ID:Ubf/rMED0
岡部「ああ。俺も、寝ている間になにか変な事が起きているのではないかと思って
少しばかり恐怖を覚えている」
ダル「僕は心霊現象的な話はマジで無理なんだお」
ガチャ
まゆり「トゥットゥルー♪ おはよー二人共」
岡部「まゆりか、もう昼過ぎだぞ」
ダル「まゆ氏、おはよーなのだぜ」
まゆり「えへへー。オカリン、朝ちゃんと起きれた?」
岡部「ああ、まゆりが起こしてくれているお陰でな」
ダル「え? まゆ氏に朝起こしてもらってるん?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 21:49:09.35 ID:Ubf/rMED0
岡部「ん? そうだ。まゆりが学校の補習があるというのでな、
俺が家に帰っている時は朝起こしてもらっているのだ」
ダル「一人で起きれないのかよ。子供かよ」
まゆり「オカリンはお寝坊さんなのです」
岡部「まあ、俺も青果店の息子だしな。家に泊まった時くらいは
早起きして、家の手伝いくらいはしておこうかなと思ってだな」
ダル「親孝行ですね。わかります。だからってまゆ氏に起こしてもらうのはどうかと思うんだが」
まゆり「まゆしぃは全然気にしてないのです。バナナも買えるから丁度いいのです」
ダル「ん? てことはオカリン。まゆ氏ならなんか知ってるんじゃね? 朝の事」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 21:52:07.81 ID:Ubf/rMED0
岡部「おお、そうだな。まゆりよ、最近起きると唇が湿っているのだが、
俺を起こすとき、なにか気付いたことはないか?」
まゆり「んー。まゆしぃはわからないのです」
岡部「そうか・・・・・・やはり、霊的ななにかなのかもしれん」
ダル「ちょ、オカリン止めてくれ! オバケ的な話はNGだお!」
まゆり「オカリン、オカリン。夢の中で美味しい物食べてて、舌舐めずりしてるんじゃないかなぁ」
ダル「まゆ氏の口から舌舐めずりとか、エロ過ぎるお!」
岡部「自重しろこのHENTAI! まゆりで妄想するな!」
ダル「幼馴染を守るオカリン・・・・・・フラグ立てるきなのかお」
まゆり「えへへー。ちょっと恥ずかしいのです」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 21:55:15.79 ID:Ubf/rMED0
岡部「なっ!? ダル! なにを言い出すんだ貴様!」
ダル「はいはい、リア充乙」
岡部「くっ!」
ダル「だいたい、幼馴染に朝起こしてもらうとか、どこのエロゲ主人公だっつーの」
岡部「・・・・・・まあいい。そこでだ、一つダルに頼みたいことがあるのだが」
ダル「なんだお? どうやったらエロ展開に持っていけるのか聞きたいのかお?」
岡部「ちがぁぁう! 俺の部屋に隠しカメラを付けて欲しいのだ」
ダル「・・・・・・」
ダル「・・・・・・本気なのかお?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 21:58:10.15 ID:Ubf/rMED0
岡部「本気だ。霊的現象ならば、そいつが何をしているのか知っておかなければ
何も解決できないと俺は思ったのだ」
ダル「オカリン・・・・・・僕はあくまでも霊だとは信じたくない・・・・・・」
岡部「そうだろう? だから尚更一部始終を録画して確かめるのだ!」
ダル「仮に、霊的現象だったら・・・・・・僕は手を引かせてもらうお」
岡部「ふっ、その時は霊媒師に頼むからダルの力など借りん」
ダル「まゆ氏はどう思う?」
まゆり「んー。オカリンに任せるのです。まゆしぃは難しい事は分からないのです」
岡部「2対1だな。さぁダルよ。さっそく準備をするのだ」
ダル「・・・・・・分かったお。じゃあ電化製品売り場に行くかお」
岡部「ああ、行こう」
まゆり「おー♪」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:01:16.78 ID:Ubf/rMED0
ショップ帰り
ダル「ふぅ。安く手に入ったお」
岡部「ああ、電化製品の良し悪しは、ダルにしか頼めんから助かったぞ」
まゆり「ダル君は凄いのです♪」
ダル「・・・・・・まゆ氏、もっと褒めてくれていいんだぜ?」
まゆり「凄いのです♪」ナデナデ
ダル「まゆ氏、マジ天使」
岡部「設置に関してもすべてお前に任せるぞダル」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:04:09.99 ID:Ubf/rMED0
ダル「オーキードーキー! つか、牧瀬氏に相談しなくてよかったん?
いろいろヒントくれそうな気がすると思われ」
岡部「クリスティーナに霊的な話をしてみろ。あいつが信じるわけがない。
きっとこう言われるだろう」
『はぁ? 霊? そんな非科学的な事あるわけないじゃない。妄想乙』
ダル「・・・・・・あぁ、うん。もうそれ以外考えられないお」
岡部「だろう? この作戦は俺とダルとまゆりだけで遂行する事が最善だ」
まゆり「何が映るんだろうねー。オバケさん映るのかなー?」
ダル「まゆ氏、もうオバケ禁止でお願いします」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:06:36.20 ID:pZEfdEJgO
Mr.ブラウン・チューン
略して
ブラチュー
④
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:07:08.51 ID:Ubf/rMED0
まゆり「ダル君、ダル君」
ダル「ん?」
まゆり「ヒュードロドロドロドロー☆」
ダル「・・・・・・まゆ氏、鬼畜すぎる・・・・・・」
まゆり「あははー」
岡部「まゆり、あまりダルを怖がらせるんじゃない。ダルが居ないと
次に進めないのだからな」
まゆり「うん♪ ダル君、頑張って欲しいのです」
ダル「まゆ氏の為に頑張るお!」
岡部「では、俺の家に行くとするか」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:10:09.93 ID:Ubf/rMED0
岡部宅
ダル「とりあえず、オカリンが寝てる場所とその周辺が写る様に設置してみたけど、
こんなもんでいいかな?」
岡部「うむ。これなら何かしらあれば確実に見えるな」
まゆり「あそこにカメラがあるのー?」
ダル「そうだお、一見なにもないように見えるけど、バッチリカメラがあるんだぜ?」
まゆり「ダル君は凄いなー」
岡部「ふっ、我がマイフェイバリットライトアームなのだからな。当然だまゆりよ」
ダル「なんでオカリンが得意気なのか」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:13:17.42 ID:Ubf/rMED0
まゆり「じゃあ、紅莉栖ちゃんが、レフトなのー?」
岡部「ん? あいつは助手だがな、まあ左腕にしてやってもいいが」
まゆり「そっかー」
ダル「オカリン、寝る前にちゃんと録画スイッチ押すんだお。
押し忘れたとかマジないからな」
岡部「この鳳凰院凶真! そんなドジを踏むわけがなかろう!」
まゆり「ねえ、オカリン? 明日まゆしぃは起こしに来てもいいの?」
岡部「ああ。いつものように7時で頼むぞまゆり」
まゆり「えへへー。了解なのです♪」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:16:14.03 ID:Ubf/rMED0
ダル「くそ! なんだよ、オカリンばっかりいい思いしやがって!!」
岡部「まあダル落ち着け。この作戦が成功したあかつきには、
メイクイーンニャンニャンで好きな物を奢ってやろう」
ダル「絶対だな! 絶対だからな!」
岡部「ああ、フェイリスに頼んでサービスもしてもらおう」
ダル「オカリン・・・・・・僕は幸せだお・・・・・・」
まゆり「まゆしぃもサービスしちゃうのです♪」
ダル「まゆ氏・・・・・・マジ天使・・・・・・」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:19:09.85 ID:Ubf/rMED0
岡部「そういう訳で、今日は解散だ」
ダル「うん、僕はラボに戻って明日オカリンとまゆ氏が来るのを待ってるお」
まゆり「まゆしぃも家に帰るのです」
岡部「ダル、まゆり。今日は助かったぞ」
ダル「いいんだお。んじゃ、また明日」
まゆり「また明日ねーオカリン」
バタン
オジャマシマシター
岡部「さて、残っている宿題でも片付けるか」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:22:11.67 ID:Ubf/rMED0
夜
岡部「よし、バッチリだ。宿題も終わった。録画ボタンも押した」
岡部「あとは寝るだけだな。クククッ、さあ、どんな物が写るのか楽しみだな!」
ヴーッヴーッ
岡部「ダルからメールか」
『録画ボタンを押すのを忘れるなお(´-ω-`)』
岡部「ふ、タイミングのいい奴だ」
『既に押してある。あとは寝るだけだ。おやすみ』
岡部「よし、全ての準備は整った・・・・・・今日も月が綺麗だ」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:25:06.50 ID:Ubf/rMED0
朝
「オカリン、オカリン、朝だよー。起きてー」
岡部「んっ・・・・・・・んん・・・・・・・」
「起きてよー。オーカーリーン!」
岡部「んあっ・・・・・・まゆり・・・・・・か・・・・・・おはよう」
まゆり「おはよーオカリン」
岡部「うむ。ご苦労。ありがとな、まゆり」
まゆり「えへへー」
岡部「ん? まゆり、少し顔が赤くないか? 熱でもあるのか?」
まゆり「ううん、違うよー。ちょっと急いで来たので身体が火照ってるだけなのです」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:28:11.37 ID:Ubf/rMED0
岡部「そうか。すまんな、いつも」
まゆり「気にしないでいいよー」
岡部「むっ。やはり唇が濡れている・・・・・・」ゴシゴシ
まゆり「オバケさん来たのかなー?」
岡部「わからん。しかしそれも直ぐに分かるのだ! ラボへ行くぞまゆり」
まゆり「ごめんね、オカリン。まゆしぃ今日はちょっと用事が出来てしまったのです」
岡部「なに? そうか。いつ頃ラボに来れるのだ?」
まゆり「んー。時間はわからないけど、夜になるかもしれないのです。
だから、ダル君と二人で確認しといて欲しいのです」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:31:10.28 ID:Ubf/rMED0
岡部「うむ。分かった。ではダルと先に見ることにするか」
まゆり「うん♪ じゃあ、まゆしぃは行くね」
岡部「ああ、気をつけてな。また夜に会おう」
まゆり「またねー」
バタン
マユリチャンバナナモッテキナー
オジサンアリガトー
岡部「よし、まずはメモリーカードを取って、と・・・・・・・」
岡部「さて、あとは着替えを済ましてラボに行くとするか」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:34:08.28 ID:Ubf/rMED0
ラボ
ガチャ
岡部「ダル、ついにこの時が来たぞ!」
ダル「オカリン、おはようなのだぜ」
岡部「ああ、さっそくセッティングを頼む」
ダル「あれ? まゆ氏は? 一緒じゃないん?」
岡部「ああ、まゆりは急遽予定が出来てしまったらしくてな、
夜までこれないと言われた」
ダル「そっか。じゃあ、夜まで見るのはお預けかお」
岡部「いや、まゆりは二人で先に見ておいてくれと言っていたからな。
先に映像を確認しておこう」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:37:06.75 ID:Ubf/rMED0
ダル「おっけー。んじゃ、メモリーカードを」
岡部「うむ。頼んだ」
ダル「ほいほい、ほほほい。準備できたお!」
岡部「では、再生を頼む」
ダル「つか何時間かかるんだよこれ。寝てからの映像ずっと見るとか」
岡部「仕方ないであろう。いつ何が映るのかわからないのだからな」
ダル「オカリン昨日メールしたの1時くらいだったよな・・・・・・
てことは6時間かお・・・・・・その間二人で画面見続けるとか・・・・・・」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:40:10.71 ID:Ubf/rMED0
岡部「だからこうして、大量のお菓子を用意してきたのだが」
ダル「飲み物はもちろんわかってるんだろうなオカリン」
岡部「ああ、抜かりはない。ダイエットコーラさんだ」
ダル「さすがオカリン」
岡部「さあ、真実を見せてくれ!」
ダル「ポチッとな」
『キョウモツキガキレイダ』
ダル「なにいってんだオカリン」
岡部「くっ!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:43:16.79 ID:Ubf/rMED0
バリバリ・・・・ゴクゴク
ポキポキ・・・・ゴクゴク
5時間後
ダル「・・・・・・」ズルズル
岡部「・・・・・・」フーッフーッ、ズルズル
ダル「なあオカリン。お菓子も尽きて、しまいにはラーメンまで食べて・・・・・・
まったく変化がないわけだが・・・・・・」
岡部「・・・・・・あと一時間の辛抱だ・・・・・・耐えてくれダル・・・・・・」
ダル「なにが悲しくて、オカリンの寝てるだけのシーンを延々みなくちゃならないのか」
岡部「言うなダル・・・・・・俺も辛いんだ・・・・・・」
ダル「オカリン・・・・・・メイクィーンの話、絶対だからな・・・・・・」
岡部「ああ・・・・・・絶対にこの借りは返す・・・・・・」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:46:04.69 ID:eWau7+5a0
寄り道せずにまゆしぃルートでええんやで
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:46:06.72 ID:Ubf/rMED0
30分後
『バタン』
ダル「おっ? まゆ氏来たよ」
岡部「なに? 俺が起きたのは7時だったはずだが」
『・・・・・・オカ・・・・・・リン』ソワソワ
ダル「・・・・・・なんかまゆ氏、そわそわしてね?」
岡部「・・・・・・まゆり、どうしたんだ・・・・・・」
『・・・・・・』スルスル
岡部「・・・・・・」
ダル「うわあああああ!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:46:24.98 ID:JU2x0FFz0
と思わせてのバイト戦士がタイムマシーンで
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:49:07.84 ID:Ubf/rMED0
ダル「・・・・・・なんで・・・・・・まゆ氏、下着姿になってんだお・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
ダル「オカリィィィン! なんなんだこれえええ!」
『オカリン・・・・・・』
ダル「まゆ氏が・・・・・・オカリンの傍に・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『オカリン・・・・・・チュッ、ンッ・・・・・・クチュッ、ハァ・・・・・・ンンッ』
ダル「・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
ダル「キスしながら、自分の胸揉んでるようにしか見えないんだが・・・・・・」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:52:11.37 ID:Ubf/rMED0
『ンッ・・・・・・チュッ、チュッ・・・・・・オカ・・・・・・リン・・・・・・キモチイイヨ・・・・・・アン・・・・・・・ンン』
ダル「オカリン・・・・・・これが、答えだと・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・レロレロ・・・・・・ンチュッ・・・・・・ンッ・・・・・・』
ダル「ディープからの・・・・・・乳首責め・・・・・・だと・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『アッ・・・・・・チュッ・・・・・・ンアッ!・・・・・・モウ・・・・・・ダメッ・・・・・・』
ダル「・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『オカ・・・・・・リン・・・・・・イッチャウヨ・・・・・・マユシィ・・・・・・・イッチャウ・・・・・・』
ダル「・・・・・・まゆ氏・・・・・・」
『ンアアアアアッ!! ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・ンッ・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・』
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:52:27.79 ID:MI6l8zjO0
まゆり「何が映るんだろうねー。オバケさん映るのかなー?」
並の精神力じゃねーよ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:52:38.69 ID:hEnQsAKy0
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:55:09.82 ID:Ubf/rMED0
『・・・・・・』チラッ
ダル「・・・・・・まゆ氏が・・・・・・こっち見つめてるお・・・・・・恥ずかしそうに・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・』
ダル「・・・・・・なんか言ってる?・・・・・・口パクかな・・・・・・」
ダル「・・・・・・・お、か、り、ん、だ、い、す、き・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『・・・・・・・・』
ダル「服着た・・・・・・髪型整えてる・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 22:58:08.34 ID:Ubf/rMED0
ダル「あれから10分・・・・・・まゆ氏はオカリンを見つめ続けてるわけだが・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
『オカリン、オカリン、アサダヨー。オキテー』
『ンッ・・・・・・ンン・・・・・・』
『オキテヨー。オーカーリーン!』
ダル「なあ、もういいんじゃね?」
岡部「・・・・・・」
ダル「オカリン・・・・・・なんか言えよ・・・・・・」
岡部「・・・・・・これは・・・・・・夢だ・・・・・・」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:01:13.61 ID:Ubf/rMED0
ダル「・・・・・・これは今日の朝実際にあったことだぞ・・・・・・オカリン・・・・・・」
岡部「・・・・・・まゆりが・・・・・あの、まゆりが・・・・・・」
ダル「そして、数日前から毎日行われてたことなんだお・・・・・・」
岡部「・・・・・・俺は・・・・・・どうすればいい・・・・・・」
ダル「それを、僕に聞くのかお! この僕に!」
岡部「・・・・・・」
ダル「まゆ氏は、この隠しカメラを使って・・・・・・オカリンに告白したんだお・・・・・・」
岡部「・・・・・・ああ」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:04:09.90 ID:Ubf/rMED0
ダル「あとは、オカリンの気持ち次第なんじゃね? ああもう! 爆発しろよオカリン!」
岡部「・・・・・・そう・・・・・・だな・・・・・・」
ダル「このメモリーカード・・・・・・破棄するしかないな・・・・・・・」
岡部「ああ・・・・・・ダルよ、この事はくれぐれも口外するんじゃないぞ」
ダル「うん。僕もこの映像の事は忘れるから・・・・・・あとはオカリンがどうするか決めてくれ」
ダル「まゆ氏とオカリンがどんな関係になろうとも、僕は応援するから・・・・・・・」
岡部「ああ・・・・・・・」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:07:07.44 ID:cZVtkVY2O
先が読めん
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:07:09.83 ID:Ubf/rMED0
2時間後
ダル「んじゃ、僕は帰るお」
岡部「そうか、今日はすまなかったな」
ダル「謝るんじゃねえ! 僕が余計惨めに見えるじゃないか!」
岡部「そうだな。俺の気持ちはもうハッキリ決まっている」
ダル「・・・・・・そっか。どうするのか、聞いてもいいかお?」
岡部「ああ・・・・・・俺はまゆりの気持ちに・・・・・・応える」
ダル「うん。オカリンならそう言うと思ったよ」
岡部「ありがとう、ダル」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:10:15.40 ID:Ubf/rMED0
ダル「まゆ氏、夜にくるんだったよね。他のラボメンが来ないように
みんなにメールしとくよ。今日はラボ空いてないって」
ダル「あと、オカリンはまゆ氏にメールしとけよ。待ってるって。
最悪まゆ氏来ない可能性もあるからね」
岡部「ああ、そうだな。いろいろ助かったよダル」
ダル「あーあ。僕なんでこんな事してるんだろう。ふと、そう思いました!」
ダル「じゃあな、オカリン。頑張れお」
岡部「うむ。ではな」
ガチャ
リアジュウバクハツシロー!
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:13:10.40 ID:Ubf/rMED0
岡部「・・・・・・さて。メール・・・・・・だな・・・・・・」
『まゆり。ラボで待ってる。ずっと待ってるからな。』
ピロリン
岡部「あとは・・・・・・待つだけだ・・・・・・」
岡部「・・・・・・まゆり・・・・・・待ってるからな・・・・・・」
ラボ 夜 21時
岡部「・・・・・・まゆり・・・・・・」
岡部「メールの返信もない・・・・・・来てくれないのか・・・・・・まゆり」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:16:13.84 ID:Ubf/rMED0
ガチャ
岡部「!! まゆり!」
まゆり「・・・・・・」///
岡部「まゆり、来てくれたのか!」
まゆり「・・・・・・ウン・・・・・・」
岡部「・・・・・・顔が赤いな、まゆり」
まゆり「だって・・・・・・恥ずかしいのです・・・・・・」
岡部「大丈夫だ、俺はこれからもっと恥ずかしい事を言うぞ」
まゆり「・・・・・・ウン」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:19:17.29 ID:Ubf/rMED0
岡部「・・・・・・スゥーハァー。まゆり・・・・・・俺はお前が好きだ。
俺と・・・・・・いつまでも、一緒に居てくれ・・・・・・」
まゆり「・・・・・・オカリン・・・・・」
岡部「毎日、お前と一緒に居たい・・・・・・毎日お前の笑顔が見たい・・・・・・
毎日お前と笑っていたい・・・・・・毎日だ・・・・・・」
まゆり「・・・・・・まゆしぃが、おばあちゃんになっても・・・・・・・?」
岡部「ああ・・・・・・俺がおじいさんになって、まゆりがおばあさんになっても、
ずっと俺の傍に居て欲しい」
岡部「人質としてではなく・・・・・・恋人として・・・・・・だ」
まゆり「・・・・・・オカリン!」
岡部「まゆり!」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:22:11.28 ID:Ubf/rMED0
俺はまゆりを抱きしめた
強く抱きしめるほど
まゆりもそれに応えるように
力強く抱きしめ返してくれた
まゆり「まゆしぃね・・・・・・ずっと、ずっと前から、
オカリンのこと・・・・・・・ 大好きだったんだよ・・・・・・」ポロポロ
岡部「俺も・・・・・・大好きだったぞ! まゆり・・・・・・」
まゆり「まゆしぃは、るか君みたいに料理上手じゃないし・・・・・・
紅莉栖ちゃんみたいに頭もよくないけど・・・・・・いいの?」
岡部「俺は、そんなまゆりが・・・・・・大好きなんだ」
まゆり「・・・・・・ありがと・・・・・オカリン」
岡部「まゆり・・・・・」
まゆり「オカ・・・・・・リン・・・・・・」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:23:24.29 ID:AP98N89x0
④
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:23:34.20 ID:AqVEaMbn0
ええい、助手はまだか
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:25:18.89 ID:Ubf/rMED0
チュッ
俺はまゆりとキスをした
何度もまゆりとはキスをしていたが
俺もまゆりもこれが初めてだ
二人がお互いを意識し
お互いを想いながらした
初めてのキスだった
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:28:08.02 ID:Ubf/rMED0
後日 ラボ
紅莉栖「まぁ、岡部とまゆりならお似合いよね」
フェイリス「そうだにゃー。羨ましいにゃー」
まゆり「ま、まゆしぃ・・・・・・・恥ずかしいのです」///
鈴羽「あははは。可愛いなー椎名まゆりは」
るか「まゆりちゃん、おめでとう!」
萌郁「おめでとう・・・・・・」
ダル「さあ! ここに桐生氏が買って来てくれたケーキがあります。
なんと、ホールケーキです!」
岡部「なに!? ホールだと!?」
鈴羽「苺たっぷりのケーキだー!」ワクワク
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:31:08.34 ID:Ubf/rMED0
紅莉栖「高かったんじゃないのこれ?」
ダル「高かったです! 直径21cmでお値段はなんと4000円!」
フェイリス「ダルにゃん、なんかテンションが高いにゃ」
ダル「あたりまえだおフェイリスたん。今日は記念日だからな!」
ダル「オカリンの友人、いや、親友として全額僕が支払いましたから!」
岡部「ダル・・・・・・貴様なにを考えているのだ・・・・・」
ダル「るか氏、例の物、準備できてるかお?」
るか「は、はい! ちゃんと持ってきました」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:34:08.22 ID:Ubf/rMED0
ダル「うん、じゃあ、ほら、まゆ氏とオカリンはケーキの前に」
岡部・まゆり「?」
ダル「で、他の皆にはこれを持ってもらいます」
紅莉栖「・・・・・・クラッカー?」
フェイリス「クラッカーだにゃ」
鈴羽「ねーこれなーにー?」
萌郁「・・・・・・・うん」
ルカ「阿万音さん、お尻の紐を引っ張るんです・・・・・・あ、まだですよ!」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:37:24.69 ID:Ubf/rMED0
岡部「おい! ダル! 貴様まさか・・・・・・」
まゆり「?」
ダル「じゃあ、オカリンとまゆ氏はこれを」
フェイリス「セレモニーナイフだにゃ」
紅莉栖「なるほど」ニヤ
ダル「皆さん分かってもらえたかと思います。ケーキ入刀です!」
岡部「ダァァルゥゥ! 何を言っているのだ貴様!」
まゆり「///」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:40:21.92 ID:Ubf/rMED0
るか「ドキドキ・・・・・・」
岡部「な!? なにをニヤニヤしているのだ貴様ら!」
紅莉栖「早くしなさいよ」ニヤニヤ
フェイリス「そうだにゃー」ニヤニヤ
るか「ドキドキ」
萌郁「・・・・・・」ニコ
鈴羽「あーそう言うことかー」ニコニコ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:43:08.84 ID:Ubf/rMED0
岡部「ま、まゆり! お前からも何か言ってやれ!」
まゆり「・・・・・・」
岡部「・・・・・・まゆり?」
まゆり「・・・・・・まゆしぃはね・・・・・・いいよ?」///
岡部「・・・・・・」
紅莉栖「岡部! まゆりに恥かかせるんじゃないわよ?」
フェイリス「そうだにゃ! 凶真、男を見せるにゃ」
岡部「ぐっ・・・・・・貴様ら・・・・・・」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:46:17.17 ID:Ubf/rMED0
まゆり「オカリン・・・・・・?」
岡部「・・・・・・まゆり、いいんだな?」
まゆり「うん♪」///
ダル「うおおおおおお! いっけえええええ!」
俺とまゆり
二人で握ったナイフが
ケーキに入れられた
パンッ! パパンッ! パンッ!
『二人共おめでとー!』
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:49:10.44 ID:Ubf/rMED0
ああ、これでよかったんだ。
まゆりの笑顔
ラボメンの笑顔
俺はこんなに幸せでいいのだろうか。
いいのだろうな。
これがシュタインズ・ゲートの選択だ。
2年後
俺とまゆりは結婚した。
『オカリン、ずっと、ずーっと、傍に居るよ♪』
まゆりend
別√もあるのです♪
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:49:45.01 ID:wxp/z9J00
ブラウン√か
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:52:04.91 ID:Ubf/rMED0
>>86 から続く
2時間後
ダル「んじゃ、僕は帰るお」
岡部「そうか、今日はすまなかったな」
ダル「謝るんじゃねえ! 僕が余計惨めに見えるじゃないか!」
岡部「そうだな。俺の気持ちはもうハッキリ決まっている」
ダル「・・・・・・そっか。どうするのか、聞いてもいいかお?」
岡部「ああ・・・・・・Dメールを送る」
ダル「なん・・・・・・だと・・・・・・」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:52:58.75 ID:6S0xlbp50
これは…フェイリスたん√きたか!
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:53:29.86 ID:XD99qNUM0
てぃーな
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:57:15.39 ID:AqVEaMbn0
助手の出番がきたようだ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/15(金) 23:57:23.38 ID:Ubf/rMED0
岡部「俺が家に泊まらないように、Dメールを送るのだ」
ダル「本気かよ、オカリン・・・・・・」
岡部「・・・・・・ああ」
ダル「まゆ氏の気持ちは・・・・・・受け取れないってことかお」
岡部「俺はまゆりが好きだ・・・・・・だかな、その好きは別の好きだ。
俺はまゆりの事は妹のようにしか見れない」
ダル「そっか・・・・・・」
岡部「まゆりと、恋人同士にはなれない」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:02:06.04 ID:TSIeWmcy0
もう怒った寝てやる。とかでてエラーになる。ごめん、ちょいちょい時間かかるかもしれない。
ダル「・・・・・・そしたら、Dメールを送るしかないんだお」
岡部「ああ・・・・・・この世界では、まゆりと俺の関係は壊れてしまうだろうからな」
ダル「帰ろうとしたけど、帰るわけにはいかなくなった」
岡部「すまんな、ダル」
ダル「まあ、僕としてはオカリンとまゆ氏はお似合いだと思うんだけどね。
オカリンがそう言うなら仕方がないお」
岡部「ああ」
ダル「・・・・・・なあオカリン。Dメールを送ったら僕は記憶がない。
だから、そっちの世界の僕に、この事を教えてやってくれ」
岡部「・・・・・・ダル?」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:05:21.29 ID:TSIeWmcy0
ダル「僕はオカリンやまゆ氏、ラボメンの事が好きだお。
僕ならきっとオカリンに力を貸せると思うんだ」
岡部「ああ、必ずお前に相談しよう」
ダル「頼むぜ、オカリン」
岡部「しかしだな、お前が俺の話を信じてくれるかどうか・・・・・・」
ダル「ああ、そうだお。僕しか知らないハズのことを言えばいいんだお」
岡部「なにかあるのか?」
ダル「僕は牧瀬氏のマイスプーンをペロペロした事がある」
岡部「・・・・・・」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:09:07.27 ID:Ubf/rMED0
ダル「僕は牧瀬氏のマイスプーンをペロペロした事がある。大事なことなので2回いいました」
岡部「・・・・・・貴様」
ダル「信じなかったらこれを言うんだぜ? 間違いなく僕は信じると思う。
そして、酷く狼狽すると思う」
岡部「まあいい。それではDメールを送る準備をしてくれダル」
ダル「おっけーだお! はぁ・・・・・・暴露してしまったお・・・・・・」
岡部「安心しろ、必ずお前には伝えてやる。そしてこれは二人の秘密だ」
ダル「オカリン! あんた今輝いてるよ」
岡部「さあ、準備を急ぐのだ!」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:12:58.80 ID:TSIeWmcy0
ダル「とかいいつつ、既に準備完了なんだぜ?」
岡部「さすがは、ダル。我が右腕に相応しい働きだな」
ダル「僕は役にたつだろ?」
ダル「おっけー、放電現象きたお!」
バチバチバチッ
岡部「ダルよ、最後に言っておく事がある」
ダル「ん?」
岡部「二度と舐めるなよ」ドゴォ!
ダル「おうふ・・・・・すま○こ」
ピロリン
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:13:09.48 ID:CuuRiIqW0
ダルwwwwwww
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:16:58.01 ID:TSIeWmcy0
ラボ
岡部「くっ・・・・・・RSが発動したか・・・・・・」
紅莉栖「・・・・・・」
岡部「助手・・・・・・か」
紅莉栖「な・・・・・・なによ・・・・・・」
岡部「いや、ダルはいないのか?」
紅莉栖「し、知らないわよ」
岡部「ん? どうした? 元気がないようだが」
紅莉栖「何もないわよ、気にしないで」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:20:26.27 ID:TSIeWmcy0
岡部「そうか、ならよい」
紅莉栖「っ――」
岡部(そうだ、家に連絡をして確認してみるか)
『親父? 俺は最近いつ家に帰ったかわかるか?』
『はあ? おめぇーは1週間以上帰って来てねえよこのドラ息子が!』
『そうか、ありがとう親父』
ピッ
岡部(うむ。間違いない、過去は変わった)
岡部(さて、ダルに連絡だな)
ガチャ
まゆり「トゥットゥルー♪ まゆしぃです♪」
岡部「! まゆり・・・・・・」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:22:08.85 ID:TSIeWmcy0
紅莉栖「まゆり、いらっしゃい」
まゆり「ん? オカリンどうしたのー?」
岡部「いや・・・・・なんでもない」
まゆり「へんなオカリーン」
岡部(やはり意識してしまうな。これではダメだ。
今のまゆりはあのまゆりではないのだぞ)
まゆり「二人共ジューシー唐揚げナンバーワン♪ 食べるー?」
紅莉栖「ううん、私はいいわ」
岡部「俺も今はいらないぞ、まゆり」
まゆり「そっかー。じゃあまゆしぃ一人で食べちゃうのです」
岡部(ふむ、ダルに電話してみるか)
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:24:32.04 ID:TSIeWmcy0
『オカリン、どしたん?』
『ダル、今どこだ?』
『今は牛丼食ってるお』 ケイタイキンシ!
『そうか、今から行くから待っててくれ』
『うん、わかったお』 キンシー!
紅莉栖「岡部、どこか出かけるの?」
岡部「ああ、ちょっとダルと話があるのでな」
紅莉栖「そう・・・・・・」
岡部「ああ、そうだ助手よ」
紅莉栖「なに?」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:26:12.79 ID:TSIeWmcy0
岡部「スプーンを使うときは良く洗ってから使えよ」
紅莉栖「え? 当たり前じゃない。使ったあとも直ぐ洗ってるし」
岡部「うむ、それなら安心した。ではちょっと出かけてくる」
紅莉栖「? ええ、いってらっしゃい」
まゆり「オカリン、いってらっしゃーい」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:29:03.35 ID:TSIeWmcy0
ガチャ
牛丼屋
ダル「で? どしたんオカリン」
岡部「うむ、俺の話を聞いてくれ、そして信じろ」
―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――
―――
ダル「妄想乙」
岡部「くっ!」
ダル「オカリン、妄想するのはいいけどな、それを人に言うなお」
岡部「妄想ではない! 事実だ!」
ダル「正直引いた」
岡部「貴様にだけは言われたくない!」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:32:09.25 ID:TSIeWmcy0
ダル「まゆ氏がオカリンの寝込みを襲ってオナヌーとかありえないだろ常考」
岡部「貴様の為を思って言わなかったのだが、仕方あるまい」
ダル「ん? まだなんかあんの?」
岡部「僕は牧瀬氏のマイスプーンをペロペロした事がある」
ダル「」ガタッ
岡部「僕は牧瀬氏のマイスプーンをペロペロした事がある。大事な事なので2回いいました」
ダル「・・・・・・」
岡部「前の世界のお前が言った。お前が俺の話を信じなかったらこう言えと」
ダル「・・・・・・まじかお・・・・・・」
岡部「正直引いた、だと? 俺のほうが引いたのだぞダルよ」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:35:08.85 ID:TSIeWmcy0
ダル「・・・・・・信じるお」
岡部「うむ、だろうな」
ダル「こ、この事は誰にも・・・・・・」
岡部「ああ、前の世界のダルとも約束した、それだけはせん」
ダル「サンクス・・・・・・オカリン」
岡部「・・・・・・」グッ
ダル「お、オカリン! 暴力は反対だお!」
岡部「ああ、もう既にこの拳は振り下ろされている」
ダル「・・・・・・え?」
岡部「前の世界のダルに一発かましてある。二度と舐めるんじゃないぞ」
ダル「わかったお・・・・・・ごめんお・・・・・・前の僕・・・・・・」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:38:12.56 ID:TSIeWmcy0
ダル「それにしても、まゆ氏がな・・・・・・」
岡部「ああ、言葉を失ったぞ」
ダル「つか、オカリンはまゆ氏ラブだと思ってたんだが」
岡部「LIKEだ、LOVEではない」
ダル「そっか、で? 僕はなにをすればいいん?」
岡部「ここ数日、お前から見たまゆりはどんな感じだ?」
ダル「まゆ氏? そっちのまゆ氏がどうだったか知らんけど、普通だお。
いつもニコニコしてて、明るいまゆ氏だお」
岡部「ふむ、そうか」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:41:04.17 ID:TSIeWmcy0
ダル「つーか、変なのはむしろ牧瀬氏の方だお」
岡部「ん? どーいう意味だ」
ダル「なんか、オカリンと喋ってる時やたらキョロキョロしてるし、
歯切れは悪いし、見てて違和感ばりばりだお」
岡部「ふむ。確かに先ほど助手と話している時少し変だなと思ったな」
ダル「だろ? 最近ちょっとおかしいなと思ってたんだお」
岡部「そうか、なにか悩みでもあるのかもしれんな」
ダル「かもしれないお。でもあの牧瀬氏の事だし、素直に話してくれるとは思えないお」
岡部「そうだな。本人が自分で喋ってくれるのを待ってみるか」
ダル「それがいいと思われ」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:43:59.80 ID:TSIeWmcy0
岡部「そうだ、ダルよ。これから時間はあるか?」
ダル「お? うん、全然予定はないけど」
岡部「前のお前と約束していてな、メイクィーンを奢ってやると」
ダル「!! オカリン・・・・・・」
岡部「約束は約束だからな、好きな物を奢ってやる」
ダル「言わなければ奢る必要もないのに、オカリン・・・・・・お前って奴は・・・・・・」
岡部「お前には世話になったからな、いろいろと・・・・・・な」
ダル「僕一生オカリンに付いていくお!」
岡部「では、行くか」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:47:33.05 ID:TSIeWmcy0
メイクィーン
フェイリス「いらっしゃいませニャー。凶真、ダルにゃん」
ダル「フェイリスたん!」
岡部「フェイリス、例の席を」
フェイリス「にゃにゃっ!? また機関の陰謀の話なのかにゃ!?」
岡部「ああ、誰にも聞かれてはならない重大な話なのだ、至急手配を頼む」
フェイリス「ガッテンにゃ! ついてくるのニャ」
ダル「フェイリスたん萌えー」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:50:01.93 ID:TSIeWmcy0
フェイリス「ご注文はお決まりかニャ?」
岡部「ダルよ、好きな物を頼むのだ」
ダル「オカリン! 貴方が神か!」
岡部「俺はアイスコーヒーを頼む」
ダル「じゃあ、僕は、世界がヤバイオムライスと、あれとこれとそれ」
フェイリス「了解だにゃ! 待っててくれにゃ」
岡部「牛丼からのオムライスか・・・・・・よく入る腹だな全く」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:55:15.84 ID:TSIeWmcy0
ダル「僕のお腹は4次元に繋がっているとかいないとか言われてるんだぜ?」
岡部「まあいい。存分に食べるがいい! フゥーッハハハハ」
ダル「んで? まだなにか聞きたいことはあるん?」
岡部「いや、特にないな。これはただの礼だからな」
ダル「そっか、ありがとな、オカリン」
フェイリス「お待たせニャンニャーン。ごゆっくりどうぞだニャー」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:56:06.94 ID:TSIeWmcy0
ダルとたわいもない話をした。
ダルには感謝しなければならない。
『僕はオカリンやまゆ氏、ラボメンの事が好きだお。
僕ならきっとオカリンに力を貸せると思うんだ』
この言葉に救われた
前の世界で俺を助けてくれた。
そして、この世界でもダルは俺を助けてくれる。
ありがとう、ダル。
ダル「オカリン、ご馳走様だお」
岡部「ああ、満足したか?」
ダル「うん! じゃあ、また明日な、オカリン」
岡部「ああ、じゃあな、ダル」
岡部「ふむ、ラボに帰るか」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 00:59:12.72 ID:TSIeWmcy0
ラボ
紅莉栖「あっ、おかえり岡部」
岡部「ん? なんだ助手よ、まだ居たのか?」
紅莉栖「え、ええ。ちょっとレポートをね」
岡部「そうか、あまり根を詰めるなよ」
紅莉栖「・・・・・・心配・・・・・してくれてるの?」
岡部「なっ、ラボメンだからな! 多少はする」
紅莉栖「そっか・・・・・・ありがと・・・・・・」
岡部(やりにくい・・・・・・この助手はやりにくいぞ)
岡部「ゴホン。あーそろそろ帰らないと終電がなくなるのではないか?」
紅莉栖「あ、そうね。岡部は? 今日もラボに泊まるの?」
岡部「ああ、多分今週はラボに泊まる事になるだろうな」
紅莉栖「そっか。じゃあ、また明日ね」
岡部「うむ。気を付けて帰るのだぞ」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:02:12.09 ID:TSIeWmcy0
ガチャ
テクテク
岡部「なんなんだ。やけにご機嫌だったな」
岡部「いつもなら『助手ってゆーな!』と言うはずなのだがな」
岡部「む? あれは宿題のノート。確か終わったはずだな」
岡部「・・・・・・くそ! 前の世界で終わらせただけでこっちの世界では
まるで手付かずではないか!! くっ、機関の陰謀か!」
岡部「ふ、まあいい。一度やったものだ。楽に終わらせる事ができるだろう」
岡部「寝るまで気合を入れて終わらせるか」
午前1時
岡部「ああ・・・・・・もう眠い・・・・・・宿題も終わった」
岡部「うむ、今日も月が綺麗だ・・・・・・」
そうして俺は眠りについた
ベッドではないが、
このソファーの寝心地は最高だ。
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:05:51.22 ID:TSIeWmcy0
朝 7時
岡部「ん・・・・・・ふあっ・・・・・・んん」
岡部「朝・・・・・・か・・・・・・」
岡部「・・・・・・」
岡部「・・・・・・!!」
岡部(唇が・・・・・・湿っている・・・・・・)
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:08:35.02 ID:TSIeWmcy0
岡部(なぜだ? 過去は変えた! なぜ再び唇が湿っているのだ!?)
ガチャ
岡部「!」ゴシゴシ
まゆり「トゥットゥルー♪ おはよーオカリーン♪」
岡部「ま、まゆり!?」
まゆり「ん? オカリンどーしたの?」
岡部「まゆり・・・・・・今・・・・・・来たのか?」
まゆり「? そうだよ? なんでー?」
岡部(まゆり・・・・・・ではない・・・・・・?)
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:11:07.07 ID:TSIeWmcy0
岡部「ああ、いやなんでもない。気にするな」
まゆり「うん? だいじょうぶ? オカリン」
岡部「ああ、ちょっと寝ぼけてただけだ」
まゆり「そっかー。なにか飲むー?」ガチャ
岡部「では、ドクペを頂こう」
まゆり「うん♪ はい、どーぞ」
岡部「ありがとう、まゆり」
まゆり「えへへー」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:14:14.31 ID:TSIeWmcy0
岡部(これは、早急にダルの力を借りねばならん!)
岡部「まゆりよ、今日はラボにいられるのか?」
まゆり「ん? 今日は補習があるから直ぐに学校に行くよ?
ほら、制服着てるでしょ?」
岡部「確かにそうだな。うむ、気を付けてな」
まゆり「うん♪ じゃあ、まゆしぃは行くのです」
岡部「ああ」
ガチャ
ナエチャントゥットゥルー マユリオネエチャントゥットゥルー
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:17:04.45 ID:TSIeWmcy0
『ダル! ダル! 起きろ!』
『んー? オカリン・・・・・オハヨ・・・・・』
『ダル! 直ぐに来てくれ! 緊急事態だ!』
『・・・・・・眠い・・・・・・勘弁してくれ・・・・・・』
『ダァルゥ! 頼む! 直ぐにだ! 頼む!』
『わかったお・・・・・・待っててくれ・・・・・・』
岡部「ダル・・・・・・頼むぞ・・・・・・!」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:20:02.98 ID:TSIeWmcy0
8時30分
ダル「・・・・・・眠くてストレスがマッハなんだが」
岡部「ダル! 助けてくれ・・・・・・」
ダル「え? ちょ、オカリン何があったん?」
岡部「この世界でも・・・・・・唇が湿っていた・・・・・・」
ダル「・・・・・・」
岡部「どうあがいても、俺の唇は湿っているんだ・・・・・・」
ダル「ああ、うん。いいんじゃね? もう」
岡部「どういう意味だ!」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:23:04.62 ID:TSIeWmcy0
ダル「前の世界じゃ、霊の仕業だなんだのでカメラ設置したんだろ?
結局人的な事だったんだし、死ぬわけじゃないからよくね?」
岡部「よくないだろ!? 眠いからって適当な事を言うでない!」
ダル「僕の口から言わせるのか? そうなんだな、オカリン!」
岡部「・・・・・・なにを・・・・・・だ・・・・・・」
ダル「オカリンの口が湿ってんのは! 誰かに寝込み襲われただけだろ!」
岡部「・・・・・・・」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:26:19.48 ID:TSIeWmcy0
ダル「分かってるくせに、僕に言わせるなお・・・・・・ハァ・・・・・・・どこのエロゲ主人公だよ」
岡部「どうすれば・・・・・・いいんだ・・・・・・」
ダル「え? なに? オカリン? また僕が言うパターンじゃねこれ」
岡部「どうすれば・・・・・・」
ダル「ラボに! 隠しカメラ! しかければ! それでよくね!?」
ガチャ・・・・・・
岡部・ダル「あっ・・・・・・」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:29:05.11 ID:TSIeWmcy0
紅莉栖「・・・・・・隠しカメラがなんだって?」ギロッ
ダル「え!? ちが、違うんだ牧瀬氏!」
紅莉栖「隠しカメラしかけてるの?」ギロッ
ダル「仕掛けてないお! ちょ、オカリン! 自分で説明しろよ!」
岡部「助手よ・・・・・・まずは落ち着いてくれ」
紅莉栖「私は落ち着いてるわけだが」
岡部「これから俺が話す事。信じられないかもしれないが、
だが、最後まで聞いて欲しい」
紅莉栖「・・・・・・分かったわ。しっかり聞いてあげる」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:32:33.38 ID:TSIeWmcy0
岡部「ダル、余計な話はするな、俺が説明する」ヒソヒソ
ダル「ああ、オカリンにまかせるお」ヒソヒソ
紅莉栖「なに? 内緒のお話? 今しなきゃダメなの?」ギロッ
岡部「・・・・・・いや。では、聞いてくれ」
・朝起きると唇が湿っている
・寝ている間になにかおきているかもしれない
・もしかすると、霊的な者のせいかもしれない
・怖くてハゲそう
・なのでラボに隠しカメラを設置して様子を撮りたい
・助手よ、信じてくれ
岡部「・・・・・・以上だ」
ダル「オカリン、襲われたってのは言わなくていいのか?」ヒソヒソ
岡部「ああ、ラボメンの仲に亀裂が入るかもしれんからな」ヒソヒソ
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:35:13.42 ID:TSIeWmcy0
紅莉栖「・・・・・・ちょっと考えさせて」
岡部「ああ、ゆっくり考えてくれ」
紅莉栖「・・・・・・隠しカメラ、これから付けるのよね?」
岡部「そうだ。だが安心してくれ。俺がここで寝ている間しか起動させない」
紅莉栖「・・・・・・そう」
岡部「信じてくれるか?」
紅莉栖「ま、まあ。霊現象(笑)は全く信じないけど・・・・・・一つ。条件があるわ」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「隠しカメラの設置、起動確認、私も一緒にさせなさい」
岡部「・・・・・・それだけか?」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:38:19.63 ID:TSIeWmcy0
紅莉栖「ええ。写ってる映像自体に興味ないから見ないけど
私の知らないところで隠し撮りされたら嫌だから」
ダル「まあ、それなら全然問題ないんじゃね? オカリン」
岡部「そうだな。男二人で隠しカメラなんぞ仕掛けたあとに
他のラボメンにバレたら大事になるかもしれんしな」
紅莉栖「でしょ? 私が一緒にする方がリスクが少ないと思うわよ」
岡部「うむ。では一緒に頼む」
ダル「よしっ。話も纏まったところで、買いに行きますか」
岡部「ああ。ダル。買う物はお前に任せる」
紅莉栖「じゃあ、行きましょ」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:51:32.41 ID:0RUg95380
家電ショップ
ダル「おっ。オカリン、こいつ中々のもんですぜ?」
岡部「ふむ。確かに良さそうだ。値段も手頃だしな」
(どこの世界でもダルの目は本物だな)
紅莉栖「へー。橋田ってこういうのも得意なのね」
ダル「ムフフ。ただのデブだと思うなお!」
岡部「そうだな、我が右腕に相応しい能力だ」
紅莉栖「はいはい、買うのはそれだけでいいの?」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:53:07.44 ID:0RUg95380
ダル「うん、これだけあればあとはどうにでもなるお」
紅莉栖「思ったんだけど、隠しカメラに詳しいって事は
あんた盗撮とかやったりしてないでしょうね?」
ダル「え? いや、牧瀬氏? 僕は犯罪になるような事はしてないお!」
岡部「助手よ。ダルは見た目や知識はマニアックだが・・・・・・
そのような行為は決してしない男・・・・・・だ・・・・・ぞ?」
ダル「なんで疑問系なのか詳しく」
紅莉栖「ふふっ。冗談よ、冗談」
ダル「牧瀬氏、ブラックジョークかお」
岡部「では、会計を済ましてラボに戻るか」
紅莉栖「そうね」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:55:25.13 ID:0RUg95380
ラボ
ダル「牧瀬氏、設置する場所、ここでいいかな?」
紅莉栖「んー、もうちょっとこっちの方がいいんじゃない? うん、そこらへん」
ダル「うっし、設置オッケーだお! 後はスイッチ入れるだけだ」
岡部「うむ、ご苦労」
紅莉栖「ふー。岡部、お腹空いたんだけど」
岡部「そうだな、もう2時だしな」
ダル「オカリン、カップ麺を要求する!」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:57:45.39 ID:0RUg95380
岡部「味はなにがいい? 味噌、塩、豚骨、醤油選り取りみどりだぞ」
ダル「豚骨でお願いします」
紅莉栖「共食い乙。私は塩がいいわ。あとフォークも」
ダル「牧瀬氏さらっとヒドイこと言ったお」
岡部「ダル、あっさり豚骨とこってり豚骨があるが、どっちがいい?」
ダル「んー。じゃあ、こってり豚骨で」
岡部・紅莉栖「共食い乙」
ダル「うん、分かってたよちくしょう!」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:58:51.02 ID:KtVcRMIc0
共食いwwwwww
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 01:59:41.27 ID:0RUg95380
3分後
助手「チュルチュル」
岡部「フーッフーッズズズッ」
ダル「猫舌乙」
ダル「ズルズルッズル」 岡部「ピギャーピギャー」
紅莉栖「チュルチュr ブ――ブハッ!」
ダル「・・・・・・」
岡部「助手よ、汚いぞ」
紅莉栖「アハハ! ちょ――おか――やめ――」ケラケラ
ダル「ズルズルズル」 岡部「共食い乙」
紅莉栖「や――め――て」ケタケタ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:01:29.27 ID:0RUg95380
ラボ 夜
岡部「あっという間に22時だ」
紅莉栖「そうね。ほんとあっという間」
ダル「僕はすごく長く感じたわけだが」
岡部・紅莉栖「気のせいだ(よ)」
ダル「僕は決めたお! 二度と豚骨は食べないと!」
紅莉栖「別にいいのよ、食べたって」
岡部「そうだぞ、人間だって極限状態では人をだな――」
紅莉栖「もう――ム、リ――」クスクス
ダル「共食いネタはもういいお!」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:03:56.89 ID:0RUg95380
ダル「じゃあ、僕はそろそろ帰るお」
紅莉栖「そうね、私も帰るわ」
岡部「そうか、ではスイッチを入れておくか」ポチッ
紅莉栖「じゃあ、オバケに気を付けて」クスクス
ダル「オカリン、幸運を祈る」ビシッ!
岡部「ああ、二人共気を付けて帰れよ」
ガチャ
ピギャーピギャー トモグイオツ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:05:42.45 ID:0RUg95380
岡部「ふむ。シャワーでも浴びて、寝るとするか」
・・・・
・・・
・・
・
岡部「さて、誰も来ないことを祈るか」
岡部「寝込みを襲われたと断言は出来んがな」
岡部「いっそ、霊であってほしい」
岡部「眠い・・・・・・うむ。今日も月が綺麗だ・・・・・・」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:07:49.56 ID:0RUg95380
ラボ 朝 9時
岡部「・・・・・・ん・・・・・・・んん」
岡部「・・・・・・はぁ、朝か」
岡部「・・・・・・だよな。湿ってるよな」
岡部「・・・・・・はぁ」
岡部「ん、ダルからメールがきてるな」
ダル『今からラボに行くお! 寝てたら起こす」
岡部「ふむ。もう少ししたら着きそうだな」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:10:18.33 ID:0RUg95380
ヴーッヴーッ
岡部「助手からか」
紅莉栖『録画見たら内容を教えろ。ちょっと気になる』
岡部「気になるのなら見に来ればいいものを」
岡部『了解した。そんなに時間はかからないと思う』
岡部「ダルが来る前に準備しておくか」
岡部「メモリーカードをここに差し込めばよかったよな」
岡部「うむ。あとは再生ボタンだけだな」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:16:34.70 ID:Oc/hufv80
ダル√あるよな?
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:19:33.36 ID:0RUg95380
ヴーッヴーッ
ダル『すまん、野暮用が出来た。一人で確認しといてくれ。
HYKBKHTSR』
岡部「野暮用か。それは良いとして、最後のはなんだ?
エイチワイケービーケーエイチティーエスアール? なんだこれは」
岡部「どこかの店か? まあいい。映像の確認をするか」 ピッ
岡部「最初は飛ばすか、シャワー浴びただけだしな」 ピッ
『キョウモツキガキレイダ』
岡部「・・・・・・俺は寝る前にこんな事を言ってるのか・・・・・・?」 ピッ
岡部「・・・・・・飛ばし飛ばしみるべきだな。時間の無駄だ」 ピッピッピッ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:22:25.85 ID:0RUg95380
07:20 REC
『ガチャ・・・・・・』
岡部(く・・・・・・来たか・・・・・・)
『・・・・・・』テクテク
岡部(な!? お前が・・・・・・)
『・・・・・・』チラッ
岡部(・・・・・・紅莉栖・・・・・・)
『・・・・・・』ヂィー
岡部(カメラを見つめている・・・・・・)
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
岡部(まゆりの時と同じか?)
岡部(こ、れ、が、こ、た、え、だ、)
『・・・・・・』チュッ
岡部「・・・・・・」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:24:10.80 ID:0RUg95380
『・・・・・・』チラッ
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
岡部(こ、う、え、ん、で、ま、っ、て、る)
『・・・・・・』タタタタッ
『ガチャ・・・・・・』
岡部「・・・・・・」
岡部「まさか・・・・・・紅莉栖だったとはな・・・・・・」
岡部「ダルと一緒じゃなくてよかったな・・・・・・」
岡部「公園か。あの場所しかないよな・・・・・・」
ガチャ
ダダダダダッ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:26:20.60 ID:0RUg95380
公園
岡部「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
紅莉栖「・・・・・・オソイ」
岡部「す・・・・・・まな、い・・・・・・」
紅莉栖「返事を・・・・・・聞かせろ」
岡部「はぁっ・・・・・・はぁっ」
紅莉栖「・・・・・・」
岡部「・・・・・・俺も、お前が・・・・・・紅莉栖が好きだ!」
紅莉栖「ピクッ」
岡部「お前と出会って、色んな話をして。最初は憧れていただけだった」
岡部「だが、いつの間にか俺にとって、大切な存在になっていたんだ!」
紅莉栖「・・・・・・ウン」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:28:32.48 ID:0RUg95380
岡部「お前が、アメリカに戻る事は知っている。だが、それでも俺はお前と一緒に居たい!」
紅莉栖「・・・・・・オカ・・・・・・ベ」
岡部「紅莉栖! お前が好きだ!」
紅莉栖「岡部!」
紅莉栖が飛び込んで来た
俺はその小さな身体を
力いっぱい抱きしめた
離したくない
離れたくない
俺は牧瀬紅莉栖が大好きだ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:30:53.53 ID:0RUg95380
紅莉栖「・・・・・・ナマエ」
岡部「ん?」
紅莉栖「名前、呼んでほしい・・・・・・」
岡部「む・・・・・・く、くり・・・・・・す」
紅莉栖「ちゃんと呼べ」
岡部「・・・・・・紅莉栖・・・・・」
紅莉栖「おかべ・・・・・・」 ン
背伸びをする紅莉栖
紅莉栖の唇が近づいた
触れるか触れないか
とても僅かな
紅莉栖との口付け
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:32:19.17 ID:0RUg95380
岡部「・・・・・・なあ紅莉栖」
紅莉栖「・・・・・・なに?」
岡部「視線が痛い」
紅莉栖「!!」 バッ
岡部「・・・・・・」
紅莉栖「・・・・・・」
岡部「・・・・・・ベンチに、座るか」
紅莉栖「・・・・・・」コクコク
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:34:32.38 ID:0RUg95380
ベンチ
岡部「・・・・・・」
紅莉栖「・・・・・・」
岡部「・・・・・・あー、その。ダルが途中でこれないと言ってな?
その、来なくて良かったなと思ってな」
紅莉栖「・・・・・・私が、行くなって言ったから・・・・・・」
岡部「なに? そうなのか?」
紅莉栖「・・・・・・あれは、岡部に気持ちを伝えたメッセージだから、
橋田は見ないでって・・・・・・メールした」
岡部「・・・・・・そ、そうか」
紅莉栖「・・・・・・ウン」
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:36:41.26 ID:0RUg95380
岡部「紅莉栖。俺はまだお前の口から聞いてないぞ」
紅莉栖「・・・・・・」
岡部「これが答えだ。公園で待つ。それだけしか聞いてない」
紅莉栖「ダ・・・ス・・・キ、ヨ・・・・・・」
岡部「聞こえないな」
紅莉栖「大好きよ! 岡部!」
公園に響き渡った紅莉栖の声
歩いている人に
また視線を向けられるんじゃないか
そう思った
しかし、俺の目の前には
真っ赤に頬を染めた紅莉栖の顔
誰に見られてもいい気がした
2度目の口付けだった
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:36:52.94 ID:sDT+7Yru0
はやくばくはつしろ、か
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:38:25.11 ID:0RUg95380
後日 ラボ
ダル「で? 牧瀬氏のビデオレターに巻き込まれた僕になにかないん?」
紅莉栖「もう! 許してよ! 謝ったじゃない!」
ダル「え? 皆に喋ってもいいって? オッケー言いふらすお」
紅莉栖「やめて!」
岡部「そうか。残念だな」
ダル「うん、何を言われてもこんな面白いネタ、黙ってられないんだお」
紅莉栖「いやぁぁ・・・・・・」
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:39:28.74 ID:0yfpEr3x0
スプーン……
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:39:49.95 ID:SrmNZRl50
るか子は妖刀五月雨を擦り付けてそう
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:40:21.11 ID:0RUg95380
岡部「奇遇だな、俺もとても面白いネタを一つ持っていてな」
紅莉栖「?」
岡部「スプーンがな、黙ってないと思うんだが」
ダル「・・・・・・」
岡部「スプーン味のキャンディーだったか、いや、キャンディー味のスプーンか」
ダル「オカリン、たった今僕の口にはチャックが付いた」
岡部「奇遇だな、俺の口にも付いた」
紅莉栖「? 黙っててくれるの?」
ダル「墓場まで持ってく所存でございますですはい」
紅莉栖「ヤッタ!」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:40:40.14 ID:cfx+rB2w0
全ルート期待!
もえいくの病み病みドロチュッチュ期待!
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:42:18.90 ID:0RUg95380
岡部「紅莉栖は塩ラーメンでよかったな」
紅莉栖「塩一択だろ常識的に考えて」
岡部「うむ。ダルには――」
俺は紅莉栖とずっと一緒に居たい
紅莉栖もそう言ってくれた 岡部「豚骨と豚骨と豚骨があるのだが、どれにする?」
これから色んな苦難が
俺たちを待ち構えているだろう
しかし、紅莉栖となら 紅莉栖「橋田、好きなの選びなさい」
どんな壁も乗り越えていける
ああ、絶対に乗り越えられる
そして ダル「じゃあ、こってり豚骨お願いします」
紅莉栖を幸せにしてみせる!
エル・プサイ・コングルゥ 『共食い乙!!!』
共食いエンd 紅莉栖end
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:43:03.54 ID:MbpTloF40
共食い乙
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:45:27.51 ID:0RUg95380
長々とお付き合いありがとうございまいた。
まゆり、紅莉栖しか考えてなかったです。
コメ見てたら、確かに全√も書けるかも、
とか思いましたが、書く気ないです。
今度は、フェイリス、ルカのどっちかでSS書きたいなと
思いました。 お疲れ様でした!
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:46:45.94 ID:diaQfK4Q0
乙
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:49:34.69 ID:rlRzMJVH0
乙
指圧師も見てみたかった
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 02:50:22.64 ID:/cjhh6Pg0
共食い乙
ブラウン√は無いんですかねぇ……
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/16(土) 03:12:14.16 ID:YFn4Z+yb0
ダル√来るかと思ってたけどないのか
乙!
転載元
岡部「・・・・・・」 ダル「うわあああああ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363351286/
5pb. (2013-03-14)
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